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2017年1月19日木曜日

Leica M10 ・ ライカ M10 発表!

leica-camera.comより引用
噂どおりに昨日Leica M10が発表されました! 新開発の24MPセンサーを搭載、高感度ISOでの画質の向上、視野が拡がり、倍率が大きくなったファインダー、より簡素化された操作系、従来のデジタルMよりも薄めのボディ等など、ライカMファンのつぼをついた進化が特徴のようです。特筆すべきはISOダイヤルがボディ上面についたこと。デジタルMではピント、露出、についでISOの変更が一番よく行われる設定ですので、これにより撮影時の操作性が大幅に改善させることは間違いありません。ビデオ機能を省きライブ・ビューを残したことも大歓迎です。

左端がISO設定ダイヤル leica-camera.comより引用
M9を使っている自分にとって、なりよりも魅力は高感度ISOの画質の向上。M9だと画質が見劣せず実用となるのはせいぜいISO1000まで、僕は出来るだけISO800以下で使うようにしています。救いはこのM9のセンサーのダイナミックレンジが使用感上とても大きくて1~2段アンダーで撮った非圧縮のRAWファイルをLightRoomなどで現像する際に露出オーバーにすることによりカメラの高ISO設定よりも使用に耐えうる程度には良い画質の写真に仕上げられることです。M9は2009年の発売ですので、ライカが遅れているわけではなく、デジタル写真の技術がいかに進歩したかということでしょう。当然ですがLeicaM9の高感度画質は銀塩の同等感度のものを大幅に上回ります。
シンプルになった裏面 leica-camera.comより引用
僕は、次女が生まれた頃からLeica Mを使い始めましたのでもう20年近く使っています。当時、ニューヨークで働いていて、沖縄から両親が孫の顔を見に訪ねてくれた際に、カメラ好きの父を案内してニューヨーク地域で定期的に開かれるカメラ市に行って中古のライカが思っていたよりも全然安く売られており自分でも手が届くという事を知ったのがきっかけです。それ以降、子供たちの成長の記録は殆どLeica Mで撮ってきました。僕にとってはこのような用途には、写り・使用感ともにピッタリくるカメラでした。

写真のデジタル化が進み、デジタル版ライカM型カメラの値段があまり高く、しかもフル・フレームでなかったのでしばらく遠ざかり、暫くしてようやく中古で買ったM8を使い、去年やっと憧れだったフル・フレームのM9を中古で入手。使ってみると自分が撮りたい写真、撮るスタイルにはライカM型カメラが一番あっているということを再確認したような気がします。

と、言う訳でLeica M10は僕が今一番、欲しくて憧れるカメラです。ちょっと値段が高すぎるのですぐには買えませんが、眠っているオーディオ機器などを売りに出して、入手できれば?と金策を考えているところ...(笑)

このブログのライカに関する記事は:こちら


今(1月18日現在)読めるライカM10レビュー (僕がよく読んでいるサイト・英文ですが作例がみれます!):

www.stevehuffphoto.com

http://www.slack.co.uk/leica-m10.html

http://www.reidreviews.com/getArticleH5.asp?colorscheme=light  (有料サイトですが、それ見合う充実した内容です、購読料は一年39.95ドル)

https://www.dpreview.com/reviews/leica-m10-first-impressions-sample-images 

ライカ・ジャパン公式HP: https://jp.leica-camera.com/M10


2016年7月28日木曜日

ライカ ズミルクス 21mm ASPH のボケ味 / Bokeh of Leica Summilux 21mm ASPH

Leica M-P (240),  Summilux 21mm ASPH, F5.6, ISO 200, RAW

長いと思っていて沖縄の実家での滞在もあっという間に過ぎて、両親の経過も良好だったので当初の予定通りに沖縄を発ち所用の為、東京に来ています。

先日、Leica AkademieのLeica M Workshopに参加してことを書きましたが(こちら)その際に試したズミルクス21mm ASPHのボケ味についてちょっと書きたいと思います。超広角レンズは被写界深度が深いこともあって、そのボケ味に関しては通常あまり話題に上がりません。しかし、このレンズのように開放F値が1.4 と特に小さいレンズは、フルサイズとい比較的大きなカメラのセンサーと相成って、結構はっきりと背景がボケます。上の写真はF5.6で撮影したもの、下の写真は開放F1.4です。

