2015年10月3日土曜日

佐渡裕とニーダーエスタライヒ州トーンキュンストラー管弦楽団音楽監督デビューコンサート



一昨晩(10月1日)に佐渡裕指揮トーンキュンストラー管弦楽団のコンサートに妻と二人で行ってきました。氏の音楽監督就任後、初の演奏会です。会場は楽友協会大ホール。もともとのプログラムではマリア・ジョアン・ピリスとのモーツアルトのピアノ協奏曲が入っていたのですが、彼女が公演直前に病気でキャンセルしたので、プログラムが以下のように変更されました。ピアニストは22才の新人、ベアトリーチェ・ラナ。

Joseph Haydn Symphonie D-Dur, Hob. I:6, „Le Matin”
Ludwig van Beethoven Konzert für Klavier und Orchester Nr. 1 C-Dur, op. 15
Johannes Brahms Symphonie Nr. 4 e-Moll, op. 98

僕にとっては今シーズ初めての楽友協会でのコンサート。出だしのハイドンで久しぶりに楽友協会で聴くオーケストラの音のよさに感激。 でも演奏に関して言えば、正直いってちょっと期待はずれで残念。自分としてはピリスとのモーツアルトが本来のお目当てだったということも影響しているのかもしれませんし、知り合いの音楽家から佐渡裕とトーンキュンストラーはすごく良かったときいて期待しすぎていたのかもしれません。とくにブラームスは出だしが危うく第一楽章のおしまいごろから持ち直してきたというところもありました。妻曰く、「...特にどこが悪いというんじゃ無いけど、味のある演奏では無かったね...」 まさに言いえて妙だと思いました。

ニーダーエスタライヒ州トーンキュンストラー管弦楽団は様々なオーケストラがあるウィーンにおいっても根強い忠実なファン層をもつと言われるオーケストラ。音楽監督が変わるに際し、トーンキュンストラーは様々な指揮者と演奏したのちに一番相性がよかったと判断された佐渡氏が選ばれたとの事。僕と妻にとっては、佐渡氏の指揮を聴くのもトーンキュンストラー管弦楽団を聴くのもはじめてなので、たまたまこの日の調子が悪かったのかどうかわかりませんが、音楽監督が正式に変わってからはじめての演奏会でものあるので、今後に躍進に期待します。

ベアトリーチェ・ラナに関して: http://www.pianohihyou.com/beatrice-rana

ベアトリーチェ・ラナHP: http://www.beatriceranapiano.com/

佐渡裕ファンサイト:http://yutaka-sado.meetsfan.jp/

トーンキュンストラー管弦楽団HP: https://www.tonkuenstler.at/en

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