今日はほど2週間ぶりに最高気温が30度を切りました! やっと一息付ける感じです。
昨日までは35度を超えていましたので、一昨日(8月14日金曜日)の夜は、家族でウィーン市庁舎前広場の音楽映画フェスティバルへ、前にもこのブログで書いた(こちら)ウィーンの夏恒例の屋外映画祭です。上映されたのは、カサロヴァとカウフマン主演のオペラ『カルメン』詳細は:
ヴェッセリーナ・カサロヴァ(メゾ・ソプラノ:カルメン)
ヨナス・カウフマン(テノール:ドン・ホセ)
イサベル・レイ(ソプラノ:ミカエラ)
ミケーレ・ペルトゥージ(バリトン:エスカミーリョ)、他
チューリッヒ歌劇場合唱団
チューリッヒ歌劇場管弦楽団(フィルハーモニア・チューリッヒ)
フランツ・ヴェルザー=メスト(指揮)
演出:マティアス・ハルトマン
2008年、チューリッヒ歌劇場でのライヴ。
演出には少し違和感を覚えるところがありましたが、歌手達は素晴らしかった。上の写真の用な巨大スクリーンでみると迫力があります。音も結構いいので十分に楽しめます。
で、昨日は家族でアルベルティーナ美術館に行って日中過ごしました。昨日で終わりのLee Miller の写真展を見て、「Drawing Now 2015」等を見てきました。Miller というとマン・レイのモデル・コラボレーターとして有名ですが、彼女が従軍カメラマンとして撮影した第2次世界大戦の写真はインパクのある物でした。
アルベルティーナで特に面白かったのは「Drawing Now 2015」展。美術・絵画においてDrawingは日本語では素描と訳されることがおおいと思いますが、英語ではPainting(筆と絵の具を使って書いた絵)という言葉に対しDrawingというと鉛筆、ペン、木炭などで書いた絵というふうに使われます。この展示会はこのDrawingという言葉を大きく解釈し、従来の定義に線を使った作品やパフォーマンスの要素を取り入れたもの、動画まで含まれていました。この中で特に紹介したいのが David Shrigley (デイビット・シュリグリー)、欧米では2000年代半ばから単にポップ・カルチャーとしてもにならず、ハイ・アート的にも大人気のビジュアル・アーチスト。ユニクロのTシャツのデザインにもなったようなのでご存知の方も多いと思います。シニカルでブラックなユーモアをふんだんに取り入れた、彼の作品はおおくの美術館で現代美術として取り上げられています。
展示会場の入り口に掲げられたシュリグリーの作品 |
シュリグリーのYouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/user/Shrigleyfilms
(独特のユーモアではありますが、我が家では大人気でお薦めです)
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