2020年4月1日水曜日

COVID-19対策の外出制限規制のため工作に励んでいます



COVID-19対策でオーストリアは外出制限規制が始まって3週目。春とはいえ、このところ
いわゆる三寒四温の日々が続いており、先週末は20度近くまで上がりましたが、月曜日から最高が4〜6度で最低が氷点下まで下がる寒さ、明日あたりからまた暖かくなる様です。

さて、夏に始めてしばらく中断していたフォノイコ・キット作成を再開。本件に関する前回の投稿(こちら)を読むと夏お終わりには完成…と書いてあるので当初の計画より大分遅れてます。あったはずの部品がどっかいって見つからず探すのに時間がかかったりと無駄も多いですが、時間はたっぷりとあるので…

このフォノイコ・キットはAudio Note Kitsの製品で、電源部など、前使っていたプリアンプと共通の部分も多く、そのプリアンプに施してきたアップグレード(こちら)を最初から導入し作っています。もともと意図されたキットのデザインにはないものなので、それらを取り付けるのには工夫が必要で、実際に手を動かしている時間より、考えている時間の方が長いです。そんな訳で思っていたより遅遅とした進捗ですが、この様なプロセスだと尚更、他の事を忘れ工作に没頭できるので、今の様な状況だと特に格好のストレス解消になる為、あえて、ゆっくりと時間をかけて少しづつ進めています。

2020年3月20日金曜日

オーストリアのCOVID-19状況 - 3月20日

旧市街の中心にあるHerrengasse

オーストリアは、3月16日月曜日からより厳しいCOVID-19 対策を講じており、食料品店・薬局・銀行などの生活に不可欠と指定されている一部の除く店舗の営業停止、外出制限、出入国制限、イベントなどの中止の処置を当初の4月3日までから十日間延長し13日までにすることが先ほど発表されました。

ウィーン一の目ぬき通り、Kärntner Straße(写真上)とGraben (写真下)も人が疎ら
僕は水曜日まで出勤していましたが、オフィスでしか出来ない当面必要な業務もほぼ片付けたので昨日から在宅勤務。このページの写真は出勤・帰宅時に撮影したものです。

いつもなら人で埋まっているGrabenのカフェ

この数日は、快晴。気温も20度近くまで上がり、ウィーンの桜は満開です。




2020年3月16日月曜日

Rustでの週末


3月6日(金)から3月8日(日)の間、妻の友人に誘われて二人でRustに行ってきました。世界遺産に登録されたノイジートラー湖畔の街で、その歴史はローマ時代に遡りコウノトリの繁殖地としても知られるています。ウィーンから車で一時間弱でいける場所です。



なんと、8年近くぶり。(そのときのブログはこちら


オーストリアの多くの町には、このような第一次世界大戦で戦死した兵士のための慰霊碑があります。


旧市街のいたるところに日時計があります。



今シーズン、最初に飛来したコウノトリのペア。巣作りに励んでいました。



良い天気に恵まれもう春の気配が感じられました。



2020年3月13日金曜日

オーストリアのCOVID-19状況 - 3月13日

https://www.nature.com/articles/d41586-020-00190-6 より引用

こちらでの状況は刻々と急激に変化しています。オフィスは来週から一部を除き全面的に在宅勤務。 今日、さらにオーストリア政府の対策強化が示されて、来週から、食料品店、薬局、銀行、ガソリンスタンドなど一部を除く、商店・商業施設が閉店。学校もすべて休校。レストラン、カフェは15時まで営業可能。スイス・スペイン・フランスからのフライトをすべてキャンセル。感染が最も集中しているチロル地方の封鎖などです。


今、最も危惧されているのは重症患者のための集中治療室・人工呼吸器などの設備が足りなくなることのようです。イタリアで死亡患者が急激に増加しているのは、それらの設備が足らなく、医学的には助けらたであろう患者さんを充分に治療できなくなっているという現状に拠るとことであるようです。そのような状況で亡くなられた患者さんとそのご家族はさぞ無念であろうと察します。

