ラベル クラシック の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル クラシック の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2020年10月13日火曜日

Cecilia Bartoli (チェチーリア・バルトリ)と Les Musiciens du Prince - Monaco (モナコ王子の音楽家たち)コンサート



ウィーンはだいぶ寒くなり、昨日から最高気温が10度未満。今日は雨です。押し入れからコートを出してきました。さて、もう10日ほど前のことですが、先週の日曜日(10月4日)にチェチーリア・バルトリのコンサートに妻と行ってきました。当初4月に予定されていたコンサートですがコロナ禍で延期となったもの。去年行ってとても良かったので(こちら)楽しみにしていたもの。一年ちょっとで世の中がだいぶ変わってしまいましたね~。 会場は楽友協会大ホール。プログラムなどはこのブログの最後に記してあります。

『Farinelli and his time』と題されたコンサート、コロナ対策で演奏時間は75分に短縮され休憩なし。その他、ソーシャル・ディスタンシングを保つために以下の対応がされていました。


ネットなどで予約購入したチケットの受け取りの為にプレハブ窓口が外に建てられていました。今までは建物の中のチケット・カウンターに行っていたのですが公演前はいつもごった返していました。


席によってアルファベットがふられて、それに基づき入退場の経路が指定されていました。上の写真はアルファベットの指定のポスター。今まで階段の上り口(メインのホールは2階なので…)でチケットをチェックしていたのが建物の中央玄関のみでのチェックに変更。下の写真は経路のサインです。



コンサートは最高でした! 演奏時間が短くなって最初はガッカリしていましたが、去年のブログを読んで比べると、オーケストラのみの演奏が短縮され、バルトリの出番にはあまり変更はありませんでした。



前回も書きましたが、バルトリは明るく陽気で生粋のエンタテーナーという感じで我々を含めた観客を大いに沸かせてくれました。アンコールも5曲!歌う大サービス。先行きが不透明で混沌とし不安な時に一筋の太陽の光を見れたような素晴らしいコンサートでした。

オーケストラ:Les Musiciens du Prince - Monaco(モナコ王子の音楽家たち)

指揮:Gianluca Capuano

その他主要キャスト・ソリスト:

Xavier Laforge (dance)
Pier Luigi Fabretti(oboe)
Thibaud Robinne(Trumpet)
Jean-Marc Goujon(flute)
Robin Michael(violoncello)


プロブラム(演目)

  • Georg Friedrich Handel:Sinfonia (Overture to Act 1) from the opera “Rinaldo”, HWV 7a
  • Nicola Porpora:Lontan dal solo e caro ... Lusingato dalla speme. Recitative and aria by Aci from the opera "Polifemo"
  • Georg Friedrich Handel:“Entrée des songes funestes” from “Ariodante”, HWV 33
  • Lascia la Spina:Aria by Piacere from the oratorio “Il Trionfo del Tempo e del Disinganno”, HWV 46a
  • Johann Adolf Hasse:Sinfonia from "Marc 'Antonio e Cleopatra"
  • Georg Friedrich Handel:Sinfonia "Il Parnasso" from the opera "Giulio Cesare in Egitto", HWV 17/V'adoro pupil. Cleopatra's aria from the opera “Giulio Cesare in Egitto”, HWV 17
  • Georg Philipp Telemann:Concerto per trompa in Re maggiore (D major), TWV 51: D7
  • Georg Friedrich Handel:Mi deride - Desterò dall'empia Dite. Recitative and aria by Melissa from the opera “Amadigi di Gaula”, HWV 11
  • Antonio Vivaldi:Sol da te mio dolce amore. Aria by Ruggiero from the opera “Orlando furioso”, RV 728
  • Georg Friedrich Handel:Suite di danze from the opera “Ariodante”, HWV 33 / Augelletti, che cantate. Aria by Almirena from the opera “Rinaldo”, HWV 7a / What passion cannot Music raise and quell! Aria from "Ode for St. Cecilia's Day", HWV 76

アンコール

  • Georg Friedrich Handel:Dopo notte. Aria by Ariodante from the opera of the same name
  • EA Mario:Santa Lucia Luntana
  • Agostino Steffani:A facile vittoria. Sigardo's aria from "Tassilone"
  • Gershwin: Summertime
  • Nicola Porpora:Nobil onda. Aria of Adelaide from the opera of the same name

2020年9月14日月曜日

オペラ 「シモン・ボッカネグラ (Simon Boccanegra)」ー COVID(コロナ)下でのオペラ上演


今のところ、ウィーンは最高気温27度前後、最低気温14度前後の残暑の気候が先週からつづいています。

さて、先週の水曜日(9月9日)は同僚からチケットを頂いたのでヴェルディのオペラ「シモン・ボッカネグラ」を観劇。あのプラシド・ドミンゴがシモン役で主演する、当初は5月に行われる予定がコロナで延期されたものです。会場はウィーン国立歌劇場。家族は帰省中であったので僕一人。 

主要キャストなどは以下の通り:

音楽監督/指揮:Evelino Pidò ・プロダクション:Peter Stein・舞台デザイン:Stefan Mayer
衣装:Moidele Bickel

Simon Boccanegra:Plácido Domingo
Fiesco:Günther Groissböck
Gabriele Adorno:Najmiddin Mavlyanov
Amelia:Hibla Gerzmava



コロナ対策の一環で、何かあった場合のコンタクト・トレーシングのために入場時にチケットに記名された人しか入れないので、事前にチケット・オフィスにいき、連絡先を登録し僕の名前が記名されたチケットに再発行してもらう手続きが必要でした。

ソーシャル・ディスタンシングで客席は間引きされ、一緒にチケット購入した者同士(カップルなど)は隣り合わせに座り、それ以外は左右一席ずつ空けて、前後もできるだけ重ならないような配置でした。このようなことを書くのは不謹慎かもしれませんが、前後左右の席が空いており、とても贅沢な気持ちで見れたオペラでした。もちろん、上演中以外はマスク着用です。

あと、お手洗いは一度に4人までと、係員がたって入室制限をしていました。でも、その割にはビュッフェ(バー)エリアはわさわさと結構な人だまり...。その辺りがこの国のレイド・バックなところを反映しているな~と思いました。


去年観たドミンゴの「マクベス」(こちら)同様にドミンゴは素晴らしく、他の主要キャストもみんなドミンゴに匹敵する力量で、ステージの上でのドラマに引き込こまれ、観ていて手に汗をにぎる盛り上がり。前にも何度か書きましたが、キャストによってこんなにオペラから受ける感動がちがうのですね。これだけストーリーに没頭させらることのできるオペラ上演というは、私の限られたオペラ経験がするともしろ少ないほうです。

オペラというのはどうしても音楽の主に観てしまうという傾向があり、メディアや本なのでもそのようは取り上げられ方をするほうが多く、プロダクションもそれが前に出ることが多いかと思いますが、今回はオペラの真髄は劇で出演者は役者なのだということをしっかりと再確認させれらる稀な経験だったと思います。

切符を譲って切符を譲ってくれた同僚には大感謝!

