演奏終了後観客の拍手に応えるスコダ氏 |
先週の木曜日(2月24日)は、妻と2人でパウル・バドゥラ=スコダ氏のコンサートに行って来ました。「ウィーン三羽烏」一人であるスコダ氏のリサイタルは今回が2度目です。
会場は楽友協会ブラームス・ザール。ロマン派作品のプログラムで、Schumann Op.15「子供の情景」、 Franz Schmidt "Tocatta für linke Hand allein"、 Hans Gál Op.83 -15,16,24、Brahms Op.119 「4つの小品」、Chopin のNocturne No.20、Barcarolle Op.60、 Scherzo Op.31、 Frank Martin Acht P'reludes für Klavier。
85歳とは思えぬ力強いタッチで素晴らしい演奏を聞かせてくれました。スコダ氏というとウィーン古典派が得意というイメージがありますが、今回のコンサートでは特に近代的な薫りのする後期ロマン派の作品の演奏に特筆するものがありました。
スコダ氏は膨大な数の録音をされていますがそのほとんどが廃盤となっており、とくに音楽家としてのピークであった50~70年代頃の演奏のほとんどが中古レコードでしか入手できないのが残念です。
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