2013年10月27日日曜日

我が家お薦めバッハゴールドベルグ変奏曲のCD

先日イングリッド・マルソナーの紹介をしましたが、これがきっかけとなってしばらく聴いていなかった我が家お気に入りのゴールドベルグ変奏曲のCD聴いてみました。今回はあえてグールド以外の演奏を紹介します。
 

Angela Hewitt/アンジェラ・ヒュイーット(Hyperion) 
カナダ出身でロンドンを拠点に活躍するピアニスト。イギリスのクラシック音楽雑誌Gramophoneが2012年まで毎年出版してきたクラシックレコーディングのガイド「The Gramophone Classical Music Guide」ではグールド(81年録音)と並んで常にトップの評価で推薦されているCDです。言葉ではうまく表現できないのですがグールドの演奏とは全く違ったニュウアンスで静かにバッハの世界が展開されていきます。 まだアメリカにすんでいた頃、彼女がゴールドベルグ変奏曲全曲を演奏したコンサートに行ってその演奏に魅せられて以来のファンです。




Simone Dinnerstein/シモーネ・ディナースタイン(Telarc)
米国生まれのピアニストのデビューCD。アメリカではクラシック界稀な大ヒットで発売翌週にはビルボードクラシックチャートの一位にランク。New York Times, Los Angeles Times 紙等で2007年ベストクラシックレコーディングに選ばれました。34歳(当時)でブレークした一児の母のシンデレラストーリーも話題となりました。感情溢れ、心に響き、気が落ちつく演奏。『...絵を描くときに絵の具の色合いを少しづつ変えていく様に、リピートの度に曲を演奏する色彩も少しづつ変えてく...』と見学した公開マスタークラスで彼女はアドバイスを与えていましたが、それを実践したかのような色彩豊かに演奏されたゴールドベルグです。

 

Celine Frisch /セリーヌ・フリッチ(Alpha)
Andreas Strainer 等のもとで学んだフランス生まれのチェンバロ奏者。古楽器を使いつつも表情豊かで現代的なミュージックセンスに溢れている素敵なレコーディングだと思います。 僕はこれを聴いて彼女のファンになりました。チェンバロからこんなに変化する音色が出せたのかと思わせる素晴らしい技術とそれをもらすことなくCDに収めた素晴らしい録音です。日本・英・米では絶版になっているようで残念ならがプレミアムがついていますが アマゾン・ドイツamazon.de ではまだ普通の値段で買えるようです(今日現在)。



Pierre Hantai/ピエール・アンタイ (Opus 111)
もう一人のフランス生まれのチェンバロ奏者の最初の録音(1992年)。グスタフ・レオンハルトに師事。チェンバロらしいキラビやかな音でどちらかと言うとたんたんとした古典的なイメージを受ける演奏です。バイオリンを習っている下の娘がまだ幼稚園生だった頃なぜがこのCDを気に入ってせがまれてよくかけていた思い出があります。久しぶりに聞いてみるとグールドの影響を多大に受けているのではないかと思える印象を受けました。








2013年10月25日金曜日

Trip to Südsteiermark

宿の前に広がるはワイン畑(EM-5 /Lumix 14-140)


























今週は子供達の学校が秋休みだったので、休暇を3日もらって10月20~23日の間オーストリア南部のSteiermark(シュタイヤーマルク)州のSüdsteiermark (ズュートシュタイヤーマルク)地方へ家族で小旅行に行って来ました。

Südsteiermark は、オーストリアのトスカーナとも呼ばれており隣国スロベニアとの国境にある国内有数のワインの産地。素晴らしい食材に恵まれ、有名レストランも多くあることからグルメ旅行の目的地としても知られています。我々にとっては2年前の夏にきて以来2度目。赤ワインで有名なトスカーナと違ってズュートシュタイヤーマルクは白ワイン、特にソーヴィニヨン・ブランで名高い場所です。上の写真のように急勾配の丘陵地にブドウ畑が広がります。

               葡萄の紅葉(EM-5 /Lumix 14-140)

運良く、葡萄の紅葉・黄葉のピークの時期で鮮やかな彩りの景色。滞在中は天気も良くその上季節はずれの暖かさ。夜は冷え込みましたが、日中は23度ぐらいまで気温が上がり葡萄畑を縫ったハイキングのあとは汗びっしょりでした。

