2018年11月5日月曜日

Giuseppe Verdi Messa da Requiem Concert by Sir John Eliot Gardiner 、Orchester Reolutionnaire et Romantique、 Monteverdi Choir


このところ、ウィーンは日中気温が14~18度と時期ハズレの暖かさです。11月という感じがしません。

さて、先週の木曜日11月1日は、歯科矯正の治療で数日帰省していた次女とサー・ジョン・エリオット・ガーディナーのコンサートに行ってきました。会場は楽友協会大ホール。プログラムは、ジュゼッペ・ヴェルディのレクイエム。オーケストラはOrchester Reolutionnaire et Romantique (オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティック) 、合唱はMonteverdi Choir(モンテヴェルディ合唱団) ソリストは以下の通り:Corinne Winters(soprano)、Ann Hallenberg(mezzo-soprano)、Edgaras Montvidas(tenor)、Gianluca Buratto(Bass)。

席が、前方であったこともあり、まず音の凄さに圧倒。音響スペクタクルです。で、それに慣れると、僕にとっては馴染みのない曲でしたが、その素晴らしさが伝わってきました。素人ながら、この曲はヴェルディの芸術家としての側面がとくに顕著に現れたもので、数多くあるオペラとはある意味で一線を画した作品ではないか、と思わされました。

ガーディナーによって設立されたオーケストラと合唱団は、正に彼の声・楽器であるかのように、一糸乱れぬ素晴らしい演奏。初めてライブで聴くこの曲が、彼らの演奏で良かったと思いました。

僕の中には、カーディーナーというと、バロックのオラトリオというイメージが強かったのですが、ロマン派の音楽を演奏してもすごいなあと再認識。

次女もとても面白かったようで、ニコニコ顔。二人で凄かったね、聴けてよかったねといいながら地下鉄で帰宅しました。

ガーディナー公式HP:https://monteverdi.co.uk/


翌朝、職場に向かう途中、ウィーン随一の目抜き通りのグラーベンではクリスマス・イルミネーションの取り付けが行われていました。 一年が過ぎるのはあっと言うまですね。



2018年11月1日木曜日

錦織圭 と ジュリアーノ・カルミニョーラ ・ Kei Nishikori and Giuliano Carmignola



先週末の日曜日(10月29日)は、テニス好きの友人が錦織圭がウィーンで開かれているエルステバンク・オープンに出ていると聞き、サイトを見るとチケットがまだ残っていたので急遽購入し、妻と二人で応援にいってきました。二人とも生まれてはじめてのプロテニス観戦。しかし、錦織は初めから対戦相手のケビン・アンダーソンに押され気味で、主導権を握れず、あっさりと敗退。残念。 会場では錦織を応援するファンの方がかなり多かったように見受けられました。



晩には、事前にチケットを入手していた、ジュリアーノ・カルミニョーラ と コンチェルト・ケルンのコンサートに二人でいってきました。会場は楽友協会大ホール、日本人バイオリニストの平崎真弓さんがコンサート・マスター兼リーダー。プログラムは以下の通り:


Evaristo Dall'Abaco: Concerto in D minor, op. 2/1

Charles Avison / Domenico Scarlatti : Concerto from "12 Concertos in Seven Parts" to harpsichord sonatas by Domenico Scarlatti D major No. 6

Johann Sebastian Bach:  Concerto for two violins, strings and basso Continuo D minor, BWV 1043

Antonio Vivaldi: Le quattro stagioni ("The Four Seasons")

観客の盛大な拍手に応えて、アンコールは 以下の2曲でした:
Antonio Vivaldi
Concerto in G minor, op. 8/2 (RV 315) - "L'Estate" ("The Summer") - 3rd movement (Presto)

Johann Sebastian Bach
Concerto for two violins, strings and basso continuo in D minor , BWV 1043 - 3rd movement (Allegro)

カルミニョーラは、前半のバッハ(BWV1043)から出演。 バッハは、独特の解釈でちょっと違和感がありましたが、ヴィヴァルディの四季は、物凄くよかった。 自由奔放に弾きまくるかのようにリードするカルミニョーラにしっかりとついてくるコンチェルト・ケルン。はじめてカルミニョーラの四季のCDを聴いたときの感激は忘れがたいものでしたが、この日演奏は比較できないほど、もっともっと良いものでした。


2018年10月27日土曜日

Dutch Design Week(オランダ・デザイン週間)2018


去年までは、学校で開かれていた作品展、今年からは1kmほど離れた牛乳工場の跡地に移りました。

先週末(10月19日〜22日)は、妻と二人でオランダのオランダ最大のデザイン・イベントと言われているDutch Design Week(オランダ・デザイン週間)に行ってきました。

主な目的は同イベント開催地であるのアイントホーフェン市にあるデザイン大学(Design Academy Eindhoven)の卒業生の作品展を見ること。同校を今夏卒業した長女の作品が展示されています。

子供が大きくなるのは早いですね。喜ばしい反面、ちょっと寂しい気持ちでもありました。

Dutch Design Weekに関するリンク:

http://www.ddw.nl/en/



2018年10月19日金曜日

MC 昇圧トランスのインピーダンスを調整




我が家では、どちらかと言うとデジタル再生の方に音質向上の努力を注いでいますが、最近はアナログ盤を聴く時間もかなり増えてきており、音質にちょっと気になるところも感じるようになりました。カートリッジは2年ほど前にDL103Rからそのスタンダード版であるDL103に替えて以来、特に大きな不満も無くすごしてきたのですが、最近、ピアノや一部の弦楽器の音にちょっと気になるところが出てきて、買い替えようか?と思い始め、どれが良いかと吟味するまでに至っていました。その前にまず昇圧トランスのインピーダンスを調整してみようと、ふと思いついて、抵抗器を3ペア購入し試してみました。 

僕が使っているMC昇圧トランスは、スウェーデンのルンダール(Lundahl) トランス使用のキット (こちら と こちら)。同トランスアメリカ輸入代理店でもあるK&K Audioの製品です。このトランスは抵抗器を差し込むことで負荷インピーダンス(Load Impedance) を調節できるようになっています。同社のサイトにトランス毎にインピーダンス値とそれに必要な抵抗器の値の表があります(こちら)。デンオンのDL103の説明書には負荷インピーダンス (Load Impedance) 100Ω以上とありますがトランス使用の場合は別と書かれており、ではいくらか?ということはかかれていません (こちら)。 現状(抵抗器なし)では、負荷インピーダンスが160Ωですので、とりあえず、100,80、40Ωあたりを試してみようと思いました。

