話は前後しますが、前月ちょっと考えるところがあって、スピーカーを2種、試聴してきました。
一つは、ドイツDuevel 社のBella Luna Diamante (日本の代理店はこちら)。オーディオ・マニアでない音楽愛好家の友人がこの下位機種であるVenusを購入しとても良いと喜んでいたので、300B シングル・アンプでも鳴らせそうな能率が91dbのこの機種を聴いてみたいと思っていましたが、やっと重い腰が上がってそれが実現。2月13日のことです。
『拡がりはあるが焦点が曖昧』というのが聴くまでの先入観でしたが、最初のCD(下の写真)を聴いてびっくり!
アマゾンより引用:https://amzn.to/2H1LV3e |
ポッジャーがスピーカーの間に立って演奏している音像が、部屋のどこから聴いてもその位置が変わりません。まるで、ライブでバイオリン・ソロを聴いているような感じです。
日本の代理店のページには『360 度のどの方向から聞いても(中略)1点に音像が浮き上がったパワフルで浸透性の高い、そして長時間聴き続けても疲れないサウンド...』との能書きがありましたが、正にそのような感じでした。交響曲、ロック、ジャズなどレコーディングでは図太くマッシブな低域を聴かせてくれました。
ショップで一時間以上試聴させてもらいました。音場の拡がりや奥行きはやはり、指向性のあるスピーカーのスィートスポットで聴く方がよいかな?とも思いましたが、リビングで家族や音楽好きの客人とレコードを聴くには最適で魅力的なスピーカーです。
趣味としてのオーディオに愛想がつきてマニアを辞めるときはこれしかないかな?でも、 オーディオがうまく鳴らない事があるたびに『もう、こんな趣味はやめよう?』と繰り返し思い続けて35年以上経ちましたから、いまさら、そんなことはありませんかね。
ちなみに、上の写真のレイチェル・ポッジャー(Rachel Podget)のCDは僕のお気に入りのバッバ無伴奏のレコードの一つです。
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