2019年4月15日月曜日

コンサート鑑賞:エリザベート・レオンスカヤ ピアノ リサイタル と ネルソンズ指揮ウィーン交響管弦楽団 コンサート




ウィーンは20度近い日々が続いたかと思ったら、9度の例年並みの肌寒い日々に逆戻り。今週は、また暖かくなるようです。

さて、もう1週間以上前のことなのですが、春休みで次女が帰省してきたこともあり、先々週末は親子三人で、エリザベート・レオンスカヤ(Elisabeth Leonskaja) の ピアノ リサイタル と ネルソンズ指揮ウィーン交響管弦楽団のコンサートに行ってきました。

4月5日 金曜日の夜はエリザベート・レオンスカヤのソロリサイタル。会場はコンツエルトハウスのモーツアルトザール。プログラムは以下のとおり:

Wolfgang Amadeus Mozart : Sonate D-Dur K 205b (1775) , Sonate F-Dur K 300k (1781–1783)

Alban Berg: Sonate op. 1 für Klavier (1907–1908)

Wolfgang Amadeus Mozart: Sonate B-Dur K 315c (1783–1784)

アンコールはモーツアルトのSonate C-Dur K 545 »Sonata facile« 第二楽章 Andante (1788)。

ウィーンの新旧の作曲家の曲を演奏するという企画シリーズのリサイタル。体調が優れないのか、いかめしい仏頂面でステージに上がってきたレオンスカヤをみて、心配になったのですが、演奏はすばらしいものでした。モーツアルトとアルバン・ベルグというまったく異なるスタイル・時代の作曲家を演奏することで、演奏家の個性がよりはっきりとわかったような気になれたプログラムでした。



で、翌日の4月6日 土曜日は15時半からアンドリス・ネルソンス(Andris Nelsons)指揮ウィーン交響管弦楽団(Vienna Philharmonic Orchestra)のコンサート。会場は楽友協会大ホール。プログラムはベートーベンで以下の曲を演奏:

Symphonie Nr. 1 C-Dur, op. 21

Konzert für Klavier, Violine Violoncello und Orchester C-Dur, op 56 „Tripelkonzert“

Symphonie Nr. 2 D-Dur, op 36

ソリストは以下のとおり: Rudolf Buchbinder (piano),  Albena Danailova  (violin, ウィーン・フィル コンサートマスター),  Tamás Varga (cello ウィーンフィル首席チェリスト)

久しぶりに行く楽友協会でウィーン・フィルのコンサート。出だしの交響曲第一番は演奏も良く、サウンドもすばらしくて、聴いていて感慨に浸りましたが、次のトリプル・コンチェルトはちょっといまいち。一曲目はにこやかな表情で聴いていた次女はこの曲では一転して厳しい表情。この曲は、ソリスト3人のアンサンブルも良くないといけないし、オーケストラとの息もあっていないといけないので、ライブでは難しいのかもしれません。後半の交響曲第二番は一曲目ほどは感激しませんでした。

翌日の日曜日の午前中も同じプログラムでコンサートがあったのですが、それに言ったプロのバイオリニストの友人からもかなり厳しい感想を聞かされました。残念。


2019年4月6日土曜日

クシシュトフ・ペンデレツキ(Krzysztof Penderecki) コンサート





先週の金曜日(3月29日)は、お招きをいただいてポーランドの著名作曲家クシシュトフ・ペンデレツキ氏の作品を ウィーン私立音楽芸術大学の学生さんたちが演奏するというコンサートに妻と行ってきました。ペンデレツキ氏が85歳になった記念の作曲家自ら学生たちで構成されたアンサンブルをリハーサル・指導をして演奏会を行うというイベント。会場は楽友協会 Gläserner Saal / Magna Auditorium。プログラムは以下のとおり:


Streichquartett Nr. 2

Quartett für Klarinette und Streichtrio

Streichquartett Nr. 1

Sextett für Klarinette, Horn, Violine, Viola, Violoncello und Klavier

演奏された学生さん方は:

一曲目
Ririko Noborisaka (Violine), Ayaka Yoshikawa(Violine), Josef Hundsbichler (Viola),
Aoi Udagawa (Violoncello)

二曲目
Maximilian Weißenbach (Klarinette), Ieva Pranskute (Violine), Magdalena Bernhard (Viola),
Urh Mrak (Violoncello)

三曲目
Yukari Ohno (Violine),  Yan Lok Hoi (Violine), Flora Geißelbrecht (Viola), Fiorentina Harasko
(Violoncello)

四曲目
Yukari Ohno (Violine), Chia-Chun Hsiao (Viola) ,  Maike Clemens (Violoncello) Daniel Tena Cortell (Klarinette), Felix Schwendinger (Horn), Uliana Cheklina (Klavier)

このコンサートにお招きいただくまでクシシュトフ・ペンデレツキのことは知りませんでした。ポーランド楽派の主要作曲家の1人であるとのこと。

この日に演奏された曲は、僕のような素人からするといかにも現代曲という感じの曲でした。とくに弦楽器の弦を弓でたたくという奏法が多かったのは面白かったです。ペンデレツキは楽譜にとらわれず感性で演奏するようにという指導たっだという学生の話は、興味深かったです。 私たちの視野が広がったコンサートにお招きいただき感謝しています。


2019年3月30日土曜日

スピーカー・ケーブル さらなる、つづき NVA (Nene Valley Audio) LS6


去年の夏にオーディオ仲間ノベルトさん宅を訪ねた際に (こちら)教えてもらったイギリスのいわゆるガレージ・メーカーであるNVA HiFiのスピーカーケーブルLS6。去年の9月後半に導入し今に至っています。 

1970年代から業務用のアンプの設計に携わっていたエンジニアのRichard Dunn氏が1982年にNene Valley Audioとして興したブランドがネット直売のNVA HiFiとして今に至ったもの。80・90年代には同社の商品が英国オーディオ誌の表紙を飾る事もあったようです。しかし、オーディオ業界が衰退してきてる現在、独創的な技術的見地に基づく製品を作っているということもあるのか、イギリスのオーディオ業界ではかなり個性的な存在として扱われているようで、ネットでもあまりレビューは見受けられません。しかし、イギリス・ヨーロッパでは多くのファンの根強い人気とに支えられているようです。僕もノベルトさんに教えてもらうまでは全く知りませんでした。

お宅に伺った際に彼のシステムの音の向上に驚き、ノベルトさんに尋ねるとスピーカー・ケーブルが一つの大きな要因であるとの事。僕はずっとスピーカー・ケーブルに関してはではこれだ!というものにめぐり合えずに常に妥協してきたような気がしていたので、ネット直売だけど商品到着後30日は返品可能だからと背中を押されで試してみることにしました。

彼も友達に教えてもらったというノベルトさんは、NVAの製品にゾッコンの様子で、同社のプリアンプ(パッシブのみ)、パワーアンプ、フォノイコ、スピーカー・ケーブルを購入。特にフォノイコとスピーカー・ケーブルはお気に入りで今でも常用されています。ノベルトさんは同社のフラッグシップであるTSCS(The Speaker Cable Statementの略)を使ってましたが値も張るので、まずは1ランク下のLS-6で試したらと薦められてそちらを購入。もしこれが気に入って、2年以内にTSCSにアップグレードする際には、LS-6は購入代金で下取りしてくれるのだそうです。

LS-6は、片チェンネルの+とーそれぞれが20本銀メッキ絶縁単線と細め銀合金単線28本で作られたスピーカー・ケーブル(具体的な素材は未発表)。やや太目ながら十分に取り回し易い硬さのものです。

ケーブルが届き、いそいそとつないで音だしをしたときには正直いってがっかりしました。いままで使っていたDuelund DCA-12GAをつかった自作のケーブル (こちら)とあまり音が変わりません。で、LS-6はその倍以上の値段! 