この地方のワイナリー(Weingut)の殆どは車で三~四十分でまわれる圏内にありますが、その数はとても多くてすべてを回るには最低数週間はかかるのではないかと思われます。僕たちも行きたかった所の5分の一程度も回れませんでした。ワイナリーの多くは、民宿やBuschenschank (ブッシェンシャンク)と呼ばれるワイン居酒屋もやっており、私達の泊まった宿もワイナリーが本業の所でした。それらの殆どは家族でワイン作りをやっている小さいところが多く、何世代かのあいだに枝分かれしてた結果、似通った名前も多いのでてちょっとこんがらがってしまいます。そんな小さなファミリー・ワイナリーの多くからオーストリア国内ではもちろんのころ、他の欧米諸国からも高い評価を受けるワインが産み出されているのです。

Leutschach(ロイチャッハ)地区の道路わきにあるワイナリーを示す標識、これでもほんの一部!
(EM-5/Lumix 14-140)


トスカーナがオリーブ・オイルで有名なら、Steiermark(シュタイヤーマルク)州はカボチャ・オイル(Kürbiskernöl)の産地として有名。カボチャの種を搾ったで深みのある緑色でとても香ばしい未精製オイルです。健康によいと言われており、オーストリアとくにシュタイヤーマルクではサラダ、メインディッシュはもちろんのこと、スープやデザートにまでかかってでてきます。

カボチャ・オイルのお店、このような緑とオレンジの縞のカボチャの種を搾る(EM-5/M.Zuiko Digital 12mm/F2)

家族全員がのんびりとリラックス出来た4日間でした。

紅葉・黄葉がとても綺麗でした(EM-5/Lumix 14-140)
ズュートシュタイヤーマルク地方に関して(オーストリア・ワイン・マーケティング協会サイト・日本語):http://www.austrianwine.jp/unser-wein/weinbaugebiete/steiermark/suedsteiermark/

かぼちゃ種子オイルに関して(オーストリア政府観光局サイト・日本語): http://www.austria.info/jp/austrian-cuisine/oelmuehle-pelzmann-1150049.html

2013年10月22日火曜日

Sturm

8月の終わりごろから10月の間、下の写真のようにSturmというサインをウィーン街のいたるところで見かけます。





直訳すると嵐と言う意味のSturm。未濾過、半醗酵のワインでこの時期の風物詩でもあります。Sturmのサインがでてくると夏の終りと秋の訪れを感じます。なぜSturm(嵐)というかというと、葡萄果汁が醗酵してく様子が雲が渦巻く嵐のように見えるからなのだそうです。ただし、これはオーストリラ独特の呼び名でドイツでは一般的にMostやFederweißer(白い羽)等と呼ばれているようですが地方によって呼び名が異なるようです。

白、赤、そしてオーストリアのシュタイヤーマルク州特産のロゼワインをつくるシュルヒャーのSturmの3種類が一般的。赤は渋みが強いこともよくありますが、白とロゼは甘くてまるでジュースのよう。でもちゃんとアルコール分が含まれているのでいい気になって飲んでいると酔っ払ってしまいます(笑) 僕にとってはたくさん飲むというよりも季節の味として秋になると一杯は飲んでおきたい思う飲み物です。

このように瓶に入って店頭にも並びますが、瓶の口には栓をせずアルミフォイルをかぶせているだけ。醗酵が続いているので栓をすると瓶が破裂する危険があるのだそうです。



2013年10月20日日曜日

ウィーン・コンツェルト・ハウス100周年記念コンサート:ドゥダメル指揮ウィーン・フィル

(Canon S95)
昨日、Gustavo Dudamel (グスターボ・ドゥダメル)指揮ウィーンフィルのコンサートに家族で行ってきました。僕たちにとっては今シーズン初めてのクラシックコンサート。場所は、ウィーン・コンツェルトハウス大ホール、プログラムは、ベートーベン交響曲第9番「合唱付き」。ソリストはsoprano Julianna Di Giacomo, mezzo-soprano Katarina Karnéus, tenor Klaus Florian Vogt, bass Franz-Josef Selig, コーラスはWiener Singakademie(ウィーン・ジングアカデミー合唱団)でした。

