2018年7月21日土曜日

ネルソン・パス 企画・設計の Amp Camp Ampを作りました




Pass Laboratories や  FirstWattの創立者として知られているアメリカオーディオ界の雄Nelson PassのAmp Camp Amp (ACA)を作りました。氏がDIYAudio.com  とBurningAmp Festival との共催で2012年に行った、親子でアンプを作ろうというAmp Campというイベント為に企画・設計したキットだとの事です。 DIYAudio.com が2年ほど前からはじめたDIYAudioStoreからキットで購入。パス氏の公式バージョンです。安価ながらElnaのSilmicIIといった高品位なパーツが要所の為に同梱されています。2012年から改良が重ねられ、僕が購入したのは5世代目。6世代目が9月に発売されるようです。とても評判が良い大人気の商品で入荷案内がメールで届くと数時間のうちに売り切れになります。
DIYAudio.comより引用 、24Vの電圧で使用可能でその場合は出力8W

イベントの限られた時間内に完成でき、かつ、高音質であるようにと至ってシンプルな回路。氏のFirst Watt のアンプに通じるところがあります。欧米では禅的デザインと評されています。電源は安全性とコストを勘案し市販のスイッチング電源。パス氏は、スイッチング電源でも十分に良いパフォーマンスが得られるから心配無用と述べています。キットについてくる電源は多くの市販品の中から氏自ら選び抜いた物だとの事。

僕のDIYは真空管ばかりで半導体のアンプを作ったことがなかったので、初めてのトランジスターアンプには適当かと思った次第。配線材とR11の抵抗は手持ちの僕が好んで使っているものを使用。



完成後の音出しは使っていないBose101でやろうかと思い、押入れを探すも見つからず、次女が大学に持っていったことを思い出し、マアいいやとメインシステムで試すことに...。ちょっと不安が胸をよぎりましたが、スピーカーをつなぐ前に電源を入れて、電圧などをチェックした限りでは大丈夫そうだったので...。

早速、音を出してみるとその良さにびっくり。トランジスターというより真空管に近い音だと思いました。音楽を楽しむには、これで十分だと思える音質。さすがネルソン・パスだと思いました。メインに使用している300Bのアンプの十分の一以下のコストなので、色々とオーディオマニアの悩みも出てきました。


DIY Audio Store ACAのページ(メール登録をしておくと入荷時にお知らせが来ます):


2018年7月17日火曜日

スタンリー・クラーク バンド コンサート  / Stanley Clarke Band Concert



7月11日水曜日の夜は、スタンリー・クラーク・バンドのコンサートに行ってきました。会場は、Porgy and Bess。妻は、留守番するといったので僕一人です。娘たちは、この夏は、長女は帰省せず、次女は8月半ば過ぎに戻ってくる予定。今回のメンバーは以下の通り:

Stanley Clarke: double bass, electric bass

Beka Gochiashvili: piano, keyboards

Cameron Graves: keyboards

Shariq 'Riq' Tucker: drums, percussion

Salar Nader: tablas



僕にとり、スタンリー・クラークはエレキ・ベースという印象が強いのですが、今回は
アンコール以外全て、ウッド・ベースで演奏。とはいえ、ピックアップで音をひろい、様々なエフェクターを通していました。サイドもアコースティック・ピアノ、タブラ、ドラムスとキーボードと生楽器中心でした。

オリジナル曲、チックコリアの曲などをとりまぜ、全体的に70〜 80年代の香りのするジャズという雰囲気でしたがワルツ・フォー・デビーも入れて、とてもよかったです。クラークの超絶テクニックと違和感なくベースがリード楽器となっていたところは凄いの一言。若手の凄腕を集めた面々とのアドリブの掛け合い、観客を一気に惹きつけるところなど、クラークのカリスマ性を目の当たりにすることができました。

メンバーは全員よかったですが、特にドラムスのShariq 'Riq' Tuckerの注目していくプレイヤーだと思いました。 

行こうか、どうしようかだいぶ迷って、ギリギリにチケットを買ったのですが、良い席に当たり、予想外にアコースティックなジャズ一色のコンサートのプログラムであったこともあり、大満足で帰途につきました。僕にとりジャズはライブが一番です。


2018年7月11日水曜日

Olympus M.ZUIKO DIGITAL ED 7-12mm F2.8 PRO レビュー


ウィーンは、晴れて乾燥し、夜には涼しくなる快適な日々が続いていましたが 、昨日は午後から雷を伴う雨。 今回は久しぶりにカメラの話題です。

暫く我が家の写真機材の中でのM4/3の位置づけに悩んできました。セミプロでしばしば仕事も引き受ける妻はニコンのフルフレーム+プロ・ズーム+(ポートレート用に)大口径単レンズかiPhone、僕はライカMとコンデジがメイン。前にも書きましたが、マイクロフォーサーズカメラ(M4/3)の小さくて軽くて持ち歩くのにストレスが無いところが良いのですが、持っていたレンズが力不足だったのか画質的に見劣りがする様に感じるようになったこと、小さなボタン(とくにフォーカス・ポイントの移動)とメニュー・スクリーンに頼る操作(連写設定、ISO等など)のUI(ユーザーインターフェイス)に馴染め無いというのが難点でした。しかし、一年ほどまえにM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO を購入しその画質、ズームレンジそして最短撮影距離の短さに惚れて、M4/3を使っていこうと決めました(こちら)。