Leica M-P (240),  Summilux 21mm ASPH, F1.4, ISO 200, RAW
写真をダブルクリックして拡大して比べていただくとよりはっきりと違い分かるかと思います。開放値で撮影したものは、ボケに加えて周辺光量の低下もより顕著に出ているので、被写体(銅像)がよりはっきりと前面に浮かび上がる立体的な写りとなっています。なだらかな美しいボケと、ピントがあった部分のシャープさ、そして開放F値での自然な(作為的に見えない)周辺光量の低下が、ライカMシリーズの開放F値の小いレンズの独特な魅力です。値段のとはさておいて、このような写りが自らの求める作品のスタイルに共鳴する・はまってしまうと、プロ・アマ問わず写真家はライカの虜になってしまうのだと思います。多くの写真家が開放F値が0.95のノクチルクス50mmに憧れるのも頷けるかと思います。

前にも書きましたが、ズミルクス 21mm ASPH は素晴らしいレンズで、使う前の想像に反してカメラとのバランスも良く、取り回しの楽なレンズでした。宝くじにでも当たれば是非欲しいレンズではあります。 作例を2点追加します:

Leica M-P (240),  Summilux 21mm ASPH, F4.5, ISO 200, RAW
Leica M-P (240),  Summilux 21mm ASPH, F4.5, ISO 200, RAW

英文ですがこのレンズに関して参考になる作例の入ったブログを紹介します:
http://www.ventspleen.com/21mm-1-4-leica-summilux-lens-review/


2016年6月21日火曜日

Leica Akademie M Workshop In Wien (追加・校正あり 2016年6月23日)

Leica M9, Summilux M 35mm ASPH Pre FLEで撮影
先々週の土曜日(6月11日)に、ウィーンのライカ・ストアで開かれたLeica AkademieのLeica M Workshopに行ってきました。講義はドイツ語とあったので、ウィーンに5年以上住んでいながら仕事はすべて英語なので全くドイツ語が上達してないので、ちょっと迷たのですが丸一日ライカM-Pを使えるとあって参加することにしました。

レンズもノクティルックス M50mm F0.95 ASPHとアポズミクロン M50mm F2.0 ASPH以外すべての現行品のレンズが揃っていて、それらを自由に使えて、ライカマニアにとっては至福の一日でした。オーストリアの人たちは一概におおらかなのでレンズの取り合いにもならずに和気あいあいとしたセミナーでした。

ドイツ語の講義は、言葉はほとんど分からずも、写真・カメラの予備知識は十分だったのでなんとなくわかったような感じでした 

Leica M9, APO-Summicron M 75mm F2 ASPHで撮影・RAWをLightRoom6.6 デフォルトで現像、調整無し
上の写真は、持ってったM9に、アポズミクロン75mmをつけて講師の方を撮影。今までは75mmなんて中途半端な焦点距離、という偏見を持っていたのですが、それが見事に覆され、いまは一番気になるレンズになってしまいました。


Leica M-P, Summilux M 21mm F1.4 ASPH撮影RAWをLightRoom6.6 デフォルトで現像、調整無し
この写真はズミルクス21mm ASPH F1.4! 日本だと実売価格92万円(正規輸入品)ほどするレンズです。 このような機会でもないと手が届かない憧れのもの。どこかのレビューで画角が広くなった35mmレンズだと評されていましたが、まさにその通りの描写です。超広角を感じさせる収差・歪曲が全くと言っていいほどありません。素晴らしいレンズですが、例えばニコンの20mmF1.8 ED(日本での実売価格9万円前後)と比べ、どうか? というと、例えばこちらのレビュー(http://www.kenrockwell.com/nikon/20mm-f18.htm)の作例などをみると果たしてどのくらい良いのだろうか?と考えさせられてしまいます。

さて、Leica M-P (240)ですが、ネット上ですでに多く書かれているように、ふつーに良いデジタルカメラの描写だと思いました。M9のCCDセンサーは、一昔前にライカ・レンズで撮った銀塩写真のようにこってりっとした色のりで、シャープだけどやさしく温かみのある独特なライカらしい描写を受けつでいるのですが、M-P(240)はそれがだいぶ薄れているような印象をうけました。 ちょっと前に、Leica Storeの店員さんが、銀塩時代からのライカ愛好者はM(240) よりも、M9を好む傾向があると話してくれたのですが、今回一日M-P を使ってみてそれを実感できました。前ほどM Type-262を欲しいと思わなくなったので良かったかも。ちなみに何度か262を手にとってみてますがトップカバーがアルミになったというカメラの質感は悪くなく、まったく違和感を感じませんでした。

