2021年2月6日土曜日
ハンダの音質テスト 追記: 2月18日
2021年1月31日日曜日
300Bシングル Audio Note Kits Kit One 復活
日本でも緊急事態宣言が出たようですがこちらもコロナ禍関連のロックダウンが強化・延長され、現在ウィーンでは、一部の生活必需とみなされた商店以外は閉店、外出制限も再度強化され、当然レストランも閉まっていますが自宅で友人たちと会食をするというような個人間の行き来も原則禁止、博物館・美術館などすべて閉館、コンサートも勿論ありません。床屋さんもやっていないので、髪がぼうぼうです。今のところ2月7日まで規制が続き、その後の対応はその時の状況次第とのこと。
日本の住宅事情を考え、結婚して渡米して以来、30年以上に渡って溜まってきた家財などの整理に明け暮れています。思い出のあるものたちを処分していくというのはストレスがかかるので大変です。ロックダウン中なので家にこもり整理をする以外あまり出来ることがないのもストレスの要因。
そんな中、引っ越す前には終えようと思っていたAudio Note Kits Kit Oneの修理が完了し、我が家メインのシステムの中核に復活。最初は、不具合が出てきたドライバーボードを新たに組み直したものと取り替える計画でしたが、電源を入れてテストしたら、電源回路の抵抗がピッカ!バッチ!モクモクと焼けとんで、電源部分も組み直し。もう14年ほどになるので、おそらく寿命がきた電解コンデンサーでもあったのでは無いか?と思うのですが、高電圧回路ですし、自分がヘマのしたのではないかとちょっとトラウマとなり、新規に作った電源ボードと取り替えた後、なかなか電源をいれる決心がつかず、何度も何度もチェックをしてやっとコンセントにつなぎ、スイッチ・オン。電圧などのチェックも順調に終わり、現在エージング中です。
ウィーンのオーディオファイルの友人の多くは、300Bはフラットな特性でなく、色が付くから好きでないという人たちが多いのですが、ひと月ほどF6(こちら)を聴いてからKit Oneを聴くと、やはりフラットでは無いのかなというのが第一印象。でもKit Oneの方が陰影が深いというか、より聴かせる音という感じがします。個人的には二つのアンプの中間ぐらいが理想かなとと思っています。
2020年12月23日水曜日
Nelson Pass氏公認のFirst Watt F6のクローンが完成
もう明日はクリスマス・イブ。コロナ禍のロックダウンで、今までと全く違ったクリスマス・シーズンでした。オーストリアでは、12月26日以降、さらにロックダウンの制限が厳しくなると政府発表がありました。
さて、11月のはじめに書いたNelson Pass氏公認のFirst Watt F6のクローン(こちら)が出来上がりました。3週間ほど前の事です。
この回路図の通り、極めてシンプルなデザイン。音はかなり良い方なのではないかと思います。DIYなのでコスパは最高かもしれません。ただ、情報量・音像感・音場感等は全く問題ないのですが、僕の好みよりほんの少しだけですが固めな感じの音でやはり気になる。エージングで良くなるかと思ったのですが、そうならず、今は友人で音響コンサルタントのダビッドさんに相談したらR11とR12の抵抗は何を使ってるか聞かれ、PRP社のPR9372(こちら)だと答えたら、その抵抗を使うと音が硬いという人が居るんだよねと言って、R11とR12は音質を最も左右するからここを別の抵抗にしてみたら?とのアドバイス。どれにするか迷った挙句、ちょっと贅沢してAudio Note UK社の銀リード線付きタンタル抵抗器(こちら)に昨日取り替えました。これもまだエージング中ですが、より好みに近づいた感じです。バランスが若干乱れていますが、エージングで良くなるといいなと思っています。
このアンプに関しては、こちらのブログにも詳しく書かれているのでご参照ください。自作派の方にはオススメです。
2020年11月6日金曜日
ロックダウン中のオーディオ工作
今回のロックダウンは前回と違い、日中は商店などが営業しているので街に出ると割と普通に感じます。
とはいえ、在宅勤務がメインとなり、通勤時間が無くなったのでオーディオ工作を再開。もう4年ほど前からパーツを集め始め、懸案であった Nelson PassのFirst Watt F6(こちら)のクローンです。