ISO 200, 7mm, F10
しばらく前にLumix G Vario 7-14mm F4 ASPHを購入・返品した事を書きました(こちら)。その後、超広角レンジをどうするかが懸案でした。しかし、半年ほど前にとある事情であまり使っていない写真機器の殆どすべて処分した際に、おつりが出たので、思い切ってM.ZUIKO DIGITAL ED 7-12mm F2.8 PROを購入した次第です。半年ほど使っていますがM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROと同様に文句のつけようのない素晴らしい写りで、とても満足しています。



パナソニックのLEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm / F2.8-4.0 ASPH.にするか迷ったのですが、パナソニックの方は動画対応を謳っており、オリンパスの方がスティル写真に特化しているという印象をもっていたこと、どうせなら1mmでも広めの画角が良いと判断しました。

LEICA DG VARIO-ELMARITのズームレンジは18㎜まで(35㎜判35㎜相当)という点はとても魅力でしたが、M.ZUIKO DIGITAL ED の14㎜(35㎜判28㎜相当)は、スマホの画角に近いということ、それに、以前ライカMの28㎜と35㎜と両方持っていたとき、いずれか一本あれば十分だったという経験もあって、これで良いと考えました。実際に使ってみてもまったく支障なくこのレンズ一本で十分街歩きが出来ます。

ISO 800, 9mm, F2.8
オリンパスのPROシリーズのレンズは、他に比べ大きくて重いので、M4/3の小さくで軽いというメリットは少なくなりますが、フルフレームDSLR用の同等のレンズと比較すると重さは半分で大きさも一回り以上小さくなりますし、これだけの写りだと多少大きくて重くなったけど良いと思えてきます。

ISO 1000, 7mm, F2.8
唯一不満なことはフォーカスリングを手前に引くことで、オートフォーカスから、マニュアルフォーカスへ切り替えができる「MFクラッチ機構」(下の写真)。AFがあるカメラでは、カメラに任せのほうが断然良くピントが合うので自分はもともとMFは殆ど使わない上に、バッグから取り出したり、レンズ交換の際についついフォーカスリングを引いてしまい、MFになっていることに気づかずに撮ったという失敗が何度かありました。

フォーカスリングを引いてMFになっている状態。

慣れれば問題ないのことなのですが、老眼の上にEVFで超広角だとピントが合っているかどうか判りにくいということもあるのかと思っています。

ISO 200, 10mm, F2.8
使っているカメラは相変わらず初代のE-M5です。デジタルになってからは、レンズの方がカメラより断然プロダクト・ライフが長く、写りにもより大きく影響があるというのが自分の考えですので、投資はまずレンズにすることにしています。僕は常にRAWで撮り、パソコンで現像しているので、もう6年前に発売されたE-M5ですが、画質が明らかに劣っているという印象は受けません。 

お日様に向かって撮るとさすがにゴーストとハレーションは顕著です。ISO 200, 7mm, F7.1
広角がお好きでM4/3をお使いの方には是非お薦めしたいレンズです。フルサイズDLSRをお使いで、超広角プロズームの購入を検討されている方も、その予算でこのレンズ+M4/3ボディを購入するとおつりが来ると思います。

OM-D E-M5 (mark IIがだいぶお安くなっています) + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO + M.ZUIKO DIGITAL ED 7-12mm F2.8 PROの組み合わせは、全く不満のない優れた写りで、防滴仕様であることも含め、写真を趣味とする方の最強の旅の友となるかと思います。雪や雨に中でも平気で写真が取れるのでシャッターチャンスも増えました。旅行はこのセットで行くようになり、ライカの出番が減ってしまいました。

注)このページの作例はRAWで撮影。LightRoomで現像。その際、露出、色調、トリミングなどの調整を若干加えています。

本ブログのマイクロ・フォーサーズ カメラとレンズに関する記事のまとめはこちらです:http://isakusphere.blogspot.com/search/label/M43



2018年7月4日水曜日

William Evans (Piano) Trio + Tony Lakatos (Tenor Sax) コンサート イン バーゼル


今週のウィーンは日中は26度以上、夜は16度ぐらいと温度差が大きい日々が続いています。乾燥しているのでとても快適です。

もう10日ほど前のことですが6月23~24日の週末は、会議出席のため出張でスイスのバーゼルに行ってきました。イブニング・レセプションのあと、Bird's Eye というジャズクラブにいってきました。演奏していたのは、William Evans (Piano) Trio +  Tony Lakatos (Tenor Sax)。他のメンバーは、Darryl Hall (Bass)  と Gerald Cleaver (Drums)。行って後から調べて判ったことなのですが、この日のメンバーは、著名ジャズミュージシャンのサイドをやった経験があるベテランぞろい。リーダーのWilliam Evansは、バーゼル音楽院のジャズ学科の先生だとの事で。だから、この日のお客さんは若い学生風の人たちが多かったのだと納得。

ベテラン揃いということもあってか、良い意味でジャズの王道を行くという表現がぴったりくる演奏でとても楽しめました。とくにハンガリー出身のTony Lakatos は良かったです。
前半のセットは、スタンダード中心、後半はWilliam Evansのオリジナル中心で個人的には前半の方が良かったと思いました。