K&K Audio を主宰するケヴィンさんの話だと、聴いてみて個々のシステムで好ましいと思う音になるように調整すればよい、音質的にはシンコーかAudioNote UKのタンタル抵抗がお薦めであるとのこと。僕の経験では、シンコーのほうが音質的には好みなのですがだいぶ前に製造中止となっているので、パーツコネクションの在庫から上述の負荷インピーダンスをかけられる抵抗器値に出来るだけ近い値の15K, 30K, 56KΩを注文。

試聴には、Lilian Terry Meets Tommy Flanagan ‎– A Dream Comes True /  Soul Note ‎– SN 1047 (こちら) と フリードリッヒ・グルダとホルスト・シュタイン指揮ウィーン・フィルによるベートーベンピアノ協奏曲5番「皇帝」(英デッカ初期盤)を使用。何がどう違うかと言葉で説明するのは難しいのですが、それぞれの抵抗値での音の違いはかなりハッキリ聞き分けられました。で、選んだのは56KΩの抵抗器。上述の表によれば、負荷インピーダンスを100Ωにするのに必要な抵抗器は60.4KΩとあるので、それより若干低めの値となっているはずです。

負荷インピーダンスを調整してからは、出だしに書いた、気になるところが無くなり、我が家のアナログ再生は、過去最高の音でなってくれています。 そのおかげで、今のところ、カートリッジを買い換えたいという気持ちは、収まり、失せてしまいました。

MCカートリッジと昇圧トランスの負荷インポーダンスの整合性は大切なのだということを認識させられました。


2018年10月16日火曜日

Vienna Mozart Orchestra / ウィーン・モーツァルト・オーケストラ



重なるときは重なるもので、関係者の方の御招待で、ウィーン・モーツァルト・オーケストラを見に行きました。先週の水曜日(10月10日)のことです。会場は楽友協会大ホール。妻と、ィーンを訪れていた長女と3人で伺って、なんと貴賓席に座って観ることが出来ました! プログラムは、モーツァルト名曲・名アリアの抜粋。そして、最後はヨハン・ストラウス2世の「美しく青きドナウ」とヨハン・ストラウス1世「ラデツキー行進曲」。

このオーケストラはモーツァルトの時代のかつらと衣装を着て演奏する、主に観光客をターゲットとしている楽団ですが、話によると主にウィーンの主要オーケーストラの奏者やフリーのプロの音楽家がアルバイトで演奏しているとのこと。それもあってか、一般観光客用と侮る無かれ、なかなかしっかりとした聴かせる演奏でした。歌手の方々も良くて、いかにウィーンには才能が多く集まっているかということを物語るようでした。

観客も、通常のコンサートにきている観光客たちよりもよほどまじめにお行儀良く聞いていた人たちが多かったように見受けられましたし、だれでも知っている超有名曲が流れるとどよめきが沸き、素直に喜んでいる姿には、楽しくさせられました。

「美しく青きドナウ」と「ラデツキー行進曲」、楽友協会で生で聴くのは初めてだったねーと3人で語り合いながら帰宅。ほぼだれでも聞いたことのある、ウィーンを代表するこの2曲、これまたウィーンを代表する音楽ホールである楽友協会で聴くには、チケットが飛び抜けて高価で入手困難なウィーン・フィルのニュー・イヤー・コンサートかウィーン・モーツァルト・オーケストラのコンサートしかありません。

2018年10月12日金曜日

ヒラリー・ハーン 「バッハ無伴奏」 リサイタル




ここ数日のウィーンは、快晴で日中最高気温が20度前後の気持ちの良い秋の日々がづついています。

さった火曜日(10月9日)は、妻と二人で、ヒラリー・ハーンのリサイタルに行ってきました。会場はコンツエルト・ハウス、モーツァルト・ザール。プログラムは、JSバッバ無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータから:

ソナタ第1番ト短調 BWV1001
パルティータ第1番ロ短調 BWV1002
パルティータ第2番ニ短調 BWV1004

アンコールは、JSバッバ ソナタ第2番イ短調 BWV1003の第3楽章「アンダンテ」

全曲版ではなくパリティータ2番・3番、そしてソナタ3番のみなのですが、ヒラリーが21年前に録音したデビューCDのバッバ無伴奏 「Hilary Plays Bach (邦題:ラリー・ハーン デビュー! バッハ:シャコンヌ)」は、僕にとって大好きなバッバのバイオリン無伴奏のレコーディングの一つです。彼女はアンコールで、無伴奏曲の楽章の一つを弾くことも多く、そのたびに一度通しのライブ聴いてみたいと思っていました。今シーズン、ヒラリーの無伴奏バイオリン曲のリサイタルがあると知ったときはとても嬉しくて、チケットを発売と同時に購入、この日を楽しみにしていました。

すでに何度か書いていますが、コンサートでヒラリーの演奏を聴くたびに、完璧な技術に裏付けられた天性の音楽性に感激させられていました。技術的にどんなに難しい曲を弾いていても音楽しか奏でられていない、聴こえてこないという、類稀な演奏を体験出来てきたからです。今回のリサイタルは、共演者がいなかったということもあるのでしょうか、その音楽性がとくに顕著に表れ圧倒されました。白眉はリサイタル最後の「シャコンヌ。圧巻でした。たった一台のバイオリンからは信じがたく沸き溢れる音楽の波にのみ込まれ、まるで別世界にトランスポートされたような感覚にさせられました。

バッハ無伴奏のように馴染み深く、歴代巨匠による数多くの名演のある曲の伝統の重みの下から新たな名演を奏で出すということは、どんなに才能に恵まれた音楽家にとっても困難で乗り越えがたい挑戦であると思います。ヒラリーの無伴奏をきいているとそれを苦渋せずにやってのけたという、天才の爛漫さを感じざる終えません。むろん、あるレベルを超えた音楽演奏は主観的な基準でしか良し悪しの判断をし得ないものなので、各々の好み・価値観によって、ヒラリーの無伴奏の演奏・レコーディングの評価は分かれるかとも思いますが、僕と妻にとっては、この日、無伴奏の演奏の一つの頂点を体験できた気がしました。