クローンとはいえ、Pass氏が公式に認めたDIY Audio Storeの基盤を使っています(こちら)。しかし、キットではないので色々と考えながら作るので時間が掛かっていますが、オーディオ工作に励んでいる間は全てのことを忘れ集中できるので、マインドフルネス瞑想に匹敵するストレス解消・心を整える活動ではないかと思っています(笑)。
ちなみに、F6はもともとアマチュアDYIオーディオファイルのためのイベントでパスが発表、当初は製品化の予定がなかったアンプであったとの事(こちら)。
電源はフルで出川式第二世代電源にしています。順序・やり方に応じて組み立てる複雑さが変わってくるので、焦らず、少しづつ、熟考した後に半田付けをするという風にやっていますので、完成までにあと1週間ほどはかかるかな〜。
乞うご期待。
2020年6月25日木曜日
RCA ライン・ケーブル 自作 (つづき)
前回(こちら)の続きです。KLE Absolute Harmonyを付けた、この自作ライン・ケーブルを使っていて、煩いという事ではないのですが高域のエネルギーの強さが気になっていました。最初はエージングすれば収まるかと思っていたのですが…。DAC⇔プリアンプ間です。で、Neotech DG-201 RCA(こちら)をもう1ペア注文して、交換してみました。何どう違うのか上手くかけないのですが、絶対Neotechの方が好みの音です。しいて言うなら、KLEより線が太めと言うことでしょうか。
これだけ違うとやはり、NeotechのUP-OCCバージョンがとても気になります。よし、と思ってボルドーに拠点を置くネットショップを見てみると品切れ中。イギリスのネット・ショップは、在庫があるもののなぜか値段が4割ほど高い。フランスのショップに入荷するまで待つことにしました。
2020年5月29日金曜日
RCA ラインケーブルの自作
KLE Absolute Harmony以外に試したプラグは以下の通り。前に書いたNeotechのプラグ(こちら)は、使用中の物しかなく、ゆくゆく試してみようと思っています。
いままで使用していたケーブルは、VH Audioの綿巻高純度単結晶銀線(UCOCC)とWBT-0102 Agを使った自作ケーブル(こちら と こちら)です。今回試したのはDACとプリアンプ間です。
WBT社 WBT-0102 Ag ご存知、ハイエンドご調達RCAプラグ、両接点が純銀製のバージョン。
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| www.vhaudio.comより引用 |
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| www.vhaudio.comより引用 |
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| https://kleinnovations.com より引用 |
- Cooper Harmony : センターとコールド接点が共に銀メッキ銅合金製。エントリーモデル
- Silver Harmony:センター・ピンが銀メッキ銅合金製で、 コールド接点が純銀製。
- Pure Harmony: センター及びコールド接点が共に純銀製。
- Absolute Harmony:センター及びコールド接点が共に銀合金(詳細未発表)。フラッグシップモデル。
この時点ではあまり音の変化を期待していなかったのですが、ハッキリとわかる違いにビックリ。抜けの良い、見晴らしの良い、クリアーな音。それでいて、煩さは無く、音色もとても自然な感じで、低域もずっしりとでます。とても好みの音。これに比べると、今まで使っていたケーブルは鮮度・解像度・情報量が劣り、味付けがされているように聴こえます。
その後、ETI Silver Bullet、WBT-0102 Ag、KLE Absolute Harmonyととプラグを替え行きました。結論から言うと、我が家のシステムで自分の好みに合ったのは良かったほうから以下の順です。
- KLE Absolute Harmony
- ETI Silver Bullet
- KLE Cooper Harmony
- WBT-0102 Ag
3位から1位までは同傾向の音で、前述のCooper Harmonyと際と同方向に音の良さが増して行きました。WTBは他と比べると音に丸みと温かみが加わるような気がするものの、解像度と情報量がハッキリと落ちる感じは否めませんでした。