M9の傾向の描写で高感度まで十分に実用可能なMカメラというのが今の僕の理想です。

ワークショップ参加の方々Leica M-P, Summilux M 21mm F1.4 ASPH撮影RAW

2015年12月1日火曜日

Leica M Type 262 発売!


http://jp.leica-camera.comより引用
11月19日に発売されたLeica M Type 262。シャッターは改良されより静かになったけど、ライブビューなし、動画録画機能無し。アナクロだけど、まさに、往年のライカファンの心をくすぐる新製品です。ライカ社もやっとファンのつぼを認識してくれたか、という感じですね。トップカバーにアルミを採用下との事で軽くなるのはウェルカムですが質感がどうなのか?シャッターはどのくらい静かなのか?早く触ってみたいです!

ライカカメラジャパンHP Type 262のページ:http://jp.leica-camera.com/フォトグラフィー/Mシステム/ライカM-Typ262

さすがにアマゾンでは売っていないだろうと思いましたがM-P Type 240がありました! 新品はとんでもないお値段。こんなのアマゾンで買う人いるのかな〜?




2015年11月29日日曜日

シンクタンクフォト アーバンアプローチ5 / thinkTANK Photo Urban Approach 5 (11/29 一部改訂)

http://joerivanderkloet.comというオランダの写真家のサイトでライカレンズのレビューを読んでいたら、そこにビリンガム・ハドレー・デジタルのレビューがあって、レンズ付きM型ライカと交換レンズ2本を持ち歩くのにちょうど良いと書かれており、またいつもの悪い癖でついつい欲しくなって検索していると、そういえば首里の実家から徒歩10分ぐらいの所に写真機材のお店があったな〜と思い出しまた検索して見つけたのが、「オリエンタル・ホビー。」 自ら写真用品を輸入し通販を行うネット・ショップ。サイトを見ていると色々と使えそうなグッズが沢山あり、もっと早く思い出しておけばよかったとちょっと後悔。ハドレー・デジタルもあって、値段もヨーロッパで買うのとそんなに変らず。通販が主体であるがオフィスでも商品販売しているとのこと。ウィーンにはビリンガムの代理店がないのでこれは帰省の際に見に行くしかないと思いながら、同店取り扱いの各種バッグをみているとシンクタンクもあって、またもや僕のアンテナに引っかかったのが「アーバンアプローチ5」と「アーバンアプローチ10」今年の3月に発表された新製品。 一昨日の午後、散歩をかねてオリエンタル・ホビーに行ってきました。

○ ○ ○

店長の小倉さん自らに商品を見せてもらい、見て、触って納得し購入。バッグはハドレー・デジタル、アーバンアプローチ5、アーバンアプローチ10と見て、どれもそれなりによくて迷いましたが一番欲しいと思っていたコンパクトなバッグのイメージに近かったアーバンアプローチ5に決定。


デジタル・ハドレーの横幅 220 × 奥行 135 × 高さ 225 mmという大きさ(外寸)に対し、アーバンアプローチ5は横幅 260 × 奥行 140 × 高さ 180 mm(外寸)。プロポーション(寸法の比率)は異なるものの、体積はほぼ同じ。バッグのデザインで想定された用途の違いでレイアウトが異なり、M型ライカ機材の収納力には大きな違いがあります。


前にも似たようなことを書きましたが(こちら)、Mライカのカメラやレンズは、マイクロフォーサーズの多くボディ、レンズと似たような大きさであり(でも断然ライカは重たい)、そのためだと思いますがミラーレスカメラ用にデザインされたというアーバンアプローチ5はM型ライカ用にも大きさはぴったり。外見上も僕が好きなカメラバッグ然としないデザイン。雨の日のためにレインカーバもついてきます。

M9+Summilux 35mm ASPH, Elmarit 21mm+view finder, Summilux 50mm with hood,Tele-Elmarit 90mm, Batteries, SDカードホルダー, MicroFiber cleaning clothを入れてもさらに8インチタブレット(iPadMini等)、メモ帳などが収納可能

昨日から実際に使っていますが良い感じです。唯一、気になる点がショルダー・ストラップが長めである事。これは、アメリカ製の多くのバッグに当てはまる事ですが、僕のように背の低い者(160cm)にとっては、作りの上でこれ以上短くならないところまで短くしてもちょっと長めで、たすきがけにしてちょうどいいぐらいです。

