2015年1月29日木曜日

The Imitation Game - イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密




去る日曜日に妻と見てきました。数学者であるアンドリュー・ホッジズが書いた伝記 ”Alan Turing: The Enigma” に基いた、第二次世界大戦時、ドイツ軍が誇った暗号システム「エニグマ」の解読に携わった天才数学者アラン・チューリングのお話。

コンピュータの礎を作った人々の一人であり、また世界の歴史の流れを変えるのに大きく貢献したチューリングが、国家機密保持と性的嗜好のために正当な評価を受ける機会を得ることなく彼がその短い生涯を閉じたことはとても残念なことです。

映画自体は面白くよく出来たいい作品だと思いました。日本では3月に公開されるようなので是非ご覧ください。お薦めです。

日本のオフィシャルサイト:http://imitationgame.gaga.ne.jp/

アラン・チューリングに関して:ウィキペディア

原作本はこちら:Alan Turing: The Enigma: The Book That Inspired the Film "The Imitation Game"



2015年1月25日日曜日

ウィーンに戻りました



カール・マルクス・ホーフ、オーストリア第一共和国(1918〜1934)の社会民主党政権によって建てられた公共住宅
ちょうど一週間ほど前にウィーンに戻ってきました。気忙しかった為なのか胃の調子がわるく、お医者さんにいってきました。こちらは昨晩から久しぶりの雪、今朝起たら少し積もってました。ウィーンに越してきて早くも5年目を迎えますが、年毎に冬の寒さが和らぐような気がします。特にこの冬は寒い時で零度前後。こちらの方に聞くと、つい最近まで冬はマイナス10度以下になるのが普通だったそうです。温暖化の影響なのでしょうか。



先週は、知り合いのお嬢さんが学ぶピアノクラスのリサイタルと次女のバイオリンクラスのリサイタルがありました。知り合いのお嬢さんは高校生ながらウィーン国立音楽大学でMartin Hughes 氏に師事してピアノを学ぶ才能あふれるピアニストで、大学生に勝るとも劣らない素晴らしい演奏を披露してくれました。


2015年1月17日土曜日

Eduard Melkus - Great Archiv Recordings/エドゥアルト・メルクス~ARCHIVグレート・レコーディングス




もう2年ほど前の事だが、ウィーン旧市街の中央付近にあるペーター教会 (Peterskirche)で行われた知り合いのバイオリニストの方のリサイタルで、その方に『私の先生で著名なバイオリニスト』と紹介して頂いたメルクス氏。クラシック好きを自負する自分だが、恥ずかしながらは氏の事は存じ上げていなかった。家に帰ってからアマゾン等で見てもほとんどCDは出ていない。ウィキペディアで見てなるほど、1950年代にはアーノンクールらと共に古楽復興の先鞭をとり、60〜70年代はバイオリストしてそして指揮者として主にバロックの数多いレコーディングを残し、バロックの巨匠と評価された氏であるが、現在ではあまり人々の記憶に残っておらず、ほとんどのレコーディングはCD化されていないか廃盤と書かれていた。ウィキペディアを信ずるなら氏の演奏手法(ビブラートを多用)、楽器設定(あご当てやスチール弦をつかう)と行った事がいわゆる最近の古楽器演奏の世界では正統と見なされない事が大きいと言う事であった。

どうしてもメルクス氏の演奏を聞いてみたくて、中古レコード店やネット・オークションで見つけては少しずつ買い揃えて行った。実際に氏のレコーディングを聴いてみるとその素晴らしさに驚き、高い音楽性に引き込まれるものであった。確かに今の「より歴史的に正統」とされる古楽器の演奏と比べると、テンポがよりゆったりとしていたりとか、より甘美で豊潤な感じに聞こえる曲もあるが、数多いアルバムを聴いて行くうちに氏の個性と音楽に対する考えてはっきりと一貫性を持って聴こえてくるような気がした。メルクス氏に師事してる音楽家の方に聞いたところによると、氏は「バロックは今のクラシックの黎明期の音楽なのだからその情熱が伝わるように弾かなければいけない」とおっしゃるという。確かにレコードを聴くと、より生き生きと新しい音楽と時代の幕開けの喜びが伝わってくる熱意のこもった演奏が多い感じがした。時代の変化に流されず、移り変わる人々の嗜好や価値観に媚びること無く、自らの感性と考えを貫き通した巨匠はその音楽的な本質で再評価されるべきではないかと僕は思っている。

先日ふと、グーグルで検索をしていて見つけたのがこれ 「Eduard Melkus - Great Archiv Recordings<タワーレコード限定>(http://tower.jp/item/3291238/Eduard-Melkus---Great-Archiv-Recordings)」、20枚組で¥9,100しかもオリジナルLPをもとにした紙ジャケ仕様。レコードで持っていたり、CDもレコードも持っているアルバムのあるのだが、帰省にあわせて購入。今実家で聴いている。箱を開けると韓国製であったのでちょっと心配になった音質も全く問題なし。むしろ音は良いように思われる。ライナーノートも英/日/韓の3カ国語。買ってよかった。クラシックファンにはお勧め。こういうものは次にいつ出るか分からないので売ってるときに買っておきませう。

このセットのリリースに関する記事:http://tower.jp/article/feature_item/2013/08/05/1101





2015年1月13日火曜日

今、沖縄に帰省中


犬の散歩途中で撮った、日の出時の首里城 (EM-5, Lumix 14-140 II)

ちょっと色々とあって、急遽両親の様子見に沖縄に帰省しました。一週間ほど滞在の予定。



2015年1月7日水曜日

フィレンツェ

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂とフィレンツェの街
冬休みで長女がオランダの大学から戻ってきたので、久しぶりに一家4人が揃い、12月23日~お正月の間、フィレンツェの義妹一家を訪ねてきました。夜行寝台列車での旅。夜出て翌朝には目的地に着くの楽チンでした。イタリアはご飯が美味しくついつい食べすぎ。お正月には御節もいただきました。寒波が来て思いのほか寒かったですが楽しいひと時をすごせました。

ピッティ美術館
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂のドームのなか
一泊旅行でピサへもいってきました。フィレンツェから普通列車で一時間ほど、往復で16ユーロ。
夕暮れの町並み
この投稿の写真はOlympus OM-D E-M5  +  M.Zuiko 9-18mm + Lumix G Vairo 14-140mm II で撮影 


2015年1月5日月曜日

謹賀新年・Season's Greetings

う~ん、クリスマス・イブにスケージュール投稿を設定していたのですが、なぜか下書きのまんま保存されていました、とほほ...。 ま、better late than never ですので、いまさらですが、

ウィーンからクリスマスと新年のお喜びを申し上げます。今年もよろしくお願いします!