2014年3月31日月曜日

Apple Lightning Cableの修理



我が家では、妻だけが唯一Lightningコネクタを装備したiPhoneを使っている。もう先週(3月23日)のことになるのだが、前日から充電出来ずに電池切れになったという。予備のLightningケーブルを使ってみたけどそれもダメ。しかもそれが日曜日。だからどうだって? ウィーンは日曜日は原則レストラン、カフェ、パン屋とそしてなぜか花屋以外はお休み。どうしても新しいLightningケーブルを買うのなら、車を一時間ちょっと飛ばして隣国スロバキアの首都ブラチスラバ辺りまで行かないとダメなのです。

そこまでするのもアホらしいし、その日は天気も悪く特に出かける予定もなかったので、ダメもとで修理に挑戦。 グーグルでLightning コネクターの配線・接点を調べ、30分ほどYouTubeを見て分解方法(といってもプラスチックのケーシングを丁寧に壊す)と修理方法を研究。 

要は電源を送る線が断線していたのだが一本目はコネクタの手前だったので簡単に修理。2本目はコネクタのケーシングの中であったのでそれを取り外して見るとあまりもずさんな半田付けで他の線も基盤からはずれそうだったので4本とも付け直した。

テスターでちゃんと電源がきていることをチェックして、iPhoneが充電されることとPCにつないでちゃんとデータ伝送されることを確認し、熱圧縮チューブで修理箇所を処理して無事に終了。修理に費やした時間はネットでの調べ物の時間を入れて一時間ちょっと。このような修理は始めると面白いし(特にうまく行くと最高)、妻もハッピーでよかった。でも、このLightning ケーブル、アップルはもっと頑丈に作ってくれると良いのだけどな。

2014年3月26日水曜日

平野玲音さんのコンサート「Reine pur in Wien」

平野玲音さんコンサートご案内より引用

昨晩(3月25日火曜日)は妻と二人で、ウィーン拠点に活躍されるチェリスト、平野玲音さんのコンサートに行って来ました。場所はJohans Klaviersalon。ピアノ伴奏は、ウィーン国立音楽院で教鞭をとられているペーター・バルツァバ氏。同じくウィーンで活躍されているメゾソプラノの菅野祥子さんも歌曲に協演。 プログラムは以下の通り、

ベートーヴェン:「魔笛」の主題による7つの変奏曲
ブラームス:2つの歌曲
ロンベルク:オーストリア民謡によるディヴェルティメント
シュトルツ:ウィーンの森に出かけて
リヒャルト・シュトラウス:ロマンス
フェルステル:3つの夜想曲
ショパン:「悪魔ロベール」の主題による大二重奏曲
菅野祥子:春なのに

いわゆる、サロンコンサートで小さな会場で素晴らしいチェロと音色と美しい歌声に浸り、素敵な演奏で音楽を楽しめました。

なお、平野さんは4月と5月に東京でもコンサート・リサイタルを行うそうですのでお時間があれば是非いらして下さい。詳細はこちらです:http://reine-h.com/schedule.html


2014年3月23日日曜日

ウィーンの森のハイキング と 行者ニンニク/ベアラウフ(Bärlauch)摘み

OM-D E-M5, Lumix G Vario 12-140mm F3.5-5.6

昨日(3月22日土曜日)は、友人に誘われて妻と一緒にウィーンの森のハイキング。20度近くまで気温が上がって去年の秋以来Tシャツ一枚で外を歩けました。ここ一週間ほどコートがいらない暖かい日々が続いたことと今年は暖冬であったため花々が一斉に開いてあっという間に春になった感じです。 

この時期のウィーンの森の散歩での楽しみはベアラウフ(Bärlauch・行者にんにく)摘み。こちらではスープやパスタで食べるのですが、我々は和風/中華。先週末は妻が摘んできて家族で行者にんにくをたっぷりと入れた水餃子大会。野菜炒めに入れたり、ニラがほとんど手に入らない当地ではこの時期だけ行者ニンニクをニラ代わりにレバニラ/肉ニラ炒めの味を楽しめます。

このように見渡す限り行者にんにく(OM-D E-M5, Lumix G Vario 12-140mm F3.5-5.6)

2014年3月22日土曜日

パナニック/ライカ 25mm F1.4 か オリンパス 25mm F1.8か?(Panasonic Leica DG Summilux 25mm F1.4 or Olympus M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8?)


http://www.olympusamerica.com より引用


去年11月に一時帰国した際にオリンパスの17mm F1.8と9-18mmズームを入手したのでこの次はパナソニック/ライカ25mm F1.4を買うぞ〜と思っていた矢先に発表/発売されたオリンパス 25mm F1.8。 いまからm3/4システム用に25mm(35mm判50mm相当)レンズを買おうかと思っている方はどっちを買うか迷うところですよね。ぼくもそうです。

発表から一月半ほどたって、ネット上にも参考になる両レンズ比較レビューが出てきました。 その中でもぼくのお勧めは以下の二つ。英文ですが両サイトとも数百万のアクセスを誇る評判が確立されているサイトで写真も内容もしっかりとしています。特によいのは作例が高品位ファイルのダウンロードして見ることが出来ることです。(英語が苦手な方もChromeでGoogle Translateを使えば概要が把握できます)

StevenHuffPhoto
http://www.stevehuffphoto.com/2014/02/25/the-olympus-25-1-8-lens-review-on-the-e-m1/

