2017年1月30日月曜日

フィレンツェに行ってきました



急に上司がやめることになり、彼の退職日であった1月19日以降、彼の仕事が僕に回ってきて突如と忙しくなり、更新が遅くなっています。 ウィーンは引き続きの寒さで連日最高気温がー5C度程度。

さて、義妹を訪ね、妻と二人、夜行列車でフィレンツエに行ってきました。もう、ふた週末ほど前(1月13日~16日)のこと。事前に休暇を貰っていたのですが、上司がやめる日の前だったのでぎりぎりセーフ。金曜日の夜にウィーンを出発、翌朝早朝に到着、そして、月曜日の夜にフィレンツエを発ち火曜日の朝にウィーンに到着。2等ながら寝台車は快適でした。


フィレンツエも思いのほか寒かったですが、美味しいイタリア料理を満喫できて、良い週末でした!



2017年1月19日木曜日

Leica M10 ・ ライカ M10 発表!

leica-camera.comより引用
噂どおりに昨日Leica M10が発表されました! 新開発の24MPセンサーを搭載、高感度ISOでの画質の向上、視野が拡がり、倍率が大きくなったファインダー、より簡素化された操作系、従来のデジタルMよりも薄めのボディ等など、ライカMファンのつぼをついた進化が特徴のようです。特筆すべきはISOダイヤルがボディ上面についたこと。デジタルMではピント、露出、についでISOの変更が一番よく行われる設定ですので、これにより撮影時の操作性が大幅に改善させることは間違いありません。ビデオ機能を省きライブ・ビューを残したことも大歓迎です。

左端がISO設定ダイヤル leica-camera.comより引用
M9を使っている自分にとって、なりよりも魅力は高感度ISOの画質の向上。M9だと画質が見劣せず実用となるのはせいぜいISO1000まで、僕は出来るだけISO800以下で使うようにしています。救いはこのM9のセンサーのダイナミックレンジが使用感上とても大きくて1~2段アンダーで撮った非圧縮のRAWファイルをLightRoomなどで現像する際に露出オーバーにすることによりカメラの高ISO設定よりも使用に耐えうる程度には良い画質の写真に仕上げられることです。M9は2009年の発売ですので、ライカが遅れているわけではなく、デジタル写真の技術がいかに進歩したかということでしょう。当然ですがLeicaM9の高感度画質は銀塩の同等感度のものを大幅に上回ります。
シンプルになった裏面 leica-camera.comより引用
僕は、次女が生まれた頃からLeica Mを使い始めましたのでもう20年近く使っています。当時、ニューヨークで働いていて、沖縄から両親が孫の顔を見に訪ねてくれた際に、カメラ好きの父を案内してニューヨーク地域で定期的に開かれるカメラ市に行って中古のライカが思っていたよりも全然安く売られており自分でも手が届くという事を知ったのがきっかけです。それ以降、子供たちの成長の記録は殆どLeica Mで撮ってきました。僕にとってはこのような用途には、写り・使用感ともにピッタリくるカメラでした。

写真のデジタル化が進み、デジタル版ライカM型カメラの値段があまり高く、しかもフル・フレームでなかったのでしばらく遠ざかり、暫くしてようやく中古で買ったM8を使い、去年やっと憧れだったフル・フレームのM9を中古で入手。使ってみると自分が撮りたい写真、撮るスタイルにはライカM型カメラが一番あっているということを再確認したような気がします。

と、言う訳でLeica M10は僕が今一番、欲しくて憧れるカメラです。ちょっと値段が高すぎるのですぐには買えませんが、眠っているオーディオ機器などを売りに出して、入手できれば?と金策を考えているところ...(笑)

このブログのライカに関する記事は:こちら


今(1月18日現在)読めるライカM10レビュー (僕がよく読んでいるサイト・英文ですが作例がみれます!):

www.stevehuffphoto.com

http://www.slack.co.uk/leica-m10.html

http://www.reidreviews.com/getArticleH5.asp?colorscheme=light  (有料サイトですが、それ見合う充実した内容です、購読料は一年39.95ドル)

https://www.dpreview.com/reviews/leica-m10-first-impressions-sample-images 

ライカ・ジャパン公式HP: https://jp.leica-camera.com/M10


2017年1月11日水曜日

最近よく聞いているアルバム - その一 Lady Gaga の 「Joanne」

 

寒さが続いています。今朝のウィーンはマイナス12度!でも、快晴で風もなかったので週末ほどは寒く感じませんでした。

最近の僕のヘビーローテーション アルバム その一(三回の予定)。 Lady Gaga 4作目のアルバム「Joanne」です。冬休みに帰省していた次女が良くかけていて、いいなと思って聴き始めました。 2013年のアルバム「Art Pop」の評判が芳しくなかったことから、自己探求の旅にでていた様なことを最近のインタビュー記事で読んだ読みました。トニー・ベネットと一緒にスタンダードを歌ったアルバムをだしたり、前回のアカデミー賞授賞式でサウンド・オブ・ミュージックのメドレーを歌ったりしてる様子をみて、充電期間中なのかなと思っていました。

マネージャーやプロデューサかけて、心機一転してレコーディングに望んだという「Joanne」よい曲が詰まった素晴らしい出来のアルバムです。よい意味でアメリカン。
ストレートなロック、R&B、フォーク、カントリーの要素が大きく取り入れられて、Lady Gagaの新しいスタイルが産み出された印象です。クラブなどでかけるような踊れる曲は少数で、むしろ家でじっくりの聴き浸るような曲が多く入っています。歌詞も社会問題を扱った一部の曲を除いてよりパーソナルで私小説的なものが中心となっています。




このアルバムはより広い層の音楽ファンにアピールすると思われかつ現代的なアレンジにより今までのLady Gagaのファンにも納得できるであろう作品に仕上がっていると思います。次女も僕も今まで出たアルバムの中で一番良いねと意見が一致しました。ハイ・ティーンの若い層にも僕たちおじさん世代にも聴き応えのあるアルバムでお薦めです。 

Lady Gagaに対する既成概念をすてて新たな才能として聴いてみてください。

僕は、アナログ盤もオーダー済みです。



2017年1月8日日曜日

寒波到来!



ウィーンは、ここ数日ヨーロッパを襲っている寒波の影響でマイナス6〜9度の日々が続いています。昨日(1月7日土曜日)は雲ひとつない晴天でしたが風が強くて体感気温マイナス17度だったとのこと。昨晩から雪が降って、朝起きたら一面まっ白! 

上の写真は近所にある旧総合病院跡地のウィーン大学のキャンパスです。この総合病院は18世紀終わりに啓蒙君主として知られたフランツ二世が一般市民が医療の恩恵を授かれるようにという意図で造られた病院。当時としては先進的な思想が具体化された場所です。そのころのウィーンの医学は世界最高水準にあったようです。

久しぶりの雪だったのでカメラを持って散歩してきましたが、とても寒かったです。

2017年1月5日木曜日

HiFi- Tuning Silver Star Fuse

http://www.partsconnexion.com/より引用



もう10年近く前になりますが、 Bernd C. Ahne氏が主宰するオーディオ機器とアクセサリーの販売と改造サービスなどをおこなっていた、ドイツのHiF-Tuning 社が銀線をヒューズ・エレメントとして銀に銅と金メッキを施したキャップ、ガラスではなく磁器管を使ったヒューズがオーディオ界の話題に上りました。価格は1本、米ドル25~35(当時)。ヒューズというと5~6本セットがせいぜい2ドル程度だったので、当時は詐欺まがいだとの非難の声も多く聞かれました。

そのころはアメリカに住んでいた僕も最初はこんなので音が変わるか?と思っていたのですが、信頼するオーディオの先輩でもある大阪の友人が試してすごく効き目があると教えてくれたので、早速1本買って試聴してびっくり! 何でこんなに音が変わるのか? しかも好みの方向に良くなったのです。早速、追加の注文をしてすべての機器のヒューズを取替えました。その後、「Positive Feedback」、「6moons」、「Stereo Times」などのネット・マガジンに取り上げられ、権威ある「Stereophile」誌のRecommended Componentsの推薦アクセサリーとして選定されるに至り、ヒューズもオーディオアクセサリーとして一般的に受け入れられるようなりました。いまでは、フルテックやSynergistic Researchといったオーディオ・アクセサリー大手(?)からもオーディオ用ヒューズが発売され値段も一本130米ドル近くするものまで出ています。

HiFi Tuning社のヒューズも時代と共に進化し、Silver StarそしてSupremeと新製品が出てきましたが、それぞれ値段も高くなっていったので、僕は、ClassicGoldと呼ばれている金メッキ・キャップのヒューズを使い続けてきました。ここ数ヶ月いつも部品を買っているカナダのPartsConnexionのHiFi-Tuning Fuse旧製品在庫一掃セールでSilver Starの割引率がさらに上がったので、試してみたくなって2本注文、WeissのDAC2(ヒューズが2本必要)に入れて使ってみました。Silver Starはキャップが純銀のモデルです。

結果はというと、再度驚かさせました。ドラマチックではないものの、はっきりとわかる違いで音が好みの方向に良くなりました。ClassicGoldに比べると、音がすっきりとして、見通しが良くなり、しかも、より自然でしなやかになった感じです。早速、他の機器も変えてみたくて、追加を注文をしました。ClassicGoldが定価の75%オフ、Silver Starが50%オフとなっていますので、オーディオ・ヒューズを試されたことの無い方はこの機会に是非試してみてください。

オーディオ用フューズは通常品と比べ溶断のパターンが異なっていることが多いようです。僕は十年近くオーディオ用ヒューズを使ってきて今まで特に問題はありませんでしたが、ヒューズは電源関係、しかも安全装置でありますので、各自でリスクを勘案され自己責任でお試しください。

PartsConnextion のHiFi-Tuning Fuseのページはこちらです:

http://www.partsconnexion.com/fuse_hifituning_silverstar_lrg_fb.html



2017年1月1日日曜日

Season's Greetings!

ウィーンから新年のお喜びを申し上げます。
今年もよろしくお願いします!