2015年3月17日火曜日

先週末 その1:ズービン・メータ指揮ウィーン・フィルコンサート /Zubin Mehta conducts Vienna Philharmonic (追加・修正あり)


その日の朝、知り合いから連絡があり、急に連れが行けなくなったからと、コンサートのお誘い。 メータ指揮のウィーンフィル、場所は楽友協会大ホール。3月13日の金曜日だけどラッキーでした。プログラムは以下のとおり:

György Ligeti 「Atmosphères」 
Joseph Marx  「Alt-Wiener Serenaden (Old Vienna Serenades) 」
Anton Bruckner 「Symphony No. 9 in D minor, WAB 109」

一曲目は正に現代音楽というイメージの曲で、トランペットに息をフーフーと吹き込んで風の音といった感じの短い曲。2曲目はちょっと耳直しでウィーンの伝統的なメロディーを使った作品でちょっと今の映画音楽的。休憩時間の後はブルックナー。映画に例えると「風と共に去りぬ」のような壮大スペクタル大河ドラマといった感じかな~。 前に書いたようにブルックナーはちょっと苦手感があるのでこんな感想になってしまいましたが、ライブで聴くのは悪くありません。

僕にとっては気合を入れて聴くというプログラムでしたが、さすがメータとウィーンフィル。すばらしい演奏でした。

音が良いことで有名な楽友協会大ホールですが、ホールが比較的小さいためか大編成のオーケストラでダイナミックレンジが広い近代の交響曲を演奏する際に、フォルテシモで音が飽和状態になって割れて聴こえることが時々あります。このホールに慣れてないオーケストラと指揮者の組み合わせの場合が多いのですが、ウィーン・フィルでもエキサイタブルな指揮者だったりすると盛り上がってしまってそうなった場合もありました(それはそれで聴いていて面白いのですが...)今回はぎりぎりのまで音量は上がるもののその一線を越えることはなく、さすがと思ったしだいです。

(続く)




0 件のコメント:

コメントを投稿