2013年9月20日金曜日

パワーアンプのパーツ・アップグレード

ウィーンも大分涼しくなり久しぶりに半田ごてを使って見たくなりました。パワーアンプの抵抗を2箇所アップグレード。


一箇所は300B出力管に音楽信号を送る場所の抵抗、左右チャンネル各一個。これをAudio Note UK 社のタンタル抵抗から進工業のタンタル抵抗に変更。Audio Note UK 社は同社製品に進工業のタンタル抵抗をつかっていましたがそれが製造中止になったので自らのブランド名でタンタル抵抗を発売(おそらくどこかがOEM生産)。同じタンタル抵抗でもAudio Note UK 社のものは耐圧が高い代わりに非磁性ではないとのこと。でも音質への影響は取るに足るものではないと宣伝していました。それが最近、Audio Note UK社は非磁性タンタル抵抗を発売して、磁性の有る無しで音が変わるからこっちが音が良いと宣伝して値段は約倍近く。だったら最初から非磁性にすればよかったのにと思い、ご都合で言い分が変わった商業主義にちょっと嫌気がさしたので、ちょうどパーツコネクションに必要な値の物の在庫があった進工業のタンタル抵抗をセールで購入した次第。こんなので変わるかな?と期待していなかったのですが、よい意味での期待はずれで好ましい方向に音が変わったのでちょっと驚いた。


上述のアップグレードの数日後、もともとはインテグレーテッドアンプであったAudio Note Kits : Kit Oneのボリュームと差し替えた固定抵抗を4個、これもAudio Note UK 社のタンタル抵抗から今度はVISHAYのVAR-Series Z-FOIL RESISTOR へ変更。この抵抗はすでにプリアンプに使ってその効力をたしかめてあったので、予想通りの変化、まだエージング途中ですが見通しがよくなり、情報量は増え、ホールトーンやエコーがよりよく聞こえます。ちょっとやりすぎのような気もしていますがエージングの結果を待ってみたいと思います。キットや自作は機器を換えなくてもちょっとしたパーツの変更で音を変えられるのが楽しいところです。


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