10月19日はコンツェルトハウス完成100周年記念日にあたり、その記念コンサートであったので、この為にコミッションした、Aribert Reimann作曲のベートーベン交響曲第9番のためのプロローグというが演披露され、ただちにベートーベン交響曲第9番が演奏されました。

今まで聞いたベートーベン交響曲ではベストの一つに入る最高の演奏でとても感激しました。言葉で表すことの出来ない名演というのはこういう物かと思われるコンサートでした。グスターボーとウィーン・フィルとウィーン・ジングアカデミー合唱団とソリストたちのとても素晴らしい演奏に家族全員意気高揚して帰途につきました。



ウィーン・コンツェルトハウスHP:http://konzerthaus.at/

グスターボ・ドゥダメル HP:http://www.gustavodudamel.com/

2013年10月19日土曜日

ベニー・ゴルソン コンサート 2013・Benny Golson 2013


Canon S95で撮影

昨晩は、ベニー・ゴルソンをJazzland で観てきました!去年に続いて2度目ですジャズとロックが好きな芸術家の友人と最近バイオリンに加えドラムを始めた次女と妻と4人で行ってきました。

84歳とは思えぬエネルギッシュな素晴らしい演奏ですごく盛り上がりました。ベニーの人柄と音楽に観客は魅惑され、バックを受け持ったウィーン選りすぐりのトリオの面々も奮い立ちノリに乗った絶妙なサポート。心に響く感動にゴルソンのジャズ・ミュージシャンとしても生き様を垣間見ることが出来た特別なコンサートでした。

すすり泣くようなトーンで吹いた「I Remember Clifford(クリフォードの想い出)」には感激。名演でした。Jazzlandにはそこで演奏した往年のジャズ・ミュージシャン達の写真が所狭しと壁にかかっていますが、幾度も見たであろうそれらの写真を懐かしそうに感慨深く時間をかけて見つめていた開演前のベニーの表情がとても印象的でした。

ベニー・ゴルソンのウェブサイト:http://www.bennygolson.com/
Jazzlandのウェブサイト:http://jazzland.at/

リズムセクションはOliver Kent Trio (Oliver Kent piano, Hans Strasser bass & Joris Dudli drums)
Oliver Kent のHP:http://www.oliverkent.com/
Joris Dudli: http://www.jorisdudli.com/home.html
Hans Strasser に関する情報:http://www.vao.at/v2/display.php?id=200 ウィーン屈指のジャズベーシスト、何度か彼の演奏を聞きました。ウィーン以外ではほぼ無名ですが素晴らしい演奏家でもっと知られていないのが残念です。


2013年10月16日水曜日

Sony UDA-1

フランスのハイレゾ音源ダウンロードサイトでオーディオウェブマガジンもやっているwww.quobuz.com をみていたら、最近ソニーから発売されたUDA-1というDAC・USB入力つきのインテグレーテッド・アンプの記事がありまして、なかなか好意的なレビューでしたので紹介しておきます:http://www.qobuz.com/info/Hi-Fi/Bancs-d-essai/Amplificateur-avec-DAC-UDA-1174158
(サイトにはgoogle translateの機能があり一応日本でも読めます。趣旨は大体わかると思います。)

ソニーHPより引用


内部の写真を見る限り、大型の電源トランスでいかにも音が良さそうに見えます。アナログ・アンプ、大型コンデンサ、1点アース構造、偏心インシュレーターなど、オーディオファイルの琴線に触れるような凝った設計(詳しくはこちら:http://www.sony.jp/system-stereo/products/UDA-1/feature_3.html#L1_70) DACは24/192はもちろんのこと、ソニーですからDSD64とDSD128にも対応。

www.quobuz.com より引用


特筆すべきはその値段。ヨーロッパでは実売450ユーロ前後、日本では4万9千円ぐらいのようです。音を聴いてみないと判りませんが、思わずセカンドシステムに欲しくなってしまう製品です。このような戦略的な商品がもとめ易い価格でソニーのような大手メーカーからでてくると、趣味としてのオーディオの先行きもまだ可能性はありそうかなと思いました。PCスピーカーから一段アップグレードしたいと言う層が開拓されてくるといいですね。

Sony HP: http://www.sony.jp/system-stereo/products/UDA-1/

2013年10月14日月曜日

ウィーンで落語!

