2014年9月18日木曜日

フーバー・陽子さんバイオリンリサイタルとオペラ:チャイコフスキー:チャロデイカ(魔女)


去った週末は、2つ音楽のイベントが重なって楽しく・忙しい週末でした。まず、9月13日土曜日は、このブログではおなじみのフーバー・陽子さんのバイオリンリサイタルがウィーンから車で90分ほど北西のWaidhofen/Thayaという町にある旧公爵の館でありました。シューベルトのプログラムで前半はピアニストで伴奏もしたRobert Pobitchka氏がピアノソナタD.959を演奏、後半はフーバーさんがバイオリンソナタD.574を演奏。オーストリア・ハンガリー帝国の栄光の残影を感じさせる雰囲気の会場で素晴らしいコンサートでした。その町で一泊した翌朝は公爵の子孫に当たる方が館を案内してくださいました。


で、翌日9月14日日曜日の晩はオペラ。Theater An Der Wien (アン・デア・ウィーン劇場)でチャイコフスキー:チャロデイカ(魔女)を観ました。今シーズンは妻と相談してオペラをもっと観ようということにしました。ただし、コンテンポラリーな演出のオペラのほうが好きな我々は、古い演出・舞台設定のものが多くチケットが高くで入手が難しいものが多い国立歌劇場ではなくTheater An Der Wienのシーズンチケットを買うことにしました。ここは、主に現代的な設定・演出でオペラが上演されその多くがこの劇場で上演するためにコミッションされたものです。しかも、シーズンチケットを買うとバラで買うより最高で3割引き!もともと手ごろな価格であったので、ちょっと奮発して割引率がちょっと低めのプレミア(初日)シリーズにしました。ウィーンで知り合ったオペラ関係の方々の話だとオペラはプレミアも見るのが一番と聞いたからで、プレミアの後は演出家・監督などが別の仕事に移ったりして元々意図されたことから少しづつズレが出てくるのだそうです。

こんな感じ演出と舞台設定です:


Theater An Der Wienのオフィシャルビデオです

熊(もちろん人が入ったぬいぐるみ)がでてきたり、今年のユーロ・ソング・コンテスト(アバやセリン・ディオンを選出した由緒あるもの)で優勝した髭の女装をしたオーストリア人歌手Conchita Wurstを模したメークアップの女装男性のカンカンダンスがあったりとちょっとオフ・ビートな洒落もありましたが実力派ぞろいの出演歌手とウィーン放送楽団(ORF- Radio-Symphonieorchester Wien)による素晴らしい演奏で音楽にすかっり浸れて楽しめました。耳の良い妻は、主人公の一人のテノール(ユーリー役)は音程がずれて今ひとつだったようですが、そこまで聞き取れない僕はちょっと盛り上がりに欠けるかなといった程度の印象でした。


アン・デア・ウィーン劇場に関して(東京2期会サイト):http://www.nikikai.net/enjoy/vol297_03.html

チャイコフスキー:チャロデイカ(魔女)に関して:http://blog.livedoor.jp/ot521/archives/52009015.html







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