写真を趣味として嗜んでいると自然と増えてくるのがカメラバッグ。家人には揶揄されるが、そのつどの使用機材、撮影目的などで適当な鞄というこが決まってくるのでいくつも必要であるというのが僕の言い分。当然ながら新しい機材を買ったりすると大体新しい鞄が増える。ところが、この夏Olympus OM-Dシステムを導入した際は例外であった。いままでライカM用に使っていた鞄類がぴったりあうのである。OM-D用に特に出番が多いのがこのFoggのb-sharp。8年ほど前に主にライカM用に購入、出張などのお供も含めてあちらこちらへ持っていったバッグ。文字通り地球を何周かしている。
大きさは26cm x 15cm x 31cm、 990g。この鞄にOlympus OM-D,Lumix G Vario 14-140mm F3.5-5.6, M.Zuiko 12mm F2.0, M.Zuiko 75-150mm F4.8-6.7 II、M.Zuiko 45mm F1.8、ストロボ、予備のバッテリー、偏光フィルターなどがすべて収まるところは、マイクロフォーサーズの強みである。
Fogg社は1987年にNigel Fogg とbee berman夫妻がロンドンに設立。理想の旅行用カメラバッグを求めて自ら鞄を作り始めたというのが事の起こりらしい。最初の商品がロンドン・デザイン・センターのselection awardを受賞。のちにフランスに拠点を移すが、高品質天然素材を使った手作りにこだわり、創業以来一貫して家内制手工業の形態で作り出されている鞄。それゆえ生産量も少なく、それなりの値段なのでメジャーなブランドには成りえていないが世界中に根強いファンをもつ。
個々の鞄にはこのように手書きで商品名とシリアル番号が記されている。常に改良に励んでいるため、同じモデルでも細部のデザインバリエーションが多いことでも有名。
僕のb-sharpは初期のモデルで裏ポケットにはファスナーがついているが、最近のモデルはタブレットが入れられるように、オープンでとめ具のついた仕様になっている。この鞄、仕立てのよいツイードのジャケットのように見かけによらず頑丈で、かなりヘービ・ローテーションで使っているがくたびれたように見えないところもいい。別売りのアクセサリー用のパウチを取り付けられる拡張性もある。一生モノと呼ぶに値するものだと思う。
僕は12年前にニューヨークで初めてFoggのForteというカメラバッグを買った。その後e-flat, b-minor等も使ってみたが、今も手元にあって現役なのはそのForteとこのb-sharp そしてCelia III というバッグである。
Fogg Specialist Bags HP: http://www.foggspecialistbags.com/
日本代理店:http://www.clique2002.com/foog-20.html
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