2020年8月19日水曜日

Piano & Sax – Junge Virtuosen コンサート


去る日曜日は、妻と共に 「Piano & Sax – Junge Virtuosen(若きヴィルトゥオーソ)」と題されたコンサートに行ってきました。会場はウィーンから車で南東に40分ほどのGöttlesbrunnという村のPfarrkirche。オーストリア東部、ウィーンを囲むニーダーエスターライヒ州の「Haydn Region」コンサートの一環。ハイドンが生まれたローラウ村はこの州にあります。

若きヴィルトゥオーソたちは、Aurem Saxophon Quartett と ピアニストのMartin Ivanov。プログラムは、ハイドン、ベートーベン、グリーク、ショパン、ガーシュインなど。

ウィーンの随一の目抜き通り、ケルントナー通りの路上で行っていたカルテットの演奏にいたく感動し、声をかけたのがきかっけでセミ・プロで写真を撮っている妻が依頼を受け、僕も一緒に行ってきました。リハーサル風景とグループ・ポートレートの撮影です。最近、ウィーンでは、コロナ禍でコンサートが予定されていたキャンセルになり、路上で演奏しているプロ駆け出しの音楽家たちをよく見かけます。

サクソフォン・カルテットが奏でるクラシック音楽ってどうなんだろうと思いながら興味津々で行きましたが演奏・音色ともに素晴らしかった! 見事なアンサンブルに引きずり込まれそれぞれの曲の真髄に触れられたように感じさせるものでした。ロックダウン中に録画された下のストリーミングコンサートの動画を観ていただけるとわかるかと思います。


彼ら同様に素晴らしかったのはピアニストのMartin Ivanov。ダイナミックで繊細、奇を衒うことなく、作曲家のスタイル・曲想を大切にしながら、彼の個性を感じさせる演奏で今後注目するに値するピアニストだと思いました。



コロナ禍のソーシャル・ディスタンシングで疎らながら全席売り切れ会場で観客を得た若きヴィルトゥオーソたちは活き活きと素晴らしい音楽を聴かせてくれました。

Göttlesbrunn Pfarrkirche

妻と若手音楽家のコンサートは、著名演奏家のに勝るとも劣らなくて良いねと話しながら帰途につきました。何度も書いていますが、若い音楽家の演奏はピュアで一途、心が洗われるような気がします。


Aurem Saxophon QuartetのHP: https://www.aureumsaxophonquartett.com/en/

Martin Ivanov のHP: https://www.ivanov-martin.com/

妻のフォトグラフィーHP:https://www.yukohigaphotography.com/



2020年6月20日土曜日

コロナ・ロックダウン段階的解除 ウィーン・フィル コンサート




運良くチケットが取れたので、昨晩はコロナ・ロックダウン段階的解除後に再開された楽友協会のコンサートに行ってきました。チケットは一人2枚の制限があり、ロックダウンでイギリスから引き揚げてきた次女と二人。オーケストラはウィーン管弦楽団、指揮はFranz Welser-Möst(フランツ・ウェルザー=メスト)。会場は大ホール。プログラムは以下の通り:

Richard Strauss:Four symphonic interludes from the opera "Intermezzo", op. 72 (歌劇「インテルメッツォ」からの4つの交響的間奏曲)

Franz Schubert:Symphony No. 3 in D major, D 200

とても久しぶりのコンサート。ソーシャル・ディスタンシングで観客は100人限定(こちら)なので、会場はすかすか。その為、音はだいぶ違ったような印象を受けました  (硬めの音で、より響きが聞こえる感じ)。演奏はとても良かったです。2〜3箇所、「アレ?」と思った箇所もありましたが、盛り上がりが凄かった。シューベルトのシンフォニィーは18歳の時に作曲したというが信じ難い、完成度の高い曲だと思いました。

ウィーン・フィルの楽団員は、入場と退場の際に全員マスクを着用していました。

演目2曲目のシューベルトの交響曲3番では、追加の団員が入場しフルオーケストラで演奏されました。観客数とオーケストラの団員数が同じぐらい(?)というような感覚でした。


楽友協会でのソーシャル・ディスタンシング

2020年6月13日土曜日

最近購入したお勧めアルバム

ロックダウン期間の在宅勤務では、仕事をしながらSONOSで色んな音楽をBGMとして流して聴いていました。そのなかで、何か引っかかったレコーディングは、メインのシステムでストリーミングで聴いて、特に良くてアルバムを購入したのが以下の3枚:



まずは、ファビオ・ビオンディによる、パガニーニのバイオリンとギターのソナタ。ギターはGiangiocomo Pinardi。演奏も音質も最高です。スペインのGlossaMusicというインディペンデント・レーベルから出されたアルバム。このレーベルは要注目です。





2枚目が、アリソン・クラウスの「Hundred Miles Or More: A Collection CD」、クラウスが主にソロで他のアーティストとのコラボレーションや映画のために歌った曲に5曲の未発表曲を加えたアルバム。単なるベストアルバムとは言い切れない完成度が高くまとまりのあるアルバム。オーディオマニアも大満足の最高の音質です。妻も娘も気に入った一枚。




最後がイタリア出身の女性ジャズ・ヴォーカリスト=ロバータ・ガンバリーニ。
「エラ、サラ、カーメンの系譜を継ぐ 」と賞賛されるだけのことはあって、奇をてらわず、王道を行くジャズ・ボーカルアルバムです。こちらも、とても良い音質です。




2020年3月13日金曜日

Concert : Martha Argerich with Wiener Symphoniker conducted by Lahav Shani




前回に引き続き、ブログのキャッチ・アップです。

3月2日(月)には、コンツエルト・ハウス大ホールで、ラハフ・シャニ指揮 ウィーン交響楽団のコンサートに行ってきました。妻は都合が悪く、クラシック好きの職場の同僚を誘っていきました。ソリストは、マルタ・アルゲリッチ。プログラムは以下の通り:

Sergei Prokofiev:Concerto for piano and orchestra No. 3 in C major, op. 26 (1917-1921)

