2020年9月20日日曜日

オリンパス OM-D EM-5 III + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO 手振れ補正 作例 

ISO 200 1/3Sec F4

小型軽量ボディーに最適化した、新開発の5軸手ぶれ補正ユニットを搭載。E-M5 Mark IIを0.5段上回る最大約5.5段の手ぶれ補正性能を実現というのがEM-5 IIIの一つの売りです (こちら)。(ちなみに、E-M1 Mark III はなんと7.5段!) 僕が惚れ込んだM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROは、五軸手ぶれ補正対応なので、さっそく試してみました。

この投稿の写真はすべて手持ち撮影です。

上の写真の中央部分を切り取って拡大したのがこの写真。


手持ちのスローシャッター撮影でこれだけシャープば文句ありませんね!


聖ステファン寺院ISO800 1/4Sec

中央部分を切り取って拡大したのがこちら:


これも悪くありせん。



もう、ブレを防ぐ目的では三脚不要という感じですね。



我が家の三脚は、ライブコンポジット、深度合成などの特別な撮影機能を使うときのためのものになりそうです。

尚、このページの写真はRAWで撮影、Capture One で現像、露出・彩度・トリミングなど若干の補正を加えてあります。
 

2020年9月17日木曜日

オリンパス OM-D EM-5 III ファースト・インプレッション と 作例 


OM-D EM-5 IIIに関するエントリーの続きです。前回、ボディ素材の違いで心なしか初代と比べ安っぽい感じがすると書きましたが、実際に使ってみると、ダイアルのクリックはよりしかっりとしてかつスムーズ、シャッター音の若干ながらより重厚に聞こえ、全体的に操作感はアップし、素材に変更を補って余りある感じでした。よかった~。



写した画像をMacにロードしてみると、比べるまでもなく、はっきりとわかる画質がMark IIIのほうが良いという印象でした。よりシャープで、細部がより緻密な描写になっている感じです。ブログでは解像度が限られるのでわかりにくいかとは思いますが作例を載せますね。レンズはすべてM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROです。








尚、このページの写真は、RAWで撮影、Capture One で現像、露出・彩度・トリミングなど若干の補正を加えてあります。

2020年9月14日月曜日

オペラ 「シモン・ボッカネグラ (Simon Boccanegra)」ー COVID(コロナ)下でのオペラ上演


今のところ、ウィーンは最高気温27度前後、最低気温14度前後の残暑の気候が先週からつづいています。

さて、先週の水曜日(9月9日)は同僚からチケットを頂いたのでヴェルディのオペラ「シモン・ボッカネグラ」を観劇。あのプラシド・ドミンゴがシモン役で主演する、当初は5月に行われる予定がコロナで延期されたものです。会場はウィーン国立歌劇場。家族は帰省中であったので僕一人。 

主要キャストなどは以下の通り:

音楽監督/指揮:Evelino Pidò ・プロダクション:Peter Stein・舞台デザイン:Stefan Mayer
衣装:Moidele Bickel

Simon Boccanegra:Plácido Domingo
Fiesco:Günther Groissböck
Gabriele Adorno:Najmiddin Mavlyanov
Amelia:Hibla Gerzmava



コロナ対策の一環で、何かあった場合のコンタクト・トレーシングのために入場時にチケットに記名された人しか入れないので、事前にチケット・オフィスにいき、連絡先を登録し僕の名前が記名されたチケットに再発行してもらう手続きが必要でした。

ソーシャル・ディスタンシングで客席は間引きされ、一緒にチケット購入した者同士(カップルなど)は隣り合わせに座り、それ以外は左右一席ずつ空けて、前後もできるだけ重ならないような配置でした。このようなことを書くのは不謹慎かもしれませんが、前後左右の席が空いており、とても贅沢な気持ちで見れたオペラでした。もちろん、上演中以外はマスク着用です。

あと、お手洗いは一度に4人までと、係員がたって入室制限をしていました。でも、その割にはビュッフェ(バー)エリアはわさわさと結構な人だまり...。その辺りがこの国のレイド・バックなところを反映しているな~と思いました。


去年観たドミンゴの「マクベス」(こちら)同様にドミンゴは素晴らしく、他の主要キャストもみんなドミンゴに匹敵する力量で、ステージの上でのドラマに引き込こまれ、観ていて手に汗をにぎる盛り上がり。前にも何度か書きましたが、キャストによってこんなにオペラから受ける感動がちがうのですね。これだけストーリーに没頭させらることのできるオペラ上演というは、私の限られたオペラ経験がするともしろ少ないほうです。

オペラというのはどうしても音楽の主に観てしまうという傾向があり、メディアや本なのでもそのようは取り上げられ方をするほうが多く、プロダクションもそれが前に出ることが多いかと思いますが、今回はオペラの真髄は劇で出演者は役者なのだということをしっかりと再確認させれらる稀な経験だったと思います。

切符を譲って切符を譲ってくれた同僚には大感謝!

2020年9月8日火曜日

オリンパス OM-D EM-5 III 導入

今週のウィーンは概ね晴れ、最高気温27度前後、最低気温14度前後の秋の残暑の気候の予報です。

だいぶ前に読んだので何に載っていたは忘れてしまいましたが、写真家の植田正治氏がインタビューで、写真を撮る気が失せてきたときには、新しいカメラを買うと答えていた記事がありました。

オリンパスがOM-D EM-5のマーク IIIが発売され、どうしようかと迷っていましたが、このところめっきりと写真を撮る意欲が落ちきたので、植田氏の名言を言い訳に思い切って導入を決めました。 マークIIが発売されたときにはあまり大きな差を感じず見送りましたが、初代EM-5は7年以上使っているので良い機会かと…。

実際にカメラ屋さんで触れてみて決めた訳ではなかったので、届いてたカメラは初代とあまり変わり映えのしないボディ(まあ当然なのではあるのですが)で心なしか初代と比べ安っぽい感じがします。ネットで検索するとでマークIIIからボディは軽量化(コスト減も?)のためにプラスチックにしたとのこと。カーボン・ファイバーが織り込まれているので強度には問題無いということのようですが、初代やマークII同様にマグネシウム合金を使って欲しかったというのが僕のこだわりです。

早まったかとも思ったのですが、前に書いたように(こちらM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROに惚れ込んでオリンパスのマイクロフォーサーズカメラ(M4/3)を使っていこうと決めたとういきさつもあり、取り敢えず使ってみてみることにしました。もちろん、E-M1はとても良いカメラだというのはわかるのですが予算的にきついですし、僕はM4/3を使いたい理由(小型・軽量)からは外れる気がしました。E-M10は防塵・防滴機能がないので自分にとってはOM-Dシリーズの中ではE-M5がベストだと判断した次第。 (つづく)


2020年9月3日木曜日

Deutschkreutz と Raiding

 

今週前半のウィーンは雨で最高気温も20度未満と軽いジャケットが必要な肌寒いきこうでした。もう秋ですね。

さて、2週末前(8月21日~23日)のことですが、妻と二人、友人夫妻を訪ねがてらハンガリー国境沿いのDeutschkreutz(ドイチュクロイツ) と Raiding(ライディング)に行ってきました。ウィーンから車で1時間ちょっとの場所です。


ワイナリーがやっている民宿に泊まりました。棚のブドウはブラウフレンキッシュ

Deutschkreutz は、Blaufränkisch(ブラウフレンキッシュ)という品種から造られる赤ワインの産地として有名な場所です。このブドウは、Zweigelt(ツヴァイゲルト)と共に オーストリアを代表する赤ワイン用の品種です。



今回の小旅行のお目当ては、ワインナリー。たまたま、Deutschkreutzワイナリーのオープンデーと重なり (行くまで知らなかった)、図らずも多くのワイナリーに立ち寄ってテイスティングをすることができました。



オーストリアのワイナリーはモダンでお洒落なデザインのテイスティング・ルームを備えたところが多いです。


 

第二次世界大戦前にはDeutschkreutzはユダヤ人が多く住む村であったとのこと。ホロコーストに追悼碑がありました。


ウィーンへの帰途の途中で、リスト生誕の地 Raidingに立ち寄りました。今はオーストリアの一部ですが、当時はオーストリア帝国支配下のハンガリー王国の一部でドボルヤーンという名前だったそうです。



車で村に入るとまず見えるのがベーゼンドルファーのピアノ。超絶技法のリストが弾いて初めて壊れなかったことで名が知れ渡ったということであったようです。その頑丈さもさることながら、リストはその音色にもほれ込んで、自らのコンサートには必ずベーゼンドルファーを持って行ったそうです。


Pfarrkirche Zur Kreuzerhöhung

2020年8月19日水曜日

Piano & Sax – Junge Virtuosen コンサート


去る日曜日は、妻と共に 「Piano & Sax – Junge Virtuosen(若きヴィルトゥオーソ)」と題されたコンサートに行ってきました。会場はウィーンから車で南東に40分ほどのGöttlesbrunnという村のPfarrkirche。オーストリア東部、ウィーンを囲むニーダーエスターライヒ州の「Haydn Region」コンサートの一環。ハイドンが生まれたローラウ村はこの州にあります。

若きヴィルトゥオーソたちは、Aurem Saxophon Quartett と ピアニストのMartin Ivanov。プログラムは、ハイドン、ベートーベン、グリーク、ショパン、ガーシュインなど。

ウィーンの随一の目抜き通り、ケルントナー通りの路上で行っていたカルテットの演奏にいたく感動し、声をかけたのがきかっけでセミ・プロで写真を撮っている妻が依頼を受け、僕も一緒に行ってきました。リハーサル風景とグループ・ポートレートの撮影です。最近、ウィーンでは、コロナ禍でコンサートが予定されていたキャンセルになり、路上で演奏しているプロ駆け出しの音楽家たちをよく見かけます。

サクソフォン・カルテットが奏でるクラシック音楽ってどうなんだろうと思いながら興味津々で行きましたが演奏・音色ともに素晴らしかった! 見事なアンサンブルに引きずり込まれそれぞれの曲の真髄に触れられたように感じさせるものでした。ロックダウン中に録画された下のストリーミングコンサートの動画を観ていただけるとわかるかと思います。


彼ら同様に素晴らしかったのはピアニストのMartin Ivanov。ダイナミックで繊細、奇を衒うことなく、作曲家のスタイル・曲想を大切にしながら、彼の個性を感じさせる演奏で今後注目するに値するピアニストだと思いました。



コロナ禍のソーシャル・ディスタンシングで疎らながら全席売り切れ会場で観客を得た若きヴィルトゥオーソたちは活き活きと素晴らしい音楽を聴かせてくれました。

Göttlesbrunn Pfarrkirche

妻と若手音楽家のコンサートは、著名演奏家のに勝るとも劣らなくて良いねと話しながら帰途につきました。何度も書いていますが、若い音楽家の演奏はピュアで一途、心が洗われるような気がします。


Aurem Saxophon QuartetのHP: https://www.aureumsaxophonquartett.com/en/

Martin Ivanov のHP: https://www.ivanov-martin.com/

妻のフォトグラフィーHP:https://www.yukohigaphotography.com/



2020年8月9日日曜日

Phoebe Bridgers - Kyoto (Official Video)



NY Timesでこの曲ができた過程の記事「How Phoebe Bridgers (Begrudgingly) Writes a Rock Song」(https://nyti.ms/3jVsUzq)読んで面白かったので紹介します。

こちらにいると、知り合いの方や同僚から子供たちが日本に憧れているとか、子供たちが行きたいといったから日本に観光に行ったということをよく聞きます。日本は、欧米(とくにヨーロッパ)の若い人たち憧れ。それがこちらのポップカルチャーにも反映されてきているような気がしています。

NY Timeのビデオはこちら。バラードとして書いた曲が,ロックになっていく過程が述べられています。

2020年8月5日水曜日

Weiden am See


先週末(7月31日~8月2日)は、知り合いの結婚式のご招待されて、妻と世界遺産に登録されたノイジートラー湖畔の街、Weiden am Seeに行ってきました。日中は30度を超える暑さでしたが夜は、涼しい風でクーラーを入れずに過ごせました。 夏の行楽地ですが、コロナの影響は、今年の人出はだいぶ減ったという印象でした。



ノイジートラー湖畔は、農作地域で、オーストリアでは赤ワインの産地としても有名です。多くの村はブドウ畑に囲まれたくさんのワイナリーがあります。オーストリアではワインの産地にはおいしいレストランがあることが多く、Weiden am Seeも例外ではありませんでした。


メインはナマズの料理

私たちが泊まった隣村のGolsは、面積が42km2、人口3千8百人ちょっとの村ですが、なんと116のワイナリーが営業しているとのこと。我々もワイナリーによってテイスティングをし、ついつい、6箱分(各6本入り)のワインを持ち帰りました! 


2020年8月2日日曜日

パワーアンプのコンデンサがダメになった




6月の終わり頃からアンプの左のチャンネルからガサゴソという音が聞こえてくるようになってきました。スイッチをいれて暫くしてから、この音が出てきます。最初はアンプをこつんと叩くと治ったのですが、最近はそうしても収まらなくなりました。どこか接触不良かと一度開けてみましたが特に悪いところは見つからず、しかしガサゴソは続き、ついに左から音が出なくなってしまいました。2週間ほど前のことです。せっかくLP12がやってきてレコードを聞くぞ~と盛り上がってたのに...。

左と中央のコンデンサを比べると、左は蝋が溶けて紙のケースに浸透していることがわかる

で、再度開けてみるとなんと、コンデンサが2個上の写真のように濡れたようになっており、とくに左は最上段の写真のように真空管ソケットの足が腐食。夏になって室温が上がったこともあるのか、どうやらコンデンサの絶縁体として使われている蝋が溶けたようです。

このコンデンサは去年10月に取り付けたばかり(こちら)、一年ももたなかったことになります。結構値もある張るコンデンサで音も気に入ってたのでガッカリ。メーカーのスペックでは使用温度範囲の最高は80度、買う前にショップにも確認したのですがね~。

300B シングルのこのアンプ「ANK Audio Kits(旧AudioNote KitsのKit One 」ドライバー基盤にカプリング・コンデンサが左・右チャンネルにそれぞれ2個(計4個)使うのですがなぜか基盤の中央にある初段の2個は問題なく、基盤の端にある後段の2個のみ蝋が溶けています。どうしてかと考えて、底板を見るとちょうど真ん中には放熱用スリットがあり、溶けたコンデンサが装着されていた部分にはありません(下の写真)。そういうことだったのですね。でも、これだけでコンデンサが溶けるまで温度があがるのか? おそらく実際には、このコンデンサはあまり熱に強くないのでしょうね。残念です。


そういうことなので、ダビッドさん(こちら)一番のお勧め、Audynというドイツのメーカーの「True Copper Max」を注文。 届くまで、しばしの間Amp Camp Amp(こちら)をつないで、Kit Oneは作業台で待機。コロナ禍の影響で届くまで時間がかかり、やっと先週末に取り付けました。


まだエージング中ではありますが、音は上々。Jupiterの銅箔・蝋・ペーパーのコンデンサーと比べると温かみは若干減るような感じがしますが、情報量はより高い感じです。現時点ではこちらのほうが我が家のシステムの可能性をより引き出せる感じがしています。

2020年7月29日水曜日

Linn LP12


ウィーンは先週まで最高気温が23度前後のとても快適な日々が続いていましたが、昨日から30度近い暑さ。しばらく続くようです。 特にこれといった理由はないのですが、あっという間に時がたって、しばらくぶりの更新です。ご無沙汰しました。

上の写真は我が家にやってきたリンLP12。オーディオ仲間のノベルトさん(こちら)に譲っていただきました! かなり長い間使っていないけど、若いころに苦労して買ってアップグレードしていったターンテーブルだから、大切に使ってくれる友人に引き受けて貰いたかったとのことで感謝・感激です。

モデルは古いのですが、EKOS、 Trampolin、 Lingo付で当時のフラッグシップ。現行品だったころは、僕はどう逆立ちしても手が届かないハイエンドな超高級品でした。ただしアームの針圧機構が不調で、れこーどをかけるのには問題ないけど、針圧計を使い、カウンター・ウェイトを動かして針圧を調整しないといけないからと、非常にリーズナブルな金額で引き継がせて頂きました。大感謝!

カートリッジはとりあえず手持ちのデンオンDL-103を付けましたが、取り付けはかなり難儀だった...。

使いこなしはこれからですが、とりあえずの音の印象は今まで使っていたVPI(こちら)と比べると、一聴、柔ら目の音。よく聞くとLP12のほうがより自然で特にアコースティック楽器や人の声がより本物らしく聞こえます。特にクラシックには相性抜群。定位感、音像・音場感は、はっきりとわかる違いでLP12のほうが断然よい。これからが楽しみです。


2020年7月8日水曜日

Kondo / オーディオ・ノート KSL-LPz ラインケーブル





もうひと月(6月9日)ほど前に事ですが、ノベルトさん(こちら)とダビッドさん(こちら)を我が家にお招きして、色々と聴いていただきました。その際に、ダビッドさんが持ってきてくださったのがこのケーブル。欧米のオーディオファイルの憧れ、わが国のオーディオノート(海外ではKONDOのブランド)のKSL-LPz。 既に生産終了品ですが、現行品であった頃は同社のラインケーブルのフラッグシップ製品。かなり値の張るケーブルであるので、それだけの価値のある音質なのか?と僕はずっと懐疑感をもっていました。実際に見てくれも、細身で軽く、やわらかくてごく普通のケーブルです。

いやー、聴かなければよかった...。大袈裟かもしれませんが、オーディオのベクトルで音が良くなると言うよりも、オーディオ再生の枠を抜け出て、一歩、ライブやスタジオで実際に演じられているであろう音に近づいたと言う感じ。とくに人の声やアコースティック楽器の自然なリアルさは白眉です。解像度は高く、小音量でも聴きたいと思えば細部が聴こえるし、音楽の没頭したいと思えばオーディオのことを忘れて聴けるという感じです。

特に音源が良いとその傾向がより顕著にでました。




例えば、このM.a. Recordingsの Songs from Within-Sheila Jordan (ボーカル)+ Harvie Swartz (ベース) 。名録音で知られるTodd Garfinkle氏が松本ザ・ハーモニーホールでペアマイクで録音したCD(ライブ録音ではありません)。この録音から、こんなにふくよかで生々名ボーカルと質感豊かなウッドーベースの音が聞こえたのは我が家のシステムでは初めてのことでした。

 ダビッドさんがラインケーブルはKSL-LPz以外使いたくないといっていた事がやっと理解できました。僕が余りに感激していたので、もう一ペアもっているから、暫らく使ってみていいよと貸してくださりましたが、10日ほど後にケーブルを返した時はとても残念な気持ちでした。

オーディオノート社 HP: https://www.audionote.co.jp/jp/

2020年7月3日金曜日

Baden



バーデンのベートーベン・ハウス

今週のウィーンは30度近い日々が続き、もう真夏の暑さです。さて、先週の日曜日(6月28日) はオーディオ仲間のノベルトさんと奥様にお招きを頂き、妻と二人でバーデンへ行ってきました。 バーデンはウィーンの南、車でも電車でも30~40分でいける場所です。



昼食後、ベートーベンハウス(こちら)に案内してくださいました。温泉地であるバーデンに保養で訪る際の定宿だった場所です。第9は主にここで書かれたとの事。展示の一つに、3つ画像モニターで、一つが第9の演奏のビデオ、もう一つがその演奏にあわせて直筆譜面を追っていくディスプレー、そして演奏されている楽器ごとに色付けし音程の上下を示して進んでいくディスプレーがあり、時間があれば通して観て見たいと思いました。あと、耳が不自由になったベートーベンに色んな音がどう聞こえていたかのシミュレーションしてきける展示があって、いずれもハイテクで面白かった。


ベートーベンの寝室であった部屋

バーデンは、オーストリア皇帝の保養地だった場所でもあり、旧市街はまさに小ウィーンと言うとても素敵な町です。

国立劇場







2020年6月25日木曜日

RCA ライン・ケーブル 自作 (つづき)




前回(こちら)の続きです。KLE Absolute Harmonyを付けた、この自作ライン・ケーブルを使っていて、煩いという事ではないのですが高域のエネルギーの強さが気になっていました。最初はエージングすれば収まるかと思っていたのですが…。DAC⇔プリアンプ間です。で、Neotech DG-201 RCA(こちら)をもう1ペア注文して、交換してみました。何どう違うのか上手くかけないのですが、絶対Neotechの方が好みの音です。しいて言うなら、KLEより線が太めと言うことでしょうか。

これだけ違うとやはり、NeotechのUP-OCCバージョンがとても気になります。よし、と思ってボルドーに拠点を置くネットショップを見てみると品切れ中。イギリスのネット・ショップは、在庫があるもののなぜか値段が4割ほど高い。フランスのショップに入荷するまで待つことにしました。





2020年6月20日土曜日

コロナ・ロックダウン段階的解除 ウィーン・フィル コンサート




運良くチケットが取れたので、昨晩はコロナ・ロックダウン段階的解除後に再開された楽友協会のコンサートに行ってきました。チケットは一人2枚の制限があり、ロックダウンでイギリスから引き揚げてきた次女と二人。オーケストラはウィーン管弦楽団、指揮はFranz Welser-Möst(フランツ・ウェルザー=メスト)。会場は大ホール。プログラムは以下の通り:

Richard Strauss:Four symphonic interludes from the opera "Intermezzo", op. 72 (歌劇「インテルメッツォ」からの4つの交響的間奏曲)

Franz Schubert:Symphony No. 3 in D major, D 200

とても久しぶりのコンサート。ソーシャル・ディスタンシングで観客は100人限定(こちら)なので、会場はすかすか。その為、音はだいぶ違ったような印象を受けました  (硬めの音で、より響きが聞こえる感じ)。演奏はとても良かったです。2〜3箇所、「アレ?」と思った箇所もありましたが、盛り上がりが凄かった。シューベルトのシンフォニィーは18歳の時に作曲したというが信じ難い、完成度の高い曲だと思いました。

ウィーン・フィルの楽団員は、入場と退場の際に全員マスクを着用していました。

演目2曲目のシューベルトの交響曲3番では、追加の団員が入場しフルオーケストラで演奏されました。観客数とオーケストラの団員数が同じぐらい(?)というような感覚でした。


楽友協会でのソーシャル・ディスタンシング

2020年6月19日金曜日

ジョージ・フロイド氏殺害と人種差別抗議行動

By Lorie Shaull - https://www.flickr.com/photos/number7cloud/49959004213/, CC BY-SA 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=90963059

ミネソタ州で黒人のジョージ・フロイド氏が警察官に過度な拘束手段により死亡した事件(その後、当該警察官は殺人罪で起訴、こちら)に端を発し、世界中に広がった反人種差別の抗議行動と暴動。



この事件でまず頭に浮かんだのは、アメリカ在住の時に見た二つの映画。スパイク・リー監督の『ドゥ・ザ・ライト・シング』(原題: Do the right thing、1989、予告編上)と第78回アカデミー賞作品賞受賞作品 『クラッシュ』(原題:Crash、2004、予告編下)、そして、1991年のロドニー・キング事件と事件の判決に対する抗議行動と暴動(こちら)。そして思ったのは、結局、何も変わっていないじゃないかという失望感。

アフリカで捕らえられ、奴隷商人の商品としてアメリカの(主に)農場主に売るために連れてこられた人々の子孫。奴隷解放問題が主な引き金となりアメリカを2分し75万人の死者を出したとされる南北戦争、リンカーン大統領による奴隷解放宣言と彼が押し通した奴隷禁止を定める米国憲法第13修正、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師が率いた公民権運動の結果1964年に制定された人種差別を禁ずる公民権法など、アメリカではその歴史上人種差別を無くすために、時としては多くの犠牲を伴う、多大な努力がなされ、法制度が整えられてきました。

しかし、法制度改革はあくまでも建前であって、アメリカでの黒人に対する差別は無くならず、彼らの生活も良くならなかった。世代を重ねても生活レベルは向上するどころか低下し、最近ではグローバリゼーション、インターネットなどによる産業構造の変革により、もともとアメリカの中流階級を支えた、いわゆるブルカラーの仕事は大幅に現象したと、直近ではコロナによる大量解雇でさらに大多数の黒人が失業。絶望と不安と不満が満ち溢れて今までに無いぐらいに大きく膨らんできたとき、ジョージ・フロイド氏殺害が起爆剤となり史上もっとも大きく広範囲な抗議行動と暴動につながった。人種差別は3世紀以上、何世代にもわたって黒人の人たちを苦しめてきた、根深い問題。それに昨今の大幅な所得・資産格差の問題、若者たちの高い失業率などの問題が抗議行動を大きく広げた要因だと思う。

ここで紹介した2本の映画以外にも、『カラーパープル(1985)』、『大統領の執事の涙(原題: The Butler(2013)』、『グローリー/明日への行進(原題: Selma、2014)』、『13th -憲法修正第13条-(2016)』、『グリーンブック (2018) 』とアメリカの黒人に対する人種差別が描かれている映画は数に暇がありません。それらがすべて現実を反映していると言うことはとてもかなしことだと思います。

今回の一連の事件が、人種差別問題の真の解決につながる大きな契機となっていくことを望む限りです。




2020年6月13日土曜日

最近購入したお勧めアルバム

ロックダウン期間の在宅勤務では、仕事をしながらSONOSで色んな音楽をBGMとして流して聴いていました。そのなかで、何か引っかかったレコーディングは、メインのシステムでストリーミングで聴いて、特に良くてアルバムを購入したのが以下の3枚:



まずは、ファビオ・ビオンディによる、パガニーニのバイオリンとギターのソナタ。ギターはGiangiocomo Pinardi。演奏も音質も最高です。スペインのGlossaMusicというインディペンデント・レーベルから出されたアルバム。このレーベルは要注目です。





2枚目が、アリソン・クラウスの「Hundred Miles Or More: A Collection CD」、クラウスが主にソロで他のアーティストとのコラボレーションや映画のために歌った曲に5曲の未発表曲を加えたアルバム。単なるベストアルバムとは言い切れない完成度が高くまとまりのあるアルバム。オーディオマニアも大満足の最高の音質です。妻も娘も気に入った一枚。




最後がイタリア出身の女性ジャズ・ヴォーカリスト=ロバータ・ガンバリーニ。
「エラ、サラ、カーメンの系譜を継ぐ 」と賞賛されるだけのことはあって、奇をてらわず、王道を行くジャズ・ボーカルアルバムです。こちらも、とても良い音質です。