ウィーンは、先週後半から快晴で24〜6度と初夏の様な日々が続いていましたが、今日は15度! COVID-19 Lockdown で営業停止されていた大型店舗や美容室・理髪店などの営業も先週から再開され、15日からは飲食店もsocial distancing 対応という条件付きで営業の再開が許可される様です。2月以来初めて散髪してきてスッキリしました。 職場も出勤者数制限下ながら15日から開きます。コンサートなどのイベントの再開は早くても8月以降になるとの事、残念ですが仕方ないですね。
ロックダウン中に色々とオーディオもいじりました。フォノイコの次はCDプレーヤーの復活・再登場です。以前に書いた(こちら)カナダのBryston社のBCD−1。我が家にやってきて、しばらく使った後、事情があってしまってあったもの。押入れから引っ張り出してきて再設置。アナログ再生を彷彿させる自然で線が太めの音ながら十分な情報量。とてもミュージカルで変な言い方ですがCDを聴くのがオーディオマニア的に苦にならず、楽しく音楽に浸れます。1年半ほど前に導入したK&K Audio社のプリアンプ 「Mir Line Stage Preamplifier」 (こちら)にはバランス入力があるので、とりあえず安い音響プロ用のバランスケーブルを使っていますが、上々に鳴ってくれています。
で、注文してあったオーディオ用ヒューズ「HiFi Tuning Supreme3 Fuse」(こちら)が先週、届いたので、早速取り付け。エージング中ですが、音が洗練され、さらに情報量が上がった感んじです。
フィリップス製のCDメカ。ネットで見ると結構お安く手に入る様です。ちなみにDACはCrystal CS4398。
Bryston社は、欧米では根強い人気をもつオーディオ・メーカー。最近では自社ブランドでターンテーブルからスピーカーまで出しているフルラインのオーディオ機器メーカーになりましたが、特にプロ用・家庭用のオーディオアンプのメーカーとしてその地位が確立された会社です。
1962年に医療検査機器メーカーとしてスタート。 1968年に NASAのエンジニアであった John Russell, Sr.が同社を購入。 Russell氏の息子でオーディオ・ファイルでもあったChris氏(現CEO)が1973年に多角化としてプロ用のオーディオアンプを設計・製造し、成功を納めて以来オーディオ機器メーカーとして特化。同社のアンプは、欧米では放送局や録音スタジオに多く納入実績があります。また同社のパワー・アンプ4Bは欧米オーディオ史上の名機の一つと評価されているアンプです。
アメリカにいた頃、僕の知り合いにBrystonファンのオーディオマニアがいて、その音は派手でなく、どちらかと言うと地味でオーディオマニアにとってはちょっと物足りない感じが否めないものの、実直に自然で音楽性を失なわない、音よりも音楽を楽しめる再生であったと記憶しています。1970年代から続くアンプなどのアナログ機器の20年保証で製品の堅牢さと高品質には定評があります。
BCD−1は、同社初のCDプレーヤーながら、CDが斜陽期に入った2009年に満を期して発売された製品。当時は最後に買うCDプレーヤーの候補の一つとして欧米のオーディオ雑誌で高い評価を受けていました。
今では高評価のSound Streamerなども開発・製造・販売している、Bryston社ですが、驚いたことにBCD−1の後継機であるBCD-3と言うCD専用プレイヤーを2017年に発売しました。BCD-1より音は良いとの評判ですがまだ聴いていません。ま、そのうちに…。
Bryston社HP:https://bryston.com/
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