Encore: Maurice Ravel:Laideronnette, impératrice de pagodes (Ma mère l'oye / version for piano four hands) (1908-1910)・Pavane de la belle au bois dormant (Ma mère l'oye / version for piano four hands) (1908-1910)

Sergei Rachmaninoff:Symphonic Dances op.45 (1940)

アルゲリッチのコンサートは、急な出張と重なったり、健康の理由でキャンセルされたりと今まで僕は縁が無く。今回が初めて。音楽的にも技術的にも素晴らしい演奏。もう78歳のピアニストのプレイとは信じがたいものでした。自らが、ソロ・ピアニストとしても活躍するシャニ指揮は絶妙で、コンチェルトの醍醐味を味わうことが出来ました。
アンコールは、二人の連打でラベルの作品を2曲。これも良かった~
後半のラフマニノフも素晴らしかったことはいうまでもありません。 

ラハフ・シャニ指揮のコンサートはこれでまだ2度目ですが (前回はこちら)、31歳でこれだけオーケストラを歌わせられるということは、今の若手の中で最も有望で今後が楽しみな指揮者かもしれないなと思いました。

このところ、仕事でストレスが溜まる事が多く、音楽に心を癒された夜でした。これから暫くコンサートにいけなくなるのはとても残念です。



2020年2月6日木曜日

Wiener KammerOrchester / McElravy / Rachlin



先週の火曜日(1月28日)に、ウィーン室内管弦楽団のコンサートに行ってきました。会場はコンツエルトハウス 大ホール。指揮とソリストはバイオリニストのJulian Rachlin(ジュリアン・ラクリン)、ヴィオラのソリストはSarah McElravy(サラ・マクエルレイヴィ)。プログラムは:

Wolfgang Amadeus Mozart:
Divertimento D-Dur K 125a (1772)
Sinfonia concertante Es-Dur K 320d für Violine, Viola und Orchester (1779–1780)

Ludwig van Beethoven:
Symphonie Nr. 7 A-Dur op. 92 (1811–1812)

まだ、時差ぼけも完全に取れてなかったので、どうしようか迷ったのですが、モーツアルトのヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲は好きな曲なのですが、ライブで聴いたことはないし、ジュリアン・ラクリンは好きなバイオリニス(こちら)とだし、で切符が残っているかみたら結構良い席がある、ということで行くことしました。

目的であったSinfonia Concertante は、さすがウィーン、これぞモーツアルトという感じの素晴らしいオーケストラの演奏に、ラクリンとマクエルレイヴィのこれも素晴らしいソロ。特にマクエルレイヴィが良かったです。演奏も音色もラクリンを上回っていたと感じました。

後半はベートーベンの7番。僕のとても好きな曲で、何度もコンサートで聴いたことがあります。この日の演奏はダイナミックでそつが無く、どこが悪いかとは言えない言いがたいものでしたが、何か心に感ずるものが無いな~というのが感想でした。


ラクリンは大仰な身振りで楽譜を用いずに指揮をしていましたが、バイオリン奏者としての彼の方が好きだなというのが僕の正直な印象でした。でも
協奏交響曲のソロでは譜面台が出てきて楽譜を見ていたので、指揮のみ暗譜していたのかな~? それとも感性により頼っていたのか…。



2020年1月11日土曜日

ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 コンサート



話は前後しますが、同僚からチケットを頂き(感謝)ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートに、12月12日に行ってきました。クリスマス休暇中に寝込んだため、書けなかったコンサート日記です。会場はコンツエルト・ハウス大ホール。指揮はウラディーミル・ユロフスキー(Vladimir Jurowski)、ソリストはベアトリーチェ・ラナ(Beatrice Rana)。プログラムは以下の通り:

Peter Iljitsch Tschaikowsky:Konzert für Klavier und Orchester Nr. 1 b-moll op. 23 (1874–1875)

Dmitri Schostakowitsch:Symphonie Nr. 11 op. 103 »Das Jahr 1905« (1956–1957)

ソリストのアンコールは: Frédéric Chopin Etude As-Dur op. 25/1 »Harfenetude« (1836)

チャイコフスキーのピアノ協奏曲は、とても有名な曲なのにあまり、9年前に越してきて以来、ウィーンでは殆ど演奏されていない曲なのでとても期待していきました。でも期待が大きすぎたのが、ちょっと感激が薄かった。どこが悪いという言える演奏ではなかったのですが、強いて言えば、ラナのピアノがもっと多様なトーン(音色)で弾かれていればよかったのかもしれません。アンコールのショパンはすごく良かったですし、まだ駆け出し中の若手なので今後に期待したいと思います。ちなみに最初にラナを聞いたのは4年程前、佐渡裕氏のトーンキュンストラー管弦楽団音楽監督就任後初の演奏会ででした(こちら)。

今月はお休みを頂き、両親の様子見に里帰りしますんので、またまた更新が遅れるかと思いますが、悪しからず、よろしくお願いします。


2020年1月7日火曜日

遅ればせながら、、、明けましておめでとうございます! - 楽友協会ホール落成150周年記念コンサート




 遅ればせながら、明けましておめでとうございます。昨年も拙ブログを読んで頂き感謝しております。

2019年の職場のクリスマス休暇がカレンダーの具合で運良く10連休となり、とても嬉しい気持ちでクリスマスの週を迎えた途端、ひどい風邪で一週間ちょっと寝込んでしまいました、トホホホ...。お正月の週は何とか動けましたが、どちらかというと普通の生活に戻るためのリハビリ期間になってしまいました。そして、今日からやっと8~9割がたもとの調子に復活。やれやれです。

さて、今年初のコンサートは、楽友協会ホール落成150周年記念コンサートでした。1870年1月6日に行われた楽友協会こけら落とし演奏会のプログラムを再現したもの。記念コンサートは1月5日と6日に開かれたのですが、諸般の事情で僕は一人で1月5日に行って、妻と帰省中の長女が6日に行きました。プログラムは以下の通り。

ベートーヴェン《劇音楽「エグモント」序曲 op. 84》
ハイドン《オラトリオ「天地創造」より“弦の調べを合わせよ” Hob. XXI:2》
J.S.バッハ《ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調BWV1042よりアダージョ》
モーツァルト《歌劇「後宮からの誘拐」よりアリア“コンスタンツェよ、君に再会するのだ”、KV 384》
シューベルト《汝らに平安あれ D.551》
ベートーヴェン《交響曲 第5番 ハ短調「運命」op. 6 》

ソリストは、Anne-Sophie Mutter(バイオリン)とPiotr Beczała(テノール)。合唱は、ウィーン楽友協会合唱団、オーケストラはウィーン・フィル という贅沢なキャスト。指揮は当初予定されていた故マリス・ヤンソンスの 代わりにSemyon Bychkov(セミヨン・ビシュコフ)。

特別なコンサートで著名なソリストの出演ということもあってか、前半は特に素晴らしい演奏。後半のベートーベンの5番もよくて、最終楽章の演奏が特に良かったと思いました。

公現説(三賢者の日とも呼ばれる)の6日(落成記念日)は、オーストリアでは公休日でもあり、特別イベント(落成記念式典の再現、シャンパン・サービス)があったようで演奏も、妻曰く 「...これで暫くは他のコンサートに行かなくてもよい...」、娘曰く「...ムッターはロックだった...」というぐらいの熱演だったようです。 僕もできれば6日に行きたかったのですが、職場である国際機関は通常勤務日で、休暇中の上司の代理を仰せつかっていたのでそれは適いませんでした...

