2018年5月29日火曜日

タカーチ弦楽四重奏団の ドヴォルザーク ・Dovark played by Takács Quartet

前回のブログに書いたTakács Quartet(タカーチ弦楽四重奏団)のお薦めCD:

現行の日本盤


オリジナル(1991年)
ベートーベン弦楽四重奏曲全集に関しては前回も触れましたが、お気に入りをもう一枚紹介します。もう十数年前のことになりますが、 ドヴォルザーク の弦楽四重奏曲 第12番 ヘ長調、Op.96「アメリカ」にはまってCDを買い集めたことがありました。そのときは、アマデウス弦楽四重奏団の後期の録音かジュリアード弦楽四重奏団が好ましいと結論を出して熱がさめたのですが、その数年後にFMラジオで偶然聴いたタカーチ弦楽四重奏団の演奏にノックアウトされてしまいました(上の写真の下のCD)。当該CDは既に絶版で、暫く探してやっと入手したという思い出があります。彼らの演奏はシンフォニックな分厚い響きとダイナミズムで弦楽四重奏曲のイメージを覆すのもでした。それは、メンバーが変わってもずっと引き継がれているようで、後のベートーベン弦楽四重奏曲全集を聴いても随所に感じられますし、先日のコンサートでも、とくにメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲第6番(Op.80)でそれが顕著に感じられました。

オリジナル版CDは絶版で中古で探すしかないですが、僕としてはこちらのほうがお薦めです。収録されているバガテルOp.47と弦楽四重奏曲第14番(Op.105)がOp.96に勝るとも劣らす素晴らしい演奏だと思うからです。

アマゾンを検索すると上述のCDの多くは絶版。残念です。





2018年5月24日木曜日

5月のコンサートなど鑑賞のまとめ

応援している主席(ファースト)ソリスト橋本・木本ご夫妻の御主人(木本氏)が出演

先週、一週間、連日行われた予算折衝の会議が厳しかったこともあって、やっと更新が出来ます。とりあえず日記・備忘録代わりに書いている、音楽など鑑賞について、とりあえずの5月分をまとめました。忙しいといっている割には、色々といっているな~

まず5月5日(土)に夕涼みの散歩を兼ねて、妻とウィーン国立歌劇場横のカラヤン広場に設置された大スクリーンにバレエを鑑賞。Live AM Platzという企画です(詳しくはこちら)。演目は、『バランシン・ノイマイヤー・ロビンス』(こちら)木本氏が出る演目だけと思っていたのですが、ついつい最後まで観ちゃいました。



5月7日(月)はモーツァルト・ハウスで行われた、ミュージック・タレントを持った十代前半の子供たち発表会。友人である音楽家ご夫妻のお子さまがピアノを弾きました。妻はあいにく所用で行けず。僕が夫婦代表。ピアノ、バイオリン、チェロ、アコーディオン、声楽、リコーダー、フルート等々、幅広い分野で、技量は当たり前、音楽性で勝負というレベルの高いものでした。紹介のときに、お父さん、お母さん、あるいは両親ともウィーン・フィルの楽団員ですという子供たちが何人もいたのにはちょっと驚き。やはり、家庭環境は大切なのですね。

手前のお客さんにピントがあってしまった…
老眼鏡が必要になってきた自分にはコンデジが使いにくくなってきました…トホホです

5月12日(土)は、アンドラーシュ・ネルソンズ指揮ウィーン・フィルのベートーベン第9のコンサート。楽友協会 大ホールです。全席完売であったのですが、いけなくなった友人がチケットを譲ってくれました(感謝!)妻は所用でウィーンにいなくて、音楽好きな職場の同僚といってきました。


5月17日(木)は、Takács Quartet(タカーチ弦楽四重奏団)コンサート。楽友協会ブラームス・ザール。90年代終わりに録音・発売され、英グラモフォン賞、米グラミー賞、日本のレコード・アカデミー賞を立て続けに受賞したベートーヴェン弦楽四重奏曲全集のCDを聴いて彼らのファンになって以来、コンサートに行ける機会がなく、一度は行きたいと思っていたカルテット。

プログラムは:
Wolfgang Amadeus Mozart String Quartet in G Major, KV 387, "Spring Quartet"
Felix Mendelssohn Bartholdy String Quartet in F Minor, op. 80
Ludwig van Beethoven String Quartet in C sharp minor, op. 131
(encore) Joseph Haydn  String Quartet in D major, Hob. III: 79 - 2nd movement (Largo)

前述の予算折衝で、危うく行けなくなるところでしたが、ぎりぎりで間に合いました(当然夕食抜きのすきっ腹)。やっと彼らのライブを聴けました。凄くよかったです。


2018年5月12日土曜日

Audirvana + を3.2xから3.0.6にダウングレードしてみた



このところデジタル再生が本調子で無いような気がしていました。なんか、音がこもり、リアルさがなく、鮮度がよくない感じです。色々と悩んでいたのですが、ふとAudiravana+ をアップグレードしたからか?と思い、古いバージョンを試してみようと...。ゴミ箱を見てみると!? 古いバージョンがないではないですか! バージョン2のころはアップグレードすると古いバージョンのアプリ・ファイルはゴミ箱行きだったのに...ゴミ箱を空した憶えもないのですが... とりあえず.dmg ファイルが残っていた3.0.6をインストール。

アプリも無事に立ち上がり、問題なく動きます。で音はというと、明らかに違う! 我が家のシステムでは3.0.6のほうが鮮度が高く、秋の青空のような高域の伸び、低域もがっちりしています。言うまでも無く、3.0.6の方が好ましい音。念のため再度3.2Xを聴くが結果変わらず。2.6Xの.dmg ファイルも残っていたので、近々これも試す予定です。

Audiravana+は3.0でMQA対応、3.1でUPnP/DLNA対応、3.2SoXアップサンプラー導入と、僕のようなオーディオマニアにとってはあまり魅力の沸かないアップグレードが続いていましたので、個人的には新機能が無くても音の良いバージョンを使っていきたいと思っています。

Audiravana+の方向性が、音質から機能重視に変わったのか? 我が家のMac(mimi)は、2010年中期型(最後のFirewire搭載モデル)で OSもEl Capitan (10.11 X)なので、Audiravna+の最新バージョンとの相性が悪いだけなのかも知れません。もしかすると、3.2Xは新型のマックと最新のOSXに最適化するようにチューンされているのかもしれません。いずれにせよ、再生ソフトでこれだけ音が変わり、バージョンアップでそれが好みと違う方向にいったという事には、PCオーディオを限界を感じざるを得ませんでした。悩ましい事です。


2018年5月6日日曜日

フィレンツェ(Firenze) と ルッカ (Lucca)


1週間前の週末は、妻の誕生日の週末で、当地は連休でもあったので、義妹を訪ねがてらフィレンツェとルッカに行ってきました。

サンタ・クローチェ教会 (フィレンツェ)
テロ対策で街の要所は軍隊が警備
フィレンツェは世界有数の観光名所ですが、生活感溢れる街でもあります。





ルッカは、フィレンツェから電車で1時間半ほど西に行ったところにある、中世の街並みが残る、城壁に囲まれた街です:



行列のできるピザ屋さん。ここでの目当ては、ひよこ豆のこなで作ったクレープ「チェッチーナ」いわゆるB級グルメですが、ここでしか味わないものかと思います。並んで待ったかいがありました! 
ピザも美味しかったです。

ルッカ サンミシェル教会



短い時間でしたが楽しい旅行でした。