この前ブラックゲートコンデンサを電源回路に導入したら音がちょっときつめになってしまったことを書きました。でもとりあえずブラックゲートはそのままにして次のステップとして用意してあったCPMとLCMを取り付けて見ることにしました。増幅回路の真空管のB+電源用です。CPMとLCMはあの出川式電源の出川三郎氏が考案・開発したパーツで氏が代表するA&R Labから製品化されています(詳細は同社ウェブサイトをご覧ください)。 LCMを使うのは初めてですがCPMは前にフォノアンプとDACに使ったことがあって、その際に音の煩さが減ってとても自然な音になったので今回も効くのではないかという期待があったわけです。本来だとCPMをつけてしばらくしてからLCMをつけるのがそれぞれの効果がはっきりとしていいかとも思ったのですが、両方一緒に使うことが薦められているし、早く試してみたい気もあっていっぺんに両方つけてしまいました。電源平滑用オイルコンデンサの位置を変えたり、コンデンサをもう一個追加する必要もあったので一緒に取り付けてより効率的に作業もできたと思っています。
LCM |
CPM |
取り付けてすぐの音だしから期待通りの方向にいっていったような気がしましたが、判断は1週間ほどエージングの後にじっくりと聴いた後に行いました。結果としては音のきつさがとれより自然によりディテールが聴こえる音にステップアップしたと思います。導入後3週間ほどたった今ではより洗練された音になってきて楽器それぞれの音がより本物らしく聴こえるような方向で落ち着いたと思います。ちょっと大袈裟かもしれませんがプリアンプが一ランクあがったような気持ちです。
出川氏/A&R Labの各種パーツも ブラック・ゲート・コンデサのように世界中のDIY Audiophileにブレークするといいのですけど...それに値する素晴らしいパーツだと思います。
上の写真でCPMとLCMが取り付けられているのは、前にも書いたContinental Type A ポリプロ・オイル・コンデンサです。高圧電源平滑用には優れたものだと思います。今、カナダのパーツ・コネクションで余剰在庫整理半額セールをしていますので是非試してみてください。ここで取り扱うまでは個人での入手は非常に困難なパーツでしたのでこれで終わりということにならないと良いのですが...。
尚、今回使用したCPMとLCMはプラクト・サウンド・システムさんより購入。PayPal決済で海外に発送してくださるので助かっています。
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