今年もよろしくお願いします。

2019年11月30日土曜日

コンサート: イヴァン・フィッシャー指揮ブダペスト祝祭管弦楽団 +アンドラーシュ・シフ


今週の火曜日(11月26日)は、イヴァン・フィッシャー(Iván Fischer)指揮ブダペスト祝祭管弦楽団(Budapest Festival Orchestra)のコンサートに行ってきました。会場は楽友協会大ホール、ピアノのソリストは、サー・アンドラーシュ・シフ(Sir András Schiff)。 妻が急に一時帰国することになり、音楽好きの同僚にチケットを引き取ってもらい一緒にいってきました。プログラムは以下の通り:

Antonín Dvořák:
legend, op. 59/5
Lullaby. Chorlied, op. 29/2 (オーケストラのメンバーによる合唱)
Slavonic Dance for Orchestra A flat major, op. 72/8

Ludwig van Beethoven: Concerto for Piano and Orchestra No 5 E flat major, op. 73

Antonín Dvořák: Symphony No. 8 in G major, op. 88

ピアノのアンコールは Ludwig van Beethoven:Sonata for Piano F major, op. 10/2(No.6) - 1st movement

去年の同じ頃にあったコンサート(こちら)の延長線にあるプログラムでしたが、今回はベートーベンのピアノ協奏曲5番とドボルザークの交響曲8番という有名曲。前回に勝るとも劣らぬ演奏でした。

とくにピアノが主役で前に出てくる協奏曲5番でのシフは最高。それ以上に僕は後半のドボルザークの8番にとても感激。これ以上の演奏はできるのか?と思うぐらい凄かったです。

最近はよく、シフのレコーディングを聞いているのですが、特にベートーベンやシューベルトの新しいECMのレコーディングが大好きです。今、一番好きなピアニストかもしれません。

ちなみに、僕は 以下のラファエル・クーベリックとベルリン・フィルのCDを9番が目当てで買っ他のですが、8番の方に魅力を感じ、この盤ではそっちの方がばかり聴いていました。



2019年11月22日金曜日

ヴァレリー・ゲルギエフ指揮ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団(Münchner Philharmoniker )コンサート


今週のウィーンは雨模様の日もありましたが概ね良好、気温も日中11度前後の穏やかな日々が続いています。色々とあって、書きたいことは多いのですが、更新が滞りましたのでキャッチ・アップを急ぎます。

先週の水曜日(11月13日)は妻と共に楽友協会大ホールでValery Gergiev(ヴァレリー・ゲルギエフ)指揮 Münchner Philharmoniker(ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団)のコンサートに行ってきました。ソリストは、Janine Jansen (ジャニーヌ・ヤンセン)、プログラムは以下の通り:

Jörg Widmann:Con brio. Konzertouvertüre für Orchester
Max Bruch:Konzert für Violine und Orchester g-Moll, op. 26
Jean Sibelius:Symphonie Nr. 1 e-Moll, op. 39

ヤンセンのアンコールは:
Johann Sebastian Bach:Partita für Violine solo Nr. 2 d-Moll, BWV 1004 - Chaconne

とても満足行くコンサートでしたが、今回感じたのはヤンセンが控えめながらとても個性的な演奏をするバイオリニストであるということでした。ブルッフのバイオリン協奏曲はとても好きな曲で、一時期はまって、色んなレコーディングの聞き比べをしたことがあるので、ヤンセンの個性的なところがよく理解できました。後半のシベリウスも良かったですが、ゲルギエフは今年始めに聞いたチャイコフスキー交響曲全曲演奏ミニ・シリーズ・コンサート(こちら)のインパクトが強すぎて、期待しすぎであったかなとの印象でした。


2019年10月13日日曜日

内田光子とイェルク・ヴィトマン(クラリネット)コンサート


先週の木曜日(10月10日)は、内田光子とイェルク・ヴィトマン(Jörg Widmann)のコンサートに行ってきました。会場は、コンツェルト・ハウス、モーツアルト・ザール。妻が用事と重なったので、職場関係のクラシック音楽ファンでオーディオファイルでもある友人と行ってきました。プログラムは以下の通り:

Johannes Brahms:Sonata in F minor op. 120/1 for clarinet or viola and piano (1894)

Alban Berg:Four pieces for clarinet and piano op. 5 (1913)

Jörg Widmann:Fantasia for clarinet solo (1993)

Franz Schubert:Impromptu in c minor D 899/1 (1827)

Jörg Widmann:Sonatina facile for piano (2016)

Robert Schumann:Three Fantasy Pieces op. 73 for Clarinet and Piano (1849)

アンコールは
Felix Mendelssohn Bartholdy:Sonata in E flat major for clarinet and piano (2nd movement: Andante) (1824)

デュオと各々のソロを交えた構成。クラリネット奏者のイェルク・ヴィトマン(Jörg Widmann)は、作曲家・指揮者としても活躍しているアーティストなので、ソロ2曲は氏の作曲。選曲も抜群、演奏も最高の素晴らしいコンサートでした。こういうコンサートはとても楽しめます。 大満足! しかし、内田光子のシューベルトは僕にはちょっと違和感があったかな〜。

写真はどれを載せるか迷ったので2枚アップしました。




2019年10月10日木曜日

コンサートシーズン開幕、二つのコンサート: ペトレンコとフジコ・ヘミング


このところウィーンは朝の通勤時に6度、日中は13度程度とコートが必要な肌寒い日々が続いています。 仕事も忙しいのですが、ここ10日ほど、プライベートの面で怒涛のごとく忙しく、会食、送別会、コンサート、海外からの来客、オーディオの集まり、そして、ウィーン日本映画祭(報告は後日書く予定)、ウィーン・デザイン・ウィークと何でこんなに重なるんだ?という感じです。

