2015年10月24日土曜日

Leitz (Leica) Summilux/ライツ(ライカ)ズミルクス 50 1.4 最初期型と第2期型を売りに出した




先日、写真集を処分することにしたと書きましたが(こちら)それと一緒にレンズも2本売りに出しました。それが写真のライツ(ライカ) ズミルクス 50mm F1.4。前モデルとされるズマッリット50mm F1.5のレンズ構成を引き継いだと言われる最初期型(上の写真の手前)と 1966年頃から発売された、当時新設計の第2期型(上の後方)。外見はほとんど同じですが中味は全く別ものです。それぞれマッチング・フードとキャップ、UV フィルターつき。ちなみに、このレンズは特別仕様の薄くて表の枠に出っ張りの無いフィルターでないの(判りづらいかもしれませんが下の写真)フードを取り付けることが出来ません。あらかじめこのような設計したのか、後でつじつまを合わせたのか判りませんが、このような変わったところ(idiosyncracy)は、ライカファンの心をくすぐる物であるのは事実です。


特に第2期型の光学性能は非常に優秀だったようで、非球面・フローティング・エレメントの新ズミルクス50mmF1.4ASPHが2004年にでてくるまで、基本的には同じレンズ構成が引き継がれて行きました。勿論、コーティング等は進歩して変わってくるのでレンズの描写(特にカラー)は60年代のモデルと90年代モデルとではだいぶ違いがありました。

僕はズミルクス50mmがとても好きなレンズで一時期ASPHを含め5本の異なるバージョンを持っていたことがありますが、一番好きだったのが第2期型と第3期型でした(基本的には同じ物ですが第3期モデルはブラック・クロームです)。描写に関しては、僕が持っっていた個体での比較では第2期型と第3期型(70代生産)とではあっけないほど同じ描写でありました。もちろん、銀塩フィルムでの比較です。

左から年代順。
上の写真は2009年3月に撮影したもの。M8購入の為に一本下取りにだすことに決めたときの記念撮影。今手元にあるのは中央の第3期型のみとなってしまいました。

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