2014年9月12日金曜日

グスターボォ・デュダメル指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 コンサート




一昨日(9月10日水曜日)は、グスターヴォ・デュダメル指揮/ウィーン・フィルのコンサートに家族で行って来ました。我々にとっては今シーズン最初のコンサート。

プログラムは:
リムスキー=コルサコフ ロシアの復活祭序曲 op.36
ムソルグスキー(リムスキー=コルサコフ版) はげ山の一夜
リムスキー=コルサコフ シェエラザード op.35


会場はアン・デア・ウィーン劇場(Theater An Der Wien)です。この劇場はモーツアルトが亡くなって10年後の1801年落成した劇場でその4年後にはベートベンのフィデリオが初演された劇場。外装は当時と異なるが、中は綺麗に修復され当時の様子が保たれているとのこと。楽友協会大ホールの座席数がおよそ1800座席(+立ち見)なのに対しアン・デア・ウィーンは1000座席程度(+立ち見)なので、このような素敵にこぢんまりとした劇場で気鋭の若手指揮者デュダメル率いるウィーン・フィルを聴くのはとても贅沢な感じでその幸運に感謝しました。

我が家はアメリカに居た頃から一家揃ってグスターボの大ファン。追っかけまではしないものの、ワシントンそしてウィーンと彼が振るコンサートには出来るだけ行っています。殆どの曲は暗譜し譜面なしというのもすごいけど、演奏の音楽性の素晴らしさは今まで聴いたことのあるどの著名な指揮者にも勝るとも劣らないところがあると思います。最近は奥深さも感じられる演奏になってきていると思います。

過去にロスアンゼルス・フィル、ベルリン・フィルそしてウィーン・フィルを彼が指揮するコンサートに行きましたが、いつも彼が振ることでオーケストラが奮い立ったような印象を受けます。ウィーンフィルは指揮者を招く際にデュダメル迷うことなく一回の会合で選んだと言うことを著名な音楽評論家の方に聞いた事がありますし、ロスアンゼルス・フィルの楽団員の方とお話する機会に恵まれた際にデュダメルはミュージシャンのミュージシャンだと聞いた事もあります。デュダメルがこのように一流の音楽家を惹きつける魅力を持っているという事を考えると、奮い立ったオーケストラと言う僕の印象もあながち間違いとは言えないのではないかと思っています。

さて、一昨日の演奏も期待通り、前半はちょっとしっくりこないところがあるかなとも思いましたが、後半のシェエラザードはすごく良い名演でした。グスターボ率いるウィーンフィルは来週から日本公演を行うようなのでまだチケットが入手できれば是非ご覧になられることをお薦めします。前にこのブログでも書きましたが彼の魅力はライブで特に発揮されると思います。


デュダメル・ウィーンフィル日本公演の情報: http://www.suntory.co.jp/suntoryhall/feature/wph2014/ticket/

デュダメル公式HP:http://www.gustavodudamel.com/


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