9月に帰省したこともあって、今シーズン初コンサートは10月3日木曜日。妻と一緒にコンツェルト・ハウス 大ホールで行われた、キリル・ペトレンコ(Kirill Petrenko)指揮のバイエルン国立管弦楽団(Das Bayerische Staatsorchester)を聴きに行って来ました。「ドイツ統一の日」に行われたコンサートの演目はスメタナの「わが祖国」。東西ドイツの統合の一つの契機となった出来事が、西側に亡命を希望する東ドイツの難民がプラハの西ドイツ大使館に数千人押しかけた一件であることも、この演目を選ぶ理由となったようです。

「わが祖国」はあまり演奏されない曲で、コンサートで聴くのはこれが2度目(前回はこちら)、偶然ではありますがペロレンコを聴くのも2度目でした(こちら)。席がステージに近かったので、表情豊かに体全体で指揮をするペトレンコ氏の様子をじっくりと観れたのは面白かった。演奏は、明るい希望にあふれる「わが祖国」という印象で記念すべきこの日にピッタシだったと思います。座っている席が関係したのか、一部オーケストラのアンサンブルが「?」というところが数箇所あり、妻は気になったようでした。 残念なことに、なぜか曲の途中で休憩が入り、僕はそれでちと興ざめ。 アンコールはドヴォルザークのスラブ舞曲 第一番でした。



一昨日の10月8日火曜日は、日本オーストリア友好150周年の一環のイベントで、フジコ・ヘミングとAuner Quartet+Dominik Wagner(コントラバス)のコンサート。会場は楽友協会ブラームス・ザール。妻と二人で行って来ました。プログラムは以下の通り:

Franz Schubert: Impromptu for Piano G major, D 899/3
Frédéric Chopin: Etude for Piano C Minor, op. 10/12、Etude for piano in A flat major, op. 25/1
Polonaise for piano in A flat major, op. 53

Franz Liszt: Un sospiro. Concert work in D flat major、La Campanella

Wolfgang Amadeus Mozart:String Quartet in C major, KV 157

Franz Schubert:Quintet for Piano, Violin, Viola, Violoncello and Double Bass A Major, D 667, "Trout Quintet"

86歳のヘミング氏、初めて聴きましたが、とても魅惑的で音楽性の高い演奏は今まで聴いた、どの巨匠の演奏にも勝るとも劣らないものでした。プログラム最後のシューベルトの鱒もポピュラーで僕もとても好きな曲なのですが、あまりライブでは演奏されないので、コンサート聴いたのは初めて。若手弦楽演奏家のホープたちがヘミング氏を支えて一丸となった演奏には心打たれるものがありました。

フジコ・ヘミング公式サイト:http://fuzjko.net/

Auner Quartet HP: https://www.aunerquartett.at/

Dominik Wagner: https://dominikemanuelwagner.com/



2019年6月17日月曜日

ヒラリー・ハーン バッハ無伴奏リサイタル ・ Hilary Hahn Bach Unaccompanied Solo Recital


ウィーンは昨日からやっと暑さが和らぎ今日は最高気温が26度です。

さて、先週の木曜日(6月13日)は、妻と二人でヒラリー・ハーンのリサイタルに行ってきました。会場はコンツエルト・ハウス、モーツァルト・ザール。プログラムは、JSバッバ無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータから:

ソナタ第2番イ短調 BWV1003
パルティータ第3番ホ長調 BWV1006
ソナタ第3番ハ長調 BWV1005

アンコールは、JSバッバ パルティータ第2番ニ短調 BWV1004の第3楽章「Sarabande(サラバンデ)」と第4楽章「Gigue(ジーグ)」

このリサイタルは、ヒラリーが未録音であった、ソナタ1番、2番そしてパルティータ1番を収録したレコーディングの発売に合わせ行ったバッハ無伴奏演奏世界ツアー最終日。ウィーンではツアー初日の2018年10月9日に行ったリサイタル(こちら)の続きです。

このリサイタルの前夜(6月12日 水曜日)には、同じくコンツエルト・ハウスで開かれたヒラリー・ハーンがバッハ無伴奏について語るというイベントにも行ってきました。その際にも ソナタ第2番を演奏、アンコールはパルティータ第3番 第7楽章「Gigue(ジーグ)」でした。ヒラリーが語ったことで特に強い印象を受けたことは以下の通りです:JSバッバ無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータの楽譜には演奏記号がほぼ皆無であるので、演奏家はどう弾くかという多くの判断を迫られる。彼女の場合はいろいろと試すも最終的には自らの直感に頼り自分らしさが出る表現を選ぶとのこと。ただし、それは毎回同じではなく、コンサート会場とお客さんの雰囲気で代えることも多いとのこと。ただし、これは観客の望む表現を忖度するということではなく、いかに曲に弾きこむかを考えてやるとのことで、例として、観客の集中力が散漫であると感じたときには敢えて弱くソフトに弾いて顧客の傾注を促すといったことだとのことでした。

リサイタル当夜の演奏は、去年10月の演奏よりもさらに感激的で、3曲目が終わると客席は大喝采。アンコール2曲を弾き終えた後は、いつも通りのサイン会。毎回同じことを書きますが、いつでも疲れも見せずににこやかにファンに対応してくれるヒラリーには感服の極みです。僕たちは、12日のトーク・イベントのあとに、バッハ無伴奏のLPとプログラムにサインを頂きました。

6月12日のトークイベントで

ヒラリー・ハーン公式HP: http://hilaryhahn.com/

僕が好きなヒラリーのCD:

2019年5月29日水曜日

Yo-Yo Ma Concert / ヨーヨー・マ コンサート



ウィーンは、連日 雨模様で日本の梅雨時のような感じです。今日の気温は最高が13度と相変わらずレインコートのお世話になっています。昨日 (5月28日火曜日)は、帰省から戻ってきた妻とヨーヨー・マのコンサートに行ってきました。会場は楽友協会大ホール。プログラムはバッバ無伴奏チェロ組曲全曲。

このコンサートは去年8月に3度目の録音となるバッバ無伴奏チェロ組曲全曲のレコーディングを発売したヨーヨー・マが立ち上げたプロジェクトで、2年間で世界36箇所で休憩なし・退場なしに組曲全曲を演奏し、それぞれの街で、社会・文化に貢献するパフォーマンスをするというものです。

3度目の録音が、ヨーヨー・マがバッハ無伴奏チェロ組曲を弾き始めてから60年の節目を記すべく行ったものであるとのこと。マが4歳でチェロを始めた際に、音楽教師だった彼の父親は、バッバ無伴奏チェロ組曲を毎日一小節づつ覚えて・弾けるように教えていったという逸話があります。

