僕にとっての、G9Xは、日常的に使うサブ・カメラです。平日は通勤カバンの中、週末はケースをベルトに通して常に持ち歩いています。いままではS95の役割でした。旅行や行事、あるいは写真を撮影するために外出する際は、目的に応じ、ニコンD750、Leica M9, オリンパスOM-D EM-5がお供に加わります。
カメラの外見、手触りですが、とても質感が高く、高級感あふれるものです。デザインも、よい意味でレトロな要素も取り入れ、カメラ!という感じを前面に出した形。ローレット加工の金属を使ったダイヤル、樹脂に独特の塗装を施した革のようなグリップ、さりげない赤いラインのアクセント(上の写真を御参照)、持つ喜びを感じさせる逸品に仕上がっています。
Canon G9X , 1/250, F4.9, ISO 125 |
Canon G9X, 1/60, F4.0, ISO125, -1/3 |
とくに、ズームレバー操作感とズーミングの動きは同じくキャノンのS95やS120と比較し、はっきりとわかる違いでよくなっています。コンデジ一般にありがちな、ギクシャクした動きや、すぐ行き過ぎになったり、足りなかったりすることなく、とてもスムーズに思ったとおりに動いてくれます。
Canon G9X, 1/250, ISO 125、+1 |
ポケットに入るコンデジとしては、ダイナミックレンジが広くなり、現像による絵作りの幅も広がりました。色合い、解像感、シャープさなど素晴らしく フルサイズ、APS-C, マイクロフォサーズなどの大きいフォーマットのカメラと比べても、ひけをとらない写りです。
Canon G9X , 1/60, F4.0, ISO800、-1 1/3 |
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