2019年10月13日日曜日

内田光子とイェルク・ヴィトマン(クラリネット)コンサート


先週の木曜日(10月10日)は、内田光子とイェルク・ヴィトマン(Jörg Widmann)のコンサートに行ってきました。会場は、コンツェルト・ハウス、モーツアルト・ザール。妻が用事と重なったので、職場関係のクラシック音楽ファンでオーディオファイルでもある友人と行ってきました。プログラムは以下の通り:

Johannes Brahms:Sonata in F minor op. 120/1 for clarinet or viola and piano (1894)

Alban Berg:Four pieces for clarinet and piano op. 5 (1913)

Jörg Widmann:Fantasia for clarinet solo (1993)

Franz Schubert:Impromptu in c minor D 899/1 (1827)

Jörg Widmann:Sonatina facile for piano (2016)

Robert Schumann:Three Fantasy Pieces op. 73 for Clarinet and Piano (1849)

アンコールは
Felix Mendelssohn Bartholdy:Sonata in E flat major for clarinet and piano (2nd movement: Andante) (1824)

デュオと各々のソロを交えた構成。クラリネット奏者のイェルク・ヴィトマン(Jörg Widmann)は、作曲家・指揮者としても活躍しているアーティストなので、ソロ2曲は氏の作曲。選曲も抜群、演奏も最高の素晴らしいコンサートでした。こういうコンサートはとても楽しめます。 大満足! しかし、内田光子のシューベルトは僕にはちょっと違和感があったかな〜。

写真はどれを載せるか迷ったので2枚アップしました。




2019年10月10日木曜日

コンサートシーズン開幕、二つのコンサート: ペトレンコとフジコ・ヘミング


このところウィーンは朝の通勤時に6度、日中は13度程度とコートが必要な肌寒い日々が続いています。 仕事も忙しいのですが、ここ10日ほど、プライベートの面で怒涛のごとく忙しく、会食、送別会、コンサート、海外からの来客、オーディオの集まり、そして、ウィーン日本映画祭(報告は後日書く予定)、ウィーン・デザイン・ウィークと何でこんなに重なるんだ?という感じです。

9月に帰省したこともあって、今シーズン初コンサートは10月3日木曜日。妻と一緒にコンツェルト・ハウス 大ホールで行われた、キリル・ペトレンコ(Kirill Petrenko)指揮のバイエルン国立管弦楽団(Das Bayerische Staatsorchester)を聴きに行って来ました。「ドイツ統一の日」に行われたコンサートの演目はスメタナの「わが祖国」。東西ドイツの統合の一つの契機となった出来事が、西側に亡命を希望する東ドイツの難民がプラハの西ドイツ大使館に数千人押しかけた一件であることも、この演目を選ぶ理由となったようです。

「わが祖国」はあまり演奏されない曲で、コンサートで聴くのはこれが2度目(前回はこちら)、偶然ではありますがペロレンコを聴くのも2度目でした(こちら)。席がステージに近かったので、表情豊かに体全体で指揮をするペトレンコ氏の様子をじっくりと観れたのは面白かった。演奏は、明るい希望にあふれる「わが祖国」という印象で記念すべきこの日にピッタシだったと思います。座っている席が関係したのか、一部オーケストラのアンサンブルが「?」というところが数箇所あり、妻は気になったようでした。 残念なことに、なぜか曲の途中で休憩が入り、僕はそれでちと興ざめ。 アンコールはドヴォルザークのスラブ舞曲 第一番でした。



一昨日の10月8日火曜日は、日本オーストリア友好150周年の一環のイベントで、フジコ・ヘミングとAuner Quartet+Dominik Wagner(コントラバス)のコンサート。会場は楽友協会ブラームス・ザール。妻と二人で行って来ました。プログラムは以下の通り:

Franz Schubert: Impromptu for Piano G major, D 899/3
Frédéric Chopin: Etude for Piano C Minor, op. 10/12、Etude for piano in A flat major, op. 25/1
Polonaise for piano in A flat major, op. 53

Franz Liszt: Un sospiro. Concert work in D flat major、La Campanella

Wolfgang Amadeus Mozart:String Quartet in C major, KV 157

Franz Schubert:Quintet for Piano, Violin, Viola, Violoncello and Double Bass A Major, D 667, "Trout Quintet"

86歳のヘミング氏、初めて聴きましたが、とても魅惑的で音楽性の高い演奏は今まで聴いた、どの巨匠の演奏にも勝るとも劣らないものでした。プログラム最後のシューベルトの鱒もポピュラーで僕もとても好きな曲なのですが、あまりライブでは演奏されないので、コンサート聴いたのは初めて。若手弦楽演奏家のホープたちがヘミング氏を支えて一丸となった演奏には心打たれるものがありました。

フジコ・ヘミング公式サイト:http://fuzjko.net/

Auner Quartet HP: https://www.aunerquartett.at/

Dominik Wagner: https://dominikemanuelwagner.com/



2019年10月3日木曜日

今回の帰省で...