僕は、マのレコーディングを3組とも持っています。あくまでの個人的な意見なのですが、1983年の最初の録音は自由奔放に自らのスタイル・解釈が前面に出たもの、1997年の2回目の録音は原点回帰、最新の録音は彼がこの曲に対する一つの境地に至ったものであるとの印象を受けます。どれもそれなりに気に入っている録音ですが、一番の思い入れがあるのは2回目の録音。巡り合ったのは、アメリカ在住のときに家が火事にあって仮住まいをして頃で、私たち家族が癒されたCDであると同時に家族揃ってバッハとヨーヨー・マのファンとなるきっかけを作ってくれたCDでもあるからです。

さて、肝心のコンサートですが、その素晴らしさは言葉では表せません。6曲を通してしみじみと心に染み入る物語を語ってくれていると言う印象を受けました。


アンコールのアナウンスするヨーヨー・マ
アンコールは、パブロ・カザルスが自ら演奏するためにアレンジしたカタルーニャ民謡『鳥の歌』(El Cant dels Ocells)。ヨーヨー・マは曲を紹介するときにカザルスのおかげで無伴奏チェロ組曲がみんなに演奏されるようになったと、この曲を紹介していました。




2019年5月19日日曜日

ディーヴァのコンサート × 2 ・ Two Divas, Two Concerts


週末に入り、天気も回復しやっと季節相応の気温になってきました。 先週から今週にかけては、行きたいコンサートが目白押しで。今週も二晩コンサートにって来ました。

5月14日火曜日は、Valery Gergiev(ヴァレリー・ゲルギエフ)指揮Mariinsky Orchestra(マリインスキー劇場管弦楽団 )、Anna Netrebko(アンナ・ネトレプコ)が歌。会場は楽友協会大ホール。妻は帰省中なので僕一人で行きました。プログラムは以下の通り:

Giuseppe Verdi: 
Overture to the opera "Nabucco"
La luce langue. Aria of the Lady Macbeth from the opera "Macbeth"
Sinfonia from the opera "Aida"
"Ritorna vincitor" from the opera "Aida"
Triumph march from the opera "Aida"
Overture to the opera "La forza del destino" ("The Force of Destiny")
Pace, pace, mio ​​Dio. Aria Leonora from the opera "La forza del destino"

Igor Stravinsky:Suite from the ballet "The Firebird"; Version 1919

ネトレプコには圧倒されました。彼女を見出したゲルギエフとオペラデビューをしたマリインスキー劇場のオーケストラとの息もぴったり。すごく良かったです。最後の演目、「火の鳥」もダイナミックで熱い演奏でした。

このコンサートは、今シーズンの目玉の一つで早々と売り切れましたが、あまりコンサートであうことのない知り合いも多く観に来ており、ネトレプコの人気のほどを再認識。




で、その前日の5月13日月曜日はCecilia Bartoli (チェチーリア・バルトリ)と Les Musiciens du Prince - Monaco (モナコ王子の音楽家たち)というバロック合奏団のコンサート。会場は楽友協会大ホール。プログラムは長いのでこの投稿の最後に記しました。指揮はGianluca Capuano(ジャンルカ・カプアーノ )、バイオリン・ソリストはAndrés Gabetta(アンドレ・ガベッタ)。


「モナコ王子の音楽家たち」というモナコのオペラ座 l’Opéra de Monte-Carlo(オペラ・ド・モンテカルロ)所属のバロック合奏団。 しばらくモナコ在住であったバルトリの提案でアルベール2世公の支援を得てオペラ座監督の Jean-Louis Grinda(ジャン=ルイ・グリンダ)とともに2016年に創立された古楽器演奏のバロック・アンサンブルです。バルトリは同楽団の芸術監督も勤めています。

歌、演奏ともに抜群でとても楽しいコンサートでした。ヴィヴァルディの「四季」から選んだ幾つかの楽章の合間に、ウィヴァルディのオペラのアリアをバルトリが歌うというプログラムで全体を通してひとつのショーになっています。ややもすれば陳腐になりそうな感じの企画ですが、さすがはバルトリ、そんな感じはまったく受けませんでした。

バルトリと合奏団が一体となり、プログラムが進みます。ソリストたちとのデュエット、客席に降りて歌を歌う、トランペットとスキャットのバトルなど見せ場もたっぷり。明るく陽気なバルトリは生粋のエンタテーナーという感じで観客を盛り上げてくれました。アンコールも5曲歌う大サービス。こんなに気持ちよく楽しませてもらったクラシックのコンサートは初めてでした。

アンコールでもう一曲?とのジャスチャーで観客を沸かせたバルトリ

蛇足ですが、この週は行きたいコンサートが3つもあり、仕事も会議ずけの予定だったので、最初はあきらめていたバルトリのコンサート。Radu Lupu(ラドゥ・ルプー)がシューベルトを弾くコンサートが病気のためにキャンセルされたのでチケットの払い戻しに行ったら、リターンのチケットが買えてラッキーでした。

<プログラム>
Concerto in E major, op. 8/1 (RV 269) - "La Primavera" ("The Spring") - 1st movement (Allegro)
"Quell'augellin. Aria of Silvia from "La Silvia", RV 734

Non ti lusinghi la crudeltade. Aria of Lucio from "Tito Manilo", RV 738

Gelosia, tu già rendi. Aria of Caio Silio from "Ottone in villa", RV 729

Concerto in E major, op. 8/1 (RV 269) - "La Primavera" ("Spring") - 3rd movement (Allegro)

Vedrò con mio diletto. Aria of Anastasio from "Il Giustino", RV 717

Concerto in G minor, op. 8/2 (RV 315) - "L'Estate" ("The Summer") - 1st movement (Allegro non molto)

Sol da te mio dolce amore. Aria of the Ruggiero from "Orlando furioso", RV 728

Concerto in G minor, op. 8/2 (RV 315) - "L'Estate" ("The Summer") - 2nd movement (Adagio)
Concerto in G minor, op. 8/2 (RV 315) - "L'Estate" ("The Summer") - 3rd movement (Presto)

Si lento ancora il fulmine. Aria of Zanaida from "Argippo", RV 697

Zeffiretti che sussurrate. Aria of Hippolyte from "Ercole sul Termodonte", RV 710

