ウィーンは、晴れて乾燥し、夜には涼しくなる快適な日々が続いていましたが 、昨日は午後から雷を伴う雨。 今回は久しぶりにカメラの話題です。
暫く我が家の写真機材の中でのM4/3の位置づけに悩んできました。セミプロでしばしば仕事も引き受ける妻はニコンのフルフレーム+プロ・ズーム+(ポートレート用に)大口径単レンズかiPhone、僕はライカMとコンデジがメイン。前にも書きましたが、マイクロフォーサーズカメラ(M4/3)の小さくて軽くて持ち歩くのにストレスが無いところが良いのですが、持っていたレンズが力不足だったのか画質的に見劣りがする様に感じるようになったこと、小さなボタン(とくにフォーカス・ポイントの移動)とメニュー・スクリーンに頼る操作(連写設定、ISO等など)のUI(ユーザーインターフェイス)に馴染め無いというのが難点でした。しかし、一年ほどまえにM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO を購入しその画質、ズームレンジそして最短撮影距離の短さに惚れて、M4/3を使っていこうと決めました(こちら)。
ISO 200, 7mm, F10 |
しばらく前にLumix G Vario 7-14mm F4 ASPHを購入・返品した事を書きました(こちら)。その後、超広角レンジをどうするかが懸案でした。しかし、半年ほど前にとある事情であまり使っていない写真機器の殆どすべて処分した際に、おつりが出たので、思い切ってM.ZUIKO DIGITAL ED 7-12mm F2.8 PROを購入した次第です。半年ほど使っていますがM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROと同様に文句のつけようのない素晴らしい写りで、とても満足しています。
パナソニックのLEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm / F2.8-4.0 ASPH.にするか迷ったのですが、パナソニックの方は動画対応を謳っており、オリンパスの方がスティル写真に特化しているという印象をもっていたこと、どうせなら1mmでも広めの画角が良いと判断しました。
LEICA DG VARIO-ELMARITのズームレンジは18㎜まで(35㎜判35㎜相当)という点はとても魅力でしたが、M.ZUIKO DIGITAL ED の14㎜(35㎜判28㎜相当)は、スマホの画角に近いということ、それに、以前ライカMの28㎜と35㎜と両方持っていたとき、いずれか一本あれば十分だったという経験もあって、これで良いと考えました。実際に使ってみてもまったく支障なくこのレンズ一本で十分街歩きが出来ます。
ISO 800, 9mm, F2.8
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オリンパスのPROシリーズのレンズは、他に比べ大きくて重いので、M4/3の小さくで軽いというメリットは少なくなりますが、フルフレームDSLR用の同等のレンズと比較すると重さは半分で大きさも一回り以上小さくなりますし、これだけの写りだと多少大きくて重くなったけど良いと思えてきます。
ISO 1000, 7mm, F2.8
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フォーカスリングを引いてMFになっている状態。 |
慣れれば問題ないのことなのですが、老眼の上にEVFで超広角だとピントが合っているかどうか判りにくいということもあるのかと思っています。
ISO 200, 10mm, F2.8
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お日様に向かって撮るとさすがにゴーストとハレーションは顕著です。ISO 200, 7mm, F7.1 |
OM-D E-M5 (mark IIがだいぶお安くなっています) + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO + M.ZUIKO DIGITAL ED 7-12mm F2.8 PROの組み合わせは、全く不満のない優れた写りで、防滴仕様であることも含め、写真を趣味とする方の最強の旅の友となるかと思います。雪や雨に中でも平気で写真が取れるのでシャッターチャンスも増えました。旅行はこのセットで行くようになり、ライカの出番が減ってしまいました。
注)このページの作例はRAWで撮影。LightRoomで現像。その際、露出、色調、トリミングなどの調整を若干加えています。
本ブログのマイクロ・フォーサーズ カメラとレンズに関する記事のまとめはこちらです:http://isakusphere.blogspot.com/search/label/M43
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