2013年6月18日火曜日

Franz Welser-Möst指揮、Wiener Hofmusikkapell (ウィーン・ホフムジーク・カペレ・ウィーン宮廷楽団)コンサート

昨日のウィーンは気温が31度の真夏日。今日はそれ以上に暑くなるとの予報。2週間ほど前まで日中最高気温が10度前後の日々が続いていたことが信じられません。

去る6月15日土曜日の午後にFranz Welser-Möst指揮のWiener Hofmusikkapell (ウィーン・ホフムジーク・カペレ・ウィーン宮廷楽団)のコンサートに家族で行って来ました。会場は楽友協会大ホール、プログラムはシューベルト未完成交響曲とミサ曲第6番 変ホ長調(D. 950)。このブログではもうお馴染みとなったテノール歌手のRainer Torst (ライナー・トロスト)さんもソリストとして出演。

 
この日はちょうどレインボー・パレード(ゲイとレズビアンのパレード)の日でもあり、午後3時半開演のコンサートに行く途中、楽友協会から通り2本離れたリングシュトラーセ(通称リング)はお祭り騒ぎの真っ只中。



パレードを後に楽友協会に着いたらちょうどウィーン少年合唱団が楽屋入りをしているところでした。Wiener Hofmusikkapellは、ウィーン旧王宮の宮廷礼拝堂(Hofburgkapelle)で演奏する楽団。主にウィーン・フィルから選ばれたメンバーによる管弦楽団、ウィーン少年合唱団、ウィーン国立歌劇場合唱団から選ばれた男性メンバーにより構成されています。この楽団に選ばれるということはウィーンではとても名誉なことだとのことです。ウィーン少年合唱団はもともとこの宮廷楽団の一部であり、シューベルトも幼少の頃はその一員であったこともあり、作曲家になってからはその指揮をしたこともあったそうです。

この日の演奏、未完成交響曲は出しから完全に音楽に惹きこまれ、すべてが噛み合ってマジカルな何かが生まれた特別なパフォーマンスだったと思います。休憩のあとのミサ曲も心に響く演奏、未完成が特別だったので期待が膨らみ過ぎました。それがなければもっと大感激だったとおもいます。ウィーン少年合唱団の透き通る歌声、一流のソリスト達、そしてウィーン選りすぐりの器楽奏者と男声合唱団、いわばウィーン音楽界のドリームチームによるシューベルト。我々にとっての今シーズン最後のメジャーなコンサートにふさわしい素晴らしいコンサートでした。



Wiener Hofmusikkapellの公式ホーム・ページ:http://www.hofburgkapelle.at/

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