シンクタンクフォト アーバンアプローチ5は、ライカM型、マイクロフォーサーズをお使いのカメラマンにはお勧めのバッグ。ボディを2台持ち歩きたい、マイクロフォーサーズのプロ用レンズを使っている方、ボディを2台持ち歩きたい方、旅行等でカメラ以外の物も入れて持ち歩けるショルダーバッグをお探しの方は、アーバンアプローチ10をご覧になられる事をお勧めします。

オリエンタル・ホビーさんもおすすめです。ネットショップをチェックしてみてください。色々と面白いものがあります。バッグの他に僕は前から興味のあったGami Light(ガミライト)のディフューザーとfreehands(フリーハンズ)フォトグローブ (自分の分と妻へのお土産)も購入しました。

新たなバッグを買ってもFoggのカメラバッグは手放したくないし、ウィーンに戻ったら家人にバッグが増えた事をどう言い訳しようか悩んでいるところです...。

オリエンタル・ホビーHP:http://oriental-hobbies.com

thinkTank Photo HP (Urban Approach5のページ): thinkphoto.jp (Urban Approach 5)

thinkTank Photo HP (Urban Approach10の ページ): thinktankphoto.jp-Urban Approach 10

2015年11月11日水曜日

温暖化進む!? ウィーン

Leica M9/Elmarit 21mm

去る土曜日からウィーンは季節はずれの暖かさ。最高気温が17度以上、最低もせいぜい13度。
5年前、転職が決まってから妻と2人で下見に来たのがちょうど今頃の時期でした。そのときはとにかく寒くて二人でオーバーの襟を立てて暗いウィーンの街を歩いたこともまだ記憶に新しいことです。ここ2~3年の冬はとてもマイルドで寒くてもせいぜいマイナス7~8度程度。越してきた2010年12月のマイナス20度にはとても及びません。

11月なので日は短く5時ごろには真っ暗になってしまいますが、暖かく天気もよかったので、妻と2人でウィーン19区のワイン畑のある丘を散歩してきました。


Leica M9/Summilux ASPH 35mm
もともとワイナリーだった場所を改装して最近出来たレストラン(上の写真)で遅い昼食。

Leica M9/Summilux ASPH 35mm
レストランの前にあるこれもまた最近、修復・改装されたアパートには、ここにカール・ベームが住んでいたとの銘版がありました。


Leica M9/Summilux ASPH 35mm

2015年11月7日土曜日

Leica Summilux / ライカ ズミルクス 50mmF1.4 追記



先日、ライカのレンズを売りに出したことを書きました(こちら)。そこで最初期型、二期型云々とかきましたが、この分類は人によって多少意見が異なる場合があるので、誤解の無いように私なりの理解と分類を述べさせていただきます。

まず写真一番左が最初期モデル。1959年から1961年の間製造販売。どちらかと言うと珍しいものだけど、人気がそれほどでもないので、相場は比較的安い。写りは柔らかくクラシックな傾向。カタログの型番はSOOME。最短撮影距離は1m。フィルター径43mm。重量325g。

左から2番目が第2期モデル。1961年から1968年の間製造販売。新設計の光学系で外見は最初期型と変わらないが中身はまったくの別物。(描写に関しては下記の第3期モデルを参照)シルバークローム仕上げ。カタログ番号は発売当初SOOMEで11 113 となる。特注でブラック・クローム仕上げもあったようでこちらの型番は11 114。ちなみに第2期型の特注ブラック・クローム・バージョンのデザインは今年になった復刻され「ライカ ズミルックスM f1.4/50mm ASPH. ブラッククローム」として発売されている。最短撮影距離は1m。フィルター径43mm。重量301g。

真ん中が第3期モデル。光学系は第2期モデルと同じ。1969年から1991年の間製造販売。ブラックのみで鏡筒ローレット加工が変更された。上記写真のように50と鏡筒に記されたのは後になってから。初期のものにはこのように記されていない。光学系が同じであるためこのモデルを第2期型のクロームモデルと同じモデルとして分類をする場合も多い。気が抜けるほど第2期モデルと同じ写り。このレンズはぼくが最初に入手したSummilux 50mmで、開放から今でも十分通用するほどシャープであるが、微妙にやさしさが加わる描写でボケも綺麗、これぞライカ・マジックであるというような気がして僕をSummilux 50mmの虜にしました。人物を撮るには最高なレンズのひとつだと思います。二人の娘たちの成長を記録するのに活躍しました。カタログ番号は初めは11 114でのちに11 113 となる。最短撮影距離は1m。フィルター径43mm。重量360g。

