2016年3月2日水曜日

松本紘佳(バイオリン)&杉林岳(ピアノ)デュオ・リサイタル


先週の金曜日 (2月26日)の夜は、お招きを戴き(ありがとうございました!)、妻と二人で松本紘佳さん(バイオリン)と杉林岳さん(ピアノ)のデュオ・コンサートに行ってきました。会場はウィーン・コンセルヴァトリウム音楽大学(Musik und Kunst Privatuniversität der Stadt Wien)のスタジオ(MUK.podium)。プログラムは以下の通り:

Edvard Grieg, Sonate für Violine und Klavier G-Dur op. 13
Johannes Brahms,Sonate für Violine und Klavier d-moll op. 108
Tōru Takemitsu, Distance de Fée
Olivier Messiaen, Thème et variations
Claude Debussy,Sonate für Violine und Klavier g-moll
César Franck , Sonate für Violine und Klavier A-Dur

このコンサートは室内楽アンサンブルのクラスの発表会であったようです。僕も妻も松本さんのことはあまり存じ上げていなかったのですが、1曲目の出だしから、びっくり。完璧な技量もさることながら観客を魅惑する音楽性のある演奏。どれも良い演奏でしたが、自分が好きな曲であったということもあって、特にブラームスの演奏が印象に残りました。様々な音楽家の演奏をききましたが、この日の演奏は、松本さんのアーチストとしての個性が反映され、作曲家の意向をたてつつも彼女自身のものになっていたと思いました。 ぴったりと息の合った杉林さんの伴奏も演奏をより昇華させるもので、一寸前にも書きましたが(こちら)、優れたアンサンブルの妙味はそれぞれの音楽家の音楽性・技量が掛け合わされるというところにあると言うことが再確認できたとおもいました!

一緒にいった知人に後で聴いたところ、松本さんは小さいことから注目されていたバイオリニストであったことを知りました。Googleで検索すると以下の動画がありました。

松本さん12歳のときの映像。サン=サーンスがサラサーテのために作曲した「序奏とロンド・カプリチオーソ」。僕の大好きな曲です。



松本さん14歳のときの映像。


これから応援していきたい、2人の才能あふれる音楽家たちでした。


松本紘佳さんに関して:ウィキペディア

アーチスト・マネジメント会社の松本さんのページ:http://www.aspen.jp/artist/violin/hiroka-matsumoto/index.shtml

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