この結果はちょっと意外で、以前今まで使っていたケーブルのプラグを決めた際には、WBT-0102 Agのほうが断然よかったのです。それはもう10年以上前のことで、その間に僕もシステムも色々と変化(進化?)していったので、相性などの向き不向きも変わっていったのかもしれません。
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| KLEのプラグはこのような構造 https://www.audiophonics.fr より引用 |
KLEのプラグはティグロン社が日本の輸入代理店であるようです:http://www.tiglon.jp/
僕は、以下のいずれのネットショップからプラグを買っています:
Audiophonics (フランス):https://www.audiophonics.fr/
Hifi Collective* (イギリス):https://www.hificollective.co.uk/
Parts Connexion* (カナダ):https://www.partsconnexion.com/
VH Audio (アメリカ): https://www.vhaudio.com/
*Jupiter Condenser 社の絹巻き高純度銀線の扱い有り。
2020年4月27日月曜日
2020年4月1日水曜日
COVID-19対策の外出制限規制のため工作に励んでいます
COVID-19対策でオーストリアは外出制限規制が始まって3週目。春とはいえ、このところ
いわゆる三寒四温の日々が続いており、先週末は20度近くまで上がりましたが、月曜日から最高が4〜6度で最低が氷点下まで下がる寒さ、明日あたりからまた暖かくなる様です。
さて、夏に始めてしばらく中断していたフォノイコ・キット作成を再開。本件に関する前回の投稿(こちら)を読むと夏お終わりには完成…と書いてあるので当初の計画より大分遅れてます。あったはずの部品がどっかいって見つからず探すのに時間がかかったりと無駄も多いですが、時間はたっぷりとあるので…
このフォノイコ・キットはAudio Note Kitsの製品で、電源部など、前使っていたプリアンプと共通の部分も多く、そのプリアンプに施してきたアップグレード(こちら)を最初から導入し作っています。もともと意図されたキットのデザインにはないものなので、それらを取り付けるのには工夫が必要で、実際に手を動かしている時間より、考えている時間の方が長いです。そんな訳で思っていたより遅遅とした進捗ですが、この様なプロセスだと尚更、他の事を忘れ工作に没頭できるので、今の様な状況だと特に格好のストレス解消になる為、あえて、ゆっくりと時間をかけて少しづつ進めています。
2019年12月4日水曜日
Neotech DG-201 RCA プラグ
久しぶりのオーディオ関係の投稿。 9月に帰省した際に大阪から沖縄に移住されたオーディオの大先輩でもある友人から強く薦められたNeotech DG-201 RCA プラグを購入。早速、フォノイコ⇔プリアンプ間のケーブルに使っていたWBT102Cu と交換。ちなみにこのケーブルにはVH AudioのV-Twist™ Cu24 (こちら)を使用。
届いた箱がRCAプラグ4本にしては大きくて重かったので「?」と思いながら開けると、立派な缶のパッケージング、それぞれのプラグはがっしりとして大きく重量もありますが、オーディオパーツにありがちな無骨さはなく洗練された作りとデザイン。これだけでも価格以上のクオリティーを感じさせます。2本のネジでケーブルを固定する構造も安心感があります(WBTは一本)。
まずは、WBTのプラグ付で聴いて、プラグを取り替えたのち、再試聴。 「うーん」、初っ端からNeoTechのほうが好みであると断言できる明らかな音の違い。値段はWTBの1/3以下なのに…やれやれです。たまたま妻が帰省して不在であることもあって、深夜までレコード鑑賞。