今回の帰省は両親の様子見が主な目的だったのですが、その合間に旧交を温める機会そして新たな発見がありました。

旧交を温めた:

まずは、沖縄のオーディオ仲間とも再会。皆さんお忙しい中、3連休の中日に集まっていただき嬉しかったです。ありがとうございました! このグループのオーディオ以外の共通項が「首里」であるというのも面白いなあと思っています。

そして、大阪から移住された友人でオーディオの大先輩のお宅への再訪。前回お邪魔した時から、クロックがGrimmに変わったことと、そして、細かな箇所で色々とアップグレードされているとのことでしたが,それらが見事に「シナジー効果」を生み出しており、主だった機器を変えなくてもこんなに音が向上するこか?ということで驚きました。あくまでも主観ですがオーディオというよりも生演奏を聴いているときのような気持ちで音楽を楽しめました。特に印象に残ったのは「The Roy Haynes Trio Featuring Danilo Perez & John Patitucci」のレコーディングのPattiucciのベースの音。弦を爪弾くアタックとボワーンという胴鳴りとのリアルなバランスと音量で、これはライブだと特に珍しい聞こえ方ではないのですが、オーディオでここまで再生されたのを聴いたのは初めてでした。


新たな発見二つ:



「Coffee Potohoto」:長女が去年の11月から今年の6月の間、母から沖縄料理を習う目的で実家に滞在していたのですが、そのとき教わった美味しいコーヒー屋があるからと、最近コーヒーに凝っているの僕に勧めてくれたお店。那覇市安里の栄町市場の中にあります。店主直接買い付けの古来種の希少豆フィリピンミンダナオ島カラサンスウィートを淹れていただきました。美味しかった! HPはこちらです:http://www.potohoto.jp/index.html
ちなみに、栄町市場は僕が子供の頃から殆ど変わらず昔の姿を保っているとても懐かしさあふれる場所です。


もう一つは、「Wolf Bräu(ウォルフブロイ)」。実家から徒歩10分程度のところに今年8月にオープンしたという、クラフト・ビール屋さん。ドイツ人のご主人がブロイ・マイスター。デュッセルドルフの地ビールであるAltをいただきましたが、蒸し暑い沖縄の気候でも飲み易いようにアレンジされたさっぱりとしたのど越しのよいビールでした。涼しくなるにつれて本格的なAltを造られるようです。FB ページはこちら:https://www.facebook.com/pg/WO.BRAU/reviews/?ref=page_internal 

このような場所はとても大切だと思いますので、皆さんご贔屓にしてあげてくださいね。僕も帰省するたびに飲みにいきます!

2019年9月30日月曜日

オーディオ・マニアの(オーディオ・マニアとしては)ささやかな贅沢


先週の木曜日(9月26日)にウィーンに戻ってきました。秋晴れの気持ちの良い気候です。

実家には、僕と弟が中学から大学生にかけて買ったLPが二百枚ほど置いてあるので、帰る度に聞きたいと思っており、3年程前に格安の新品国産レコード・プレーヤーを買ったのですが、レコードプレーヤー名門であったことも今のこの会社にとっては過去の栄光。回転数がまったく安定せず、時には極端に悪くなりワオワオ状態で聞けたものではなかったのでどうしたモノかと気になっていました。まさに安物買いの銭失いとはこのことで、今回思いきってRegaのPlanar1を実家用に導入しました。年に長くても4~5週間しか沖縄の実家には、滞在しないのでオーディオ・マニアの(オーディオ・マニアとしては)ささやかな贅沢であります。

今回の帰省では、小・中・高校が同窓でオーディオ大先輩の友人に多くの素晴らしいレコードを頂き、二つの台風の影響で天候が優れず、実家に篭っている時間も長かったので新しいレコード・プレーヤーを充分に活用できました。カートリッジもすでにマウントされており、アームもウェイトを取り付けるだけで調整がいらないというまさにプラグ・アンド・プレーという手軽さがある反面、オート・リフターは無く、回転数を変えるにもスイッチではなく、手でベルトをプーリーの別の溝にかけ替るという、基本機能に特化し、作動・音質に関係の無い部分は徹底にコストカットされた飾り気の無い100%マニュアル操作のプレーヤーです。2~3日で音もこなれ、オーディオ・マニアでも充分に納得(妥協?)できる音質ではないか?と、思いました。これだったら、最初からケチらずにPlanar1を買っとけばよかった…。コスパに優れたこのような製品を創れる会社だから50年近く続いているのだと納得した次第。アナログ盤再生を始める・再開されるかたで予算に限りのある方は迷わずPlanar1を! と、お勧めしたくなる逸品かと思います。

ちなみに実家で使っているシステムは:


Onkyo のCDレシーバー CR−555と



Infinity の InfiniTesimalです。

これらについては、こちらをどうぞ:
https://isakusphere.blogspot.com/2013/11/infinity-infinitesimal-onkyo-cr555.html