演奏中に客席で何かが倒れたような大きな音したアクシデントがありました。突然で僕は凄く驚いたのですが、ヒラリー全く反応を見せず、テンションをあげて、観客を演奏に引き戻し、引っ張っていってくれました。その集中力、プロフェッショナリズム、ミュージシャン・シップにも脱帽させられてました。

このリサイタルは、ヒラリー・ハーン バッハ無伴奏演奏世界ツアー初日。未録音であった、ソナタ1番、2番そしてパルティータ1番を収録したCDの発売に合わせたものです。彼女は、来年6月にウィーンに戻りソナタ2番、3番、そしてパルティータ3番を演奏する予定で、今からとても楽しみにしています。

ヒラリーは、12月の初めに東京でも二日に亘る無伴奏全曲リサイタルをするようです。都合がつくのであれば是非両日行かれることをお薦めします。詳細はこちらをどうぞ:https://www.japanarts.co.jp/concert/concert_detail.php?id=690


ヒラリーが21年前に録音したデビューCDのバッバ無伴奏に関しては以前このブログで書きましたのでご覧ください(こちら)。 母が入院・手術したため、92歳だった父のサポートをするために一時帰国したときのものですのでその文脈で読んで頂ければ幸いです。

ヒラリー・ハーン公式HP: http://hilaryhahn.com/

僕が好きなヒラリーのCD:

2018年10月9日火曜日

エヴゲーニイ・オネーギン




急な出張でいけなくなったと、職場の同僚がチケットをくださり、一昨日の10月7日 日曜日は、オペラ「エヴゲーニイ・オネーギン」を観て来ました。

会場は、ウィーン国立歌劇場、主なキャストなどは以下の通り:

指揮 Louis Langrée
監督 Falk Richter
舞台 Katrin Hoffmann
衣装 Martin Kraemer
振付 Joanna Dudley
照明 Carsten Sander

Tatjana: Olga Bezsmertna
Olga: Elena Maximova
Eugen Onegin: Alexey Markov
Lenski: Dmitry Korchak
Fürst Gremin:  Ferruccio Furlanetto

この、プロダクションのオネーギンは、プレミアのシーズンに際、オペラ座のOper Live am Platzという場外スクリーン生中継で観ましたが(こちら)、客席から見るのは初めて。現代的な設定なので好みは分かれるかもしれませんが、僕はこのようなミニマリスト的舞台も好きです。 歌手も実力は揃いでしたが、白眉は後半にのみ出演した Ferruccio Furlanetto(フェルッチョ・フルラネット)素晴らしいアリアでした。

座席もこれ以上は無いと思われる凄くよい場所で、同僚にはひたすら感謝するのみ。
ありがとうございました!

2018年9月30日日曜日

ヘンデルのオペラ「アルチーナ(Alcina)」



先週の水曜日、9月26日は、アン・デア・ウィーン劇場で、ヘンデルのオペラ「アルチーナ(Alcina)」を見てきました。我々の友人でもあるライナー・トロストさんが出演するので、前日、日本から戻ってきたばかりの妻と次女と3人。主な、キャストなどは以下の通り:

指揮:Stefan Gottfried
監督:Tatjana Gürbaca
舞台・衣装:Katrin Lea Tag
照明:Reinhard Traub
DRAMATURGY:Bettina Auer
ALCINA:Marlis Petersen
RUGGIERO:David Hansen
MORGANA: Mirella Hagen
BRADAMANTE:Katarina Bradić
ORONTE:Rainer Trost
MELISSO:Florian Köfler
OBERTO:Christian Ziemski / Moritz Strutzenberger
ORCHESTRA :Concentus Musicus Wien
CHOIR: Arnold Schoenberg Chor (Ltg. Erwin Ortner)

古楽器でのオーケーストラの演奏、歌手もバロック・オペラのベテラン揃いで音楽的には素晴らしく、これぞバロックという感じでしたが、演出、舞台、衣装は現代的でやや前衛的でもありました。この対比は面白かったですが、好みは分かれるかな?

久しぶりにアン・デア・ウィーン劇場で観たオペラ、とても楽しめました。


2018年9月24日月曜日

ウィーン・フィル 定期演奏会 ブロムシュテット指揮



昨日、9月23日 日曜日 は、今シーズン第一回目のウィーン・フィル 定期演奏会にいってきました。たまたま僕の今シーズン初コンサート観賞でもありました。沖縄から訪ねてきてくれたオーディオ仲間の友人と一緒。家族はまだ帰省中です。会場は楽友協会大ホール、指揮はヘルベルト・ブロムシュテット。プログラムは、 Franz Berwald 、Sinfonie singulière in C-Dur (交響曲第3番ハ長調「風変わりな交響曲」)と Antonín Dvořák、Symphony No. 7 in D minor, op. 70。二曲とも僕には馴染みの薄い曲で特にベルワルドは初めてでしたが良かったです、特に風変わりだとは思いませんでしたが…。

とても良い演奏で、素晴らしい出来だったと思います。ブロムシュテッドは矍鑠としたダイナミックな指揮で91歳の高齢を全く感じさせませんしでした。その彼にオーケストラも観客も敬意を表しており、真摯な演奏・聴衆であったと思いました。

沖縄からきてくれた友人もホーム・グラウンドである楽友協会大ホールで聴くウィーン・フィルの音の素晴らしさを経験できて喜んでくれたようで良かったです。

2018年9月19日水曜日

一時帰国 - 大阪・神戸・東京


天神橋筋商店街にて
一昨日、一時帰国から戻りました。家族はもう少し滞在の予定。帰ってきてみるとウィーンは、26~7度と時期ハズレの暑さ。明日は30度近くになるようですが、土曜日からは19度と時期相応の気温に戻るようです。

時差ぼけに悩まされながらも昨日から職場復帰。インターネット通信の進歩で重要案件や急ぎのものは休暇中にリモートで処理したり、ビデオ会議に出たりしたので、ゆとりを持ってもとのルティーンに戻れます。休暇中も仕事に追っかけられるようで嫌だと考える方も多いかと思いますが、ぼくにとってはそのおかげでまとまった休暇がとれるので、一時帰国も十分に楽しめて助かっています。 撮った写真を掲載します。(神戸では殆どずっと雨だったので掲載できるような写真は撮れませんでした...)

天神橋筋商店街わきの路地入り口にあったラーメン屋の看板。路地の奥のお店を次女が見つけ、家族てお昼を食べました。美味しかったですよ。

法善寺付近

姫路城は素晴らしかったです。行ってよかった!