Bird's Eyeは、坂道にある細いほどを上る途中に突然ドアがあってそこがクラブでした。ホテルのフロントで行き方を聞かなければ迷っていたと思います。



日中は、ここでの会議に出席していました。


2018年6月16日土曜日

デジタル音源ファイル・フォーマット等に関して思っていること




去年の夏の終わりに、Qobuzのサービスを24/192までのハイレゾ音源がFLACフォーマットで配信される、Sublime+に加入したことは、こちらに書きました。そのあと、クロックを導入(こちら と こちら)したり、LANケーブルを替えたり(こちら)、MacMiniに仮想アース・システムエンハンサーを取り付けたり(こちら)、そしてJCAT/Intona USB Isolator を導入 (こちら)と我が家のデジタル音源再生環境は良くなってきています。そのためか最近気になってきたのが音源ファイルによる音の違いです。

同じ音源でもダウンロードするフォーマット(FLAC、AIFF、WAVなど)によって音が違いますし、FLACでダウンロードしてAIFFにコンバートしたファイルと、AIFFでダウンロードしたファイルとでも違いがあります。

ハイレゾがよいかというと、必ずしもそうとも言えず、クラシックだとメジャー・レーベル(例えばDG)の24/96より、マイナー/インディ・レーベル(例えばAlpha)の16/44.1のほうがより拡がりを感じリアルな音場で聴こえることもしばしばあります。60~80年代のロックでは16/44.1の方が好きだなと思うことの方が多いです。ハイレゾが出始めたことにHD Tracksから買ったイーグルスの「ホテル・カリフォルニア」は、マルチチャンネルDVD‐Aからダウンミックスしたものであったようで、初期版のLPとも様々なバージョンのCDとも全く違ったミックスとバランスで低域がドカドカ鳴って興ざめした記憶があります。

CD音質(16/44.1)の高品位ストリーミングで、同一のレコーディングを聴いてもQobuzとTidalで音が違います。個人的にはQobuzが好みです。リッピングした音源とストーリーミングとでも音は違います。

何をやっても音が変わるのはオーディオだ、とはよくいったものです。一般的には『…データさえ同じであれば音は変わるはずが無い…』と信じられている、デジタルでも(データ以外の)何かが変わるとある意味でより顕著にハッキリと違いが出るというのが自分の経験則です。

以前MQAについて書きましたが(こちら)これも、Tidalで2Lというノルウェーのマイナー・レーベルのクラッシク・レコーディンを聴くとMQAはとても良い音なのですが、おなじくTidalで70~80年代のロックをMQAでリマスターしたものを聴いてもレコーディング次第という、かならずしもMQAと言うフォーマット自体の優位性を感じさせるものではありませんでした。

この2Lのサイトには、デジタル音源を色々なフォーマットで聴きくらべるために幾つかの曲を異なるフォーマットでダウン・ロードできるようになっているページがあります
(こちら→http://www.2l.no/hires/index.html?)。このページで気がついたのが、各ファイルのオリジナル・フォーマットの殆どがDXDと記されており、聞いたことが無かったファイル・フォーマットだったのでネットで検索してみると、352.8 kHz/24bitのPCMファイルであるとのことがわかりました。デジタル録音・編集で使われるDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)の世界トップブランドのひとつPyramix(ピラミックス)
を出している、スイスのMerging Technology社がDSD用音源を編集する目的で開発したDigital eXtreme Definitionというフォーマットだということが判りました。
(こちら→http://www.merging.com/products/pyramix/dsd-dxd)。 

1ビットのDSDフォーマットが編集には適していないという問題点を解決すべく、2004年発売されたピラミックスとSphynx 2, AD/DA用にMerging Technology社が開発したファイルフォーマットなのだそうです。当初はDXDで録音・編集し最終段階でSACD用にDSDに変換するというワーク・フローであったそうです。いまでは多くのDAWがDXDに対応しているとのこと(こちら)。 そういえば、『サウンド・クリエイターのための、最新版デジタル・オーディオの全知識 』(柿崎景二著)にソニーが音源編集のためにDSDをアナログに変換する装置を開発・販売していたと記されていました。

こんな風に色々と調べていくと、ファイル・フォーマットそのものがレコーディングの音質の優位性の決め手となっているのではなく、もともとの音源の良し悪しの方が音質を大きく左右する。SACDやDSDファイルの音源は確かに音が良いものが多いのですが、実際はDSDで録音された音源でもプロダクションの課程でPCMに変換されたものも多くあるわけで、DSD 対 PCMというよりも、DSDの音源は想定市場・消費者である、オーディオ・ファイル向けに良い音源が選ばれ、レコーディング・マスタリングなどのプロセスによって良いレコーディングに仕上がっているのではないか(あくまでも想像ですが…)、もともと24bitの装置が定着する前にデジタル録音された音源が24bitとして売られているけど何が変わるのだろうか?等など、色々な思いが湧き出してきました。

CDが出始めのころ、SPARS(Society of Professional Audio Recording Services)コードといって、録音、ミキシング・編集、マスタリングの3つのプロセスがアナログ機器を使ったものか、デジタル機器を使ったものかをコンパクト・ディスクに明記する制度がありました(AAD, ADD, DDD など)。 今のハイレゾの現状はもっと複雑で単に3文字のコードでは表すのは無理でしょうけど、ハイレゾ音源の商品詳細にもともとのマスター音源のWord Length (Bit Depth)、Sample Rate、ファイル・フォーマット(全工程DSD,PCMあるいは一部DS、PCM,アナログなど)を明記する透明性があればいいな、という恐らく叶わぬ思いが胸をよぎります。そうなるともっと安心して高い価格を払ってでもハイレゾ・ファイルを買うのですけどね。

オーディオの大先輩でもある友人に教えてもらった以下の2冊は、レコーディングが録音から最終製品になるまでどのような過程で加工されるのかがよくわかり参考になりました。



