2019年5月14日火曜日

最近行ったコンサートのまとめ


ここ数日ウィーンは、雨模様で10度前後の肌寒い天気。

最近行った、コンサートのまとめです。近い日にちのものからです。


去る土曜日(5月11日)は、Franz Welser-Möst(フランツ・ウェルザー=メスト)指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団による マーラー作曲交響曲第8番「千人の交響曲」。会場はコンツェルトハウス 大ホール。妻は里帰り中につき、僕一人で行きましたが、ロンドンにする音楽ファンの旧友がこのコンサートを聞きにウィーンまでやってきたので、一緒にお昼を食べて、コンサート(15:30開演)に行きました。合唱団・ソリストは以下のとおり:

合唱団:
Wiener Sängerknaben (ウィーン少年合唱団)、Wiener Singverein、Wiener Singakademie
ソリスト:
Erin Wall, Magna Peccatrix (Sopran)、Emily Magee, Una Poenitentium (Sopran)、Regula Mühlemann, Mater Gloriosa (Sopran)、Wiebke Lehmkuhl, Mulier Samaritana (Alt)、Jennifer Johnston, Maria Aegyptiaca (Alt)、Giorgio Berrugi, Doctor Marianus (Tenor)、Peter Mattei, Pater Ecstaticus (Bariton)、Georg Zeppenfeld, Pater Profundus (Bass)

めったにライブで聴けない曲なので、いけてよかった。演奏の出来も良かったですが、音響もすごかった。これだけの数の歌手がそろうとすごい音量で大迫力です。なんて、思いながら聴いていたら、小学校のころに習った「一人の小さな手」の歌を思い出しました。 一緒に言った旧友は、もう少しテンポに起伏のある解釈のほうが好きだといっていましたが、言われてみて、マーラーはそのほうが面白いかなとも思いました。 

客席にはなんと、Christian Thielemann (クリスティアン・ティーレマン、こちら)の姿もありました。あまりにもラフな格好であったのでちょっとびっくり。

コンサート動画ストリーミングサイト https://www.takt1.de/ でオンデマンド動画が見れるようです。




先週の木曜日(5月9日)は、楽友協会大ホールでAnne-Sophie Mutter (アンネ=ゾフィー・ムター)と Kammerorchester Wien - Berlin(カンマーオーケストラ・ウィーン=ベルリン)のコンサート。この室内アンサンブルはウィーン・フィルのコンサートマスター、Rainer Honeck (ライナー・ホーネック) を中心としウィーン・フィルとベルリン・フィルの首席奏者が中心となって構成させているアンサンブルです。プログラムはオール・モーツアルトで以下の通り:

Wolfgang Amadeus Mozart
Divertimento D-Dur, KV 251
Konzert für Violine und Orchester D-Dur, KV 211
Symphonie Es-Dur, KV 16
Konzert für Violine und Orchester A-Dur, KV 219

アンコールは:
Konzert für Violine und Orchester B-Dur, KV 207 - Presto
Konzert für Violine und Orchester D-Dur, KV 211 - Allegro


コンチェルトはムターの弾き振りで、それ以外はホーネックの弾き振り。これだけの奏者がそろうと技術的にも音楽的にも完璧な演奏になるのか~と関心。ただ完璧なだけでなく、面白みもあって心に残った演奏でもあり、すごいな~と思いました。この晩~週末にかけ、もっとモーツアルトのバイオリン協奏曲が聴きたくなって、以下のレコーディングがヘビ・ロテでした。



この晩から週末にかけてもっとモーツアルトのバイオリン協奏曲が聴きたくなって、上のレコーディングが我が家のヘビ・ロテでした。



5月6日(月曜日)はお誘いをいただき、親しくさせていただいてるオペラ歌手(テノール)でウィーン国立音大でも教鞭をとられているRainer Trost (ライナー・トロスト)さんの生徒さんたちのリサイタルに妻と二人で行ってきました。会場は、シェーンブルン宮殿劇場。皆さん学生さんとは思えないプロ並みの歌唱ですごいな~と思いました。



18〜19世紀に栄華を極めた、オーストリア帝国ハプスブルグ家皇帝の離宮の劇場だけあってこじんまりとはしていますがとても豪華な内装。このような場所で学生さんが発表会を行えるという環境はウィーンならではのものかと思います。

トロストさんは7月に公開レッスンをされるとこと。
詳細はこちらです:https://www.facebook.com/events/407514753402434/



今回のまとめの最後は、4月27日に行われたウィーンを拠点に研鑽・活躍されている若手日本人音楽家の集まりJapanische Virtuosen Wienのコンサート(前回のブログはこちら)会場は、Salon Brahmsという前回とは違うピアノ屋さんが提供している小コンサート会場。

何度も書いていますが、先の声楽家の学生たちやこのJapanische Virtuosenのような若い音楽家の熱意と希望が込もった演奏を聴くと清々しいい気持ちになります。

Japanische Virtuosen Wienに関してはこちらをどうぞ:https://www.facebook.com/japanischevirtuosen/



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