明石海峡大橋をわき目に姫路から神戸へ

東京の妻の実家近所の八幡様の縁日に行ったら鮎の塩焼きがあった。渋い。ビールとよくあっておいしかったです。

2018年9月4日火曜日

オーディオの大先輩宅を訪問


今朝、沖縄を発ち、家族旅行で大阪・神戸を訪れる予定でしたが台風21号のため飛行機が欠航したので沖縄に足止めされています。

先週の水曜日(8月28日)にオーディオの大先輩でもある大阪から沖縄に移住した友人のお宅にお邪魔しました。ヨーク大学の電子工学部でMusic Technology Systemsを専攻している次女もいっしょです。アンプ等を大幅にアップグレードした友人宅のシステムの音は、半年ちょっと前に伺った時からさらに磨きがかかり、素晴らしい音でした。まさに演奏者が目の前に見えるような音で、音響が最良でない会場で行われるコンサートよりもより演奏者の意図する本来の生に近い音ではないのかと思いました。次女は色々と専門的なお話を伺い、視野が広がり、考える事が増えた様子。聴かせて頂いたシベリウスの交響曲でクラリネットのキーが動く音が聴こえたと驚いていました。

沖縄のオーディオ仲間とそのゲストの方々数人で3時間ほど音楽を聴かせて頂き、オーディオ談義に花を咲かせた後、別の友人の知り合いのレストランで会食。素晴らしい和食とワインのマリアージュで初対面のゲストの方々ともあっという言う間に打ち解けて、会話も盛り上がり、とても楽しいひとときを過ごせませした。皆さんありがとうございました! 

ちなみに、会食をしたレストランは「古今」(http://www.kokon.okinawa)。 明るくカジュアルな雰囲気のお店ながら超一流のお料理が頂けます。懐にも優しく、おススメです。


2018年8月29日水曜日

帰省中です



上司・同僚たちとの夏休みローテーションの関係で今年は8月末から9月はじめにかけて夏の休暇をとることになり、先日沖縄につきました。

上の写真は、実家の台所からみた裏庭。木になっているのは、琉球語でばんしるー、グァバです。熟れたのを木からとって食べた、ひさしぶりのばんしるーは、おいしくて懐かしい味です。両親のサポート・手伝いでバタバタしています。

2018年8月15日水曜日

Zell Am See

友人の別荘から望むあさの景色
ウィーンは暑い日が続いていましたが、昨日から一段落し、今日は最高27度、最低が16度の予報です。しかし、週末から暑さが戻ってくるとのことです。

週末の小旅行で、今年もZell Am Seeに行ってきました、去年(こちら)とは違って妻と二人。娘たちは二人とも今年の夏は大学のある街に残っています。ウィーンの友人のご厚意で彼らの別荘を使わせて頂きました。36度近くあったウィーンからいくと、正に避暑の旅で、何もせずに主に読書に耽りリフレッシュした週末でした。

湖の反対側の山から見た景色

2018年8月10日金曜日

出力管を曙光電子・Shuguang 300B-ZからEmission Labs 300B XLSに交換



先日、ネルソン・パスのAmp Camp Amp(こちら)を作ったことを書きました。その後色々と考え、思いついたのが パワーアンプ 「Audio Note Kits Kit One 300B シングル」の真空管を変えてみること。僕のシステムも機器内部のパーツやケーブルのアップグレードなど、少しずついろんなところを変えてきたので、もしかすると真空管との相性も異なってきているのかもしれないと思った次第。最初は、Elrogなる新進のドイツ製300Bを買いたいと熱い気持ちになったのですが、ちょっとクール・ダウンして、家にあるいろんな300Bを試してどのぐらい音が変わるか聴いてみようと思った次第。


で、まずは300B管。 暫く前に一番のお気に入りであったEmmission Labs 300B-XLSをクローゼットの奥のダンボール箱から出してきて、いままで一番気に入ったと思っていた曙光電子の300B-Z(こちら)と交換。 うーむ、断然 Emmission Labsの方が良いです。で、ついでに、6SN7管も300B-XLSと一番相性が良いと思っていたSylvania の6SN7 GTAも引っ張り出してきて交換。こちらも大正解。 もしかして、使っている300B-Zに問題が生じているのかもしれないと思い、念のためスペアの新品を挿入して音だしするも、結果は変わりませんでした。

何がどう変わったからこのような結果になったのか想像するも、まともな説明は思いつきませんが、現状ではEmmission Labs 300B-XLSとSylvania の6SN7 GTAの組み合わせが良く鳴ってくれているので、暫くはこのコンビ行こうかと思っています。

ちなみに、300Bは今年で発売80周年を迎えるそうです。これにあわせてか、新生Western Electric社製の米国製造復刻300B管の生産・発売が今年の秋から再開されるようです。こちら:http://www.audioxpress.com/news/western-electric-to-reintroduce-famous-300b-electron-tube 

一応、発売時にお知らせを受け取れるようにメールアドレスを登録しておきました。同社のサイトからできます、リンクはこちら:http://westernelectric.com/products/300b.html現時点で発表されている見込み価格はペアで$1500とのこと。Emission Labs 300BXLSの2.5倍なので、おそらくパスかな~。でも、投資価値はあるかも。

2018年8月5日日曜日

Kurt Prohaska Trio 'The Hank Jones 100th Birthday Gala' feat. Mads Vinding


ウィーンは、動く気配のない熱波で相変わらず暑い日々が続いています。

去る火曜日、7月31日の晩は、「Kurt Prohaska Trio 'The Hank Jones 100th Birthday Gala' feat. Mads Vinding」というコンサートに行ってきました。  会場はPorgy and Bess、妻はパスと言ったので僕一人。  Hank Jones と親しくしていたというオーストリアのジャズピアニストKurt Prohaskaが企画したこのコンサート、ゲストに著名なデンマークのベーシストのMads Vinding(マッズ・ヴィンディング)を迎え、オーストリアジャズドラマー、Klemens Marktlを加えたトリオでの演奏。一度ライブでMads Vindingを聴いてみたいとだいぶ前から思っていたのですが、やっと叶いました。

僕がVindingのプレイに魅せられたのは、Duke Jordanの「Flight to Denmark」、A面最初の「No Problem」のベースでした。ピアノの美しいメロディーもさることながら、Vindingのベースがとても印象に残った一曲でした。

