これももう10日ほど前のことですが、6月21日土曜日は家族でウィーンを拠点に活躍されている陽子・フーバーさんのバイオリン・リサイタルに行ってきました。伴奏は同じくウィーンを拠点に活躍されている柳澤ひかるさん。場所はウィーン19区、区のFestSaal。プログラムは:
T. Vitali:Chaconne,
Mozart: Sonata E Minor KV304
Schubert:Arpeggione Sonata
Sarasate:Zigeunerweisen Op.20
短調の曲をテーマとしたリサイタルで素晴らしい演奏でした。 フーバーさんが師事されている、エドゥアルト・メルクス氏(上の写真左下に移っている白髪の紳士)もいらして拍手されていました。
ちなみにメルクス氏は1第2次世界大戦直後からニコラウス・アーノンクール、グスタフ・レオンハルトらと共に古楽演奏復興活動を始めたパイオニア。彼らの活動が無ければ今のバロック音楽の演奏・人気は違ったものになっていたのではないかと言われるほどに多大な影響を及ぼした貢献者の一人。1960~70年代に多くのレコーディングを残し、高い評価を得たもののその多くが廃盤となっている現実は誠に残念。特にプレミアがついているわけでもないので、メルクス氏のレコーディングを見つけたら是非購入し聞いてみてください。特にアルカンジェロ・コレッリ(Arcangelo Corelli)のバイオリンソナタOp.5とハインリヒ・イグナツ・フランツ・フォン・ビーバーのロザリオのソナタ集はお薦めです。
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