2014年5月24日土曜日

出川式電源モジュールを取り付けました



今週のウィーンは気温が上がり夏の気候です。昨日は何と最高気温が29度。家では一家揃ってTシャツとステテコです。


4週間ほど前のことですがプリアンプの真空管ヒータ用電源に出川式電源モジュールを取り付けました。出川氏のCPMやLCMは使ったことがありましたが、電源モジュール(整流回路)は価格が高めなので今まで躊躇していました。

このプリアンプのヒーター電源整流回路はもともとごく普通のブリッジダイオードだったものを、CREE社のシリコン・カーバイト・ショットキー・バリア・ダイオード(SiC SBDで組んだものに替えて使っていたし、ヒーター用の電源で音がそんなに左右されるものだとは知らなかったので余り大きな期待はしていませんでした。そのような訳で出川式電源モジュールに替えたことによる音の変化には本当に驚かされました。もちろん、僕好みの方向に変わりました。

我が家のシステムの変化の印象をまとめると、

  • アコースティック楽器やボーカルの実体感が増した。特に低域でこれが顕著でたとえばダブルベースの胴鳴り、ピアノの低音、チェロの厚みなどが本物らしくなりました。
  • 音離れがよくなって音場感が向上。
  • 情報量も上がりましたが、語弊を恐れずに云うならばHiFi的というより音楽的に上がったという感じでしょうか。とくに小さな音量でも十分な情報量(エコー感、ホール・トーン)が聞こえるようになったと思います。
  • 一寸気になるのが、特にジャズで金管が若干煩いように聞こえるレコーディングが多くなったということ。まったくそうでないCDもあるのでこれは、電源モジュールの直接的な影響かそれとも結果的に他の部分の粗がよりはっきりと聞こえるようになったのかよくわかりません。でも、何か良くなると気になるところも出てくるというオーディオ・ファイルにとっては典型的な悩みのひとつだとは言えます。これから少しずつ詰めていこうと思っています。
あまりの向上に気をよくして、パワー・アンプのヒーター電源回路も出川式に替えようと、Pract Sound System さんからさらに部品を取り寄せました。近々取り付けて結果を報告しますので乞うご期待!

CPMとLCMを取り付けた際の本ブログのエントリはこちら: http://isakusphere.blogspot.co.at/2013/05/cpmlcm-black-gate.html

A&R Lab (出川式電源部品製造発売元): http://www7b.biglobe.ne.jp/~degawa/index.htm

プラクトサウンドシステム HP: http://www.practsoundsystem.com/  (出張チューニングサービスを始められたとのことです。)

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