Amazon.co.jpより引用(https://amzn.to/2n8FbEL

「Flight to Denmark」は、数多いDuke Jordanのアルバムの中でもとくに人気で彼一番の名盤との誉れの高い作品です。僕は、彼のピアノが大好きでCDやLPを集めましたが、その契機となったのがこのアルバムを聴いたことでした。一時期こればかりかけていたことがありました。今でも時々レコード棚から引っ張り出してきて聴いて、ああ~いいな~と悦に浸ります。Jazzファンならずともきっと気に入ると思うアルバムですので、聞いたことが無ければ一聴の価値ありの超お薦め盤です。

さて、今回のコンサート、良く知られたスタンダードばかりでしたが、選曲が粋で楽しめました。ちょっとHank Jonesのスタイルという枠にこだわりすぎ(?)ような気もして、もう少し即興的な要素を前にだしたほうがMads Vindingのプレイを満喫できたのではないか?と思えたところはちょっと残念でした。ドラムスのKlemens Marktlがずごくよかったので、今後のコンサートをチェックしておこうと思っています。

暑さでバテており、どうしようかと思っていたのですが、いってよかったです。



今回のコンサートにちなんだお薦めアルバム:

2018年8月2日木曜日

プライトロン メディカル アイソレーション トランス ・ Plitron Medical Isolation Transformer for Audio/Hifi use


ヨーロッパに熱波到来で暑い日が続いています。32~33度の気温で日本だと当たり前の夏の暑さですが、こちらはクーラーが無いところが多い(我が家も然り)なので、寝苦しさの睡眠不足と重なってバテバテです。

ノベルトさんのシステムを聴き触発され、暑さにもめげず、週末に懸案であったプライトロン メディカル アイソレーション トランスを240V仕様に配線替えして、クロック電源に導入しました。このトランスはアメリカ使っていたのですが、良く調べもせずに電圧が違うからと棚の奥にしまってあったもの。大阪から沖縄に移住した友人でオーディオの大先輩が、配線図を送ってくれて、やろう・やろうと思いつつ9ヶ月ほどたち、ようやく完了。 友人がクロックの使いこなしは電源が肝と教わってはいたのですが、実際に入れてみると、想像していた以上の効果だったと思います。音がより広がり、より自然な感じに聴こえます。 もっと早くやればよかったというのが正直な気持ちです。

このトランス、もう一個あったので、それも配線し直し音楽・動画再生用に使っているMacMiniに導入。クロックのときほどではありませんが、こちらの効き目有りです。

2018年7月30日月曜日

オーディオ仲間のノベルトさん宅訪問

Haigner Gamma Horn、リスニングポジションで音が大きく変わるため、クロスオーバーのチューニングが困難で3本製造販売したのち、基本的に今は作っていないとの事。
先週の金曜日(7月27日)は、とても久しぶりにウィーンの数少ないオーディオで知り合った友人のノベルトさんのお宅に伺いました。仕事の後、駅で落ち合って、一緒にウィーン郊外のバーデンまで。奥様が準備してくださっていた軽い夕食を頂いた後、アナログを中心に色々と聴かせて頂きました。 

ノベルトさんのシステムは、製品構想の段階で一号機を注文し、自ら開発に携わったというHaigner社(http://www.haigner.com/)のGamma Horn を中心に組まれています。 Haigner社 は 音響エンジニアでウィーン市役所、市立コンサートホール、アルベルティーナ美術館などのPAシステムの構築・導入の実績を持つ、David Haigner氏が創立したウィーンにあるオーディオ・ファイルと録音スタジオ向けスピーカー・メーカーです。

前も書きましたが(こちら)このスピーカーは本当に立体的でリアルな音場・音像をかもし出します。今回気がついたのは、演奏家たち、楽器、ボーカルの位置感はレコーディングにあくまでも忠実。したがって元のレコーディングの録音・ミキシングなどに問題があるとその難点がハッキリと判ります。

スピーカー以外はすべて機材が一新されていましたが詳細は長くなるので省きます。

僕が持っていったLPでとても良くなってくれたのがこれ:

Lilian Terry Meets Tommy Flanagan ‎– A Dream Comes True /  Soul Note ‎– SN 1047

暫く前にこちらの中古レコード店で何も知らずに、Tommy Flannaganがピアノだからと買って、歌と音のよさにびっくりしたLP。ノベルトさんのリスニング・ルームではまるで目の前で等身大のLilian Terryが歌っているように聴こえました。彼曰く、このレーベルには良い音のレコードが多いとの事。

アマゾンより引用 https://amzn.to/2OqjU5A
もっていった、デジタル音源でとくによかったのはこれ、安次嶺 悟  「To Sing from Memory」( http://waonrecords.jp/waoncd3030.html) ノベルトさんはPC/ネットワークオーディオはまだ始めていなく、ドイツの定年退職したエンジニアが趣味と実益を兼ねて改造して販売しているマランツCD 67SEをデジタル再生に使っています。このCDプレヤー、中身は既製品からは殆どすべて一新されているようですが、凄く音がよくて、こんなのがあればPCオーディオ、ひいてはハイレゾなんていらないよな~という感じ。しかもリーズナブルな値段なので全くもっていやになってしまいました。なぜCDの最盛期にこんな機器がメーカーから出てこなかったのであろうか?と不思議でたまりません。で、ノベルトさん宅できいた上の写真のCDの音が又凄かったのです。リスニング・ルームが録音に使用されたホールに変わってしまったかと思うように、部屋中が音楽に溢れ体が包み込まれるかんじ。こんなことはライブ以外では初めて。

ノベルトさんもこのCDを気に入った様子でした。家に帰ってからもう一度、聴いたのですが、あんな音は出ません。ということは、このCDには凄い音が刻まれているのだけど、それを取り出せるかどうかはシステム次第ということなのでしょう。ちょっと、ショックでした。ペア・マイクでの録音との事ですが、楽器間のバランスも絶妙。音質だけでなく演奏も素晴らしいのでお薦めです。

ここまで素晴らしく鳴らされているシステムは類稀だと思いますし、ノベルトさんのうちに行くといつも謙虚な気持ちにさせられます。聴き始めはいつも家のシステムは足元にも及ばないという気持ちで落ち込むのですが、しばらくすると、どうしたらよく出来るか?という動機付けになってきます。帰りのバスの中では、どうしたらあんな音に近づけられるだろうと頭の中が一杯でした。