早速ノベルトさんに連絡を取って聴いてみると、NVAは同社のケーブルには方向性がないといっているけど、向きで結構音が変わるしエージングでも音がだいぶ変わるとの事。ケーブルの向きを逆にしてみると、あら不思議、全く違う音になりました。ちょっと煩い音でしたが経験上これはエージングでよくなると思ったので暫く我慢して大き目の音量で聴いているとだいたい50時間ぐらい使用した辺りから音が大きく変わり、このケーブルのよさが表れてきました。

我が家のオーディオの音がどのように変わったかというと、顕著にどこがどうなったという言い方は難い変化なのですが、全体的に楽器、声の質感が上がった感じなので情報量は増えているとは思います。しかし高解像というよりも、より音楽性が上がったというのが大きな結果かと思います。より明らかだったのが低域の充実。多少ルースながらより重厚で安定したライブで聴くような感じになりました。中域はより温かみを増し、ボーカルの実体感、ストリングスのつややかさが向上、金管はよりふくらみが感じられるようになりました。高域は、十分に伸びているもののホール・トーンや響く部分はとくに明らかに聴こえるというわけではないのですが、煩くなく、聴きやすいかんじです。今までよりさらにオーディオで音楽を聴くのが楽しくなりました。

NVA HiFiのHP: https://www.nvahifi.co.uk/

同社eBay Store: https://www.ebay.co.uk/str/nenevalleyaudio
同社の製品はフラッグシップラインを除き、こちらから購入できます。

2019年3月27日水曜日

HiFi Tuning Supreme3 Fuse

PartsConnexion より引用 (https://www.partsconnexion.com/FUSE-74677.html)
神戸のオーディオ仲間が導入してとても良いとの事。 噂によるとどうやらSilverより音がよくなるらしい。試してみたいなと思っていたら、同ヒューズの過剰在庫処分5割引セールがPartsConnexionで始まったので早速取り寄せて使い始めました。ひと月ほど前のことです。

 Supreme3はドイツのHiF-Tuning 社のオーディオファイル向けヒューズの現行品。その特徴として:

  • ヒューズ・エレメントとヒューズキャップに銀99%と24K金1%から成る素材を使用。 (ネットから得た情報だとこの素材はオーディオ用コンデンサで有名なムンドルフ社から供給されているらしい。)
  • セラミックのヒューズ管
  • ヒューズ・エレメントはポリマーの管に入れて振動対策。
  • クライオ処理
尚、旧製品に関しては前のブログの記事「こちら」を御参照ください。ちなみに同社はSupreme3の純銅素材バージョンも出しています。

さて、肝心の音ですが、今まで使っていた純銀素材のSilver Star との我が家のシステムでの比較ですと、情報量・解像度が僅かながら上がり、音が落ち着いたより自然な音になった感じです。Supreme3と比べるとSilver Starは若干ながらエッジがよりくっきりしてる感じに聴こえます。この違いの良し悪しは明確に判断出来るというよりも好みによって分かれるのではないかなと思います。語弊をおそれずに言うのであればアコースティック楽器の優秀録音のハイレゾ音源を聴くとSupreme3はよりリアルで生で聴くのに近く、 Silver Starはややハイファイ的との印象を受けました。オーディオ・マニアである自分はどちらの音も捨てがたく、暫く悩みましたが結局はSupreme3で行くことに決めました。

使いこなしとしては、HiFi-Tuning社のヒューズはすべて方向性が強く、向きを入れ替えて聞き比べて、好ましい方向を選ぶと良いとの事。実際、我が家では特にDACで向きの違いに由る影響が大きく出ました。あと、Supreme3ヒューズは、SilverStarよりエージングに時間がかかる印象で我が家では装着後、暫くは期待はずれな音でしたが、40~60時間程度通電したあたりからやっとその本領が発揮されてきました。なので、良し悪しのご判断は急がぬように...。

PartsConnextion のHiFi-Tuning Fuseのページはこちらです:

https://www.partsconnexion.com/hifi-tuning-fuses.html