日本人のマスコミ・ネットでは、日本の対応のまずさを批判する記事・書き込みも多いですが、海外から見ていると、日本が行ってきたことを海外各国は追従しているようにも見えます。観客無しでスポーツ試合を行うこと、学校を休校にしたこと、イベントの中止などなどです。

人口一億2千6百万の日本では国内感染者が668人ですが、八百八十万人のオーストリアでは(3月12日現在)ですが、442人。日本の対応は功を奏しているといえると思います。

Concert : Martha Argerich with Wiener Symphoniker conducted by Lahav Shani




前回に引き続き、ブログのキャッチ・アップです。

3月2日(月)には、コンツエルト・ハウス大ホールで、ラハフ・シャニ指揮 ウィーン交響楽団のコンサートに行ってきました。妻は都合が悪く、クラシック好きの職場の同僚を誘っていきました。ソリストは、マルタ・アルゲリッチ。プログラムは以下の通り:

Sergei Prokofiev:Concerto for piano and orchestra No. 3 in C major, op. 26 (1917-1921)

Encore: Maurice Ravel:Laideronnette, impératrice de pagodes (Ma mère l'oye / version for piano four hands) (1908-1910)・Pavane de la belle au bois dormant (Ma mère l'oye / version for piano four hands) (1908-1910)

Sergei Rachmaninoff:Symphonic Dances op.45 (1940)

アルゲリッチのコンサートは、急な出張と重なったり、健康の理由でキャンセルされたりと今まで僕は縁が無く。今回が初めて。音楽的にも技術的にも素晴らしい演奏。もう78歳のピアニストのプレイとは信じがたいものでした。自らが、ソロ・ピアニストとしても活躍するシャニ指揮は絶妙で、コンチェルトの醍醐味を味わうことが出来ました。
アンコールは、二人の連打でラベルの作品を2曲。これも良かった~
後半のラフマニノフも素晴らしかったことはいうまでもありません。 

ラハフ・シャニ指揮のコンサートはこれでまだ2度目ですが (前回はこちら)、31歳でこれだけオーケストラを歌わせられるということは、今の若手の中で最も有望で今後が楽しみな指揮者かもしれないなと思いました。

このところ、仕事でストレスが溜まる事が多く、音楽に心を癒された夜でした。これから暫くコンサートにいけなくなるのはとても残念です。



2020年3月11日水曜日

Jazz at Lincoln Center Orchestra with Wynton Marsalis



今日、オーストリア政府が更なるCOVID-19対策を発表し、参加者100人以上の屋内のイベントはすべて中止することとなりました。特に期限は発表されていないのでこれから暫くの間、コンサート・オペラなどすべて中止です。

このところ多忙で更新がままならず、いまさらながらですが、2月28日(火)に行われたコンサート。このブログはコンサート観賞備忘録もかねていますので悪しからず。ウィントン・マルサリス率いるジャズ・アット・ザ・リンカーンセンター・オーケストラ。会場はコンツエルトハウス大ホール。スペシャル・ゲストにオーストリア屈指のジャズ・トランペッターThomas Ganschが出演。其の他のメンバーは以下の通り:


Trumpet: Kenny Rampton, Marcus Printup, Ryan Kisor

Trombone: Chris Crenshaw, Vincent Gardner, Elliot Mason,

Sax/Clarinet /Flute: Ted Nash, Camille Thurmann,

Sax/Clarinet : Victor Goines, Sherman Irby, Paul Nedzela,

Piano:Dan Nimmer

Bass: Carlos Henriquez,

Drums/Percussion: Obed Calvaire,

Special Guest: Thomas Gansch, Trumpet


プログラムは以下の通りです。

Back to Basics (Blood on the fields. A history of American slavery) : Wynton Marsalis

The Creation (God's trombone): Chris Crenshaw

Sleepwalker's serenade (1958) Neal Hefti

Jump did-le bah: Dizzy Gillespie

Preludes for Memmon (Transformation): Ted Nash

Milestones (Miles Davis, 1958)

