2016年6月21日火曜日

Leica Akademie M Workshop In Wien (追加・校正あり 2016年6月23日)

Leica M9, Summilux M 35mm ASPH Pre FLEで撮影
先々週の土曜日(6月11日)に、ウィーンのライカ・ストアで開かれたLeica AkademieのLeica M Workshopに行ってきました。講義はドイツ語とあったので、ウィーンに5年以上住んでいながら仕事はすべて英語なので全くドイツ語が上達してないので、ちょっと迷たのですが丸一日ライカM-Pを使えるとあって参加することにしました。

レンズもノクティルックス M50mm F0.95 ASPHとアポズミクロン M50mm F2.0 ASPH以外すべての現行品のレンズが揃っていて、それらを自由に使えて、ライカマニアにとっては至福の一日でした。オーストリアの人たちは一概におおらかなのでレンズの取り合いにもならずに和気あいあいとしたセミナーでした。

ドイツ語の講義は、言葉はほとんど分からずも、写真・カメラの予備知識は十分だったのでなんとなくわかったような感じでした 

Leica M9, APO-Summicron M 75mm F2 ASPHで撮影・RAWをLightRoom6.6 デフォルトで現像、調整無し
上の写真は、持ってったM9に、アポズミクロン75mmをつけて講師の方を撮影。今までは75mmなんて中途半端な焦点距離、という偏見を持っていたのですが、それが見事に覆され、いまは一番気になるレンズになってしまいました。


Leica M-P, Summilux M 21mm F1.4 ASPH撮影RAWをLightRoom6.6 デフォルトで現像、調整無し
この写真はズミルクス21mm ASPH F1.4! 日本だと実売価格92万円(正規輸入品)ほどするレンズです。 このような機会でもないと手が届かない憧れのもの。どこかのレビューで画角が広くなった35mmレンズだと評されていましたが、まさにその通りの描写です。超広角を感じさせる収差・歪曲が全くと言っていいほどありません。素晴らしいレンズですが、例えばニコンの20mmF1.8 ED(日本での実売価格9万円前後)と比べ、どうか? というと、例えばこちらのレビュー(http://www.kenrockwell.com/nikon/20mm-f18.htm)の作例などをみると果たしてどのくらい良いのだろうか?と考えさせられてしまいます。

さて、Leica M-P (240)ですが、ネット上ですでに多く書かれているように、ふつーに良いデジタルカメラの描写だと思いました。M9のCCDセンサーは、一昔前にライカ・レンズで撮った銀塩写真のようにこってりっとした色のりで、シャープだけどやさしく温かみのある独特なライカらしい描写を受けつでいるのですが、M-P(240)はそれがだいぶ薄れているような印象をうけました。 ちょっと前に、Leica Storeの店員さんが、銀塩時代からのライカ愛好者はM(240) よりも、M9を好む傾向があると話してくれたのですが、今回一日M-P を使ってみてそれを実感できました。前ほどM Type-262を欲しいと思わなくなったので良かったかも。ちなみに何度か262を手にとってみてますがトップカバーがアルミになったというカメラの質感は悪くなく、まったく違和感を感じませんでした。

M9の傾向の描写で高感度まで十分に実用可能なMカメラというのが今の僕の理想です。

ワークショップ参加の方々Leica M-P, Summilux M 21mm F1.4 ASPH撮影RAW

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