2015年10月14日水曜日

Piano Recital by Ingrid Marsoner (イングリッド・マルソナーのピアノリサイタル) 



ウィーンは先週の金曜日の夜から急に寒くなって昨晩は氷点下。まだ木々の葉は緑が多いのですが、秋を飛ばして急に冬になった感じです。

もう一週間たってしまいましたが先週の水曜日(10月7日)は、Ingrid  Marsonerの
ミニ・リサイタルに行ってきました。会場はAltes Rathaus(旧市庁舎)Barocksaal、プログラムは
シューベルト (歌曲をピアノにアレンジしたものでしたが曲名を失念)とベートーベンピアノソナタ28番 Op.101。前にも書きましたが (こちら)私と妻は偶然にラジオで彼女のゴールドベルグ変奏曲を聴いて以来のファン。そんなに有名ではないこともあるのか、ウィーンでのリサイタルはあまり行われないようで、生で聴いたのはこれがはじめて。彼女のCDをだしているウィーンのインディペンデント・クラシック・レーベルのグラモラ(Gramola)主催で入場料は無料。

好きなピアニストなので当然ではあるのですが、素晴らしい演奏でした。特にベートーベンは印象に残りました。親しみがあまり無かった曲だったので、家にかえってから他の演奏家のも聞いてみましたが、マルナソナーは彼女なりに消化して、自らのスタイルを入れた良い演奏だったと確認できたような気がしました。いまさらですがベートベンの後期の作品には斬新なものが多かったのだということも再確認できました。

思っていたよりもだいぶ小柄で内気な感じのするマルソナーさんでしたが、アンコールで感極まったのか突然弾けなくなったアクシデントもあったのですがいいリサイタルでした。

もっていなかったCDを一枚お土産に買って雨のウィーン旧市街のなかを帰途につきました。

マルソナーのHP:http://www.ingridmarsoner.com/

ナクソスのストリーミングサイトで彼女の作品が聴けるようです:http://ml.naxos.jp/artist/158654

マルソナーのCD::


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