Concerto in F major, op. 8/3 (RV 293) - "L'Autunno" ("The Autumn") - 1st movement (Allegro)
Ah fuggi rapido. Aria of the Astolfo from "Orlando furioso", RV 728
Concerto in F major, op. 8/3 (RV 293) - "L'Autunno" ("The Autumn") - 3rd movement (Allegro)

Gelido in ogni vena. Aria from the opera "Farnace", RV 711

Concerto in F minor, op. 8/4 (RV 297) - "L'Inverno" ("Winter") - 1st movement (Allegro non molto)

Se may senti spirarti sul volto. Aria of Cesare from "Catone in Utica", RV 705

Concerto in F minor, op. 8/4 (RV 297) - "L'Inverno" ("Winter") - 2nd movement (Largo)
Concerto in F minor, op. 8/4 (RV 297) - "L'Inverno" ("Winter") - 3rd movement (Allegro)

アンコール:
Georg Friedrich Händel:Wed deride - Desterò dall'empia Dite. Recitative and Aria of Melissa from "Amadigi di Gaula", HWV 11
Antonio Vivaldi:Sventurata navicella
Mario:Santa Lucia luntana
Gershwin: Summertime
Agostino Steffani:A facile vittoria. Aria of the Sigardo from "Tassilone"


2019年5月14日火曜日

最近行ったコンサートのまとめ


ここ数日ウィーンは、雨模様で10度前後の肌寒い天気。

最近行った、コンサートのまとめです。近い日にちのものからです。


去る土曜日(5月11日)は、Franz Welser-Möst(フランツ・ウェルザー=メスト)指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団による マーラー作曲交響曲第8番「千人の交響曲」。会場はコンツェルトハウス 大ホール。妻は里帰り中につき、僕一人で行きましたが、ロンドンにする音楽ファンの旧友がこのコンサートを聞きにウィーンまでやってきたので、一緒にお昼を食べて、コンサート(15:30開演)に行きました。合唱団・ソリストは以下のとおり:

合唱団:
Wiener Sängerknaben (ウィーン少年合唱団)、Wiener Singverein、Wiener Singakademie
ソリスト:
Erin Wall, Magna Peccatrix (Sopran)、Emily Magee, Una Poenitentium (Sopran)、Regula Mühlemann, Mater Gloriosa (Sopran)、Wiebke Lehmkuhl, Mulier Samaritana (Alt)、Jennifer Johnston, Maria Aegyptiaca (Alt)、Giorgio Berrugi, Doctor Marianus (Tenor)、Peter Mattei, Pater Ecstaticus (Bariton)、Georg Zeppenfeld, Pater Profundus (Bass)

めったにライブで聴けない曲なので、いけてよかった。演奏の出来も良かったですが、音響もすごかった。これだけの数の歌手がそろうとすごい音量で大迫力です。なんて、思いながら聴いていたら、小学校のころに習った「一人の小さな手」の歌を思い出しました。 一緒に言った旧友は、もう少しテンポに起伏のある解釈のほうが好きだといっていましたが、言われてみて、マーラーはそのほうが面白いかなとも思いました。 

客席にはなんと、Christian Thielemann (クリスティアン・ティーレマン、こちら)の姿もありました。あまりにもラフな格好であったのでちょっとびっくり。

コンサート動画ストリーミングサイト https://www.takt1.de/ でオンデマンド動画が見れるようです。




先週の木曜日(5月9日)は、楽友協会大ホールでAnne-Sophie Mutter (アンネ=ゾフィー・ムター)と Kammerorchester Wien - Berlin(カンマーオーケストラ・ウィーン=ベルリン)のコンサート。この室内アンサンブルはウィーン・フィルのコンサートマスター、Rainer Honeck (ライナー・ホーネック) を中心としウィーン・フィルとベルリン・フィルの首席奏者が中心となって構成させているアンサンブルです。プログラムはオール・モーツアルトで以下の通り:

Wolfgang Amadeus Mozart
Divertimento D-Dur, KV 251
Konzert für Violine und Orchester D-Dur, KV 211
Symphonie Es-Dur, KV 16
Konzert für Violine und Orchester A-Dur, KV 219

アンコールは:
Konzert für Violine und Orchester B-Dur, KV 207 - Presto
Konzert für Violine und Orchester D-Dur, KV 211 - Allegro


コンチェルトはムターの弾き振りで、それ以外はホーネックの弾き振り。これだけの奏者がそろうと技術的にも音楽的にも完璧な演奏になるのか~と関心。ただ完璧なだけでなく、面白みもあって心に残った演奏でもあり、すごいな~と思いました。この晩~週末にかけ、もっとモーツアルトのバイオリン協奏曲が聴きたくなって、以下のレコーディングがヘビ・ロテでした。



この晩から週末にかけてもっとモーツアルトのバイオリン協奏曲が聴きたくなって、上のレコーディングが我が家のヘビ・ロテでした。



5月6日(月曜日)はお誘いをいただき、親しくさせていただいてるオペラ歌手(テノール)でウィーン国立音大でも教鞭をとられているRainer Trost (ライナー・トロスト)さんの生徒さんたちのリサイタルに妻と二人で行ってきました。会場は、シェーンブルン宮殿劇場。皆さん学生さんとは思えないプロ並みの歌唱ですごいな~と思いました。



18〜19世紀に栄華を極めた、オーストリア帝国ハプスブルグ家皇帝の離宮の劇場だけあってこじんまりとはしていますがとても豪華な内装。このような場所で学生さんが発表会を行えるという環境はウィーンならではのものかと思います。

トロストさんは7月に公開レッスンをされるとこと。
詳細はこちらです:https://www.facebook.com/events/407514753402434/



今回のまとめの最後は、4月27日に行われたウィーンを拠点に研鑽・活躍されている若手日本人音楽家の集まりJapanische Virtuosen Wienのコンサート(前回のブログはこちら)会場は、Salon Brahmsという前回とは違うピアノ屋さんが提供している小コンサート会場。

何度も書いていますが、先の声楽家の学生たちやこのJapanische Virtuosenのような若い音楽家の熱意と希望が込もった演奏を聴くと清々しいい気持ちになります。

Japanische Virtuosen Wienに関してはこちらをどうぞ:https://www.facebook.com/japanischevirtuosen/



2019年4月15日月曜日

コンサート鑑賞:エリザベート・レオンスカヤ ピアノ リサイタル と ネルソンズ指揮ウィーン交響管弦楽団 コンサート




ウィーンは20度近い日々が続いたかと思ったら、9度の例年並みの肌寒い日々に逆戻り。今週は、また暖かくなるようです。

さて、もう1週間以上前のことなのですが、春休みで次女が帰省してきたこともあり、先々週末は親子三人で、エリザベート・レオンスカヤ(Elisabeth Leonskaja) の ピアノ リサイタル と ネルソンズ指揮ウィーン交響管弦楽団のコンサートに行ってきました。