2018年6月14日木曜日

マリス・ヤンソンス指揮 ウィーン・フィル定期コンサート



去る土曜日(6月10日)は妻と、マリス・ヤンソンス指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 のコンサートにいってきました。15時30分開演の昼間のコンサートで、
会場は楽友協会大ホール。プログラムは:

Béla Bartók 弦楽器と打楽器とチェレスタのための音楽
Peter Ilyich Tchaikovsky  交響曲第6番 op. 74, 「悲愴」

ヤンソンスとウィーンフィルは3年前に行った、マーラー交響曲3番のコンサート(こちら)がとても良く、演目も聴きたい曲だったので、先週の月曜の朝、職場から遅出(と、いっても20分程度)の許可を貰い、並んでチケットを購入(ウィーン・フィル定期コンサートチケット購入に関してはこちらも御参照)。とても期待して会場に向かいました。

前半のバルトークは、一度ライブで聴きたかった曲。打楽器の大迫力とチャレスタの繊細な音がきちんと聴こえてくる演奏をオーディオで再生するのはとても困難だと思われました。コンサートで聴いて初めてその可能性・良さを聴き取れる曲なのかもしれません。

後半のチャイコフスキー、ヤンソンスは指揮台に上がるも、とても長く感じさせる沈黙後タクトを挙げ演奏が始まりました。出だしはとてもストイックでまさに「悲愴」という感じ。しかしヤンソンスの解釈なのか、調子が悪かったのか、オーケストラの息が合っていないようで、アンサンブルの足並みが微妙に揃わず、弦楽器と管楽器のタイミングがずれているように聴え、それが気になって音楽に没頭できませんでした。隣の妻の「なんか合っていないね」と楽章間に耳打ち。

あれは、どういうことだったんだろうとわだかまりが残るまま、帰途に着きました。恐らく、今シーズン最後となるメジャーなコンサートだったので残念。名指揮者+ウィーン・フィルでもこんなことがあるのか?我々が未熟でこの解釈を理解できなかったのか? なんか不完全燃焼の感じでした。 

翌朝、妻が早朝テニスに出かけた後、持っている幾つかのレコーディングをつまみ聴きして、やはり土曜日の演奏は息が合っていなかったという結論に達しました。まえにも、書きましたが ウィーン・フィルの定期演奏会は日曜日が一番重要な日で、その前日の土曜日はゲネプロを兼ねたコンサートという位置づけもあるようですのでこのようなことは許容範囲なのかもしれません。ハッパさんのブログによると日曜日の演奏はかなり良かった様子(こちら)。ということは土曜日はやっぱり本調子でなかったのでしょう。

僕が日曜日に聴いた悲愴のレコーディング。カラヤンも好きですが、比べて聴くとムラヴィンスキーのレコーディング(左端)が一番好ましく、さすが名盤と思いました。:



2018年6月8日金曜日

Giuliano Carmignola (ジュリアーノ・カルミニョーラ)コンサート




さる月曜日(6月4日)は妻とジュリアーノ・カルミニョーラのコンサートに行ってきました。会場はコンツエルトハウス モーツアルト・ザール。
共演は、Marco Testori (Violoncello)、Jadran Duncumb(lute)、Riccardo Doni (harpsichord)。 プログラムは以下の通り:

Nicola Porpora:Sonata in G major op. 12/2 for violin and basso continuo (1754)
Pietro Locatelli:Sonata in D minor op. 6/12 for violin and basso continuo (1746)
Giuseppe Tartini:Sonata in G minor for Violin and Piano "Teufelstriller Sonata" (1713-1740)
Arcangelo Corelli:Sonata in F major op. 5/4 (1700)
Francesco Maria Veracini:Sonata accademiche in E minor op. 2/8
Antonio Vivaldi:Sonata in D major RV 10 for violin and basso continuo

アンコールは:
Tomaso Albinoni:Sonata da chiesa op. 4/1 in D minor for violin and basso continuo (1st movement: Adagio)
Antonio Vivaldi:Sonata in F major RV 18 for violin and basso continuo (4th movement: Allegro) (1716)
Arcangelo Corelli:Sonata in D major for violin and basso continuo (4th movement: Allegro)

初めて聴くか、聴いたことがあってもあまり憶えていない曲が殆どのプログラムでしたが、有名曲 タルティーニの「悪魔のトリル」では、聴き慣れたものとは全く異なる雰囲気を醸し出す演奏でカルミニューラ独自の世界が繰り広げられていることが良くわかりました。

古楽器を使うソリスト(バイオリン、フォルテピアノなど)のリサイタルはこのホールで聴いたことがありますが、小編成の古楽器アンサンブルを聴いたのは今回が初めて。レコーディングで聴く音とも一味も二味を違いとても興味深い経験をしました。

90年代にカルミニョーラがアンドレーア・マルコンと組んでだした数々のヴィヴァルディーのCDはとても新鮮で驚きを憶えその頃から持っていた「いつかコンサートで聴けたら良いな」という思いが叶いとても嬉しかったです。


JCAT: "10 tips how to get better sound in a computer audio system for free" ・「PCオーディオでお金をかけずに音をよくする10のヒント 」





前に、欧米で高い評価を得ているWindows用音楽再生ソフトJPLAYのハード部門として運営されているJCATのUSBアイソレーターを導入したことを書きました(こちら)。そこからきたニュース・レーターに掲題の記事があり、Windows環境に関する記述ですが、マックを使っている私もピントくるのがあり共感を覚えるところが多く、やる気させあれば誰でも簡単に試せることだけであったので抄訳(意訳)して紹介させて頂きます。