2018年7月21日土曜日

ネルソン・パス 企画・設計の Amp Camp Ampを作りました




Pass Laboratories や  FirstWattの創立者として知られているアメリカオーディオ界の雄Nelson PassのAmp Camp Amp (ACA)を作りました。氏がDIYAudio.com  とBurningAmp Festival との共催で2012年に行った、親子でアンプを作ろうというAmp Campというイベント為に企画・設計したキットだとの事です。 DIYAudio.com が2年ほど前からはじめたDIYAudioStoreからキットで購入。パス氏の公式バージョンです。安価ながらElnaのSilmicIIといった高品位なパーツが要所の為に同梱されています。2012年から改良が重ねられ、僕が購入したのは5世代目。6世代目が9月に発売されるようです。とても評判が良い大人気の商品で入荷案内がメールで届くと数時間のうちに売り切れになります。
DIYAudio.comより引用 、24Vの電圧で使用可能でその場合は出力8W

イベントの限られた時間内に完成でき、かつ、高音質であるようにと至ってシンプルな回路。氏のFirst Watt のアンプに通じるところがあります。欧米では禅的デザインと評されています。電源は安全性とコストを勘案し市販のスイッチング電源。パス氏は、スイッチング電源でも十分に良いパフォーマンスが得られるから心配無用と述べています。キットについてくる電源は多くの市販品の中から氏自ら選び抜いた物だとの事。

僕のDIYは真空管ばかりで半導体のアンプを作ったことがなかったので、初めてのトランジスターアンプには適当かと思った次第。配線材とR11の抵抗は手持ちの僕が好んで使っているものを使用。



完成後の音出しは使っていないBose101でやろうかと思い、押入れを探すも見つからず、次女が大学に持っていったことを思い出し、マアいいやとメインシステムで試すことに...。ちょっと不安が胸をよぎりましたが、スピーカーをつなぐ前に電源を入れて、電圧などをチェックした限りでは大丈夫そうだったので...。

早速、音を出してみるとその良さにびっくり。トランジスターというより真空管に近い音だと思いました。音楽を楽しむには、これで十分だと思える音質。さすがネルソン・パスだと思いました。メインに使用している300Bのアンプの十分の一以下のコストなので、色々とオーディオマニアの悩みも出てきました。


DIY Audio Store ACAのページ(メール登録をしておくと入荷時にお知らせが来ます):


2018年7月17日火曜日

スタンリー・クラーク バンド コンサート  / Stanley Clarke Band Concert



7月11日水曜日の夜は、スタンリー・クラーク・バンドのコンサートに行ってきました。会場は、Porgy and Bess。妻は、留守番するといったので僕一人です。娘たちは、この夏は、長女は帰省せず、次女は8月半ば過ぎに戻ってくる予定。今回のメンバーは以下の通り:

Stanley Clarke: double bass, electric bass

Beka Gochiashvili: piano, keyboards

Cameron Graves: keyboards

Shariq 'Riq' Tucker: drums, percussion

Salar Nader: tablas



僕にとり、スタンリー・クラークはエレキ・ベースという印象が強いのですが、今回は
アンコール以外全て、ウッド・ベースで演奏。とはいえ、ピックアップで音をひろい、様々なエフェクターを通していました。サイドもアコースティック・ピアノ、タブラ、ドラムスとキーボードと生楽器中心でした。

オリジナル曲、チックコリアの曲などをとりまぜ、全体的に70〜 80年代の香りのするジャズという雰囲気でしたがワルツ・フォー・デビーも入れて、とてもよかったです。クラークの超絶テクニックと違和感なくベースがリード楽器となっていたところは凄いの一言。若手の凄腕を集めた面々とのアドリブの掛け合い、観客を一気に惹きつけるところなど、クラークのカリスマ性を目の当たりにすることができました。

メンバーは全員よかったですが、特にドラムスのShariq 'Riq' Tuckerの注目していくプレイヤーだと思いました。 

行こうか、どうしようかだいぶ迷って、ギリギリにチケットを買ったのですが、良い席に当たり、予想外にアコースティックなジャズ一色のコンサートのプログラムであったこともあり、大満足で帰途につきました。僕にとりジャズはライブが一番です。


2018年7月11日水曜日

Olympus M.ZUIKO DIGITAL ED 7-12mm F2.8 PRO レビュー


ウィーンは、晴れて乾燥し、夜には涼しくなる快適な日々が続いていましたが 、昨日は午後から雷を伴う雨。 今回は久しぶりにカメラの話題です。

暫く我が家の写真機材の中でのM4/3の位置づけに悩んできました。セミプロでしばしば仕事も引き受ける妻はニコンのフルフレーム+プロ・ズーム+(ポートレート用に)大口径単レンズかiPhone、僕はライカMとコンデジがメイン。前にも書きましたが、マイクロフォーサーズカメラ(M4/3)の小さくて軽くて持ち歩くのにストレスが無いところが良いのですが、持っていたレンズが力不足だったのか画質的に見劣りがする様に感じるようになったこと、小さなボタン(とくにフォーカス・ポイントの移動)とメニュー・スクリーンに頼る操作(連写設定、ISO等など)のUI(ユーザーインターフェイス)に馴染め無いというのが難点でした。しかし、一年ほどまえにM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO を購入しその画質、ズームレンジそして最短撮影距離の短さに惚れて、M4/3を使っていこうと決めました(こちら)。

ISO 200, 7mm, F10
しばらく前にLumix G Vario 7-14mm F4 ASPHを購入・返品した事を書きました(こちら)。その後、超広角レンジをどうするかが懸案でした。しかし、半年ほど前にとある事情であまり使っていない写真機器の殆どすべて処分した際に、おつりが出たので、思い切ってM.ZUIKO DIGITAL ED 7-12mm F2.8 PROを購入した次第です。半年ほど使っていますがM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROと同様に文句のつけようのない素晴らしい写りで、とても満足しています。



パナソニックのLEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm / F2.8-4.0 ASPH.にするか迷ったのですが、パナソニックの方は動画対応を謳っており、オリンパスの方がスティル写真に特化しているという印象をもっていたこと、どうせなら1mmでも広めの画角が良いと判断しました。

LEICA DG VARIO-ELMARITのズームレンジは18㎜まで(35㎜判35㎜相当)という点はとても魅力でしたが、M.ZUIKO DIGITAL ED の14㎜(35㎜判28㎜相当)は、スマホの画角に近いということ、それに、以前ライカMの28㎜と35㎜と両方持っていたとき、いずれか一本あれば十分だったという経験もあって、これで良いと考えました。実際に使ってみてもまったく支障なくこのレンズ一本で十分街歩きが出来ます。