Salvation, serenity, reflection (Of thee I sing suite): Marcus Printup

Señor Blues: Horace Silver

Stardust (1929) :Hoagy Carmichael

Things to come: Dizzy Gillespie

アンコール:
Blues in G、Knozz-Moe-King:Wynton Marsalis

Prelude: Listen, Lord – a prayer (God's trombone):Chris Crenshaw

アメリカに住んでいた頃に、マルサリスはジャズの発展を止めて古典芸能として固定しようとしているという旨、70~80年代に活躍したアメリカの著名ジャズ・ミュージシャンたちが批判しているということをしばしば読みました。今回のコンサートでも確かに、新しい境地に挑むというよりも、ジャズ黄金時代の熱気ある演奏を継続し再現しようとしているのかなという風に感じないこともありませんでした。しかし、これはこれ面白く聴きがいがあったので、色んなアプローチがあってよいのではないかと思いました。聴き手にとってはどれが好きかといった問題かと思いました。

個人的には大きなホールで聴くビッグ・バンドより、小さなクラブで聴くコンボのほうが良いかな。



2020年3月9日月曜日

COVID19

Wikipedia Commons credit: CDC/Dr. Fred Murphy (https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Coronaviruses_004_lores.jpg / PD-USGov-HHS-CDC)

欧州でも大きな問題となっているコロナウィルス。COVID-19(Corona Virus Disease 2019)というのが正式名称です。昨夜の時点でのオーストリアの確定症例は102名です。
職場の緊急時対策委員会の一員でもあるので、対策に結構時間を割かれています。

こういうことが起きてみて、一番難しいと思うことは、人に対する対応です。どのようにして、情報疎通の透明化保ち、かつ、人々がパニックに陥るのを避けるかと言う事です。どのような文面と形で最新の展開を伝えるかで長時間議論し伝えても、多くの人たちは、自らで解釈・判断を下し、最も信じたいという思う情報を元に行動を起こす傾向がみられます。今わかっていることが、後々実は正確ではなかったことがあるかもしれないと思う人も多いようです。実際に状況は刻々と変化しています。僕の職場は科学者(自然科学の分野で博士号を持つ人達)や修士号以上を取得した高学歴者が多く働いているのですが、それでもこの傾向は顕著です。

あと興味深いのは、個人的な知り合いのお医者さんの間でも、それぞれ意見が異なり、『からだの免疫力・抵抗力を保ってさえいれば良い』という方もいれば、『深刻さが充分に把握されていない。身の回りの消毒を怠るべきではない』という方もいて、意見が一枚岩ではありません。

オーストリアにはもともとマスクをするという習慣が無い上に、犯罪・テロを防止する目的の覆面禁止法が3年ほど前に施行されており、医師の診断書がある場合を除きマスクの着用が禁止されているので、ここの人々がマスクを買いに走るということがありませんが、手等の消毒液は早々と店頭から消えてしまい、病院の在庫の不足が危惧されています。

ウィーンでは、2~3の学校が閉鎖されたことと、大きな学会の自主延期、中国、イラン、韓国、イタリア北部などの感染地区への直行航空便、列車、バス便の運休などの対策が講じられています。今のところ街に大きな変化が起きているという印象は受けません。コンサート・オペラなどは通常通り行われており、観客もそれほど減ったという印象は受けません。レストランなどもちょっと人が減ったかなというぐらいで普通に営業しています。しかし、街を歩くと、いつもは観光客で溢れかえっている旧市街も、明らかに人出が減っており、特に東洋人はほとんど見かけなくなりました。


まとまりの無い文章になってしまいましたが、僕の目からみた今のウィーンの様子はこんな感じです。


2020年2月21日金曜日

Monty Alexander (モンティ・アレキサンダー)コンサート



火曜日の夜(2月18日)は、妻と2人でMonty Alexander (モンティ・アレキサンダー)コンサートに行ってきました。会場はコンツエルトハウス・モーツアルト・サール。サポートしたベーシストはLuke Sellick(ルーク・セリック)。 演目は以下の通り:

Night mist blues(Ahmad Jamal)

Moonlight city、Look up、The river、Jamento(Monty Alexander)

We've only just begun (Rogers Nicholson) 

Django (John Lewis)

Fungi mama (Blue Mitchell)

Abide with me (William Henry Monk)

No woman no cry (Vincent Ford)

Sweet Lorraine (Cliff Burwell,1928)

In the wee small hours of the morning (David Mann)

Concierto de Aranjuez für Gitarre und Orchester (Joaquín Rodrigo, arr. Monty Alexander) (1939)

Things ain't what they used to be (Mercer Ellington,1941)

Sweet lady (Monty Alexander)

アンコールは 
Reggae later / The serpent(Monty Alexander)と
Wiegenlied op. 49/4 »Guten Abend, gut Nacht« (Johannes Brahms,1868 arr.Monty Alexander) 
ブラームスの子守唄

Wiener Konzerthaus HP より引用(https://konzerthaus.at/concert/eventid/57054

よかった! 




2020年2月13日木曜日

フィレンツェでの週末


アルノ川
義妹がそろそろ引っ越しフィレンツェを離れるとのことで、月曜日にお休みを頂き、2月7日~10日の間、妻とフィレンツェに行ってきました(妻は数日長く滞在)。

Piazza Santo Spirito(サントスピリト広場)にて

最近、ウィーン⇔フィレンツェ間に就航したイベリア航空のLCC、Vuelingの便が夜の21時35分ウィーン発 そして、復路は21時20分ウィーン着なので、金曜日の仕事後に空港に向かい、月曜日はほぼ一日フィレンツェで過ごせたので時間的に得した感じ。新型肺炎のせいで観光客が激減しているようで、航空券も一人往復百ユーロちょっとと格安でした。

Piazza Santo Spirito(サントスピリト広場)にて

今回の一番の目的は改装がほぼ終わったウフィッツィ美術館。


ウフィッツィ美術館の一番の見所はサンドロ・ボッティチェッリの作品でしょう。素晴らしいの一言です。


ボッティチェッリは細かい部分まで美しく緻密に描いています。見事としか言いようがありません。



もちろん、くいしん坊の我々なのでトスカーナ料理もお腹一杯、食べてきました! 毎度の事ながら料理が出てくると写真を撮るのを忘れてしまいます...。



充実した週末でした。

2020年2月6日木曜日

Wiener KammerOrchester / McElravy / Rachlin



先週の火曜日(1月28日)に、ウィーン室内管弦楽団のコンサートに行ってきました。会場はコンツエルトハウス 大ホール。指揮とソリストはバイオリニストのJulian Rachlin(ジュリアン・ラクリン)、ヴィオラのソリストはSarah McElravy(サラ・マクエルレイヴィ)。プログラムは:

Wolfgang Amadeus Mozart:
Divertimento D-Dur K 125a (1772)
Sinfonia concertante Es-Dur K 320d für Violine, Viola und Orchester (1779–1780)

Ludwig van Beethoven:
Symphonie Nr. 7 A-Dur op. 92 (1811–1812)

まだ、時差ぼけも完全に取れてなかったので、どうしようか迷ったのですが、モーツアルトのヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲は好きな曲なのですが、ライブで聴いたことはないし、ジュリアン・ラクリンは好きなバイオリニス(こちら)とだし、で切符が残っているかみたら結構良い席がある、ということで行くことしました。

目的であったSinfonia Concertante は、さすがウィーン、これぞモーツアルトという感じの素晴らしいオーケストラの演奏に、ラクリンとマクエルレイヴィのこれも素晴らしいソロ。特にマクエルレイヴィが良かったです。演奏も音色もラクリンを上回っていたと感じました。

後半はベートーベンの7番。僕のとても好きな曲で、何度もコンサートで聴いたことがあります。この日の演奏はダイナミックでそつが無く、どこが悪いかとは言えない言いがたいものでしたが、何か心に感ずるものが無いな~というのが感想でした。


ラクリンは大仰な身振りで楽譜を用いずに指揮をしていましたが、バイオリン奏者としての彼の方が好きだなというのが僕の正直な印象でした。でも
協奏交響曲のソロでは譜面台が出てきて楽譜を見ていたので、指揮のみ暗譜していたのかな~? それとも感性により頼っていたのか…。



2020年2月1日土曜日

包丁研ぎ講座と砥石


下が講座で研いだ一本、上は自宅で研ぐ前のもの。
砥石は写真に写っているもの以外に 仕上げ研ぎ用の5000番も購入。

今回の帰省のもう一つの自分へのおみやげは、包丁研ぎ講座を受けたことと、教えていただいてアマゾンで買った砥石です。

子供が生まれる前、暫く料理に凝っていた頃がありました。今でも料理をすることは続けていますがどちらかというと家庭料理か家にある材料で適当にありあわせで作るという感じです。凝っていた頃以来、包丁にはこだわりがあって、砥石なども買って、本を読んだり、ネットで調べたり、動画をみたりして自己流に包丁研ぎをやっていたのですが、うまくいくときと、駄目なときがあって、最悪だったときは研ぐ前より切れ味が落ちたなんてことがありました。そのような調子だったのでめげてしまい、ここ1~2年は、帰省する際に包丁を持って帰り、妻の実家近くにある、使っている包丁の製造元(こちら)で研ぎな直してもらっていました。

オーディオを趣味を通じた長年の知り合いで、Studio K'sを主宰されている山本耕司氏は、包丁研ぎ講座もやっていらしゃるということで、前から興味はあったのですが今回は帰省の日程に多少余裕があったのでその講座を受けてきました。

山本氏の40年以上の経験に基づくノウハウが2時間の講座に凝縮されており、まずは理論(研ぎ方となぜそうするのかの説明)そして実技(デモンストレーションと自分で研ぐ)。その間、研ぐことが億劫にならないようなヒントや砥石の選択肢なども教わました。講座で研いだ包丁の切れ味は最高で、アマゾンで注文できるよと教わった砥石(上の写真)を買って持ち帰った次第。

僕はこのような講座を受けると、判って・出来る気になるも、後で再度やってみると『あれ、どうだったけ?』ということもよくあるのですが、今回の包丁研ぎに関してはウィーンに戻り早速試してみたら、楽に結構うまく研げて、切れ味にも不満なし。めでたし、めでたしです。

お勧めです! 申し込みはストアカのサイトから可能。リンクはこちら:
https://www.street-academy.com/myclass/45426

氏が研いだ、安いステンレス包丁が鋼の包丁のような素晴らしい切れ味だったのは驚きだったので、僕もそれを目指すべく、100円ショップの包丁も買ってきました。これは今後の課題と楽しみです。

2020年1月29日水曜日

合研LABのMM用LCR型 フォノイコ:GK05LCR



先週金曜日にウィーンに戻ってきました。午前6時到着の便だったので、時差ぼけ対策のため、その日は出勤。しかし、年をとってくると時差ぼけが治るのに時間がかかるようで、その後、数日は朝4時に目が覚めてしまい、昼間は睡魔と格闘。晩は夜更かしすると逆に目が冴えてくるので早めに就寝していました。まだ、朝はいつもより早く目が覚めます。

さて、今回の帰省の自分用のお土産の一つは、合研LABのMM用LCR型 GK05LCR フォノイコライザー。知る人ぞ知る、個人事業の合研LABはリーズナブルな値段のフォノイコがその主な製品。以前からとても興味があったのですが、最近LCR型のフォノイコが発売されるに至り、どうしても欲しくなり、今度の一時帰国の際に購入。

ご存知の方は多いと思いますが、LCR型はコイルでレコードのイコライジング・カーブを補正する方式のフォノイコです。一昔前は、コンデンサーよりコイルのほうが安かったとのことで、コイルやトランスがよく使われていたとのこと。いまではハイエンド・フォノイコのしかも上位機種にLCR型が多いので僕にとっては憧れでした。現在市販されているLCR型のフォノイコでコスパに優れているとされる機器でも30万円ぐらいはします。それが2万7千円弱で手に入るので、試してみるには絶好かと思った次第です。僕が知っている唯一の安い価格のLCR型フォノイコはLounge Audioというアメリカのガレージメーカーが$340で出しているもの(こちら)。アメリカのオーディオ界ではとても評判が良い様なのですが、米国内以外には原則、その地域に代理店がある場合のみ購入可能。一時期ヨーロッパにも輸入されていましたが、そのときの価格はおよそ米国の倍ぐらいでした。それ以外ですと、台湾のガレージメーカーが$850でEbayを通して売っているValab LCR-1 (こちら)があります。これも欧米のオーディオファイルの間ではコスパがとても良いとの評価です(こちらなど)。

GK05LCRに戻ります。まずは、沖縄の実家で試して見ました(実家のシステムの概要はこちら)。実家では、オーディオ・テクニカのフォノイコAT-PEQ3(アマゾンで6千円ちょっと)を使っています。年に1~2回、2週間ほど帰省したとき聞くだけなのでAT-PEQ3で充分目的を達しているのですが、GK05LCRに替えると明らかに音が良くなりました(値段も4倍以上なので当然かもしれませんが...)。しかし、実家のシステムは音質的に限界があり、GK05LCRがどこまで音良いのか判らないので、ウィーンに戻ってきて我が家のシステムで聴くのを楽しみ戻ってきました。

ウィーンに戻った翌日の土曜日に、早速我が家のシステムつなぎ、週末から色々なLPを聴いています。一枚目のLPに針を落としたとき、思っていたよりずっと音が良い飛び出してきてびっくり。バランスがとても良くて、音楽性が非常に高く、充分な情報量、そして奏者・楽器・歌手の実在感が強く感じられる音です。低域もしっかりしており、聴感上のS/N比も優れています。いわゆるハイファイ的な音ではありませんが、リアリティのある説得力のある音だと思いました。僕のとても好きな感じの音の傾向です。

我が家のシステムでアナログ盤をGK05LCRで聴くと、アナログのよさが前面に出てきて、僕のオーディオマニアとしてのこだわりも充分に満足しつつ、音ではなく音楽に没頭できる感じ。妻はまだ帰省中なので、日曜日は一日中いろんなLPをあれこれと引っ張り出してきて聴き、とても楽しめる音で大満足。買ってよかった!

オーディオ・マニアの観点からすると、GK05LCRは極めてリーズナブルな価格の製品ですが、音質的に優れたフォノイコなので、音の違いハッキリとききわけられるシステムでそれなりのクォリティーをもったアナログソース機器(プレーヤー、カートリッジ、昇圧トランスなど)につないで聴くとその実力を満喫できるのではないかと思います。僕は、暫くはじっくりとGK05LCRを聴きこんでみたいと思います。LCR型フォノイコに興味があれば、試してみるだけの価値はあると思いますので、入手な可能なうちに購入をご検討されることをお勧めします。

合研LAB HP: https://sites.google.com/site/gohkenlab/Home


2020年1月16日木曜日

帰省中です



両親の様子見に帰省中です。昨日の夕方、近くの首里城まで行ってきました。



火災に耐えて残った龍柱。


TV番組の取材で具志堅用高氏が…

2020年1月11日土曜日

ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 コンサート



話は前後しますが、同僚からチケットを頂き(感謝)ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートに、12月12日に行ってきました。クリスマス休暇中に寝込んだため、書けなかったコンサート日記です。会場はコンツエルト・ハウス大ホール。指揮はウラディーミル・ユロフスキー(Vladimir Jurowski)、ソリストはベアトリーチェ・ラナ(Beatrice Rana)。プログラムは以下の通り:

Peter Iljitsch Tschaikowsky:Konzert für Klavier und Orchester Nr. 1 b-moll op. 23 (1874–1875)

Dmitri Schostakowitsch:Symphonie Nr. 11 op. 103 »Das Jahr 1905« (1956–1957)

ソリストのアンコールは: Frédéric Chopin Etude As-Dur op. 25/1 »Harfenetude« (1836)

チャイコフスキーのピアノ協奏曲は、とても有名な曲なのにあまり、9年前に越してきて以来、ウィーンでは殆ど演奏されていない曲なのでとても期待していきました。でも期待が大きすぎたのが、ちょっと感激が薄かった。どこが悪いという言える演奏ではなかったのですが、強いて言えば、ラナのピアノがもっと多様なトーン(音色)で弾かれていればよかったのかもしれません。アンコールのショパンはすごく良かったですし、まだ駆け出し中の若手なので今後に期待したいと思います。ちなみに最初にラナを聞いたのは4年程前、佐渡裕氏のトーンキュンストラー管弦楽団音楽監督就任後初の演奏会ででした(こちら)。

今月はお休みを頂き、両親の様子見に里帰りしますんので、またまた更新が遅れるかと思いますが、悪しからず、よろしくお願いします。


2020年1月7日火曜日

遅ればせながら、、、明けましておめでとうございます! - 楽友協会ホール落成150周年記念コンサート




 遅ればせながら、明けましておめでとうございます。昨年も拙ブログを読んで頂き感謝しております。

2019年の職場のクリスマス休暇がカレンダーの具合で運良く10連休となり、とても嬉しい気持ちでクリスマスの週を迎えた途端、ひどい風邪で一週間ちょっと寝込んでしまいました、トホホホ...。お正月の週は何とか動けましたが、どちらかというと普通の生活に戻るためのリハビリ期間になってしまいました。そして、今日からやっと8~9割がたもとの調子に復活。やれやれです。

さて、今年初のコンサートは、楽友協会ホール落成150周年記念コンサートでした。1870年1月6日に行われた楽友協会こけら落とし演奏会のプログラムを再現したもの。記念コンサートは1月5日と6日に開かれたのですが、諸般の事情で僕は一人で1月5日に行って、妻と帰省中の長女が6日に行きました。プログラムは以下の通り。

ベートーヴェン《劇音楽「エグモント」序曲 op. 84》
ハイドン《オラトリオ「天地創造」より“弦の調べを合わせよ” Hob. XXI:2》
J.S.バッハ《ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調BWV1042よりアダージョ》
モーツァルト《歌劇「後宮からの誘拐」よりアリア“コンスタンツェよ、君に再会するのだ”、KV 384》
シューベルト《汝らに平安あれ D.551》
ベートーヴェン《交響曲 第5番 ハ短調「運命」op. 6 》

ソリストは、Anne-Sophie Mutter(バイオリン)とPiotr Beczała(テノール)。合唱は、ウィーン楽友協会合唱団、オーケストラはウィーン・フィル という贅沢なキャスト。指揮は当初予定されていた故マリス・ヤンソンスの 代わりにSemyon Bychkov(セミヨン・ビシュコフ)。

特別なコンサートで著名なソリストの出演ということもあってか、前半は特に素晴らしい演奏。後半のベートーベンの5番もよくて、最終楽章の演奏が特に良かったと思いました。

公現説(三賢者の日とも呼ばれる)の6日(落成記念日)は、オーストリアでは公休日でもあり、特別イベント(落成記念式典の再現、シャンパン・サービス)があったようで演奏も、妻曰く 「...これで暫くは他のコンサートに行かなくてもよい...」、娘曰く「...ムッターはロックだった...」というぐらいの熱演だったようです。 僕もできれば6日に行きたかったのですが、職場である国際機関は通常勤務日で、休暇中の上司の代理を仰せつかっていたのでそれは適いませんでした...

今年もよろしくお願いします。