Simply Robin
http://robinwong.blogspot.co.at/2014/02/olympus-mzuiko-25mm-f18-lens-review.html


両方ともに共通する結論は、パナソニック/ライカ25mm F1.4は素晴らしいレンズで既に持っているのであれば買い替える必要は無いけど、両者を比較するとそれぞれに一長一短あり決定的にどちらが良いとは断言出来ない。従ってこれからm3/4用に25mmを買う人には特に大きさと価格を勘案するとオリンパス25mm F1.8がお勧めと言う結論です(パナソニック・ライカの方が大きくて高い)。ただし、両レビューともカメラがオリンパスなので、パナソニックのカメラだと結論が変わってくるかもしれません。

僕も両レビューの作例を見た限りこの結論に納得するとともに同感。多分次に買うレンズはオリンパス25mm F1.8にすることになると思います。でも長年のM型ライカのズミルクスレンズ(とくに50mm)のファンである僕としては、いくらパナソニック製と言ってもチョッと後ろ髪を引かれる様な思いとこだわりはありますが...(笑)

アマゾンで検索:
Panasonic マイクロフォーサーズ用 ライカ DG SUMMILUX 25mm F1.4 単焦点 標準レンズ ASPH. H-X025

OLYMPUS 単焦点レンズ M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 BLK


2014年3月19日水曜日

ウィーンも春

帰宅途中 WähringerStrasse にて(Canon S95で撮影)
週末の嵐が去ったあとのウィーンは急に暖かくなってもう春です。

2014年3月16日日曜日

慶應義塾ワグネル・ソサィエティー・オーケストラ ウィーン コンサートとナンドール・セデルケニ&柳澤ひかるリサイタル

ここ一週間ほど仕事が超忙しく、付き合いがあったり、少々体調も崩したりで更新もままならず、もう先週のことなのですが...


3月6日木曜日は慶應義塾ワグネル・ソサィエティー・オーケストラのコンサートに行ってきました。僕と妻の大学時代の友人のお子さんがそのメンバーでその友人も東京から我々を訪ねがてら来欧。会場は楽友協会大ホール。プログラムは:

ベートーヴェン/レオノーレ序曲第3番
ワーグナー/歌劇『さまよえるオランダ人』序曲
マーラー/交響曲7番 ホ短調『夜の歌』

指揮:大河内 雅彦

 部活でこれだけ聴かせられる演奏が出来るとは凄いレベルだと思いました。拍手喝采でした。

○ ○ ○


で、3月8日土曜日は妻と二人でナンドール・セデルケニ(Nandor Szederkenyi)氏と柳澤ひかるさん(ピアノ)のリサイタルに行ってきました。会場は、ウィーン旧市街の中心部にあるPeterskirche(ペーター教会)。プログラムは:モーツアルト バイオリンソナタ(KV 296)、ブラームス バイオリンソナタ第2番イ長調、そしてクライスラーウィーン奇想曲(Caprice Viennois)、中国の太鼓(Tambourin Chinois)、愛の悲しみ(Liebesleid)、愛の喜び(Liebesfreud)、美しきロマリン(Schön Rosmarin)でした。柳澤さんはウィーンを拠点に活動されているピアニスト、セデルケニ氏は大阪センチュリーオーケストラの初代コンサートマスターも勤めたベテランの演奏家です。素晴らしい演奏でした。ウィーンという街には実力と才能をもった音楽家の方々がたくさんおられ、様々な場所で演奏されるのでその気さえあれば演奏会に行く機会には事欠きません。


2014年3月5日水曜日

エリザベート・レオンスカヤ (Elisabeth Leonskaja) のシューベルト




一昨年の初夏、アメリカから訪れた友人ご夫妻を案内して家内が行ったORFオーケストラのコンサートでラフマニノフのピアノ協奏曲のソリストだったのがElisabeth Leonskaja (エリザベート・レオンスカヤ)。妻によるとものすごい拍手で観客が彼女を離してくれなかったそうです。ORFオーケストラにはたまたま知り合いがいるので後で聞いたら彼女は『ウィーンのDiva(歌姫)』なのだそうです。 涙腺が刺激されるセンチメンタルなフィーリングのシューベルト。初期のデジタル録音なのですが音もそれほど悪くはありません。中古レコード店で見つけたら是非ゲットして聞いてみてください。

2014年3月2日日曜日

内田光子 コンサート



仕事が忙しく、投稿が遅れております。

2月24日月曜日は妻と二人で内田光子のコンサートに行ってきました。場所は楽友協会大ホール、プログラムは:

Franz Schubert
 Sonate für Klavier G-Dur, D 894

Ludwig van Beethoven
 33 Veränderungen über einen Walzer von Diabelli C-Dur, op. 120

僕はディアベッリ変奏曲を生で聴くというのが楽しみでこのチケットを購入。この長大な傑作は演奏家にとっては精神・肉体的に大変な負担を強いるということをブレンデルの本 (対話録「さすらい人」ブレンデル リストからモーツァルトへの道程 )で読んだことがありますが、まさにそのとおりの全身全霊を込めた素晴らしいものでした。 でも、聴き手にもそれなりの覚悟が必要かと感じさせられました(笑)

僕は1980年代半ばから内田光子のファンです。そのころ、まだ出来て新しいサントリーホールで聴いたモーツアルトのピアノ・コンチェルト(テイト指揮)はまだ記憶にしっかりと焼き付いています。