左から4番目が第4期モデル。レンズ構成は第2期モデルと同じだが描写は違うのでコーティングなどの変更・改善の結果によるものだと思う。1992年から2004年の間製造販売。鏡筒のデザインが大幅に変更され、フードは内蔵。発売当初はブラックのみであったが1999年からシルバーが発売された。最短撮影距離は0.7mに変更。30cmの違いはたいしたこと無いと思われるかもしれないが、至近距離で人物を撮る際に画像一杯に人物を入れられるかどうかの差につながるので、ポートレート撮影にはかなり有利な改善だと思う。写りはより現代的。特に発色が前のモデルに比べると色の彩度が高くなり、印象としては色が濃くなった感じ。コントラストもだいぶ高くなったような気がする。個人的には前述のライカ・マジックがなくなり普通の優秀なレンズの描写になったような気がして、あまり出番は無かった。カタログ番号は11 868 (ブラック)、 11 856(シルバー) 。最短撮影距離は0.7mに変更。フィルター径も46mmに変更。重量は、275g(ブラック)/380g(シルバー)。チタンカラーの限定品も発売されている。

右端が現行の第5期モデル。非球面レンズ、フローティングエレメント、特殊ガラス等を採用し技術的に最先端を行くものであったレンズ(いまもそうかもしれませんが...)。2004年から製造販売。色はブラックとシルバー。カタログ番号は11 874(ブラック)、 11 883(シルバー)。最短撮影距離は0.7m。フィルター径は46mm。重量は、335g(ブラック)/460g(シルバー)。上述した、昔ながらのブラック・クロームのデザインを周到したバージョンが2015年4月より発売された。写りは、発色、解像度など異次元のものだとでもいえる素晴らしさ。このように優秀な性能を持ちつつもガチガチなシャープさではなく綺麗なボケとライカ独特ともいえる優しさと味のある描写をする素晴らしいレンズ。35mm Summilux ASPH と並びライカ・マジック新世代を産み出せるレンズだと思います。M8を使い始めてから殆ど出番が無く(やや望遠になってしまうので)、当時M9はあまりにも高く買い換えるたくらみをする気すら起きなかったので、手放しましたが、今でもそれを後悔しています。 ライカ社HPズミルクス50mm商品案内はこちら


<参考文献・サイト>

中村真一著「新M型ライカのすべて」

http://www.kenrockwell.com/leica/50mm-f14.htm

https://www.cameraquest.com/mlenses.htm

http://www.overgaard.dk/leica_lens_compendium.html

http://www.l-camera-forum.com/leica-wiki.en/images/3/3a/Puts-2002-M-lenses.pdf

「ライカを買おう」http://leica.xxxxxxxx.jp/kaisetu_lens_m_50lens.htm

この記事を書くに際し上記サイトは、2015年10月29日~11月3日の間にアクセスしました。

2015年11月4日水曜日

ブリックファングデザイン見本市・Blickfang design fair

Leica M9/Elmarit 21mm

さる週末の土曜日(10月31日)オーストリア応用美術博物館MAK(デザイン博物館)で開かれている毎年恒例のブリックファング(Blickfang)と呼ばれるデザイン見本市に行ってきました。秋休みで帰省中の長女とひさしぶりに家族四人で出かけてきました。ヨーロッパ中から集まる主にインデペンデント・デザイナー達が自ら作った作品の展示即売会です。一部をのぞき毎年異なるデザイナー達が集まるので見て回るだけでも楽しいイベント。僕は何も買いませんでしたが、妻と娘達はそれぞれ気に入った物を買って帰りました。 今年は3Dプリンターを使った作品が特に目につきました。下の写真のようにプリンターを持ち込んで、「プリント」しながら販売しているブースもありました。


Mostlikely のブース (http://www.mostlikely.at/)

ブリック・ファングの説明(ウイーン市公式観光サイト、日本語です):https://www.wien.info/ja/lifestyle-scene/blickfang-design-fair

オーストリア応用美術博物館MAK(ウイーン市公式観光サイト、日本語):https://www.wien.info/ja/sightseeing/museums-exhibitions/top/mak

フリックファングHP:http://www.blickfang.com/

Mostlikely ウェブストアhttp://mostlikelyshop.com/

2015年10月31日土曜日

Leica M9 が やってきた (中古ですが...)


