2015年7月29日水曜日

『音楽の時代は終わった』 - 日経新聞(nikkei.com)のニュース解説記事 『ニュースをこう読む-丸さん、「音楽聴き放題」ってどうですか? 』

7月3日付けなのですが、先日nikkei.comのニュース解説記事、『ニュースをこう読む-丸さん、「音楽聴き放題」ってどうですか? 』を読みました。 日経新聞編集委員 村山恵一氏によるソニー・ミュージックエンタテインメント元社長の丸山茂雄氏 へのいわゆるサブスクリプション型と呼ばれる音楽配信サービスが日本の音楽業界に与える影響に関するインタビューをまとめた形での解説でした。

ここで丸山氏は『音楽の時代は終わっている』と述べており、氏の見解は『マーケットは大きいが、サブスクリプション型音楽配信サービスは年齢の高い音楽好き向き』、『若者は音だけでは満足しないので映像が主、音楽が従というコンテンツのビジネスモデルが必要』ということでした。

確かに、確かに今の世代のアーチストのコンサート等はパフォーマンスの要素が前面に出されるヴィジュアルなものも多いですが、我が家の場合、主にスポティファイを利用しているのはティーネージャーの娘たちで、統計をみても欧米では若い人(20~30代)がスポティファイなどのサブスクリプション音楽配信サービスの顧客の最大の年齢層。若い人たちは常に音楽を流してるというのが割りと当たり前で、ラジオ局もだいぶ前から主に音楽と主にトークという風にはっきりと分かれています。もちろんYou Tubeやネットフィックスといったネットによる映像配信サービスによる娯楽のメディアの多様化ということは顕著ですが、映像と音楽を結びつけたMTVでさえ、最近はミュージック・ビデオよりもドラマやリアリティー・ショーが中心になっています。音楽に対する姿勢というか生活の中の音楽役割的なものが日本と欧米とでは文化的に異なるのかもしれませんね。

日経の記事はこちら:http://www.nikkei.com/article/DGXMZO88750310R00C15A7000000/

2015年7月27日月曜日

マドリッド


Puerta del Solにて (OMD-EM5・Zuiko 9-18)
オランダの大学に行っている長女が帰省してきたので、家族でマドリッドに1週間ほど行ってきました。マドリッド出身の同僚から夏は40度近くになって暑いよ〜と聞いていたので覚悟していましたが暑かった〜。でも湿度は20%以下だったので思ったほど大変ではありませんでした。 観光というよりは、美術館巡りと食べ歩きが目的。


海のある街ではないのですが、築地に次ぐ世界最大級の魚卸市場があると聞いて、ウィーンでは気軽に味わえないシーフードに期待。


La Latina地区にある Mercado de la Cebada (前述の卸市場ではありません)(OMD-EM5・Zuiko 9-18)

Bar Santurce にて OMD-EM5・Zuiko 9-18)
立ち食いのバールでは美味しい海の幸を味わうことが出来ました。食事が出てくると食い意地が先にたって、食べている途中で写真を撮ることを思い出すので、食べかけの写真で悪しからず。

Cava de San Miguel 通り22時頃(OMD-EM5, Lumix G Vario 14-140)
 日が長く、夜が更けてから街は賑わいを見せていました。

特に美味しかった食べ物処。レストランというより、地元の人たちが多い居酒屋と言った感じの所がほとんどですが、マドリッドに行かれるならお薦めです!