1.PC にインストールするアプリを最小限にとどめる。どんなに容量が多く・CPU性能が高くても、OS+音楽再生ソフト+DACのドライバー以外が起動しているのは音質に悪影響を及ぼす。

2.DACドライバーのコントロールでレイテンシー(latency)とバッファーサイズを最小値にする。

3.音楽再生ソフトのセッティングをKernel Streamingにセット。音量調整はソフトで行わない。ビット・パーフェクトであっても出力セッティングの違いで音は変わる。

4.音源のストーレッジ(HDD・SSD)はOSとアプリの入ったものとは別にする。音源は、外付けHDD・SSD, NASなど保存するのが音質的に望ましい。

5.OSの最適化をする。パワーセイバー、仮想メモリ、ログなどを出来るだけ使わないようにする。(原文には最適化ツールのリンクあり)

6.WiFiは使わず、Ethernetの有線接続にする。

7.PC/サーバーの電源ケーブルをアップグレードする。ビット・パーフェクトであっても、電源周りで音は左右される。

8.音楽再生中はディスプレーを消す。

9.一旦設定を終えたら、PCからディスプレー、キーボード、マウスなどを外して本体のみ(Headless)で音楽再生をする。

10.PCに振動対策を施す。インシュレーターを使ったり、オーディオ・ラックに入れることで、音質が向上する。とくにHDDの入ったハードには振動対策が必要。ビット・パーフェクトでありさえすれば、問題は無いというのはPCオーディオ最大の神話。

原文はこちらです:

一部、意見が分かれるだろうな?と思う箇所のありますが、試してみて音を聴いて判断されてはいかがでしょうか? Mac用のヒント集も近々執筆予定との事。楽しみです。

JPLAYの日本語サイトはこちらです:http://www.jplay.info/62main




2018年6月6日水曜日

ウィーン国立バレエ団 ジゼル (Giselle)


ウィーンは日中30度近くまで気温が上がる暑い日が続いています。
FBにも投稿したのでご覧になられた方もいらっしゃるかと思いますが、先週の水曜日(5月30日)に妻と共にウィーン国立バレエ団のジゼルを観てきました。会場はウィーン国立歌劇場。主な配役等は以下の通り:

Gisell: Maria Yakovleva
Herzog Albrecht: Masayu Kimoto(木本 全優)
Hilarion: Eno Peci
Myrtha: Kiyoka Hashimoto(橋本 清香)

振付・演出 Elena Tschernischova nach Jean Coralli, Jules Perrot, Marius Petipa
音楽 Adolphe Adam
舞台 Ingolf Brunn
衣装 Clarisse Praun-Maylunas
指揮 Paul Connelly

この日は、私たちがファンとして応援している ウィーン国立歌劇場バレエ団で主席(ファースト)ソリストとして活躍されている、橋本・木本ご夫妻を観るのが目当て。 二人とも素晴らしい踊りで妻ともども魅惑されました。

僕は、バレエはあまり観ないので詳しくはないですが、ジゼルはとくに面白く見ることができました。振付・演出が良くてストーリーが判りやすかったのかもしれません。ウィーンに越して来て直ぐの頃にも一度。国立歌劇場でジゼルを見たことがあります。そのときも同じ印象でした。


2018年5月29日火曜日

タカーチ弦楽四重奏団の ドヴォルザーク ・Dovark played by Takács Quartet

前回のブログに書いたTakács Quartet(タカーチ弦楽四重奏団)のお薦めCD:

現行の日本盤


オリジナル(1991年)
ベートーベン弦楽四重奏曲全集に関しては前回も触れましたが、お気に入りをもう一枚紹介します。もう十数年前のことになりますが、 ドヴォルザーク の弦楽四重奏曲 第12番 ヘ長調、Op.96「アメリカ」にはまってCDを買い集めたことがありました。そのときは、アマデウス弦楽四重奏団の後期の録音かジュリアード弦楽四重奏団が好ましいと結論を出して熱がさめたのですが、その数年後にFMラジオで偶然聴いたタカーチ弦楽四重奏団の演奏にノックアウトされてしまいました(上の写真の下のCD)。当該CDは既に絶版で、暫く探してやっと入手したという思い出があります。彼らの演奏はシンフォニックな分厚い響きとダイナミズムで弦楽四重奏曲のイメージを覆すのもでした。それは、メンバーが変わってもずっと引き継がれているようで、後のベートーベン弦楽四重奏曲全集を聴いても随所に感じられますし、先日のコンサートでも、とくにメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲第6番(Op.80)でそれが顕著に感じられました。

オリジナル版CDは絶版で中古で探すしかないですが、僕としてはこちらのほうがお薦めです。収録されているバガテルOp.47と弦楽四重奏曲第14番(Op.105)がOp.96に勝るとも劣らす素晴らしい演奏だと思うからです。

アマゾンを検索すると上述のCDの多くは絶版。残念です。





2018年5月24日木曜日

5月のコンサートなど鑑賞のまとめ

応援している主席(ファースト)ソリスト橋本・木本ご夫妻の御主人(木本氏)が出演

先週、一週間、連日行われた予算折衝の会議が厳しかったこともあって、やっと更新が出来ます。とりあえず日記・備忘録代わりに書いている、音楽など鑑賞について、とりあえずの5月分をまとめました。忙しいといっている割には、色々といっているな~