ISO 800, 9mm, F2.8
オリンパスのPROシリーズのレンズは、他に比べ大きくて重いので、M4/3の小さくで軽いというメリットは少なくなりますが、フルフレームDSLR用の同等のレンズと比較すると重さは半分で大きさも一回り以上小さくなりますし、これだけの写りだと多少大きくて重くなったけど良いと思えてきます。

ISO 1000, 7mm, F2.8
唯一不満なことはフォーカスリングを手前に引くことで、オートフォーカスから、マニュアルフォーカスへ切り替えができる「MFクラッチ機構」(下の写真)。AFがあるカメラでは、カメラに任せのほうが断然良くピントが合うので自分はもともとMFは殆ど使わない上に、バッグから取り出したり、レンズ交換の際についついフォーカスリングを引いてしまい、MFになっていることに気づかずに撮ったという失敗が何度かありました。

フォーカスリングを引いてMFになっている状態。

慣れれば問題ないのことなのですが、老眼の上にEVFで超広角だとピントが合っているかどうか判りにくいということもあるのかと思っています。

ISO 200, 10mm, F2.8
使っているカメラは相変わらず初代のE-M5です。デジタルになってからは、レンズの方がカメラより断然プロダクト・ライフが長く、写りにもより大きく影響があるというのが自分の考えですので、投資はまずレンズにすることにしています。僕は常にRAWで撮り、パソコンで現像しているので、もう6年前に発売されたE-M5ですが、画質が明らかに劣っているという印象は受けません。 

お日様に向かって撮るとさすがにゴーストとハレーションは顕著です。ISO 200, 7mm, F7.1
広角がお好きでM4/3をお使いの方には是非お薦めしたいレンズです。フルサイズDLSRをお使いで、超広角プロズームの購入を検討されている方も、その予算でこのレンズ+M4/3ボディを購入するとおつりが来ると思います。

OM-D E-M5 (mark IIがだいぶお安くなっています) + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO + M.ZUIKO DIGITAL ED 7-12mm F2.8 PROの組み合わせは、全く不満のない優れた写りで、防滴仕様であることも含め、写真を趣味とする方の最強の旅の友となるかと思います。雪や雨に中でも平気で写真が取れるのでシャッターチャンスも増えました。旅行はこのセットで行くようになり、ライカの出番が減ってしまいました。

注)このページの作例はRAWで撮影。LightRoomで現像。その際、露出、色調、トリミングなどの調整を若干加えています。

本ブログのマイクロ・フォーサーズ カメラとレンズに関する記事のまとめはこちらです:http://isakusphere.blogspot.com/search/label/M43



2018年7月4日水曜日

William Evans (Piano) Trio + Tony Lakatos (Tenor Sax) コンサート イン バーゼル


今週のウィーンは日中は26度以上、夜は16度ぐらいと温度差が大きい日々が続いています。乾燥しているのでとても快適です。

もう10日ほど前のことですが6月23~24日の週末は、会議出席のため出張でスイスのバーゼルに行ってきました。イブニング・レセプションのあと、Bird's Eye というジャズクラブにいってきました。演奏していたのは、William Evans (Piano) Trio +  Tony Lakatos (Tenor Sax)。他のメンバーは、Darryl Hall (Bass)  と Gerald Cleaver (Drums)。行って後から調べて判ったことなのですが、この日のメンバーは、著名ジャズミュージシャンのサイドをやった経験があるベテランぞろい。リーダーのWilliam Evansは、バーゼル音楽院のジャズ学科の先生だとの事で。だから、この日のお客さんは若い学生風の人たちが多かったのだと納得。

ベテラン揃いということもあってか、良い意味でジャズの王道を行くという表現がぴったりくる演奏でとても楽しめました。とくにハンガリー出身のTony Lakatos は良かったです。
前半のセットは、スタンダード中心、後半はWilliam Evansのオリジナル中心で個人的には前半の方が良かったと思いました。



Bird's Eyeは、坂道にある細いほどを上る途中に突然ドアがあってそこがクラブでした。ホテルのフロントで行き方を聞かなければ迷っていたと思います。



日中は、ここでの会議に出席していました。


2018年6月16日土曜日

デジタル音源ファイル・フォーマット等に関して思っていること




去年の夏の終わりに、Qobuzのサービスを24/192までのハイレゾ音源がFLACフォーマットで配信される、Sublime+に加入したことは、こちらに書きました。そのあと、クロックを導入(こちら と こちら)したり、LANケーブルを替えたり(こちら)、MacMiniに仮想アース・システムエンハンサーを取り付けたり(こちら)、そしてJCAT/Intona USB Isolator を導入 (こちら)と我が家のデジタル音源再生環境は良くなってきています。そのためか最近気になってきたのが音源ファイルによる音の違いです。

同じ音源でもダウンロードするフォーマット(FLAC、AIFF、WAVなど)によって音が違いますし、FLACでダウンロードしてAIFFにコンバートしたファイルと、AIFFでダウンロードしたファイルとでも違いがあります。

ハイレゾがよいかというと、必ずしもそうとも言えず、クラシックだとメジャー・レーベル(例えばDG)の24/96より、マイナー/インディ・レーベル(例えばAlpha)の16/44.1のほうがより拡がりを感じリアルな音場で聴こえることもしばしばあります。60~80年代のロックでは16/44.1の方が好きだなと思うことの方が多いです。ハイレゾが出始めたことにHD Tracksから買ったイーグルスの「ホテル・カリフォルニア」は、マルチチャンネルDVD‐Aからダウンミックスしたものであったようで、初期版のLPとも様々なバージョンのCDとも全く違ったミックスとバランスで低域がドカドカ鳴って興ざめした記憶があります。

CD音質(16/44.1)の高品位ストリーミングで、同一のレコーディングを聴いてもQobuzとTidalで音が違います。個人的にはQobuzが好みです。リッピングした音源とストーリーミングとでも音は違います。

何をやっても音が変わるのはオーディオだ、とはよくいったものです。一般的には『…データさえ同じであれば音は変わるはずが無い…』と信じられている、デジタルでも(データ以外の)何かが変わるとある意味でより顕著にハッキリと違いが出るというのが自分の経験則です。