前に書いた、写真集とレンズの処分(こちらこちら)は、M9を入手する為のことでした。レンズと写真集のほかにもM8のボディー、コシナ・ヴォクトランダーのレンズ、若干のアクセサリーも下取りに出しました。ライカショップ(こちら)にもっていった際、お店にはM9の在庫が無く。M(Type 240) なら中古をさらに3割引するよ~(近々、M240の後継機が出るとの噂は本当なのか?)といわれたけど、それでもM9中古の相場価格より6割以上高かったので、M9の中古が入荷したら連絡をくれることで話がついた。なんにも連絡が無いので先日電話してみると一点入荷があったとのこと、早速、オフィスを早引けしてお店に行ってきました。仕事を早引けするほどの事かって? オーストリアではお店は早く閉まるので仕方の無いことなのです。しかも、休日は当然のこと土曜日も空けていないところが多く、ライカショップもご多分に漏れず、平日午前10時から午後6時まで、中古部門は土日、休日はお休み。隣りだけど別店舗になっている新品のセールス部門のみ土曜日半日営業なのであります。

心ワクワクで行ったのですが、現物を見てみてちょっとカッガリ、だいぶ使い込まれた個体でした。でも在庫はこれしか無いし、更にまけてくれると言ったので、購入することに(といっても、当方の持ち出しは処分した機器と写真集のみ)。ついでにElmarit 21mmF2.8もゲット。レンズの方は箱無しの新古品でした。ライカショップ経営者のピーター氏がライツカナダ(通称ELCAN)の在庫を最近すべてひきとってきたとのこと。こちらもだいぶ勉強してもらいました。ピーター氏曰く、ELCANは当時からライツ米軍向けの軍事用光学器機の製造も担当していたとのことで製造技術はドイツ本社に勝るとも劣らないものであったそうです。

ライカのレンズをフルフレームで使えるというのは良いですね。35mmを35mmの画角で使えるのはうれしいです。APS-HサイズのM8だと45mm相当でしたから...。写真を撮るのがまた楽しくなってきそうです。

尚、写真集の内の一冊はライカショップのオークションに出品することになっています。ご興味のある方は是非こちらをご覧下さい:http://www.westlichtauction.com/fileadmin/kataloge/photoauction13.pdf


ライカショップのHP:https://www.leicashop.com/

2015年10月24日土曜日

Leitz (Leica) Summilux/ライツ(ライカ)ズミルクス 50 1.4 最初期型と第2期型を売りに出した




先日、写真集を処分することにしたと書きましたが(こちら)それと一緒にレンズも2本売りに出しました。それが写真のライツ(ライカ) ズミルクス 50mm F1.4。前モデルとされるズマッリット50mm F1.5のレンズ構成を引き継いだと言われる最初期型(上の写真の手前)と 1966年頃から発売された、当時新設計の第2期型(上の後方)。外見はほとんど同じですが中味は全く別ものです。それぞれマッチング・フードとキャップ、UV フィルターつき。ちなみに、このレンズは特別仕様の薄くて表の枠に出っ張りの無いフィルターでないの(判りづらいかもしれませんが下の写真)フードを取り付けることが出来ません。あらかじめこのような設計したのか、後でつじつまを合わせたのか判りませんが、このような変わったところ(idiosyncracy)は、ライカファンの心をくすぐる物であるのは事実です。


特に第2期型の光学性能は非常に優秀だったようで、非球面・フローティング・エレメントの新ズミルクス50mmF1.4ASPHが2004年にでてくるまで、基本的には同じレンズ構成が引き継がれて行きました。勿論、コーティング等は進歩して変わってくるのでレンズの描写(特にカラー)は60年代のモデルと90年代モデルとではだいぶ違いがありました。

僕はズミルクス50mmがとても好きなレンズで一時期ASPHを含め5本の異なるバージョンを持っていたことがありますが、一番好きだったのが第2期型と第3期型でした(基本的には同じ物ですが第3期モデルはブラック・クロームです)。描写に関しては、僕が持っっていた個体での比較では第2期型と第3期型(70代生産)とではあっけないほど同じ描写でありました。もちろん、銀塩フィルムでの比較です。

左から年代順。
上の写真は2009年3月に撮影したもの。M8購入の為に一本下取りにだすことに決めたときの記念撮影。今手元にあるのは中央の第3期型のみとなってしまいました。