我が家のシステムでは、アナログ盤をかけてもちょっと線が細く若干ドライな音で、どうせLPかけるならもっと暖かくおおらかな音が良いなと思っていました。僕は、その原因が導体であるV-Twist™ Cu24と思っていたのですが、実はプラグのほうだったのですね。NeoTechは、WTBと比べると若干温かみを増した自然な感じの音。それいて、空間の広がりがより聞き取れて、情報量も勝るとも劣らぬ感じ。エージングでかなり良くなりそうな予感! この違いを聴くと、同社の上位商品のUP-OCC製のプラグを試してみたくなりましたが、そちらはDG-201のおよそ4倍の値段! ま、いずれ…。
僕はフランスはボルドーに拠点を置くネットショップから購入しました:https://www.audiophonics.fr/en/rca-plugs/neotech-dg-201-rca-plug-central-pin-ofc-o106mm-set-x4-p-11928.html
その他:以下のネットショップでも買えます(いずれも僕が時々使っているところです):
https://www.hificollective.co.uk/phono_plugs/neotech-gold-plated-rca-dg-201.html
https://www.partsconnexion.com/NEOTECH-76105.html
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| http://wp.neotechcable.com/rca-plug/ より引用 |
2019年10月24日木曜日
パワーアンプのカップリング・コンデンサーの続き
ウィーンは、朝の通勤時の気温が10度前後、昼過ぎから日没まで19度前後になる日が1週間ほど続いています。朝は霧がかかり夕方にかけて晴れるというパターン。寒かったり、暑かったりするもいやですが、こんなに気温差がある日々が続くなんとなく体の調子が変な感じです。
一ヵ月半ほど前に書いたパワーアンプのカップリング・コンデンサーの続きです(前回はこちら)。帰省した際にオーディオの大先輩からTRTのStealthCapがお勧めと教わったので、悩みましたが僕はTRTのコンデンサーを使ったことが無くて未知の領域であったので、結構値も張るし、まずは好みの方向であると分っているものにしようとJupiter社の銅箔・蝋・ペーパーコンデンサー(こちら)と 欧米の自作派オーディオマニアの間で高い評価のDuelund社の銀箔・蝋紙・オイル・バイパス用コンデンサーにしました。Jupiter社のコンデンサはだいぶ値上がりしており、ショック! いずれTRTのコンデンサーも試したい思っています。
このバイパス用コンデンサーは容量が0.01uFなのに結構な大きさ。取り付けるには若干の工夫が必要ですので色々と考えて下の写真のようにしました。多くのカップリングコンデンサーを試してきた為さすがに基板のランドも剥がれきたので回路図を見て、テスターで通電を確認し、直接前後の部品に配線・半田付け。
本来だと、まずJupiter社の銅箔・ペーパーコンデンサを取り付けて暫く聴いてから、バイパス用コンデンサーをつけると効果がわかって良いのだと思うのですが、ちょっと面倒だったので、以前 Duelund社のCAST PIO Cu (銅箔・オイル/蝋紙)(こちら)から CAST PIO Cu/Ag(銅・銀箔・オイル/蝋紙)換えたとき(こちら)に違いも聴けたからいいや…とバイパスコンデンサーも一緒に取り付け。
まだ、エージング中ですが、音は我が家のシステムが今のところ最も好ましく鳴ってくれているかと思っています。しょっぱなから音が良いとエージング後はもしかすると好みから外れるか?という懸念もあるのですが、現時点では良い方向に進んでおり、家で音楽を聴くのがとても楽しい状況です。たまたま妻が義理の両親の様子見に帰省していることもあって、ついつい音量を上げすぎてクリップし、あわててボリュームを下げるということもたびたびありました。回路設計にもよるのでしょうが、我が家のパワーアンプはこのカップリング・コンデンサーでこれだけ音が変わるのにはちょっと驚きです。
ま、これが趣味なのでそのうちに気になることも色々と出てくるとは思いますが…
https://www.partsconnexion.com/
https://www.hificollective.co.uk/
2019年9月9日月曜日
パワーアンプのカップリング・コンデンサーの悩み