まず5月5日(土)に夕涼みの散歩を兼ねて、妻とウィーン国立歌劇場横のカラヤン広場に設置された大スクリーンにバレエを鑑賞。Live AM Platzという企画です(詳しくはこちら)。演目は、『バランシン・ノイマイヤー・ロビンス』(こちら)木本氏が出る演目だけと思っていたのですが、ついつい最後まで観ちゃいました。



5月7日(月)はモーツァルト・ハウスで行われた、ミュージック・タレントを持った十代前半の子供たち発表会。友人である音楽家ご夫妻のお子さまがピアノを弾きました。妻はあいにく所用で行けず。僕が夫婦代表。ピアノ、バイオリン、チェロ、アコーディオン、声楽、リコーダー、フルート等々、幅広い分野で、技量は当たり前、音楽性で勝負というレベルの高いものでした。紹介のときに、お父さん、お母さん、あるいは両親ともウィーン・フィルの楽団員ですという子供たちが何人もいたのにはちょっと驚き。やはり、家庭環境は大切なのですね。

手前のお客さんにピントがあってしまった…
老眼鏡が必要になってきた自分にはコンデジが使いにくくなってきました…トホホです

5月12日(土)は、アンドラーシュ・ネルソンズ指揮ウィーン・フィルのベートーベン第9のコンサート。楽友協会 大ホールです。全席完売であったのですが、いけなくなった友人がチケットを譲ってくれました(感謝!)妻は所用でウィーンにいなくて、音楽好きな職場の同僚といってきました。


5月17日(木)は、Takács Quartet(タカーチ弦楽四重奏団)コンサート。楽友協会ブラームス・ザール。90年代終わりに録音・発売され、英グラモフォン賞、米グラミー賞、日本のレコード・アカデミー賞を立て続けに受賞したベートーヴェン弦楽四重奏曲全集のCDを聴いて彼らのファンになって以来、コンサートに行ける機会がなく、一度は行きたいと思っていたカルテット。

プログラムは:
Wolfgang Amadeus Mozart String Quartet in G Major, KV 387, "Spring Quartet"
Felix Mendelssohn Bartholdy String Quartet in F Minor, op. 80
Ludwig van Beethoven String Quartet in C sharp minor, op. 131
(encore) Joseph Haydn  String Quartet in D major, Hob. III: 79 - 2nd movement (Largo)

前述の予算折衝で、危うく行けなくなるところでしたが、ぎりぎりで間に合いました(当然夕食抜きのすきっ腹)。やっと彼らのライブを聴けました。凄くよかったです。


2018年5月12日土曜日

Audirvana + を3.2xから3.0.6にダウングレードしてみた



このところデジタル再生が本調子で無いような気がしていました。なんか、音がこもり、リアルさがなく、鮮度がよくない感じです。色々と悩んでいたのですが、ふとAudiravana+ をアップグレードしたからか?と思い、古いバージョンを試してみようと...。ゴミ箱を見てみると!? 古いバージョンがないではないですか! バージョン2のころはアップグレードすると古いバージョンのアプリ・ファイルはゴミ箱行きだったのに...ゴミ箱を空した憶えもないのですが... とりあえず.dmg ファイルが残っていた3.0.6をインストール。

アプリも無事に立ち上がり、問題なく動きます。で音はというと、明らかに違う! 我が家のシステムでは3.0.6のほうが鮮度が高く、秋の青空のような高域の伸び、低域もがっちりしています。言うまでも無く、3.0.6の方が好ましい音。念のため再度3.2Xを聴くが結果変わらず。2.6Xの.dmg ファイルも残っていたので、近々これも試す予定です。

Audiravana+は3.0でMQA対応、3.1でUPnP/DLNA対応、3.2SoXアップサンプラー導入と、僕のようなオーディオマニアにとってはあまり魅力の沸かないアップグレードが続いていましたので、個人的には新機能が無くても音の良いバージョンを使っていきたいと思っています。

Audiravana+の方向性が、音質から機能重視に変わったのか? 我が家のMac(mimi)は、2010年中期型(最後のFirewire搭載モデル)で OSもMavericks (10.9 X)なので、Audiravna+の最新バージョンとの相性が悪いだけなのかも知れません。もしかすると、3.2Xは新型のマックと最新のOSXに最適化するようにチューンされているのかもしれません。いずれにせよ、再生ソフトでこれだけ音が変わり、バージョンアップでそれが好みと違う方向にいったという事には、PCオーディオを限界を感じざるを得ませんでした。悩ましい事です。


2018年5月6日日曜日

フィレンツェ(Firenze) と ルッカ (Lucca)


1週間前の週末は、妻の誕生日の週末で、当地は連休でもあったので、義妹を訪ねがてらフィレンツェとルッカに行ってきました。

サンタ・クローチェ教会 (フィレンツェ)
テロ対策で街の要所は軍隊が警備
フィレンツェは世界有数の観光名所ですが、生活感溢れる街でもあります。





ルッカは、フィレンツェから電車で1時間半ほど西に行ったところにある、中世の街並みが残る、城壁に囲まれた街です:



行列のできるピザ屋さん。ここでの目当ては、ひよこ豆のこなで作ったクレープ「チェッチーナ」いわゆるB級グルメですが、ここでしか味わないものかと思います。並んで待ったかいがありました! 
ピザも美味しかったです。

ルッカ サンミシェル教会



短い時間でしたが楽しい旅行でした。

2018年4月27日金曜日

Jonas Kaufmann(ヨナス・カウフマン)のAndrea Chénier(アンドレア・シェニエ)ー 写真を追加(5・6)


