2015年12月27日日曜日

Audirvana 2.3 でQobuz 高品位ストリーミングを聴く




12月24日にAudirvan Plus  2.3 (version 2.3.1)が正式にリリースされました。 2.3の目玉は、Qobuz(コーバズ)のロスレス・高品位・オンライン・オンディマンド・ミュージック・ストリーミング・サービスとの統合。QobuzのFLAC 16 bit /44.1KHz ストーリーミングがAudirvanaを使って再生できるようになりました! 

設定は至って簡単。ライブラリーのメニューでユーザーネームとパスワードを入れるだけ:

Audirvana.comより引用
コネクトされると下の写真の様にQobuzがソース(音源)として表示されます:


昨日から色々と聴いて試していますが、音質は至って良好。Qobuz Desktop Appより遥かに音が良いことがはっきりと判ります。Spotfiyとは比べ物になりません。 CDをリッピングした音源と比べると、リッピングの方がいい場合もありますが、リッピング音源はCDの音質の善し悪しも割とはっきりとわかるので、Qobuzストリーミング音源の方が良い場合もあり、一概にどっちが良いとは言えません。ソフトとハードにそれなりにこだわってリッピンッグした音源のほうがエッジがたって解像度がちょっとだけ良いのが多いような気はしています。ただし、この違いはあくまでオーディオマニアとして聴いた場合での違いであり、音楽ファンとして聴けば申し分の無い音質です。デミアンさんからの素晴らしいクリスマス・プレゼントですね。 A+RemoteでQobuzを検索するのは未対応のようなので、そちらのアップグレードが早く出ることを期待をしています。

ストリーミングされている音源のビットレートの表示

前にも書きましたが、市場さえ広がれば、高品位ストリーミングは今後のデジタル・オーディオの主たる媒体となりうるものだと思います。あとは、オーディオ機器との統合化、より多くの音源がストリーミングで配信されるよう、アーチスト、レコード会社、ストリーミング・サービス・プロバイダーがどうコラボレートできるか?  オーディオ・マニアとしては楽しみではありますが、Qobuzの財務状況がさらに悪化していること等を考えると先行きは平坦な道のりでは無いのかもしれません。

Qobuzに関しては僕の過去のブログ記事をご参照ください: http://isakusphere.blogspot.co.at/search/label/Qobuz

2015年12月20日日曜日

Season"s Greetings!

ウィーンからクリスマスと新年のお喜びを申し上げます。







(Olympus OM-D EM-5 + Panasonic Lumix G Vario 14-140 F3.5-5.6)

2015年12月13日日曜日

アナログ周りのアップグレード

夜のウィーンは氷点下。去年は暖冬だったのですが、今のところより冬らしい、冬です。でも、こちらの人に言わせると、例年の11月の寒さなのだそうです。アナログの話題が続きます...。



数ヶ月前に、プリアンプのアップグレードのまとめを書きましたが、それと並行してアナログ周りも少しづつ手を加えてました。プレーヤーはVPIのHW-19 Jr. というモデルのスピンドルとプラッターを上位機種のものにアップグレードしたものです。


まずやったのが、フォノイコのカップリングコンデンサーの交換。Audio Note UKの銅箔紙・オイルコンデンサーからムンドルフ社スプリームシリーズの銀箔・オイルコンデンサ(Mundorf Supreme Silver in Oil )へ変えました。前に書きましたが(こちら と ちら)、パワーアンプ用に使ってその後、交換したものの再利用です。このムンドルフのコンデンサーはバランスがよくて煩くなく聴きやすいけどちょっと音をマッサージする傾向があるというのが僕の印象ですが、僕はアナログに求めている音の傾向に合っているのではないかと思って使ってみることにしました。音に関してはやはり、どちらかというとコンデンサーの色がよりはっきり判る傾向があるのではないかと思いますが、アナログをいったりと聴いて音楽を楽しむのにはいいかな?という気がしています。



次にやったが、カートリッジをGoldRing 1042 (MM) からDENON DL 103Rに交換。昇圧トランスはDENONのAU-300LC。 いろんな人からMCは良いと聞いていたのですが、やっとMCを導入。もっと早くからMCにしとけば良かったというのが正直な気持ちです。

カートリッジを替えて気になってきたのが、ノイズ。ランブリングのようなハムのようなノイズがターンテーブルに針を落として無音の部分で聞こえて気になりました。カートリッジからノイズがきているのか?とも思いましたが、針を上げると聴こえません。もしカートリッジがノイズを拾っているのであれば針の上げ下げには関係ないはずと暫く悩みましたが、ネットをサーフしていて思いついたのがベルト。どっかのサイトにベルトは5年程度で交換した方が良いと書いてあったのです。案の定、我が家のプレヤーのベルトはだいぶ硬直がすすんでいました。硬くなるとその分モーターの振動等不要な動きが伝わりノイズとなるのではないか?と思いベルトを交換。気になっていたノイズが嘘のように無くなりました。ベルトは定期的に交換すべきなのですね。

