7月3日付けなのですが、先日nikkei.comのニュース解説記事、『ニュースをこう読む-丸さん、「音楽聴き放題」ってどうですか? 』を読みました。 日経新聞編集委員 村山恵一氏によるソニー・ミュージックエンタテインメント元社長の丸山茂雄氏 へのいわゆるサブスクリプション型と呼ばれる音楽配信サービスが日本の音楽業界に与える影響に関するインタビューをまとめた形での解説でした。
ここで丸山氏は『音楽の時代は終わっている』と述べており、氏の見解は『マーケットは大きいが、サブスクリプション型音楽配信サービスは年齢の高い音楽好き向き』、『若者は音だけでは満足しないので映像が主、音楽が従というコンテンツのビジネスモデルが必要』ということでした。
確かに、確かに今の世代のアーチストのコンサート等はパフォーマンスの要素が前面に出されるヴィジュアルなものも多いですが、我が家の場合、主にスポティファイを利用しているのはティーネージャーの娘たちで、統計をみても欧米では若い人(20~30代)がスポティファイなどのサブスクリプション音楽配信サービスの顧客の最大の年齢層。若い人たちは常に音楽を流してるというのが割りと当たり前で、ラジオ局もだいぶ前から主に音楽と主にトークという風にはっきりと分かれています。もちろんYou Tubeやネットフィックスといったネットによる映像配信サービスによる娯楽のメディアの多様化ということは顕著ですが、映像と音楽を結びつけたMTVでさえ、最近はミュージック・ビデオよりもドラマやリアリティー・ショーが中心になっています。音楽に対する姿勢というか生活の中の音楽役割的なものが日本と欧米とでは文化的に異なるのかもしれませんね。
日経の記事はこちら:http://www.nikkei.com/article/DGXMZO88750310R00C15A7000000/
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