立ち見席はステージ真正面!
4月23日月曜日は妻と二人でオペラ『Andrea Chénier(アンドレア・シェニエ)』 を観てきました。会場は、ウィーン国立歌劇場。主なキャストは以下の通り:

指揮:Marco Armiliato
監督:Otto Schenk
Andrea Chénier: Jonas Kaufmann
Carlo Gérard:Roberto Frontali
Maddalena di Coigny:Anja Harteros

カウフマン出演ということで、早々と完売したこの公演、観にいくことをあきらめていたのですが、友人が当日発売の立見席券を買ってきてくれて、見に行くことが出来ました。

カウフマンの声はきれいでよかったですが、マッダレーナ役のアンニャ・ハルテロスも凄くよかったです。

カウフマンの初日だけあってか、この日の観客はいつもよりも着飾ったハイソな人たちが多くて、びっくり。休憩時間のピープル・ワッチングも楽しめました。

立ち見エリアはステージ正面の一番良い場所にあり、東京の通勤電車のようなすし詰め状態。観光客で一幕だけ見れれば良いと言う人たちも多かったようで、休憩ごとに人が減っていき3・4幕目はゆったりと見れました。休憩を含めて3時間の立ち見は疲れましたが、立ち見券はたったの4ユーロ。結構良く観れて、音はばっちり。癖になりそうです。

2018年4月24日火曜日

Alma Deutscher(アルマ・ドイチャー)コンサート




ウィーンは季節はずれの暑さで、ここ数日は日中最高気温が25度を超えています。先週の土曜日は29度まで上がりました!

一昨日(4月22日 日曜日)は、モーツァルトの再来とも評されている、2005年生まれの天才音楽少女Alma Deutscher(アルマ・ドイチャー)のコンサートに妻といってきました。会場はコンツェルト・ハウス、モーツァルト・ザール。オーケーストラはウィーン室内楽団(Wiener Kammer Orchester)、指揮はHK Gruber。プログラムは以下の通り。前半はドイチャー作曲の作品、後半はGruberの作品でした。:

Alma Deutscher:Ouverture zu «Tanz der Meerjungfrauen»
Alma Deutscher:Konzert für Klavier und Orchester Es-Dur (2017)
***
HK Gruber:Frankenstein!!. Ein Pandämonium für Chansonnier und Orchester (1976-1977)

動画で見てはいたのですが、これだけの才能を直に観るととても感動します。水を得た魚のように、アルマは音楽の中で生き生きと、楽しく泳いでいるようでした。 実際に動画を見られるとその湧き上がる才能を感じられるかと思います。

アンコールには、アルマの妹が、音符カードを入れてある袋を持ってきて、観客4人に一枚ずつ引いてもらい、その4つの音から即興で作曲してピアノで演奏するというものでした。マジック・ショーでも見ているような感じでもありましたが、出来上がった曲は素晴らしかったです。




動画のリンク: 
   アルマのHP: https://www.almadeutscher.com/videos/
   YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/c/AlmaDeutscher

今後、どう成長していくか?とても楽しみです。

最後になりますが、後半のプログラムも面白かったです。


2018年4月20日金曜日

歴史は繰り返す!映画『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』と『大統領の陰謀』

父の具合が悪いとの連絡を受け、急遽一週間ほど帰省し、昨晩ウィーンに戻りました。幸い経過は順調。今後の事などを話し合ってきました。

次女が帰省していた2週間ほど前、妻と3人で映画『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書 (原題:The Post)』を見ました。


ベトナム戦争を分析及びその不利な現実を記したアメリカ国防総省機密文書のスクープそして、夫の自殺により、専業主婦から一地方紙であったワシントン・ポストの社主・発行人となったキャサリン・グラハム氏が、男尊女卑であった当時のビジネス・マスコミ界において、同記事を押さえ込もうとする政権・権力者からかかる大きな圧力の中、発行人としての地位とアイデンディティーを確立していく氏の葛藤を描いた映画です。 スティーヴン・スピルバーグ監督、メリル・ストリープ、トム・ハンクス主演。今の世相にあったタイムリーなテーマ、考えさせ、手に汗を握る映画の醍醐味を併せ持った素晴らしい出来の映画でした。お薦めです。

この映画のラストシーンが、あのウォーター・ゲート事件の発端となった侵入の場面であったので、それではと、翌日『大統領の陰謀(原題:All the president's men)』を3人で見ました。アラン・J・パクラ監督、ロバート・レッドフォード、ダスティン・ホフマン主演の1976年の作品です。


ウォーターゲート事件を調査し、その詳細と背景の事実をつきとめ、ニクソン大統領を辞任に追い込むきっかけとなるスクープをした、うだつの上がらなかった二人のワシントン・ポスト記者の事実に基づいたドラマ。42年前の映画とは思えないぐらい、古さを感じさせず、何度みても面白い映画でした。

この2本の映画を見て思ったのですが、もう40年以上も前の政治上の出来事は、今のアメリカや日本の現状に酷似してるということです。過去の記憶と教訓が風化しているのか?政治・権力の本質はこのようなものであるのか? 色々と考えされられました。

『大統領の陰謀』の特典映像のドキュメンタリーでは、当該記者のボブ・ウッドワード氏とカール・バーンスタイン氏のインタビューがあり、今のネット社会では当時のようにインパクトをもった報道は出来ないのではないか? と言っていたのが印象に残りました。


