金曜日から土曜日まで降り続いた雪がしかっりと積もって、日曜日(2/24)のウィーンは真っ白。
その雪の中を妻と二人でLang Langのコンサートに行って来ました。会場はコンツェルトハウス大ホール。プログラムはモーツアルトのピアノソナタK.189h、189g、 K300d とショパンのバラード1番から4番(Op.23,38,47,52)。クラシック界大スターのコンサートですので奮発してコンツェルトハウス内のレストランWeinzirlで夕食をとりました。初めてでしたがオーストリアにしては量も手ごろで味も良かったです。 そして、いよいよコンサート...
ドラマチックでロマンチックなモーツアルト。起伏を大きくつけた演奏でコンサート・グランド・ピアノのダイナミックレンジがこんなに大きいのかということを実感させられた演奏でした。ピアノからこんなに大きな音が出るものなのかと正直言って驚きました。これはLang Langのピアニストとしての技量がいかに類まれな優れたものであるかの表れなのでしょう。 ただ、彼のモーツアルトはあくまでも彼自身の表現であり聴き手によっては好みが分かれるかと思います。休憩時間になって僕はちょっとピンとこなくてと言うと妻は『...それはいつも聞いている感じのとは違うからでこの様なモーツアルトもそれなりに良いと思うよ...』との事。
第2部はショパン、僕はこちらのほうが好きでした。素晴らしい技術に裏付けられた観客を魅惑するドラマチックな演奏。観客のスタンディング・オベーションに応えて、アンコールはショパン3曲(華麗なる大円舞曲、ノクターン第20番とエチュード12番)と中国の歌曲をアレンジした曲という計4曲の大サービスでした。
コンサート後はサイン会もあり、僕達もCDを購入してサインしてもらいました!今まで経験した中で一番長蛇の列でした。
購入したCDはこれ、我々がウィーンに引っ越す前の2010年2月に楽友協会で行われたライブです。ベートベンは好みが分かれるかと思いますが良いCDだと思います: