2019年7月3日水曜日

V-Cap CuTF (銅箔 テフロン)フィルムコンデンサーを 追加導入



ウィーンを襲った熱波は今週月曜日(7月1日)がピークでなんと38度まで気温が上がり、同日午後の夕立の後、とりあえず収まりました。予報によるとこれから数日は最高が27度前後、最低が15度前後の気温のようです。ほっと一息つけました。

先週の土曜日(6月29日)は熱波の最中にちょっとだけ気温が下がったので、パワーアンプのカップリングコンデンサ(後段部分)2個を3年以上まえに取り付けたJupiterの銅箔・オイルペーパーコンデンサ(こちら)からVH-Audio V-Cap CuTF (銅箔 テフロン)に交換しました。VH-Audio社がV-Capの北米で流通をすべて直売に切り替えたことによるPartsConnexionの在庫処分で45%引きだったのでついつい...ポチってしまった次第。

最適な音質に至るエージングに400時間かかるといわれているCuTFなので、音の変化を評価するには早すぎるのですが、とりあえずの印象としては低域に締まりと深みが出た感じで、解像度の若干上がったのか音数が少しだけ増えたような気がします。バイオリンやチェロなどはやや固めで細身の音ですがこれは経験上エージングでかなり向上すると思います。今のところ全体的に大きな変化というよりは漸進的な向上という感じです。もっと、ハッキリと解像度が上がり音数が増えるかなと思ったのですが、ちと、期待はずれ。エージングに望みを託します。

下のリンクで過去のブログの記事を読んでいただけると分かっていただけるかとも思うのですが、欧米で評価の高いハイエンドの(当然ながら価格もですが...)フィルム・コンデンサをいくつか使ってみた、とりあえずの自分なりの結論ですと、厳密にいって絶対的に良いのがVH-Audio V-Cap CuTFと Duelund社のCAST PIO Cu/Ag(銅・銀箔・オイル/蝋紙、こちら)。これら2種は甲乙つけがたくどれが良いかは、好みとオーディオシステムとの相性次第だと思います。僕はDuelund社のCAST PIO Cu/Agのほうがより好みですが、その形状と大きさから取り付けできないことも多いかと思います。我が家のパワーアンプには無理なのでV-Cap CuTFがベストチョイス。

ジュピター・コンデンサ社の銅箔・オイルペーパーコンデンサの音質は上述ベスト2種のコンデンサに肉薄、しかもこれらの3種の中で最も小型。価格も半分以下なので最高のコストパフォーマンスといえるでしょう。

本ブログのコンデンサに関する記事:

VH-Audio V-Cap CuTF (銅箔 テフロン コンデンサ):
http://isakusphere.blogspot.co.at/2012/10/vh-audio-v-cap-cutf.html

http://isakusphere.blogspot.com/2016/02/vh-audio-v-cap-cutf.html

プリアンプ用カップリング・コンデンサー3種比較:
http://isakusphere.blogspot.co.at/2013/03/blog-post_17.html

ムンドルフ・銀箔・オイル・フィルム・コンデンサ:
http://isakusphere.blogspot.co.at/2014/01/mundorf-supreme-silver-in-oil-capacitor.html

ClarityCap MR :
http://isakusphere.blogspot.co.at/2014/04/claritycapmr.html


Duelund Silver Copper 銀・銅箔ハイブリッド コンデンサ:
https://isakusphere.blogspot.com/2017/05/duelund-silver-copper.html

Jupiter CU PIO / ジュピター・コンデンサ社銅箔・オイルペーパーコンデンサ:
https://isakusphere.blogspot.com/2016/08/jupiter-cu-pio.html

VH Auidioのサイト: http://www.vhaudio.com/

PartsConnexionのサイト:https://www.partsconnexion.com/

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