去る土曜日 (2月17日)は、妻と、歯列矯正の治療で週末だけウィーンに戻ってきた次女と3人でデュダメル指揮、ウィーンフィルのコンサートに行ってきました。会場は楽友協会大ホール、プログラムは、
Charles Edward Ives : Symphony No. 2
Peter Ilyich Tchaikovsky : Symphony No. 4 in F minor, op. 36
チャールズ・アイヴズの「交響曲 第2番」は初めて聴きましたが想像していたよりも難解でなくメロディアスで後で調べると彼が20代の頃に書いた作品とのこと、ウィキベディアには『明確な調性を保っている...』と書かれていました(こちら)。演奏は、第一楽章がちょっとまとまりにかけるような気がしたのですが (もしかするとこのような曲なのかもしれませんが...。)それ以降は、素晴らしかったと思います。全体的にオーケストラも心なしか緊張して浮き足立っているような気がしました。
後半のチャイコフスキー「交響曲第4番」。前半とは打って変わって、余裕と貫禄を感じさせる演奏。冒頭のファンファーレから一気に惹きこまれました。文句なしの名演奏だったと思います。 ちなみに、音楽通の友人の話だとウィーン・フィルのウィーンでの公演は日曜日の朝の公演がとくに本番とされ、オーケストラが最も力を入れるコンサートのようです。日曜日を見に行きたかった~。
デュダメルとウィーンフィルは、1月初めからずっと一緒に公演ツアーをやっていますが、その〆が今週末から始まる南北米大陸縦断ツアーのようです。知り合いのウィーン・フィル関係者のお話だと、ウィーン・フィルが一人の指揮者とこんなに長い期間一緒に続けて演奏するのは非常に稀で異例なことであるとの事。彼が言うには、それだけ楽団員がデュダメルをかっており、彼に期待しているとのことでした。
今回のコンサートはウィーン・フィル定期公演の一部であったので、月曜日の朝、ウィーン・フィルの事務所に並んでかってきましたが、キャンセルが少なかったようで、前回に引き続き天井桟敷の席。ここは、ステージから最も離れていますが、音響的には、オーケストラのそれぞれの楽器の音が良く混ざり合って、低音も迫力が加わり、楽友協会大ホールの中でも特に音が良い場所のひとつだと思います。
天井桟敷の席から見るホールはこんな感じです。 |
デュダメル公式HP:http://www.gustavodudamel.com/
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