2015年6月11日木曜日

ウィーン国立歌劇場バレエ学校(Wiener Stattsoper Balletakademie) の発表会


さる日曜日(6月7日)家族3人でウィーン国立歌劇場バレエ学校の発表会を見てきました、会場は、ウィーン少年合唱団付属のコンサートホール「Muth」。

このバレエ学校は1771年に創設されたもので、パリやサンクトペテルブルクと並び、最も長い伝統を誇るクラシック・バレエの学校とのこと。世界中から選ばれて集まってきた10代の生徒達がバレリーナになるべく学んでいるところです(日本人の生徒さんもいます)。2ヶ月ほど前に次女が属する次女の学校のオーケストラとコラボレーションの公演をやったこともあって見に来ました。前半はモダン、後半はクラシックが中心のプログラム。伝統ある学校の優れた指導とサポート(衣装・プロの演出家・振り付け師等々)で子供達の才能が120%発揮された素晴らしい発表会、というよりは立派な公演でした。卒業を控える年上の子供達の演技は素晴らしく、一緒に行った元プロのバレリーナの方によると、卒業後は著名なバレエ団の主役級の役を得られることは間違いないとのこと。パフォーミング・アーツの伝統を継続するためには後継者を育てていくという環境・体制・インフラが大切だということをつくづくと感じさせられました。

ウィーン少年合唱団付属のホール「Muth」
ちなみに、今回公演の行われたウィーン少年合唱団付属のコンサートホール「Muth」は、合唱団の学校と宿舎のあるウィーン2区のアウガルテン公園内に2年半ほど前に(2012年)に出来たコンサートホール。何とウィーンでは100年ぶりに建てられた新しいコンサートホールなのだそうです。現代的でありながら暖かみのある素晴らしい音がでる会場です。

MuthのHP:http://www.muth.at/


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