2013年8月25日日曜日

ライ・クーダー 「ゴーイング・バック・トゥ・オキナワ」/Ry Cooder : Going Back to Okinawa


ワシントンで軍縮関係のシンクタンクを主宰する友人が、ある平和イベントで日本から来たロック・シンガーに会って名前は忘れたけど日本のジョン・レノンだと紹介されたと話をしてくれたことがありました。妻も僕も誰の事か全く見当がつかず、とりあえずそのイベントの名前をメモし、家に帰ってグーグルで調べたらそれがなんと喜納昌吉でした。沖縄のジョン・レノンかも知れないけど日本の...とまでいくかな〜と話し合った憶えがあります。

つい最近、CDを整理していて目にとまったのがRy CooderのGet Rhythm。彼のアルバムのなかではよりストレートなブルース/ロックを全面に出したものでちょっと彼のイメージからはずれたものかも知れません。僕はこのアルバムを「Going Back to Okinawa」という曲を聴きたいが為に買ったのです。iTunes Storeができる何年も前の話。彼は沖縄のミュージシャンとも共演していたのでとても期待したのですが、そのときの印象はマーロン・ブランドー主演の「八月十五夜の茶屋(The Teahouse of the August Moon)」やKarate Kid IIを見たときに受けたものと似たようなものでした。

何年かぶりに「Going Back to Okinawa」を聴いてみるとある意味で沖縄民謡を印象派的にとらえたとも受け止められるなーんてことを考え始め、ブログに書こうか?じゃーYouTubeにビデオあるかな?と探したら見つけたのがこれ。CDよりOkinawanしているのでよく見みると喜納昌吉&チャンプルーズとの競演ではないですか。やはり、ウチナーンチュがはいるとそれらしく聴こえます。



Going Back To Okinawa by Aleks_jones



この映像、調べてみると1994年奈良の東大寺で行われたグレート・ミュージック・エクスペリエンス 「GME ’94 あをによし」の時のものであるという事が判りました。

僕が喜納昌吉を初めて知ったのは中学2年の頃テレビのCMで「レッドおじさん」(ハイサイおじさんをCM用に替え歌にしたもの)を聴いた時。僕はその頃ロックを聴き始め、エレキギターを買った時でもあったので沖縄民謡をロックの楽器で演奏する彼らのスタイルに強い共感を覚え、その数ヶ月後にはコンサートに行き、会場で買ったレコードにサインしてもらったことを今でもとても鮮明に憶えています。言うまでもなくそれ以来すっと彼らの音楽のファンです。喜納昌吉のCDは組み換えただけのベスト盤が多くどれを買えばよいのか分かりにくいと思いますが、一番お勧めは以下の2点でしょう。ファーストアルバム入っている東崎は類いまれな名曲であり僕にとっては望郷の歌 No.1でもあります。


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