2013年6月26日水曜日

武神館


武神館本部道場
一時帰国で午前8時に日本に到着。成田から家内の実家に着いてすぐに目黒から千葉県の野田市へ。娘達が習っている古武道/忍法の武神館の本部道場があります。たまたまウィーンの彼女らの先生が修行/稽古に来ており、その先生の日本滞在最終日であったので娘達はどうしても当日にそこでの稽古に行きたいと...。娘達は東京での移動に不慣れなので僕が引率。実は一年半にも宗家、初見先生の稽古に娘達をここまでつれて来たことがあります。

僕は2時間半ほどの稽古を見学。見るだけでも面白くまた先生達のお話もとても興味深いものがあります。それぞれの道でそれを究めた人たちに共通する達観した見識/造詣深い内容で穏やかな自信に満ちています。稽古に来ている人々のほとんどは外国人、特に欧米・オセアニアからの来ている人達がほとんど。話を聞くと休暇を取って毎年2〜3回2週間ほど来るとのこと。95%以上が男性。娘達以外はみんな有段者でちょっと場違いな気もきますが上級者の人たちの稽古ぶりを見るだけでもためになるのではと思っています。 

武神館に関しては偶然ウィーンで知りました。日本ではほとんど全くと言ってよいほど知られていません。これはウィベディアの日本語と英語のエントリーの差を見れば海外での関心の方が高いことがよくわかると思います。さらに日本では忍法というと変な誤解もあるようですがこれは大変残念なことだと思います。武神館で教えていることはスポーツ化された武術ではなく、実戦的なものであり護身術としてもとても役に立つものだと思います。実際に、娘達が通うウィーンの道場の有段者たちの間では、強盗に襲われて身を守る際に相手の腕を折ってしまい逆に告訴された、財布を狙ったスリを取り押さえて警察に渡した等という武勇談に事欠きません。アメリカでは軍隊の一部・警察機関等でも採用されているようです。技も古来の琉球空手などに通じるところもあり、日本古来の武術の伝統と技を保っている流れの一つだと思います。僕ももっと若い頃に知っていたら入門していたと思います。このようなものこそクール・ジャパン戦略などの一環として絶やさない援助が必要だと思います。

2時間半ほど稽古の後、ウィーンの先生と一緒に有楽町ガード下の焼き鳥屋へ。娘達も初めての経験でみんなで焼き鳥/串焼きに舌鼓をうち、それぞれ帰路につきました。時差ぼけと疲れでフラフラな僕は嬉々として歩く娘達をみて体力があるな〜と関心しました。

武神館に関して:ウィキペディア(日本)ウィキペディア(英語)

娘達が通うウィーンの道場のサイト:http://www.ninpo.at/



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