オーストリアは、今週からホテルとジムの営業が許可されました。段階的な職場復帰も始まり、通勤時の人出もかなり増えてきました。EU諸国外への渡・来航規制は続いているので、観光客がいない分、ウィーンの街は落ち着いた感じです。
まずは、パリ警視庁迷宮捜査班 ソフィー エナフ著(フランス)
パリ警視庁の訳あり(元)エリート警視正アンヌ・カペスタンが厄介者・曲者ばかり集めて新結成された捜査班の班長として、未解決殺人事件解決に挑む物語。
もう一つは、特捜部Qシリーズ(全7巻)ユッシ・エーズラ・オールスン著(デンマーク)
シリーズ第一弾 |
コペンハーゲン警察のはみ出し刑事カール・マークが未解決の重大事件を専門に扱う新設の「特捜部Q」部署の統率を命じられ、ちょっと外れた(ような)部下が徐々に加わって事件を解決していく物語。
2つとも、いわゆる『アンダー・ドッグ』とされた主人公たちが、誰も解決出来なかった事件を解決していくと行く似たような設定でかかれた物です。特に前者は、アマゾンに「フランスの『特捜部Q』」と評される...と書かれていました。設定こそ似通っていますが、取り組んでいく事件、話の展開、登場人物と彼かに関するサブ・プロットなどは大きく異なり、それぞれ強い個性を持った作品だと思います。 両方ともランダムに散らばっているようにも読める細かい多くのポイント全てが最後に束ねられテイクと言う完成度の高い、読み応えのあるミステリ・サスペンスです。
「特捜部Q」シリーズは一気に7巻読み通してしまいました。それぞれの巻ごとのつながり、一貫性、登場人物たちの関係の進展など良く書かれており面白かったです。両方とも続編が待ち遠しいです。
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