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2020年11月6日金曜日

ロックダウン中のオーディオ工作

 

今回のロックダウンは前回と違い、日中は商店などが営業しているので街に出ると割と普通に感じます。

とはいえ、在宅勤務がメインとなり、通勤時間が無くなったのでオーディオ工作を再開。もう4年ほど前からパーツを集め始め、懸案であった Nelson PassのFirst Watt F6(こちら)のクローンです。

クローンとはいえ、Pass氏が公式に認めたDIY Audio Storeの基盤を使っています(こちら)。しかし、キットではないので色々と考えながら作るので時間が掛かっていますが、オーディオ工作に励んでいる間は全てのことを忘れ集中できるので、マインドフルネス瞑想に匹敵するストレス解消・心を整える活動ではないかと思っています(笑)。

ちなみに、F6はもともとアマチュアDYIオーディオファイルのためのイベントでパスが発表、当初は製品化の予定がなかったアンプであったとの事(こちら)。

電源はフルで出川式第二世代電源にしています。順序・やり方に応じて組み立てる複雑さが変わってくるので、焦らず、少しづつ、熟考した後に半田付けをするという風にやっていますので、完成までにあと1週間ほどはかかるかな〜。

乞うご期待。

2017年10月21日土曜日

プリアンプのB+電源の整流管(6X5)から出川式電源整流素子に交換


クロック導入して音源ソースの音質が上がったので、システムの全体のポテンシャルも上がったようで、色々と試しています。 2週間ほど前になりますが、プリアンプのB+電源の整流を整流管(6X5)から出川式電源整流素子に交換しました。一年半ほどまえにパワーアンプのB+電源の整流を出川式にして以来(こちら)、プリアンプも替えたいと思っていました。いままで色々と出川式パーツを入れてきましたが、今回も同様の音質の向上で満足しています。

とくに良くなったのが低域の質感。ピアノ、弦楽器(チェロやベース)、打楽器の低い音がよりリアルに実在感を持って聴こえるようになりました。もうひとつの向上は音場感。より奥行きを感じられるようになりました。

本ブログの出川式電源パーツ導入に関する記事はこちら:http://isakusphere.blogspot.co.at/search/label/出川式電源

A&R Lab (出川式電源部品製造発売元): http://www7b.biglobe.ne.jp/~degawa/index.htm

僕はいつもここから出川式電源パーツを購入してます: http://www.practsoundsystem.com 

2016年8月20日土曜日

LCMとCPM





先日家人が一時帰国から戻ってきました。一人で家にいると、週末はちょっと手持ち無沙汰。コンサートはオフシーズンだし、テレビ・映画もとくに観たいものは無いので、先週末は、久しぶりに少しアンプをいじりました。これはその第一弾。第二弾もあるので乞うご期待。

そのひとつがこれ。懸案であったパワーアンプのB+電源回路に出川式電源のCPMを取り付けました。4月に整流管を出川式電源整流素子に交換 (こちら)、それから一月ほど後にLCMを取り付けていました。

LCMをつけるとより情報量は増えます。低音が締まり、ただし、うちのシステムはほんのちょっと締まりすぎかな?という感じ、高域は伸びた感じはするもの、ほんの少しだけ硬くなったような印象を受けました。これは前にCPMをつけてLCMをあとから追加した経験から予想していた結果ではなくて以外でした。

で、CPMを取り付けるとより高域は伸びる感じはするものの、硬さはまったくなくなり、低域にほんの少しですがふくよかさが戻り、全体的に情報量は増えて、かつ、より自然な音に近づいた印象を受けました。より好みの音になり、宣伝文句と同じですが、本当に音楽を聴く楽しみが増えたようです。やはりCPMとLCMは両方つけるのが良いですね。

取り付けて後にいつも思うのですが、出川式電源部品はオーディオ・ファイルにとってもっともコストパフォーマンスの高いアップグレードのひとつではないでしょうか? お薦めです!

A&R Lab (出川式電源部品製造発売元): http://www7b.biglobe.ne.jp/~degawa/index.htm

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2016年5月19日木曜日

300BシングルのパワーアンプのB電源を整流管(5U4GB)から出川式電源整流素子に交換




もう3週間ほど前になりますが、300BシングルのパワーアンプのB電源を整流管(5U4GB)から出川式電源整流素子に交換しました。 上の写真のようにソケット型のケースに入れた第二世代電源素子ですが、いわゆる「Plug and Play」ではなくて、電源回路にコンデンサと抵抗器を追加する必要がありました。

実装後、電源をいれて、チェック。 問題が無かったので、スピーカーをつなぎ音出しをすると、想像をはるかに超える音の違いに衝撃をうけました。 いままで数多くの整流管を試してきて、整流管による音質の違いが、出力管(300B)による音の違いに勝るとも劣らないというのが自分の経験から得た結論でしたが、ここまで変わるとは...。

一番、顕著だったのが低域の量感と質感が飛躍的に向上したこと。使用しているスピーカーには一応30cmウーハーがついているのですが、思いのほか低域が出ないというのが悩みの種でしたがそれが見事に解決しました。始めは、出すぎかなと思いましたが、4~5時間後にはだいぶバランスの整った音になってきた感じでした。エージングが進んだいまではまったく違和感がありません。ジャズのダブル・ベール、バスドラの音がより実在感が出てきたのみならず、ボーカルが体全体で歌っているという感じがよりはっきりとわかるようになりました。

次にはっきり感じたのが、音離れが良くなったというか、音場感、音像感が向上しました。今までは、音場がスピーカーの間に平面的にあるという傾向で、もう少し前後感・奥行きを出せればというのが課題でしたが、これもはっきりとわかる違いで良くなりました。もちろんレコーディング次第ということもあるのですが、全体的に定位がより良くなり、より立体的に聞こえてくるようになった感じです。 さらに情報量が増えて、空気感、例えばクラシックのレコーディングのホールの響き、がよりはっきりと聴こえるようになりました。レコーディングによっては今まで聴こえなかった音(チェリストの息を吸う音)が初めて聴こたものもあり、こんなに違いがでたのは本当にしばらくぶりのことです。

初めのころは、高域が若干きつめになった感じで、レコーディングによっては音量をあげると聴きづらくなるものが出てきましたが、エージングが進むにつれて気にならなくなり、今ではまったく問題がありません。 CPMとLCMも近々取り付ける予定ですので乞うご期待。

いままで持っていたイメージは、半導体による整流より整流管のほうが良いと思っていたのですがそれが見事に覆りました。 


A&R Lab (出川式電源部品製造発売元): http://www7b.biglobe.ne.jp/~degawa/index.htm

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2015年8月24日月曜日

プリアンプ のアップグレード(とりあえず)のまとめ (一部訂正:2015年8月26日)



ご無沙汰してます。ウィーンはやっと熱波が去って、先週は20度前後で気持ちが良い日が続きました。今週の予報だとまた暑くなってくるようです。公私ともどもばたばたと忙しく、ブログの更新が疎かになってしまいました。

さて、ここ3~4ヶの月間に、我が家のプリアンプに以下を施しました:

  • 真空管のヒーター電源にCPMを追加。整流回路は以前に出川式電源に変更済み。
  • 同電源にLCMを追加。
  • 出力用トランスのリード線をVH AudioのUniCrystal OCC SILVER Hookup Wire with AirLok(銀線・入力側)と UniCrystal OCC Copper Hookup Wire with AirLok Insulation (銅線・出力側)に変更。

エージングも終わり、色々と聞いてきているのですが、ここまでやれば当分は良いだろうと思うところまできたかな~と思っています。

今回はCPMをはじめに取り付け、しばらくしてからLCMを付けました。出川式電源の整流回路にCPMをつけるだけでも音質の向上がはっきりとわかります。さらにLCMをつけるとCPMのみの場合にくらべ、より低音が豊かになり、クリアだけど自然で有機的な音になったと思います。両方つけるのがお薦めだと思います。

我が家のプリアンプはAudio Note Kits Pre L3です。詳しくはこちらをご覧ください:

5年ほど前、アメリカを離れる際にキットを購入、ウィーンに引っ越してきてなんとか落ち着いてきた2012年の夏に組み立てて我が家のシステムに導入しました。


プリアンプのここまでの道程は以下の通り(時系列):

カップリングコンデンサーをVH Audio V-Cap CuTFに変更

カップリングコンデンサーをDuelund Coherent Audio CAST PIO Cu に変更

バイビー素子取り付け:

電源回路の平滑用電解コンデンサーをブラックゲートに変更

増幅回路真空管のB+電源用に平滑用コンデンサーを追加しCPMとLCMを導入

シャント方式アッテネータ導入・アテネータの入力抵抗をVISHAYのVAR-Series "naked" Z-FOIL RESISTORに交換

増幅回路真空管のヒーター電源整流回路を出川式に交換

増幅回路真空管のヒーター電源回路にBellesonのスーパー・パワー・レギュレーター MKIIを導入

増幅回路真空管のB+電源回路の定電圧放電管 をSiemens のSTV 108/30に交換


こう並べてみると、3年ちょっとの間に色々とやったもんだな~と思います。これだけやってみて、わかったのは、月並みではありますが、プリアンプはオーディオシステムの要であるということ。それぞれの変更が音に対する影響はかなり大きかったです。もう一点は電源がいかに大切であるかということです。

DIYをやってよかったのは、機器を買い換えたりしなくても自分で少しづつ改善していけること、そしてなんかあっても大概の場合は自分で直せる事です。もちろん、部品代は馬鹿になりませんが機器を買い換えるよりはだいぶ安上がりです。それに工作をしている間は、すべての事を忘れそれに没頭できるのも僕にとっては良いストレス解消になっています。

プリ以外にも、アナログ再生の環境をいじったり、パワーアンプをいじったりしているので、それらは、また次の機会に。


付記:VH Audio (VHオーディオ)に関して

2000年代初めに、インターネットで自作ケーブルの作り方を紹介していたChris VenHausが、あまりの反響に応えるために起こしたブランドで、自社ケーブル、独自に開発した自社ブランドのコンデンサー、各種アクセサリー、自社開発・特注の自作用の配線材とパーツをネットで販売している会社。欧米のオーディオDIY派には高い評価を受けている。僕も電源ケーブルに始まりインターコネクト、スピーカーケーブル、デジタル同軸ケーブル、自作の内部配線にここの配線材を使用。オーディオファイルを納得させる情報量を持ちながら、とても自然で音楽性の高い聴き疲れの無い音でとても気に入っています。

HPはこちら:http://www.vhaudio.com/


2014年9月3日水曜日

300Bシングル・パワー・アンプのヒーター電源を出川式電源化


夏に入る前の話なのですが、パワーアンプのヒーター電源を出川式電源に取り替えました。
アンプはAudio Note KitsのKit1という300Bシングルのパワーアンプバージョンです(詳細はこちら)。 もともとはインテグレーテッド・アンプでもう8年以上使っていますが、プリアンプ導入時にパワー・アンプ・バージョンに改造。2年ほど前にB電源に平滑コンデンサーを追加したのと今年に入ってカップリングコンデンサーを取り替えた(こちら と こちら を参照)以外はそんなにいじっていませんでした。直熱管はヒーター電源の音質に与える影響が大きいと最近どっかで聞いて、なんとなく(文系ですので...)メイクセンスするな~と思い、最近プリアンプの真空管ヒーター電源に出川式電源モジュールを導入してとても良い結果がでたので、懐は痛みましたが奮発してパーツを購入しました。


Kit1は文字通りキットなので、既製品のアンプをいじるよりは楽だと思うのですが...それでも新しいパーツを付け加えるのには工夫が必要で、それを考えるのに最も時間を要したかもしれません。今回はフルに出川電源化するためにLCMとCPMも取り付けましたし、Kit 1のピーター電源は整流回路が個々の出力管にそれぞれあるので(と言っても合計2個ですが)手間も部品代も余計にかかりました。


CPMの取り付けは負荷に近いほうがより効果があるとプラクトサウンドシステムさんに伺ったので出力管のソケットにじかに取り付け。超電解接続した手持ちのBlack Gate コンデンサも追加。さて肝心な音の方ですか、プリアンプに出川電源パーツを導入して時のような驚くほど大きな変化は無かったものの (これはプリアンプのほうがパワーアンプよりより音を左右すると言うことなのかもしれませんが...)、以下のような音質の向上がはっきりと判りました:
  • 音がさらに自然な感じになった。
  • 情報量が上がり鮮度も高くなったが温かみも増した印象。今まで一部のレコーディングでちょっと気になる煩さがあったが無くなった。
  • 自然な膨らみをあまり失うことなく低音がよりよくコントロールされている。
  • 小さな音でもバランスがとれ充分な情報量でボリュームをかなり上げても音が破綻しない。
今度は、プリアンプの真空管ヒーター電源回路にCPMとLCMを追加しようと思っています。



BlackGateの超伝導接続に関して:http://sharksystems.narod.ru/blackgate/bg6.htm


A&R Lab (出川式電源部品製造発売元): http://www7b.biglobe.ne.jp/~degawa/index.htm

プラクトサウンドシステム HP: http://www.practsoundsystem.com/  (出張チューニングサービスを始められたとのことです。)



2014年5月24日土曜日

出川式電源モジュールを取り付けました



今週のウィーンは気温が上がり夏の気候です。昨日は何と最高気温が29度。家では一家揃ってTシャツとステテコです。


4週間ほど前のことですがプリアンプの真空管ヒータ用電源に出川式電源モジュールを取り付けました。出川氏のCPMやLCMは使ったことがありましたが、電源モジュール(整流回路)は価格が高めなので今まで躊躇していました。

このプリアンプのヒーター電源整流回路はもともとごく普通のブリッジダイオードだったものを、CREE社のシリコン・カーバイト・ショットキー・バリア・ダイオード(SiC SBDで組んだものに替えて使っていたし、ヒーター用の電源で音がそんなに左右されるものだとは知らなかったので余り大きな期待はしていませんでした。そのような訳で出川式電源モジュールに替えたことによる音の変化には本当に驚かされました。もちろん、僕好みの方向に変わりました。

我が家のシステムの変化の印象をまとめると、

  • アコースティック楽器やボーカルの実体感が増した。特に低域でこれが顕著でたとえばダブルベースの胴鳴り、ピアノの低音、チェロの厚みなどが本物らしくなりました。
  • 音離れがよくなって音場感が向上。
  • 情報量も上がりましたが、語弊を恐れずに云うならばHiFi的というより音楽的に上がったという感じでしょうか。とくに小さな音量でも十分な情報量(エコー感、ホール・トーン)が聞こえるようになったと思います。
  • 一寸気になるのが、特にジャズで金管が若干煩いように聞こえるレコーディングが多くなったということ。まったくそうでないCDもあるのでこれは、電源モジュールの直接的な影響かそれとも結果的に他の部分の粗がよりはっきりと聞こえるようになったのかよくわかりません。でも、何か良くなると気になるところも出てくるというオーディオ・ファイルにとっては典型的な悩みのひとつだとは言えます。これから少しずつ詰めていこうと思っています。
あまりの向上に気をよくして、パワー・アンプのヒーター電源回路も出川式に替えようと、Pract Sound System さんからさらに部品を取り寄せました。近々取り付けて結果を報告しますので乞うご期待!

CPMとLCMを取り付けた際の本ブログのエントリはこちら: http://isakusphere.blogspot.co.at/2013/05/cpmlcm-black-gate.html

A&R Lab (出川式電源部品製造発売元): http://www7b.biglobe.ne.jp/~degawa/index.htm

プラクトサウンドシステム HP: http://www.practsoundsystem.com/  (出張チューニングサービスを始められたとのことです。)

2013年5月8日水曜日

CPMとLCM (Black Gateの続き...)

この前ブラックゲートコンデンサを電源回路に導入したら音がちょっときつめになってしまったことを書きました。でもとりあえずブラックゲートはそのままにして次のステップとして用意してあったCPMとLCMを取り付けて見ることにしました。増幅回路の真空管のB+電源用です。CPMとLCMはあの出川式電源の出川三郎氏が考案・開発したパーツで氏が代表するA&R Labから製品化されています(詳細は同社ウェブサイトをご覧ください)。 LCMを使うのは初めてですがCPMは前にフォノアンプとDACに使ったことがあって、その際に音の煩さが減ってとても自然な音になったので今回も効くのではないかという期待があったわけです。本来だとCPMをつけてしばらくしてからLCMをつけるのがそれぞれの効果がはっきりとしていいかとも思ったのですが、両方一緒に使うことが薦められているし、早く試してみたい気もあっていっぺんに両方つけてしまいました。電源平滑用オイルコンデンサの位置を変えたり、コンデンサをもう一個追加する必要もあったので一緒に取り付けてより効率的に作業もできたと思っています。

LCM


CPM

取り付けてすぐの音だしから期待通りの方向にいっていったような気がしましたが、判断は1週間ほどエージングの後にじっくりと聴いた後に行いました。結果としては音のきつさがとれより自然によりディテールが聴こえる音にステップアップしたと思います。導入後3週間ほどたった今ではより洗練された音になってきて楽器それぞれの音がより本物らしく聴こえるような方向で落ち着いたと思います。ちょっと大袈裟かもしれませんがプリアンプが一ランクあがったような気持ちです。

出川氏/A&R Labの各種パーツも ブラック・ゲート・コンデサのように世界中のDIY Audiophileにブレークするといいのですけど...それに値する素晴らしいパーツだと思います。 

上の写真でCPMとLCMが取り付けられているのは、前にも書いたContinental  Type A ポリプロ・オイル・コンデンサです。高圧電源平滑用には優れたものだと思います。今、カナダのパーツ・コネクションで余剰在庫整理半額セールをしていますので是非試してみてください。ここで取り扱うまでは個人での入手は非常に困難なパーツでしたのでこれで終わりということにならないと良いのですが...。

尚、今回使用したCPMとLCMはプラクト・サウンド・システムさんより購入。PayPal決済で海外に発送してくださるので助かっています。