今日、オーストリア政府が更なるCOVID-19対策を発表し、参加者100人以上の屋内のイベントはすべて中止することとなりました。特に期限は発表されていないのでこれから暫くの間、コンサート・オペラなどすべて中止です。
このところ多忙で更新がままならず、いまさらながらですが、2月28日(火)に行われたコンサート。このブログはコンサート観賞備忘録もかねていますので悪しからず。ウィントン・マルサリス率いるジャズ・アット・ザ・リンカーンセンター・オーケストラ。会場はコンツエルトハウス大ホール。スペシャル・ゲストにオーストリア屈指のジャズ・トランペッターThomas Ganschが出演。其の他のメンバーは以下の通り:
Trombone: Chris Crenshaw, Vincent Gardner, Elliot Mason,
Sax/Clarinet /Flute: Ted Nash, Camille Thurmann,
Sax/Clarinet : Victor Goines, Sherman Irby, Paul Nedzela,
Piano:Dan Nimmer
Bass: Carlos Henriquez,
Drums/Percussion: Obed Calvaire,
Special Guest: Thomas Gansch, Trumpet
プログラムは以下の通りです。
Back to Basics (Blood on the fields. A history of American slavery) : Wynton Marsalis
The Creation (God's trombone): Chris Crenshaw
Sleepwalker's serenade (1958) Neal Hefti
Jump did-le bah: Dizzy Gillespie
Preludes for Memmon (Transformation): Ted Nash
Milestones (Miles Davis, 1958)
Salvation, serenity, reflection (Of thee I sing suite): Marcus Printup
Señor Blues: Horace Silver
Stardust (1929) :Hoagy Carmichael
Things to come: Dizzy Gillespie
アンコール:
Blues in G、Knozz-Moe-King:Wynton Marsalis
Prelude: Listen, Lord – a prayer (God's trombone):Chris Crenshaw
アメリカに住んでいた頃に、マルサリスはジャズの発展を止めて古典芸能として固定しようとしているという旨、70~80年代に活躍したアメリカの著名ジャズ・ミュージシャンたちが批判しているということをしばしば読みました。今回のコンサートでも確かに、新しい境地に挑むというよりも、ジャズ黄金時代の熱気ある演奏を継続し再現しようとしているのかなという風に感じないこともありませんでした。しかし、これはこれ面白く聴きがいがあったので、色んなアプローチがあってよいのではないかと思いました。聴き手にとってはどれが好きかといった問題かと思いました。
個人的には大きなホールで聴くビッグ・バンドより、小さなクラブで聴くコンボのほうが良いかな。
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