さて、7月の初めにV-Cap CuTF (銅箔 テフロン)フィルムコンデンサーを 追加導入 した事を書きました(こちら)。ほぼ2ヶ月ほどたっても、聴いていて気持ちが良いという音ではなく、なんか気になる音。どうも響きが自然でないのです。耳の良い次女に聞いてもらうも、『前の方が良い音がしていたんじゃない?なんか、中途半端...。』とのお言葉。音響エンジニアのDavid Haigner さん(こちら)と話す機会があってこのことを伝えると、『...うーん、僕はテフロンの絶縁体をつかったコンデンサーは色々と試したけど、どれも好きになれないんだよね~、テフロンがね~』との返答。日本風に言うと『テフロン臭さが鼻につく』という感じ。我が家のオーディオの音が気になると、どうしてもそれが頭の片隅に残って気分が晴れないので、土曜日が雨で寒かったの言い訳に、家にいてコンデンサーを交換することにしました。
とりあえずは、Jupiterの銅箔・蝋・ペーパーコンデンサ(こちら)に戻そうとしたのですが、ちょっと注意を怠ってしまった結果、下の写真のようにリード線が切断!やっちまったぜ~。かなり前に一度やってもう絶対しないぞと決心したのに...情けないやら悔しいやら...。
半田でくつっけられるかと思って試すも無駄な努力と悟り、ひと昔前に使って取り外してとってあったムンドルフ社スプリームシリーズの銀箔・オイルコンデンサ Mundorf Supreme Silver in Oil (こちら)を取り付けました。暫く聴いていないからまた試してみようと思った次第。
基盤を戻して、底板を付け直して音出しするも、音が左に偏っている!良く聴いてみると右ちゃんねんるは音がこもっており、左は逆に煩い感じ。漫画だとここで顔の半分が翳って汗がぽたりと落ちるシーン。どうしようかと思ったのですが、暫く電気を切って、コンデンサから電流が放出されたであろう頃を見計らい(このアンプは最高400V以上の電圧が流れるのではやる気持ちを抑えて安全第一)アンプを開いてどうしたモノかと暫く眺め、とりあえずそれぞれのカップリング・コンデンサーの容量を測ってみることにした。そうすると上の写真の真ん中の2個の値でおかしかったので、それらを取り外して再度測るもやはり変である。
僕はV-Cap CuTF以外にテフロンを使ったコンデンサを聴いたことがないので、 テフロンが良くないのかどうか分かりませんが、結果として我が家のシステムとは相性が良くなかったのでしょう。やはり、本命はJupiterの銅箔・蝋・ペーパーコンデンサか?とも思うのですが、明後日から一時帰国・帰省するのでそれは帰ってきてからの楽しみですね。
2019年8月5日月曜日
フォノイコ キット 作成中
今週のウィーンは、30度前後と暑さが戻るようです。
さて、9年近く前、アメリカを離れる際に買ってきて、まだ作っていなかったフォノイコ・キットを少しづつ作り始めました。もちろん、自分なりに色々と手を加えながらです。なぜ、今まで手をつけていなかったかというと、我が家のアナログ再生環境の問題を解決出来ずにいたからです。
家のアナログ再生はなぜか、音が全体的に左に偏る傾向があって、ウィーンに来てから、悩んであれこれ試していたのですが、それがやっと解決。 とても単純なことで、フォノイコの入力段の真空管のヒーター電源の配線を一対の組から左右に送っていたのを、左右個別、合計二組に変えただけ。ちゃんとキットの組み立て要領を元に配線していたので今まで疑問すら持たず、アームが悪いと思っていました。しかし、最近他のフォノイコを試す機会があって(こちら)、フォノイコのほうが疑わしくなり、開けて、ばらしていろいろと考え、調べた結果、疑わしきはヒーター電源の配線しか思い当たらず、こんなことで変わるか?と思いつつも変えてみたら大当たりでした。まあ、色々と調べると当然のようなことなので、自らの及ばないとろでもありますが、そんなこと最初から組み立て要領に入れといてくれと、いまさらながら文句の一つも言いたい気もします。
で、これがなぜ、8年以上眠らせていたフォノイコ・キットを作り始めさせるきっかけとなったかというと、2ヶ月ほど前に現役フォノイコの真空管を変えたこと(こちら)とも相成って、我が家のアナログ再生が俄然よくなって、欲がでてきた為。寝かせていたといえ、少しずつプレミア・パーツを集めていたのでちょっとワクワクです。オーディオ・マニアの性ですね。
再生環境が良くなったのでここ2ヶ月ほどの間、アナログ盤に散財してしまいました~。
ま、あせらず、ゆっくりとやっていますので夏の終わりごろにはできあがるかな?