『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』 公式サイト:http://pentagonpapers-movie.jp/

『大統領の陰謀』はアマゾンPrimeVideoで見れます。レンタルだと¥100!:https://amzn.to/2HNgMhs


2018年4月10日火曜日

ウィーン管弦楽団コンサート アンドレス・オロスコ=エストラーダ指揮、イェフィム・ブロンフマン ピアノ


一昨日(4月8日)は 春休みで帰省している次女とウィーン・フィルのコンサートに行ってきました。ウィーンフィル日曜日定期公演で開演は午前11時。指揮はAndrés Orozco-Estrada(アンドレス・オロスコ=エストラーダ)、ピアノ・ソリストはYefim Bronfman(イェフィム・ブロンフマン)。会場は楽友協会大ホール、プログラムは以下の通りです

Ludwig van Beethoven: Concerto for Piano and Orchestra No. 3 in C minor, op. 37

Béla Bartók: Concerto for Piano and Orchestra No. 2

<休憩>

Igor Stravinsky: Petrushka. Burlesque scenes in 4 pictures for orchestra; Version 1947

ベートーヴェンのピアノコンチェルトに続けてバルトークのピアノコンチェルトと云うちょっと変わったプログラム。でもそれぞれ、素晴らしい演奏。良い意味でオーソドックスな解釈だったと思います。このような全く異なる2曲の協奏曲を続けて弾きこなした、ブロンフマンには脱帽です。

ウィーン・シンフォニー交響楽団の次期音楽監督になるコロンビア出身のアンドレス・オロスコ=エストラーダはエネルギッシュで巧みにウィーン・フィルをまとめ、オーケストラも真摯に指揮者と向かい合っていた印象を受けました。

よかったね〜と話しながら娘と帰宅しました。

ウィーンも春らしくなりました。



2018年4月7日土曜日

PEARL Vacuum Tube Coolers ・パール社 真空管放熱フィン




カナダのオーディオDIYパーツオンラインショップのParts Connexionから『パール社真空管放熱フィン(PEARL Tube Coolers) 再入荷40%オフ』とのメール。真空管放熱フィンは前から試したかったので、格安の価格につられて購入し使っています。 パールは厳選した新古品真空管をクライオ処理・格付けして(詳細はこちら)販売している会社。僕もそれらの真空管を愛用しているので、信頼感もありました。 放熱フィンは真空管の冷却能率を高め長持ちさせるだけでなく、振動を抑え音質向上も期待できるとの謳い文句です。我が家のシステムでは、あまり顕著な違いは聴こえませんでしたが、なんとなく音がすっきりとして、音像・音場感がよくなった感じです。音質的には漸進的な向上、でもこれで真空管が長持ちすればお値打ちかと思います。

Parts Connexion パール社 真空管放熱フィンのページ:http://www.partsconnexion.com/tube_cool_pearl.html



2018年4月2日月曜日

ウィーンのイースター(復活祭)




ウィーンは日中最高気温が10度前後まだ肌寒い日が続いています。
さる日曜日は、イースター(復活祭)でした。クリスマスほどではないですが、各所にイースター市が開かれます。


イースターに飾る、絵付けされた卵(殻)が売られています。


学校も休みになるので、街は多くの人たちで賑わっています。

2018年3月23日金曜日

Duelund DCA-20 awg 錫メッキ銅線でラインケーブルを作った


Duelund社のDCAシリーズ錫メッキ銅線をスピーカーケーブルに使用していることに関しては前に書きました(こちら と こちら)。このワイヤーをブームにしたオーディオ評論家のJeff Day氏がその後、自らのブログとオーディオ・ネットマガジン「Positive Feedback」にこの銅線を使用したラインケーブルも優れものであると書いたのを読んで、試してみようと思って、ちょっと前に材料は取り寄せてあったのですが、やっと先々週の週末に製作しました。 

とりあえずはDay氏お薦めの20AWGのワイヤー、そしてプラグはこれも氏お薦めのSwitchCraft、ただしカナダのTake Five Audio からクライオ処理された3502ABAU を調達。

Weiss DAC2とプリアンプの間に使用して10日ほど聴いています。結構いい音で鳴っています。ダイナミックでパワフルなサウンドですが煩さを感じさせません。それに楽器・ボーカルの位置がよりハッキリ聞き分けられます。ただ、ある意味では情報量が減ったようで、人の声や楽器の音色のリアルさが感じられず、へんな言い方ですが、あくまでも録音された音といった感じです。パワーアンプとプリアンプの間はあまり相性が良くないと思いました。

様々はラインケーブルを試して、ここ十年ほどはVHAudioのワイヤーとWBTのプラグを使った自作のもので落ち着いています。今回も色々なレコーディングを聞き比べて、結果的には、現状維持が良いという結論に達しました。

しかし、Duelund DCA-20 awg 錫メッキ銅線のラインケーブルは目から鱗でした。今までの経験では、ワイヤーは単線、素材は高純度、プラグはハイエンドという組み合わせが音が好ましいという結論でしたが、今回こさえたラインケーブルは、ウィヤーが錫メッキ銅ヨリ線(とくに高純度との情報は無し)でプラグが黄銅素材。これが、結構悪くなく、材料費が10倍ほどかかっているVHAudioの単結晶OCC銀単線とWBT-0102純銀プラグのラインケーブル(詳細はこちら)と同様な僕好みの方向の音質でよい勝負をしたのですから...。面白い試聴で良い勉強になりました。