2018年7月21日土曜日

ネルソン・パス 企画・設計の Amp Camp Ampを作りました




Pass Laboratories や  FirstWattの創立者として知られているアメリカオーディオ界の雄Nelson PassのAmp Camp Amp (ACA)を作りました。氏がDIYAudio.com  とBurningAmp Festival との共催で2012年に行った、親子でアンプを作ろうというAmp Campというイベント為に企画・設計したキットだとの事です。 DIYAudio.com が2年ほど前からはじめたDIYAudioStoreからキットで購入。パス氏の公式バージョンです。安価ながらElnaのSilmicIIといった高品位なパーツが要所の為に同梱されています。2012年から改良が重ねられ、僕が購入したのは5世代目。6世代目が9月に発売されるようです。とても評判が良い大人気の商品で入荷案内がメールで届くと数時間のうちに売り切れになります。
DIYAudio.comより引用 、24Vの電圧で使用可能でその場合は出力8W

イベントの限られた時間内に完成でき、かつ、高音質であるようにと至ってシンプルな回路。氏のFirst Watt のアンプに通じるところがあります。欧米では禅的デザインと評されています。電源は安全性とコストを勘案し市販のスイッチング電源。パス氏は、スイッチング電源でも十分に良いパフォーマンスが得られるから心配無用と述べています。キットについてくる電源は多くの市販品の中から氏自ら選び抜いた物だとの事。

僕のDIYは真空管ばかりで半導体のアンプを作ったことがなかったので、初めてのトランジスターアンプには適当かと思った次第。配線材とR11の抵抗は手持ちの僕が好んで使っているものを使用。



完成後の音出しは使っていないBose101でやろうかと思い、押入れを探すも見つからず、次女が大学に持っていったことを思い出し、マアいいやとメインシステムで試すことに...。ちょっと不安が胸をよぎりましたが、スピーカーをつなぐ前に電源を入れて、電圧などをチェックした限りでは大丈夫そうだったので...。

早速、音を出してみるとその良さにびっくり。トランジスターというより真空管に近い音だと思いました。音楽を楽しむには、これで十分だと思える音質。さすがネルソン・パスだと思いました。メインに使用している300Bのアンプの十分の一以下のコストなので、色々とオーディオマニアの悩みも出てきました。


DIY Audio Store ACAのページ(メール登録をしておくと入荷時にお知らせが来ます):


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