4月5日 金曜日の夜はエリザベート・レオンスカヤのソロリサイタル。会場はコンツエルトハウスのモーツアルトザール。プログラムは以下のとおり:

Wolfgang Amadeus Mozart : Sonate D-Dur K 205b (1775) , Sonate F-Dur K 300k (1781–1783)

Alban Berg: Sonate op. 1 für Klavier (1907–1908)

Wolfgang Amadeus Mozart: Sonate B-Dur K 315c (1783–1784)

アンコールはモーツアルトのSonate C-Dur K 545 »Sonata facile« 第二楽章 Andante (1788)。

ウィーンの新旧の作曲家の曲を演奏するという企画シリーズのリサイタル。体調が優れないのか、いかめしい仏頂面でステージに上がってきたレオンスカヤをみて、心配になったのですが、演奏はすばらしいものでした。モーツアルトとアルバン・ベルグというまったく異なるスタイル・時代の作曲家を演奏することで、演奏家の個性がよりはっきりとわかったような気になれたプログラムでした。



で、翌日の4月6日 土曜日は15時半からアンドリス・ネルソンス(Andris Nelsons)指揮ウィーン交響管弦楽団(Vienna Philharmonic Orchestra)のコンサート。会場は楽友協会大ホール。プログラムはベートーベンで以下の曲を演奏:

Symphonie Nr. 1 C-Dur, op. 21

Konzert für Klavier, Violine Violoncello und Orchester C-Dur, op 56 „Tripelkonzert“

Symphonie Nr. 2 D-Dur, op 36

ソリストは以下のとおり: Rudolf Buchbinder (piano),  Albena Danailova  (violin, ウィーン・フィル コンサートマスター),  Tamás Varga (cello ウィーンフィル首席チェリスト)

久しぶりに行く楽友協会でウィーン・フィルのコンサート。出だしの交響曲第一番は演奏も良く、サウンドもすばらしくて、聴いていて感慨に浸りましたが、次のトリプル・コンチェルトはちょっといまいち。一曲目はにこやかな表情で聴いていた次女はこの曲では一転して厳しい表情。この曲は、ソリスト3人のアンサンブルも良くないといけないし、オーケストラとの息もあっていないといけないので、ライブでは難しいのかもしれません。後半の交響曲第二番は一曲目ほどは感激しませんでした。

翌日の日曜日の午前中も同じプログラムでコンサートがあったのですが、それに言ったプロのバイオリニストの友人からもかなり厳しい感想を聞かされました。残念。


2019年3月22日金曜日

Jannie Jensen/Alexander Gavrylyuk Concert /ジャニーヌ・ヤンセン&アレクサンダー・ガヴリリュク コンサート 




さる土曜日、3月16日の晩は、妻とオランダのバイオリニト、Janine Jansen (ジャニーヌ・ヤンセン)のコンサートに行ってきました。会場は、コンツエルトハウス、モーツアルト・ザール。伴奏は、Alexander Gavrylyuk(アレクサンダー・ガヴリリュク)。プログラムは以下の通り:

Robert Schumann:Sonata No. 1 in A minor op. 105 for violin and piano (1851)

Sergey Prokofiev: Sonata in D major op. 94a for violin and piano (1943/1944)

César Franck: Sonata in A major  FWV 8 for violin and piano (1886)

アンコールはLili Boulanger Nocturne for violin and piano

2000年代前半、iTunes storeでクラシック・ダウンロード一位の売り上げを記録し、イギリスの Independent紙にダウンロードの女王とまで書かれたJansen (こちら)。彼女のレコーディングには特に感ずるところがあまり無くて、コンサートに行ったことは無かったのですが、友人でもある、スエーデン出身の指揮者の方が、彼女のライブはとても良いよと教えてくれたので楽しみにしていました。

伺っていたとおりに素晴く、ダイナミズムちやさしさを兼ね備えた円熟した解釈の演奏だったと思いました。特にフランクは白眉であったともいます。

相方のGavrylyukのピアノも同等に素晴らしく、音楽的にも相乗効果を演出していたと思いました。

Janine Jansen のHP: https://www.janinejansen.com/ 

Alexander GavrylyukのHP:https://www.alexandergavrylyuk.com/

Alexander Gavrylyukの略歴:https://www.japanarts.co.jp/artist/AlexanderGAVRYLYUK 
(日本のエージェントのページ)


2019年3月8日金曜日

スピーカーの試聴ーその1 Duevel 社のBella Luna Diamante



話は前後しますが、前月ちょっと考えるところがあって、スピーカーを2種、試聴してきました。

一つは、ドイツDuevel 社のBella Luna Diamante  (日本の代理店はこちら)。オーディオ・マニアでない音楽愛好家の友人がこの下位機種であるVenusを購入しとても良いと喜んでいたので、300B   シングル・アンプでも鳴らせそうな能率が91dbのこの機種を聴いてみたいと思っていましたが、やっと重い腰が上がってそれが実現。2月13日のことです。

『拡がりはあるが焦点が曖昧』というのが聴くまでの先入観でしたが、最初のCD(下の写真)を聴いてびっくり!

アマゾンより引用:https://amzn.to/2H1LV3e

ポッジャーがスピーカーの間に立って演奏している音像が、部屋のどこから聴いてもその位置が変わりません。まるで、ライブでバイオリン・ソロを聴いているような感じです。

日本の代理店のページには『360 度のどの方向から聞いても(中略)1点に音像が浮き上がったパワフルで浸透性の高い、そして長時間聴き続けても疲れないサウンド...』との能書きがありましたが、正にそのような感じでした。交響曲、ロック、ジャズなどレコーディングでは図太くマッシブな低域を聴かせてくれました。

ショップで一時間以上試聴させてもらいました。音場の拡がりや奥行きはやはり、指向性のあるスピーカーのスィートスポットで聴く方がよいかな?とも思いましたが、リビングで家族や音楽好きの客人とレコードを聴くには最適で魅力的なスピーカーです。

趣味としてのオーディオに愛想がつきてマニアを辞めるときはこれしかないかな?でも、 オーディオがうまく鳴らない事があるたびに『もう、こんな趣味はやめよう?』と繰り返し思い続けて35年以上経ちましたから、いまさら、そんなことはありませんかね。

ちなみに、上の写真のレイチェル・ポッジャー(Rachel Podget)のCDは僕のお気に入りのバッバ無伴奏のレコードの一つです。