2015年7月22日水曜日

Kanade


2ヶ月ほど前、Facebookの友人が村上春樹氏の期間限定サイト「村上さんのところ」を紹介していたので早速アクセスすると、氏が、レコードの埃がスッととれるので愛用していると自らを書いてあったレコード・クリーナー。日本精機宝石工業株式会社(NIPPON PRECISION JEWEL INDUSTRY CO., LTD.、通称ジコ・JICO)が紹介されており、春樹氏は、JICOがその技術を職人技の域を尽くして作った限定品で今でも買えるのかどうか分からないと書いてあった。村上春樹のファンを自認し、オ―ディオ・ガジェットに弱い僕は、早速ネットで検索、まだ買えると分かり、買えるうちにと見境無く注文してしまったのでした。

で、届いてみるとこれがなんとすごく立派な檜の箱に入っており、ご丁寧に檜の鉋屑まではいってとても香りが良い。箱代が原価の半分以上かな、なんて思ってしまいました。肝心のクリーナーも悪くはありません。でも、所詮ブラシはブラシかという感じかな~。伝統工芸家の知り合いが、作品を入れる箱と紐がその作品の格と市場価値に大きく影響すると話してくれたのを思い出してしまいました。

JICOから直接入手可能です:

国内からの注文:http://shop.jico.co.jp/limited/kanade/

国外からの注文:http://www.jico-stylus.com/product_info.php?products_id=1533

ちなみに「村上さんのところ」(http://www.welluneednt.com/)は既に終了していますが、これは新潮社の企画で氏とサイト読者のやり取りが本として出版されるそうです。アマゾンでは、早くも予約受付中! 書籍版は、「選りすぐりの名問答をセレクトして、
フジモトマサルのイラストを加えた愛蔵版」そして電子書籍版は「約3500問の全回答を完全収録! 超人気サイトのスタイルをそのままに手軽に携帯してたっぷり読める。」とのこと、春樹ファンの僕は出版社の意図通り、両方買ってきしまうという、またもやの散財パターンです...。

こんなことを書いていていたらJICOからのメールで何と、新しいレコード・クリーナーの発売、和三品(wasanbon)というブラシのセット。こっちの方が効果がありそう。早まった!

国内向けサイト:http://shop.jico.co.jp/limited/wasanbon/
海外向けサイト:http://www.jico-stylus.com/wasanbon.php




2015年7月16日木曜日

ザハ・ハディッドの建物 in ウィーン




ハディッド氏設計で2013年後半に完成した、ウィーン経済大学(Wirtschaftsuniversität Wien/WU)新キャンパスの図書館。実物は写真より凄くてよくこのような建物を建てられたなという感じ。 中はまるでSF映画に出てくる未来の建物のシーンのようです。

最近、日本から来るお客さんに、『ザハ・ハディッドの建物』と言うと、観に行きたい!とリクエストされます。氏のヨーロッパでの評判はとても高いです。

ちなみに、ウィーン経済大学の新キャンパスは世界の新進気鋭建築家の見本市の様で、阿部仁史アトリエ設計の建物のあります。

ウィーン経済大学サイト 新キャンパスの建物に関するページ:http://www.wu.ac.at/campus/architecture/en/

ザハ・ハディッドの公式サイト:http://www.zaha-hadid.com (氏の様々な作品が見れます)

阿部仁史アトリエのサイト、WUの建物のページ:
http://a-slash.net/index.php/projects/wu/

2015年7月10日金曜日

ロンドンでの休暇

OM-D E-M5 / M.Zuiko 9-18mm
十日ほど休暇でロンドンに行ってきました。次女が来年受験する大学の下見が主な目的でした。

2015年7月1日水曜日

映画「Woman in Gold」(ウーマン・イン・ゴールド)





監督:サイモン・カーティス
出演:ヘレン・ミレン、ライアン・レイノルズ、ケイティ・ホルムズ、タチアナ・マズラニー、ダニエル・ブリュール

ナチス・ドイツに接収されたグスタフ・クリムトの絵画を戦後に訴訟で取り戻したユダヤ系女性、マリア・アルトマンとその弁護士ランドル・シェーンベルク(かの有名な作曲家の孫)の実話の映画。思わず涙ぐんでしまう感動的な素晴らしい映画でした。お勧めです。

この映画のテーマとなったクリムトの『アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 I』に関して:ウィキペディア