2020年9月3日木曜日

Deutschkreutz と Raiding

 

今週前半のウィーンは雨で最高気温も20度未満と軽いジャケットが必要な肌寒いきこうでした。もう秋ですね。

さて、2週末前(8月21日~23日)のことですが、妻と二人、友人夫妻を訪ねがてらハンガリー国境沿いのDeutschkreutz(ドイチュクロイツ) と Raiding(ライディング)に行ってきました。ウィーンから車で1時間ちょっとの場所です。


ワイナリーがやっている民宿に泊まりました。棚のブドウはブラウフレンキッシュ

Deutschkreutz は、Blaufränkisch(ブラウフレンキッシュ)という品種から造られる赤ワインの産地として有名な場所です。このブドウは、Zweigelt(ツヴァイゲルト)と共に オーストリアを代表する赤ワイン用の品種です。



今回の小旅行のお目当ては、ワインナリー。たまたま、Deutschkreutzワイナリーのオープンデーと重なり (行くまで知らなかった)、図らずも多くのワイナリーに立ち寄ってテイスティングをすることができました。



オーストリアのワイナリーはモダンでお洒落なデザインのテイスティング・ルームを備えたところが多いです。


 

第二次世界大戦前にはDeutschkreutzはユダヤ人が多く住む村であったとのこと。ホロコーストに追悼碑がありました。


ウィーンへの帰途の途中で、リスト生誕の地 Raidingに立ち寄りました。今はオーストリアの一部ですが、当時はオーストリア帝国支配下のハンガリー王国の一部でドボルヤーンという名前だったそうです。



車で村に入るとまず見えるのがベーゼンドルファーのピアノ。超絶技法のリストが弾いて初めて壊れなかったことで名が知れ渡ったということであったようです。その頑丈さもさることながら、リストはその音色にもほれ込んで、自らのコンサートには必ずベーゼンドルファーを持って行ったそうです。


Pfarrkirche Zur Kreuzerhöhung

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