以前MQAについて書きましたが(こちら)これも、Tidalで2Lというノルウェーのマイナー・レーベルのクラッシク・レコーディンを聴くとMQAはとても良い音なのですが、おなじくTidalで70~80年代のロックをMQAでリマスターしたものを聴いてもレコーディング次第という、かならずしもMQAと言うフォーマット自体の優位性を感じさせるものではありませんでした。

この2Lのサイトには、デジタル音源を色々なフォーマットで聴きくらべるために幾つかの曲を異なるフォーマットでダウン・ロードできるようになっているページがあります
(こちら→http://www.2l.no/hires/index.html?)。このページで気がついたのが、各ファイルのオリジナル・フォーマットの殆どがDXDと記されており、聞いたことが無かったファイル・フォーマットだったのでネットで検索してみると、352.8 kHz/24bitのPCMファイルであるとのことがわかりました。デジタル録音・編集で使われるDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)の世界トップブランドのひとつPyramix(ピラミックス)
を出している、スイスのMerging Technology社がDSD用音源を編集する目的で開発したDigital eXtreme Definitionというフォーマットだということが判りました。
(こちら→http://www.merging.com/products/pyramix/dsd-dxd)。 

1ビットのDSDフォーマットが編集には適していないという問題点を解決すべく、2004年発売されたピラミックスとSphynx 2, AD/DA用にMerging Technology社が開発したファイルフォーマットなのだそうです。当初はDXDで録音・編集し最終段階でSACD用にDSDに変換するというワーク・フローであったそうです。いまでは多くのDAWがDXDに対応しているとのこと(こちら)。 そういえば、『サウンド・クリエイターのための、最新版デジタル・オーディオの全知識 』(柿崎景二著)にソニーが音源編集のためにDSDをアナログに変換する装置を開発・販売していたと記されていました。

こんな風に色々と調べていくと、ファイル・フォーマットそのものがレコーディングの音質の優位性の決め手となっているのではなく、もともとの音源の良し悪しの方が音質を大きく左右する。SACDやDSDファイルの音源は確かに音が良いものが多いのですが、実際はDSDで録音された音源でもプロダクションの課程でPCMに変換されたものも多くあるわけで、DSD 対 PCMというよりも、DSDの音源は想定市場・消費者である、オーディオ・ファイル向けに良い音源が選ばれ、レコーディング・マスタリングなどのプロセスによって良いレコーディングに仕上がっているのではないか(あくまでも想像ですが…)、もともと24bitの装置が定着する前にデジタル録音された音源が24bitとして売られているけど何が変わるのだろうか?等など、色々な思いが湧き出してきました。

CDが出始めのころ、SPARS(Society of Professional Audio Recording Services)コードといって、録音、ミキシング・編集、マスタリングの3つのプロセスがアナログ機器を使ったものか、デジタル機器を使ったものかをコンパクト・ディスクに明記する制度がありました(AAD, ADD, DDD など)。 今のハイレゾの現状はもっと複雑で単に3文字のコードでは表すのは無理でしょうけど、ハイレゾ音源の商品詳細にもともとのマスター音源のWord Length (Bit Depth)、Sample Rate、ファイル・フォーマット(全工程DSD,PCMあるいは一部DS、PCM,アナログなど)を明記する透明性があればいいな、という恐らく叶わぬ思いが胸をよぎります。そうなるともっと安心して高い価格を払ってでもハイレゾ・ファイルを買うのですけどね。

オーディオの大先輩でもある友人に教えてもらった以下の2冊は、レコーディングが録音から最終製品になるまでどのような過程で加工されるのかがよくわかり参考になりました。



2018年6月14日木曜日

マリス・ヤンソンス指揮 ウィーン・フィル定期コンサート



去る土曜日(6月10日)は妻と、マリス・ヤンソンス指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 のコンサートにいってきました。15時30分開演の昼間のコンサートで、
会場は楽友協会大ホール。プログラムは:

Béla Bartók 弦楽器と打楽器とチェレスタのための音楽
Peter Ilyich Tchaikovsky  交響曲第6番 op. 74, 「悲愴」

ヤンソンスとウィーンフィルは3年前に行った、マーラー交響曲3番のコンサート(こちら)がとても良く、演目も聴きたい曲だったので、先週の月曜の朝、職場から遅出(と、いっても20分程度)の許可を貰い、並んでチケットを購入(ウィーン・フィル定期コンサートチケット購入に関してはこちらも御参照)。とても期待して会場に向かいました。

前半のバルトークは、一度ライブで聴きたかった曲。打楽器の大迫力とチャレスタの繊細な音がきちんと聴こえてくる演奏をオーディオで再生するのはとても困難だと思われました。コンサートで聴いて初めてその可能性・良さを聴き取れる曲なのかもしれません。

後半のチャイコフスキー、ヤンソンスは指揮台に上がるも、とても長く感じさせる沈黙後タクトを挙げ演奏が始まりました。出だしはとてもストイックでまさに「悲愴」という感じ。しかしヤンソンスの解釈なのか、調子が悪かったのか、オーケストラの息が合っていないようで、アンサンブルの足並みが微妙に揃わず、弦楽器と管楽器のタイミングがずれているように聴え、それが気になって音楽に没頭できませんでした。隣の妻の「なんか合っていないね」と楽章間に耳打ち。

あれは、どういうことだったんだろうとわだかまりが残るまま、帰途に着きました。恐らく、今シーズン最後となるメジャーなコンサートだったので残念。名指揮者+ウィーン・フィルでもこんなことがあるのか?我々が未熟でこの解釈を理解できなかったのか? なんか不完全燃焼の感じでした。 

翌朝、妻が早朝テニスに出かけた後、持っている幾つかのレコーディングをつまみ聴きして、やはり土曜日の演奏は息が合っていなかったという結論に達しました。まえにも、書きましたが ウィーン・フィルの定期演奏会は日曜日が一番重要な日で、その前日の土曜日はゲネプロを兼ねたコンサートという位置づけもあるようですのでこのようなことは許容範囲なのかもしれません。ハッパさんのブログによると日曜日の演奏はかなり良かった様子(こちら)。ということは土曜日はやっぱり本調子でなかったのでしょう。

僕が日曜日に聴いた悲愴のレコーディング。カラヤンも好きですが、比べて聴くとムラヴィンスキーのレコーディング(左端)が一番好ましく、さすが名盤と思いました。: