2018年4月27日金曜日

Jonas Kaufmann(ヨナス・カウフマン)のAndrea Chénier(アンドレア・シェニエ)ー 写真を追加(5・6)


立ち見席はステージ真正面!
4月23日月曜日は妻と二人でオペラ『Andrea Chénier(アンドレア・シェニエ)』 を観てきました。会場は、ウィーン国立歌劇場。主なキャストは以下の通り:

指揮:Marco Armiliato
監督:Otto Schenk
Andrea Chénier: Jonas Kaufmann
Carlo Gérard:Roberto Frontali
Maddalena di Coigny:Anja Harteros

カウフマン出演ということで、早々と完売したこの公演、観にいくことをあきらめていたのですが、友人が当日発売の立見席券を買ってきてくれて、見に行くことが出来ました。

カウフマンの声はきれいでよかったですが、マッダレーナ役のアンニャ・ハルテロスも凄くよかったです。

カウフマンの初日だけあってか、この日の観客はいつもよりも着飾ったハイソな人たちが多くて、びっくり。休憩時間のピープル・ワッチングも楽しめました。

立ち見エリアはステージ正面の一番良い場所にあり、東京の通勤電車のようなすし詰め状態。観光客で一幕だけ見れれば良いと言う人たちも多かったようで、休憩ごとに人が減っていき3・4幕目はゆったりと見れました。休憩を含めて3時間の立ち見は疲れましたが、立ち見券はたったの4ユーロ。結構良く観れて、音はばっちり。癖になりそうです。

2018年4月24日火曜日

Alma Deutscher(アルマ・ドイチャー)コンサート




ウィーンは季節はずれの暑さで、ここ数日は日中最高気温が25度を超えています。先週の土曜日は29度まで上がりました!

一昨日(4月22日 日曜日)は、モーツァルトの再来とも評されている、2005年生まれの天才音楽少女Alma Deutscher(アルマ・ドイチャー)のコンサートに妻といってきました。会場はコンツェルト・ハウス、モーツァルト・ザール。オーケーストラはウィーン室内楽団(Wiener Kammer Orchester)、指揮はHK Gruber。プログラムは以下の通り。前半はドイチャー作曲の作品、後半はGruberの作品でした。:

Alma Deutscher:Ouverture zu «Tanz der Meerjungfrauen»
Alma Deutscher:Konzert für Klavier und Orchester Es-Dur (2017)
***
HK Gruber:Frankenstein!!. Ein Pandämonium für Chansonnier und Orchester (1976-1977)

動画で見てはいたのですが、これだけの才能を直に観るととても感動します。水を得た魚のように、アルマは音楽の中で生き生きと、楽しく泳いでいるようでした。 実際に動画を見られるとその湧き上がる才能を感じられるかと思います。

アンコールには、アルマの妹が、音符カードを入れてある袋を持ってきて、観客4人に一枚ずつ引いてもらい、その4つの音から即興で作曲してピアノで演奏するというものでした。マジック・ショーでも見ているような感じでもありましたが、出来上がった曲は素晴らしかったです。




動画のリンク: 
   アルマのHP: https://www.almadeutscher.com/videos/
   YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/c/AlmaDeutscher

今後、どう成長していくか?とても楽しみです。

最後になりますが、後半のプログラムも面白かったです。


2018年4月20日金曜日

歴史は繰り返す!映画『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』と『大統領の陰謀』

父の具合が悪いとの連絡を受け、急遽一週間ほど帰省し、昨晩ウィーンに戻りました。幸い経過は順調。今後の事などを話し合ってきました。

次女が帰省していた2週間ほど前、妻と3人で映画『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書 (原題:The Post)』を見ました。


ベトナム戦争を分析及びその不利な現実を記したアメリカ国防総省機密文書のスクープそして、夫の自殺により、専業主婦から一地方紙であったワシントン・ポストの社主・発行人となったキャサリン・グラハム氏が、男尊女卑であった当時のビジネス・マスコミ界において、同記事を押さえ込もうとする政権・権力者からかかる大きな圧力の中、発行人としての地位とアイデンディティーを確立していく氏の葛藤を描いた映画です。 スティーヴン・スピルバーグ監督、メリル・ストリープ、トム・ハンクス主演。今の世相にあったタイムリーなテーマ、考えさせ、手に汗を握る映画の醍醐味を併せ持った素晴らしい出来の映画でした。お薦めです。

この映画のラストシーンが、あのウォーター・ゲート事件の発端となった侵入の場面であったので、それではと、翌日『大統領の陰謀(原題:All the president's men)』を3人で見ました。アラン・J・パクラ監督、ロバート・レッドフォード、ダスティン・ホフマン主演の1976年の作品です。


ウォーターゲート事件を調査し、その詳細と背景の事実をつきとめ、ニクソン大統領を辞任に追い込むきっかけとなるスクープをした、うだつの上がらなかった二人のワシントン・ポスト記者の事実に基づいたドラマ。42年前の映画とは思えないぐらい、古さを感じさせず、何度みても面白い映画でした。

この2本の映画を見て思ったのですが、もう40年以上も前の政治上の出来事は、今のアメリカや日本の現状に酷似してるということです。過去の記憶と教訓が風化しているのか?政治・権力の本質はこのようなものであるのか? 色々と考えされられました。

『大統領の陰謀』の特典映像のドキュメンタリーでは、当該記者のボブ・ウッドワード氏とカール・バーンスタイン氏のインタビューがあり、今のネット社会では当時のようにインパクトをもった報道は出来ないのではないか? と言っていたのが印象に残りました。


『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』 公式サイト:http://pentagonpapers-movie.jp/

『大統領の陰謀』はアマゾンPrimeVideoで見れます。レンタルだと¥100!:https://amzn.to/2HNgMhs


2018年4月10日火曜日

ウィーン管弦楽団コンサート アンドレス・オロスコ=エストラーダ指揮、イェフィム・ブロンフマン ピアノ


一昨日(4月8日)は 春休みで帰省している次女とウィーン・フィルのコンサートに行ってきました。ウィーンフィル日曜日定期公演で開演は午前11時。指揮はAndrés Orozco-Estrada(アンドレス・オロスコ=エストラーダ)、ピアノ・ソリストはYefim Bronfman(イェフィム・ブロンフマン)。会場は楽友協会大ホール、プログラムは以下の通りです

Ludwig van Beethoven: Concerto for Piano and Orchestra No. 3 in C minor, op. 37

Béla Bartók: Concerto for Piano and Orchestra No. 2

<休憩>

Igor Stravinsky: Petrushka. Burlesque scenes in 4 pictures for orchestra; Version 1947

ベートーヴェンのピアノコンチェルトに続けてバルトークのピアノコンチェルトと云うちょっと変わったプログラム。でもそれぞれ、素晴らしい演奏。良い意味でオーソドックスな解釈だったと思います。このような全く異なる2曲の協奏曲を続けて弾きこなした、ブロンフマンには脱帽です。

ウィーン・シンフォニー交響楽団の次期音楽監督になるコロンビア出身のアンドレス・オロスコ=エストラーダはエネルギッシュで巧みにウィーン・フィルをまとめ、オーケストラも真摯に指揮者と向かい合っていた印象を受けました。

よかったね〜と話しながら娘と帰宅しました。

ウィーンも春らしくなりました。



2018年4月7日土曜日

PEARL Vacuum Tube Coolers ・パール社 真空管放熱フィン




カナダのオーディオDIYパーツオンラインショップのParts Connexionから『パール社真空管放熱フィン(PEARL Tube Coolers) 再入荷40%オフ』とのメール。真空管放熱フィンは前から試したかったので、格安の価格につられて購入し使っています。 パールは厳選した新古品真空管をクライオ処理・格付けして(詳細はこちら)販売している会社。僕もそれらの真空管を愛用しているので、信頼感もありました。 放熱フィンは真空管の冷却能率を高め長持ちさせるだけでなく、振動を抑え音質向上も期待できるとの謳い文句です。我が家のシステムでは、あまり顕著な違いは聴こえませんでしたが、なんとなく音がすっきりとして、音像・音場感がよくなった感じです。音質的には漸進的な向上、でもこれで真空管が長持ちすればお値打ちかと思います。

Parts Connexion パール社 真空管放熱フィンのページ:http://www.partsconnexion.com/tube_cool_pearl.html



2018年4月2日月曜日

ウィーンのイースター(復活祭)




ウィーンは日中最高気温が10度前後まだ肌寒い日が続いています。
さる日曜日は、イースター(復活祭)でした。クリスマスほどではないですが、各所にイースター市が開かれます。


イースターに飾る、絵付けされた卵(殻)が売られています。


学校も休みになるので、街は多くの人たちで賑わっています。