2019年7月14日日曜日
VH Audio V-Quad™ Cu24 と V-Twist™ Cu24ケーブル
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| 24 AWG UniCrystal OCC 銅単線4芯スタークワッドのV-Quad™ Cu24 (https://www.vhaudio.com/ より引用) |
日本ではおそらく 馴染みがないVH Audioは、2000年代初めにインターネットで自作ケーブルの作り方を紹介していたChris VenHausが、あまりの反響に応えるために起こしたネットショップ。今では自社ケーブル、独自に開発した自社ブランドのコンデンサー、各種アクセサリー、自社開発・特注の配線材等を自作派やメーカーに販売するまでに成長しています。欧米では非常に高い評価を受けているブランドです。VH Audioの製品は僕好み音質傾向なので、もう15年近く、愛用しています。
V-Quad™ Cu24は、上のイラストのようにフッ素発泡樹脂で被覆した24 AWG UniCrystal OCC (単結晶OCC)銅単線4芯スタークワッドで構成されたケーブル。実際には下の写真のように見えます。
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| 4 AWG UniCrystal OCC (単結晶OCC)銅単線2芯のV-Twist™ Cu24 (https://www.vhaudio.com/ より引用) |
2019年7月3日水曜日
V-Cap CuTF (銅箔 テフロン)フィルムコンデンサーを 追加導入
先週の土曜日(6月29日)は熱波の最中にちょっとだけ気温が下がったので、パワーアンプのカップリングコンデンサ(後段部分)2個を3年以上まえに取り付けたJupiterの銅箔・オイルペーパーコンデンサ(こちら)からVH-Audio V-Cap CuTF (銅箔 テフロン)に交換しました。VH-Audio社がV-Capの北米で流通をすべて直売に切り替えたことによるPartsConnexionの在庫処分で45%引きだったのでついつい...ポチってしまった次第。
最適な音質に至るエージングに400時間かかるといわれているCuTFなので、音の変化を評価するには早すぎるのですが、とりあえずの印象としては低域に締まりと深みが出た感じで、解像度の若干上がったのか音数が少しだけ増えたような気がします。バイオリンやチェロなどはやや固めで細身の音ですがこれは経験上エージングでかなり向上すると思います。今のところ全体的に大きな変化というよりは漸進的な向上という感じです。もっと、ハッキリと解像度が上がり音数が増えるかなと思ったのですが、ちと、期待はずれ。エージングに望みを託します。
下のリンクで過去のブログの記事を読んでいただけると分かっていただけるかとも思うのですが、欧米で評価の高いハイエンドの(当然ながら価格もですが...)フィルム・コンデンサをいくつか使ってみた、とりあえずの自分なりの結論ですと、厳密にいって絶対的に良いのがVH-Audio V-Cap CuTFと Duelund社のCAST PIO Cu/Ag(銅・銀箔・オイル/蝋紙、こちら)。これら2種は甲乙つけがたくどれが良いかは、好みとオーディオシステムとの相性次第だと思います。僕はDuelund社のCAST PIO Cu/Agのほうがより好みですが、その形状と大きさから取り付けできないことも多いかと思います。我が家のパワーアンプには無理なのでV-Cap CuTFがベストチョイス。
ジュピター・コンデンサ社の銅箔・オイルペーパーコンデンサの音質は上述ベスト2種のコンデンサに肉薄、しかもこれらの3種の中で最も小型。価格も半分以下なので最高のコストパフォーマンスといえるでしょう。
本ブログのコンデンサに関する記事:
VH-Audio V-Cap CuTF (銅箔 テフロン コンデンサ):
http://isakusphere.blogspot.co.at/2012/10/vh-audio-v-cap-cutf.html
http://isakusphere.blogspot.com/2016/02/vh-audio-v-cap-cutf.html
プリアンプ用カップリング・コンデンサー3種比較:
http://isakusphere.blogspot.co.at/2013/03/blog-post_17.html
ムンドルフ・銀箔・オイル・フィルム・コンデンサ:
http://isakusphere.blogspot.co.at/2014/01/mundorf-supreme-silver-in-oil-capacitor.html
ClarityCap MR :
http://isakusphere.blogspot.co.at/2014/04/claritycapmr.html
Duelund Silver Copper 銀・銅箔ハイブリッド コンデンサ:
https://isakusphere.blogspot.com/2017/05/duelund-silver-copper.html
Jupiter CU PIO / ジュピター・コンデンサ社銅箔・オイルペーパーコンデンサ:
https://isakusphere.blogspot.com/2016/08/jupiter-cu-pio.html
VH Auidioのサイト: http://www.vhaudio.com/
PartsConnexionのサイト:https://www.partsconnexion.com/
2019年5月27日月曜日
12AX7 5種を試す
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| 上は、GE社5751、下段のHarmaはWaffford Valve社のハウスブランド |
グラハム・スリー社レヴェレーション フォノ・アンプを試していてふと、Audio Note Kits L1 管球フォノアンプの真空管を変えてみたらどうか?と思いついて、早速、12AX7・ECC83を注文、試してみました。
Audio Note Kits L1は前段が12AX7 1本、後段が6DJ8/6922 1本使用。12AX7はヴィンテージのテレフンケン(ダイアモンドつき)を使っています。それぞれの双3極管の各ユニットが左右チャネルで使用される回路になっていますので、左右のバランスが揃った選定管を、音楽業界向けに真空管の卸・通販を行っているイギリスのWattford Valve 社から購入しました。GE社5751、JJ Tesla、Waffford Valve社のハウスブランドHarmaのSTR(テレフンケン・コピー)と Retro(ムラード・コピー)の4本です。
管球アンプの面白さでもあり、悩ましさでもあるのが、使う真空管でころころと音がかわることです。我が家のフォノ・アンプも例外ではなくて、新規購入+現在使用中の管、計5種試すと、音の傾向も5通り異なります。音の違いはハッキリと聞き分けられますが、それぞれの長短もあるので悩ましいのはどれが最も好ましいかを自分なりに判断すること。 この盤はこっちが良いけど別の盤はあっちが良い、とか、弦はこっちが良いけどピアノや管はあっちといった風になって、ボーカルは…等々…。たくさん聴いて、つめていこうとするとドツボにはまりかねません。ですので僕は2~3の盤で一通りさっと聴き比べて、直感的にこれかな?というのを1~2本選び色々と聴いて特に不満がなければ、とりあえずそれか/その2本から決める、ということをやっています。
今回は、そのようにして選んだ2本がHarmaのSTRとRetro。我が家のシステムだと、よりバランスがよかったRetroにしました。念のためヴィンテージのテレフンケンともう一度ききくらべをしたのですが、Retroのほうがやや線は太いもののより自然で本物の楽器・声に近い音色に聴こえました。製造国の刻印ありませんでしたが内部構造を見る限りロシア製だと思います。
ワットフォード社のHP:https://www.watfordvalves.com/ 主にギター・アンプ用に真空管を売っているところのようなのでどうかな?と思いましたが、僕が買った管はすべてオーディオ用にも十分な音質であったと思います。クライオ処理をした管が多く揃っているのが特徴です。
2019年3月27日水曜日
HiFi Tuning Supreme3 Fuse
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| PartsConnexion より引用 (https://www.partsconnexion.com/FUSE-74677.html) |
Supreme3はドイツのHiF-Tuning 社のオーディオファイル向けヒューズの現行品。その特徴として:
- ヒューズ・エレメントとヒューズキャップに銀99%と24K金1%から成る素材を使用。 (ネットから得た情報だとこの素材はオーディオ用コンデンサで有名なムンドルフ社から供給されているらしい。)
- セラミックのヒューズ管
- ヒューズ・エレメントはポリマーの管に入れて振動対策。
- クライオ処理
さて、肝心の音ですが、今まで使っていた純銀素材のSilver Star との我が家のシステムでの比較ですと、情報量・解像度が僅かながら上がり、音が落ち着いたより自然な音になった感じです。Supreme3と比べるとSilver Starは若干ながらエッジがよりくっきりしてる感じに聴こえます。この違いの良し悪しは明確に判断出来るというよりも好みによって分かれるのではないかなと思います。語弊をおそれずに言うのであればアコースティック楽器の優秀録音のハイレゾ音源を聴くとSupreme3はよりリアルで生で聴くのに近く、 Silver Starはややハイファイ的との印象を受けました。オーディオ・マニアである自分はどちらの音も捨てがたく、暫く悩みましたが結局はSupreme3で行くことに決めました。
