今週に入り、ウィーンはめっきり冷え込んで日曜日以降ずっと氷点下、今朝は雪でした。時期相応の気温ではありますが、今まで暖冬で慣れない体にはちときついです。
さて、先週の木曜日(2月1日)は アンドラーシュ・シフと カペラ・アンドレア・バルカのコンサートに行ってきました。一緒に行くはずだった妻が都合が悪くなったので、職場の同僚と行ってきました。場所は楽友協会大ホール、プログラムは:
Johann Sebastian Bach : Concerto for two pianos, strings and basso continuo in C minor, BWV 1060
Wolfgang Amadeus Mozart: Serenade in C minor, KV 388, ”Nach Musique"
Johann Sebastian Bach:
Concerto for two pianos, strings and basso continuo in C minor, BWV 1062
Ricercare a 3 from the "Musical Offering", BWV 1079
Ricercare a 6 from the "Musical Offering", BWV 1079
Wolfgang Amadeus Mozart: Concerto for Piano and Orchestra in C Minor, KV 491
シフが結成したCappella Andreas Barcaは、通常はそれぞれソリスト、他のオーケストラの楽団員として演奏している音楽家たちを集め、シフの元で不定期に活動するオーケストラ。当然ながらシフは弾き振り。バッハの2台の鍵盤楽器のための協奏曲(BWV 1060, BWV1062)の相方はトルコ系ドイツ人のピアニスト Schaghajegh Nosrati (シャハイェフ・ノスラーティ)。 まだ20代ながら、ヨーロッパではバッハの演奏家として高い評価を受けている新進ピアニスト。今回のコンサートでは、BWV1060はノスラーティが第一パートを、BWV1062ではシフが第一パートと交代して演奏していました。 Nach Musiqueは 管楽器のみの八重奏で、ピアニスト二人、オーケーストラともに演奏中もステージに残って聞き入っていました。アンコールはシューベルトの Impromptu for Piano in C Minor, D 899/1。
シフと カペラ・アンドレア・バルカを観るのはこれで3度目。今回はバッバ中心で、プログラムの半分の曲はオーケストラが入らない曲であったこともあったためか、若干地味な印象を受けたコンサートでした。個人的には、本領が発揮されたのはモーツアルトのピアノ協奏曲24番であったかなと思いました。
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