ここまできても、まだ音にはチョッと気になるところがあって (高めの帯域にちょっと煩く聴こえるところがある)、で色々と悩み、プレーヤーとトランス間のケーブルを交換してみることにしました。今まではVPIの別売り純正シールドケーブルをつかっていたのですが、それをVH Audio から今年発売されたV-Quad Cu24という24 AWG のUniCrystal OCC (単結晶OCC)単線の4芯スタークワッドのワイヤーを使って自作したものに交換。これがうまく当たって、気になっていたところが全く無くなりました。このワイヤーはシールド線ではありませんが、スタークワッドのお陰で懸念していたノイズは聴感上全く問題はありませんでした。

ノイズが無くなり、音に気になるところがなくなると、定位がやや左寄りになっているのがよりはっきりと判って、アームの設定、テーブルの高さなどを再調整。これも気にならないところまで持って来れたかなというところまでやりました。

その後、4ヶ月ほど経ち、特に不満はなく、快適にアナログ盤を聴いています。変わったことと言えば、メイン・システムを聴く時間の大部分がアナログ盤再生になったということでしょうか? それでも満足しないのがオーディオ・ファイルの悲しい性。昇圧トランスをアップグレードしようかな等と企んでいます(笑)。

2015年12月7日月曜日

実家のアナログ再生環境の復活?

一昨日の夜にウィーンに戻りました。低い日でも20度を超える気温の沖縄から、一気に2度の寒さです。

今回の帰省は、両親の様子見が目的でしたので大部分の時間を実家で過ごしました。そのこともあって、時間を見つけて実家のリビングにあったアナログ・プレーヤー(Sony PS-X3)を使える環境に整えるべるやってみました。実家には僕と弟のレコードが多分二,三百枚ほどあるので出来れば聴けるようにしたいとおもったわけです。


前に書きましたが、リビングにあった山水のAU-D707G Extraの代わりにオンキョー CR-555をリビングに設置し、山水のアンプは僕の部屋においてありましたがそれも宝の持ち腐れだったので今年1月に帰省した際に友人に引き取ってもらっていたので、フォノイコが必要でAudio TechnicaのAT-PEQ3を導入。家でアナログ盤をかけるとすればせいぜい僕か弟が帰省したときだけですのでこの程度でよいかなとおもいました。(これでも贅沢!という声も聞こえてきそうですが...。)


あとは、おそらく駄目になっているのではと思われたカートリッジをシュアーのM-97XEに変えました。アメリカにいたときオーディオファイルの同僚が結構良いといっていたのを憶えていたからです。

わくわくと期待に胸を膨らませて、高校時代に小遣い貯めて買ったLPを聞きはじめました。音はちょっと硬い感じでしたが、多分エージングで良くなりそうな予感をさせるのも。でも2枚目、3枚目を聞いていくうちに音がホワン、ホワンとしてきます。盤に大きなそりでもあったかなと見てみると、なんと回転数が安定せず、それを検知するストロボがついていない! その後、何度か試しましたが表は何とか回せても裏が駄目、そうこうしているうちに、表も半分ぐらいから駄目になってくるようになったので、ギブアップ。 せっかくのフォノイコとカートリッジが無駄になってしまいました。残念。

次回の帰省では程度のよくて安い中古プレーヤーでも探そうかなと思っています、見つけられると良いのですが...

一般的にカートリッジ(特にコスパが良かったもの)は値上がりしていますね。買うのは今のうちかもしれませんね。

2015年12月1日火曜日

Leica M Type 262 発売!


http://jp.leica-camera.comより引用
11月19日に発売されたLeica M Type 262。シャッターは改良されより静かになったけど、ライブビューなし、動画録画機能無し。アナクロだけど、まさに、往年のライカファンの心をくすぐる新製品です。ライカ社もやっとファンのつぼを認識してくれたか、という感じですね。トップカバーにアルミを採用下との事で軽くなるのはウェルカムですが質感がどうなのか?シャッターはどのくらい静かなのか?早く触ってみたいです!

ライカカメラジャパンHP Type 262のページ:http://jp.leica-camera.com/フォトグラフィー/Mシステム/ライカM-Typ262

さすがにアマゾンでは売っていないだろうと思いましたがM-P Type 240がありました! 新品はとんでもないお値段。こんなのアマゾンで買う人いるのかな〜?