2017年4月28日金曜日

Angela Hewitt (アンジェラ・ヒューイット)のコンサートとMiklós Perényi (ミクローシュ・ペレーニ)& Sir András Schiff(アンドラーシュ・シフ)のコンサート



ウィーンは肌寒い日々が続いています。 相変わらず忙しくでブログの更新がおろそかになっています。ごめんなさい。

先週末を挟んで、妻と二人で二つのコンサートに行ってきました。4月21日(金)はMiklós Perényi (ミクローシュ・ペレーニ)&  Sir András Schiff(アンドラーシュ・シフ)そして4月24日(月)はAngela Hewitt (アンジェラ・ヒューイット)。会場はいずれもコンツェルトコンツェルトハウス、モーツァルト・ザール。

ペレーニとシフは、ベートーヴェン・チェロ・ソナタ全曲演奏コンサートの二日目。用事があって、残念ながら第一日目はいけませんでした。 プログラムは以下の通り。

Zwölf Variationen G-Dur über «See the conqu'ring hero comes» aus «Judas Maccabäus» WoO 45 für Violoncello und Klavier (1796)

Sonate g-moll op. 5/2 für Violoncello und Klavier (1796)

Sieben Variationen Es-Dur über «Bei Männern, welche Liebe fühlen» aus Mozarts «Zauberflöte» WoO 46 für Klavier und Violoncello (1801)

Sonate F-Dur op. 17 für Horn und Klavier (Bearbeitung für Violoncello und Klavier) (1800)

Sonate D-Dur op. 102/2 für Violoncello und Klavier (1815)

アンコール
Sonate A-Dur op. 69 für Violoncello und Klavier (第3楽章 Adagio cantabile – Allegro vivace) (1807-1808)

ハンガリー出身の二人の巨匠のベートーベンはとても素晴らしいものでした。

ヒューイットのプログラムは、バッハのゴールドベルグ変奏曲。彼女は2015年に2度目のゴールドベルグ変奏曲を録音。去年そのCDが発売されました。この日のコンサートはヒューイットのウィーンでのソロデビューとのこと。著名なピアニストなのでちょっと意外な気がしました。自らのFazoliのピアノでのコンサートはでした。バッハ演奏の名手として知られる彼女がバッハを通して独自の世界が繰りげたとても素晴らしかった。

アメリカにいた時に一度彼女のゴールドベルグを聴いたことがあり、今回は2回目です。2度もゴールドバーグを比類の無いピアニストの演奏で聴けた幸運に感謝しました。



2017年4月18日火曜日

Bybee Quantum Purifiers(バイビー・クァンタム・ピューリファイヤー素子)をパワーアンプに取り付けました



先週末はイースター(復活祭)で職場は金曜日と月曜日と休みで4連休だったのですが、天候が崩れ急に10度以下の寒さとなり残念でした。予報では今週後半は雪が降るとの事。桜も散って4月も終わりなのにやれやれといった感じです。

さて、パワーアンプB+電源を5U4G整流管から出川式に換えて(こちら)あまりの音の向上に驚いて、電源の音に対する影響を再認識させられたていた折、カナダのオーディオ・パーツ通販サイト「PartsConnexion」のセールがあったので、Bybee Quantum Purifier(バイビー・クァンタム・ピューリファイヤー素子)を購入。パワー・アンプに取り付けました。もう、2ヶ月ほど前のことです。半導体整流の場合、整流素子と平滑コンデンサの間に取り付けるのが最も効果が出ると、メーカーのサイトに書いてあったのでその通りにしました。 

パワーアンプなので、容量の大きなものと思いLarge(15A)を購入。Small比べ、想像以上に大きかったのでちょっとびっくり(上の写真)。前回(こちら)の教訓を活かし、ホット側とコールド側両方に取り付けるべく二個調達しました。

スペースに制限がありちょっと悩みましたが、無事に装着完了。音出しをするとなんと薄ぺらい音。後悔の念が頭をよぎるも前回の経験からバイビー素子はエージングに時間がかかることを知っていたので、それに期待し、じっと我慢して、帰宅しアンプの電源を入れ、就寝前に切るということを10日ほど続けて、やっと向上効果が感じられるようになりました。

テスト用の音楽音源をかけると、かなり情報量が増え、見通しが良くなり、音場感が向上した感じ。ケーブルや出力管を変えたのと同等かそれ以上の音の変化がはっきりと分かりました。変化も望んでいた方向であったので一安心。

Bybee Quantum Purifier(バイビー・クァンタム・ピューリファイヤー素子)は、機器の改造やパーツ・アップグレードをある程度されて、さらなる向上を図りたいという方であれば試す価値のあるパーツだと思います。 値段も高い部品なので、前にも書きましたが適所に控えめに(おそらく電源部が一番効く)使うのが、コストパフォーマンスも良いかと思いますよ。