使いこなしとしては、HiFi-Tuning社のヒューズはすべて方向性が強く、向きを入れ替えて聞き比べて、好ましい方向を選ぶと良いとの事。実際、我が家では特にDACで向きの違いに由る影響が大きく出ました。あと、Supreme3ヒューズは、SilverStarよりエージングに時間がかかる印象で我が家では装着後、暫くは期待はずれな音でしたが、40~60時間程度通電したあたりからやっとその本領が発揮されてきました。なので、良し悪しのご判断は急がぬように...。
PartsConnextion のHiFi-Tuning Fuseのページはこちらです:
https://www.partsconnexion.com/hifi-tuning-fuses.html
2018年11月28日水曜日
K&K Audio社のプリアンプ 「Mir Line Stage Preamplifier」を導入しました
ちょっと前に予告した(こちら)が完成しました。 K&K Audio社のプリアンプ Mir Line Preamp。完成品、プリアンプ基盤+パーツセットでも販売されていますが、僕はフルキットを選択。
暫く前にバーソン・オーディオ・ソリスト プリ/ヘッドホンアンプ (こちら)について書きましたが、それ以来、我が家のオーディオの音で気になっている所はプリアンプ(こちら)に由来するところが大きいのではないかと疑っていたのです。それが、今年に伺ったオーディオ関係の友人宅数軒で聴かせて頂いた音で、プリアンプ説をより確実に信ずることとなり、決心した次第。
何にするか色々と悩んだのですが、やはり、コスパ優先。出来れば自分で組み立てたい。真空管への拘りは強い。そうすると選択肢はあまりなく、以前に導入したMC昇圧トランス(こちら と こちら)でとても好ましく思って感心したK&K Audio社のプリアンプ Mir Line Preampキットにすることにしました。
旧ソ連の12P17Lという真空管を三極接続でシングル増幅・トランス出力という構成。アメリカ輸入総代理店をやっている同社だけあって、トランスはすべてスウェーデンのルンダール(Lundahl)製。音量調節はシャント型のアッテネータ使用という本格派。同社を主宰するKevin Carterさん設計で、彼が自ら抵抗・配線素材に及ぶまですべて吟味して選んだとのことでしたので、組み立てに際してはパーツの交換はせずにすべて同梱されてきたものを使いました。
まだ、エージング中なので、若干きつめではありますが良い音で鳴ってくれています。 音質に関しては暫くじっくりと聴いてから後日詳しく書きますね。
K&K Audio社の本プリアンプに関するウェブ・ページはこちらです:
http://www.kandkaudio.com/mir-line-stage/
2018年11月8日木曜日
2018年8月2日木曜日
プライトロン メディカル アイソレーション トランス ・ Plitron Medical Isolation Transformer for Audio/Hifi use
ノベルトさんのシステムを聴き触発され、暑さにもめげず、週末に懸案であったプライトロン メディカル アイソレーション トランスを240V仕様に配線替えして、クロック電源に導入しました。このトランスはアメリカ使っていたのですが、良く調べもせずに電圧が違うからと棚の奥にしまってあったもの。大阪から沖縄に移住した友人でオーディオの大先輩が、配線図を送ってくれて、やろう・やろうと思いつつ9ヶ月ほどたち、ようやく完了。 友人がクロックの使いこなしは電源が肝と教わってはいたのですが、実際に入れてみると、想像していた以上の効果だったと思います。音がより広がり、より自然な感じに聴こえます。 もっと早くやればよかったというのが正直な気持ちです。
このトランス、もう一個あったので、それも配線し直し音楽・動画再生用に使っているMacMiniに導入。クロックのときほどではありませんが、こちらの効き目有りです。
2018年7月21日土曜日
ネルソン・パス 企画・設計の Amp Camp Ampを作りました
| DIYAudio.comより引用 、24Vの電圧で使用可能でその場合は出力8W |
完成後の音出しは使っていないBose101でやろうかと思い、押入れを探すも見つからず、次女が大学に持っていったことを思い出し、マアいいやとメインシステムで試すことに...。ちょっと不安が胸をよぎりましたが、スピーカーをつなぐ前に電源を入れて、電圧などをチェックした限りでは大丈夫そうだったので...。
早速、音を出してみるとその良さにびっくり。トランジスターというより真空管に近い音だと思いました。音楽を楽しむには、これで十分だと思える音質。さすがネルソン・パスだと思いました。メインに使用している300Bのアンプの十分の一以下のコストなので、色々とオーディオマニアの悩みも出てきました。

