10月12日土曜日の午後は、ウィーン大学日本語学科で行われた落語公演に行ってきました。 演じたのは、春風亭一之輔と春風亭ぴっかり、演目は、初天神、動物園、不動坊でした。

公演後の質疑応答

大きな階段教室の教壇のテーブルに座布団を敷いての公演。立ち見もでるほどの盛況ぶり。ドイツ語字幕付きではありましたが、日本人にしか分からないであると思われる洒落に笑い転げてた学生さんが多かったのは印象的でした。一緒に行ったウィーンに長い知人の方々によれば、ウィーン大学で日本語を学ぶ学生さんのレベルはかなり高いとのこと。

恥ずかしながら、僕が落語を生で観たのはこれがはじめて。とても面白かった。もっと早くから落語を観ていればよかったと思いました。今度、帰国の際には是非寄席に行きたいと思います。質疑応答で、落語は観客も減りしかも高齢化、テレビ・ラジオでの放送もへって、将来的存続に懸念が持たれつつあるとのこと。この様な素晴らしい古典芸能を絶やさぬようにサポートしていきたいとつくづく思いました。

会場はこんな感じのところでした
春風亭一之輔さんのHP:http://www.ichinosuke-en.com/

春風亭ぴっかリさんのブログ: http://ameblo.jp/pikkari-blog

2013年10月12日土曜日

iPodの電池交換


娘から譲ってもらったお下がりの第5世代iPod(30GB)の電池を交換。数年前、娘が新しいiPod購入に際して売ると言った古いモデルを僕が引き取ることにしたもの。ここ一年ほどいくら充電しても一時間程度しかも持たなくなっていたのだが、8ユーロ程度で電池が購入できることがわかって交換しようと思ったもの。YouTubeに交換方法のビデオが各種アップロードされており、それをiPadで見ながら作業。気をつけてゆっくりと時間をかけてやったのだが15分足らずで出来上がり。充電して動作も確認。これでしばらくは使えると思う。

僕はアマゾン・ドイツより買いましたがアマゾン・ジャパンでも同じのを売ってます:

2013年10月10日木曜日

Lange Nach Der Museen


10月5日土曜日にはLange Nach Der Museen(ミュージアムでの長い夜)の日で家族で行って来ました。これは年に一度、10月の初めに深夜までウィーン市内の美術館や博物館が開いており、そのイベントの切符(15ユーロ)で夕方6時から真夜中まで参加ミュージアムすべてに出入り自由と言うイベント。このイベント用に公共バスも臨時路線を走らせるという市を挙げての催しです。ウィーン以外にもオーストリアの主要都市さらにはたのヨーロッパの都市でも同様なイベントは開かれるようです。 プログラムによるとウィーンでは130以上の美術館・博物館が参加しており、この街にはこんないたくさんのミュージアムがあるのかと、最初は我々も驚きました。



写真のように美術館の中でコンサートが開かれていたりと楽しめた一夜でした。ちなみに写真に写っているのはCatch-pop Strings-Strongというデュオでワールド、ニューエージ、ジャズを一緒くたにしたようなカテゴリーわけが出来ない音楽でしたがポップでノリのある楽しい演奏。上の娘は面白いと言ってCDを買い求めていました。

Catch-pop Strings-Strong HP: http://www.catchpopstringstrong.com/ ビデオも見れます。

2013年10月6日日曜日

Ingrid Marsonerのゴールドベルグ変奏曲

グラモラ社HP(https://www.gramola.at/)より引用


バッハのゴールドベルグ変奏曲は、グールドの2度目の録音が定番。というイメージが定着しているようです。実際に僕も数年前までは、持っているのはグールドだけでいいやと思っていました。ところが友人となった音楽家の方に他にも素晴らしい演奏があるということを教えられて色々と聴き漁り自分の思い込みを残念だった思うとともに、他の録音にも目を向ける機会を作ってくれた友人に感謝したものです。バロック音楽、特にJSバッハはもう出尽くした、主要なものは大体聴いたかなと思ったときに突然と素晴らしい演奏に出会うことがあります。これは他のクラシックのジャンルや作曲家にも当てはまるかもしれませんが、バッハは特に顕著だと思われます。そんな感じで最近出会ったのがこのCD。妻がラジオで聞いて良かったといって2人で探して聴いてみたCDです。

オーストリア出身のピアニスト、イングリッド・マルソナーがウィーンのインディペンデント・クラシック・レーベルのグラモラ(Gramola)から2010年のリリースCD。ちょっと聴いただけでは普通で斬新さを感じることはありません。でも新たな息吹が吹き込まれかのように、飽きるほど聴いた曲なのに聴き始めるとずっと最後まで聴いていたい、何度でも繰り返して聴きたいと思わせられたCDです。



イングリッド・マルソナーHP: http://www.ingridmarsoner.at/
グラモラ社HP:https://www.gramola.at/en/


2013年10月5日土曜日

クリスティアン・ベザイデンホウトが日本で公演!!


前にもブログで紹介した我が家で今一番よく聴いているモーツアルトのCDの演奏家、Kristian Bezauidenhout (クリスティアン・ベザイデンホウト) が10月19日~24日の間、名古屋、厚木、京都、東京でコンサートを行うようです。 都合がつくようでしたら是非いらしてください。お薦めです! 

ベザイデンハウトの日本公演日程:http://www.allegromusic.co.jp/KristianBezuidenhout2013.html

harmonia mundi 社によるオフィシャル・プロモーション・ビデオです:



2013年10月3日木曜日

DiscSox


DiscSox CD Pro Sleeve

僕は収集癖があるので、本、CD、LP など、読まない、読むあてのない、聴かない、聴くあてのないものでもなかなか手放されないので時々嫌になってしまう。嫌になったら大処分するかというとそうもできないのが困ったところ。アメリカを発つときに本やLPなどは引き取り手が見つかったので大分処分できたが、CDは殆ど処分できずにウィーンへ持ってきてしまった。コレクションが大きくなると、CDの小さなサイズはかえって効率もアクセスもよく収納するための足枷になっているような気もする。色々と考え、探して見つけたのがこのMM Design社のDiscSox CD Pro  というCD用スリーブ。一つにCDブックレット、裏カバー、そしてCDを収められる。このCD用スリーブが優れているのは折らずに裏カバーが入れられることとディスクが2枚まで収納できること。使い始めたのは5~6年まえであるがなにしろここに書くには気が引けるだけのCDを持っているのと(とはいっても4桁の下のほう)、ちょっと入れ替え作業をするとすぐに嫌になって数ヶ月ほったらかしということを繰り返してきたので、数年ががりで先日やっと殆どすべてのCDをこのスリーブに入れ替えた。殆どすべてというのは家族が自分達がよく聴くCD数十枚はスリーブで無いほうが良いと言った為。この間にDiscSox CD Pro Sleeveも何度か改良されより軽く、丈夫ですべりにくくなったは怪我の巧妙とでも言うべきか。

スリーブに入れることの最大のメリットは保管スペースがセーブできること。下の写真のようなCD保管用のダンボールに普段はあまり聴かないCDをいれて押入れに保存しているのだか、通常のプラスチックCDケースだと大体114枚程度収まる。

通常のCDプラケースを入れた場合

それが、DiscSox CD Pro Sleeveだとこの通り1/3以下のスペースに収まるので同じダンボールの箱に400枚近く収められる。

上の写真と同じ枚数のCDをDiscSox CD Pro Sleeveに入れて収納した場合
紙ジャケ、デジパック、3枚以上のセットものやオペラ等のブックレットが厚いものには対応しないが、うちの場合ほぼ9割ぐらいのCDは収まり、収納箱の数も1/3程度に減らせたのでやれやれというところ。でも家人には喜ばれないばかりか、「Spotifyで何でも聴けるんだからもうCDはいらないんじゃない?」などといわれている...溜息である。本来ならば、DiscSoxにいれたCDを収められる引出しのついたキャビネットを家具屋さんに作らせたいところであるがしばらくは無理だな〜(苦笑)


MM Design社HPのDiscSox CD Pro Sleeveのページ: http://mmdesign.com/cd-storage-sleeves.php#
CD以外にも各種ディスク用スリーブを販売。どれもよく考えらた優れも。たまに、海外への送料も無料というセールがあるので要チェック。