ウィーンに戻ってきました!今のところ最高気温25度、最低気温17度前後で湿度も低い日々が続いており、快適です。
一昨日(8/6)の晩に、妻と二人でMusik-Film Festival(音楽映画フェスティバル)にいってきました。毎夏恒例の行事でウィーン市庁舎前広場に巨大なスクリーンが設置され屋外映画場となって、毎晩音楽映画が流されます。音楽映画といっても、コンサート、オペラ、バレー、モダン・ダンス、ミュージカルなどのビデオ。コンサートはクラシック、ジャズ、ロックと幅広いジャンル。上映が始まるのは大体9時以降で暗くなってから。広場にはウィーンにある様々なレストランが出店を出しており、ちょっと高級な夏祭りと言った感じです。入場無料なので家で夕食を済ませてこれば、タダでリッチな気分の夕涼みが楽しめます。高品位のスクリーンで音も結構良くオーディオ・ビデオファイルをも充分に満足されうるクォリティーです。
この日はクラウディオ・アバド追悼の夕べと題して、2013年のルッツエルン音楽祭オープニングコンサートが上映されました。プログラムは以下の通り:
Johannes Brahms: Tragische Ouvertüre, op. 81;
Arnold Schönberg: Orchester-Zwischenspiel und Lied der Waldtaube aus „Gurrelieder“ (山鳩の歌:「グレの歌」より)
Ludwig van Beethoven: Sinfonie No. 3 in Es-Dur, op. 55 „Eroica“
時差ぼけで眠い目をこすりこすり市庁舎前広場に向かいましたが、涼しい夜風にふかれ、素晴らしい演奏を高音質で大音響の音の洪水を浴びるように聴いて眠気の疲れも吹っ飛んでしまいました。
今までに何度かアバド指揮のコンサートに行く機会を得ましたがどれも素晴らしい音楽性を感じた演奏で、それを2度と聴くことが出来ないことと思うと残念です。
Musik-Film Festivalに関して:
http://www.wien.info/ja/music-stage-shows/city-of-music/music-film-festival
http://filmfestival-rathausplatz.at/en/
尚、僕達が見たのと同じコンサートのビデオがタワーレコードで買えるようです:
http://tower.jp/article/feature_item/2014/04/16/1104