バイビーテクノロジーのサイトです:http://www.bybeetech.com/

2017年4月9日日曜日

クロアチア ドゥブロヴニク

Leica M9 Summilux 35mm ASPH 

春休みで長女も帰ってきて、久しぶりに家族4人揃ったので、休暇をもらって4月5日〜8日の間、クロアチア共和国のドブロブニクに行ってきました。「アドリア海の真珠」とも謳われる美しい町で、前から行きたいと思っていたのですが、やっと行くことができました。ウィーンから飛行機でちょうど一時間ほどのところです。

Huawei P9
行く前の予報では、最初の2日間は終日雨との予報で覚悟して行ったのですが、通り雨のみで、ちょっと肌寒かったのですが天候も悪くなく、とくに4月7日(金)は 上の写真のように素晴らしい天気に恵まれました。

朝市 Leica M9 Summilux 50mm ASPH
出発前に片付くはずのレポートが監査人の事情で終わらず、半日はリモートで仕事をする事になったり、風邪をひいたことがちょっと残念ではありましたが、ウィーンでは、あまり食べることのない新鮮なシーフードも満喫できて楽しい小旅行でした。

Leica M9 Summilux 35mm ASPH

ドゥブロヴニクに関して: ウィキペディア


2017年4月6日木曜日

ファーウェイP9 (Huawei P9)を買いました!




目ざといからは気づかれたかもしれませんが、3週間ほど前に、ファーウェイP9 (Huawei P9)を買いました。P10が発表され割引価格となっていたことも背中を押された理由です。やっと少し慣れてきて色々と試しているところです。近々にもう少し詳しくファースト・インプレッションなどを書きますので乞うご期待。上の写真のように立派な箱に入っていました。


2017年4月3日月曜日

グスターボ・ドゥダメル と シモン・ボリバル・シンフォニー・オーケストラ ベートーベン・シンフォニー・チクルス


第一日目と二日目の席の位置から

先週、3月26日(日)~30日 (木)の5日間行われた、グスターボ・ドゥダメル と シモン・ボリバル・シンフォニー・オーケストラのベートーベン交響曲全曲のチクルスに妻と春休みで帰省中の次女と3人で行ってきました。会場は楽友協会大ホール。我が家は家族そろってグスターボのファンなのでとても楽しみにしていたコンサートシリーズです。 

第三日の席

プログラムは以下の通り:
3月26日:エグモント序曲、交響曲第一番、コリオラン序曲、交響曲第二番
3月27日:交響曲第三番、交響曲第四番
3月28日:交響曲第五番、交響曲第六番
3月29日:交響曲第七番、交響曲第八番
3月30日:交響曲第九番
最終日の合唱・ソリストは以下の通り:
合唱:Singverein der Gesellschaft der Musikfreunde Wien
ソプラノ Julianna Di Giacomo
メゾソプラノ Tamara Mumford
テノール Joshua Guerrero
バス Soloman Howard

4日目 8番は小編成でした
初日の3月26日 (日曜日)は、190年前にベートーベンの命日でもあり、後半の演奏は、グスターボの『...今日は、永遠という言葉が具体的な意味を持つ日です。190年前にこのウィーンで亡くなったベートーベンの音楽を今日ここで演奏しているからです...』という短いスピーチで始まりました。


5日目(最終日)
ベネズエラのエル・システマ制度から選りすぐられた才能のある若手音楽家かから成るこのオーケストラとグスターボの演奏は聴いていて元気付けられるとても活発でバイタリーティーに富、希望に満ちた、力強いベートーベンでした。そのような演奏に反応したのか観客の連日連夜大喝采でした。



ウィーンは、グスターボ・ドゥダメル と シモン・ボリバル・シンフォニー・オーケストラのベートーベン交響曲全曲のチクルス・ヨーロッパ・ツアーの最終地であったとのこと。3月12日からバルセロナ、ハンブルグ、ウィーンを回る行程だったとのこと。ハード・スケジュールにでも疲れを全く見せないで生き生きとした演奏をしてくれたことには感謝と脱帽です。

ベートーベンの交響曲を全曲続けてコンサートで聴くをいうことをしたのは初めてでしたが、この作曲家の偉大さを身にしみて感じることができました。

我々も5日連続コンサートはさすがに疲れましたが、演奏から受けた高揚感と満足感に浸り、意気揚々と最終日のコンサート会場を後にしました。


日が長くなったのと夏時間で7時過ぎでも明るく、気持ちよくコンサートにいけます (Huawei P9で撮影)
尚、バルセローナのコンサートの様子がこちらの動画で見れます:
http://beta.medici.tv/en/artists/simon-bolivar-symphony-orchestra-of-venezuela/

グスターボのHP: http://gustavodudamel.com/us-en/home

エル・システマに関して(日本のエージェントのHP):http://www.kajimotomusic.com/jp/artists/k=112/